ざっそう句:春爛漫
2012/4/3(火)
昨日は晴れ。のどかな春爛漫という天気だった。苗の改植。前屈みで苗を選別。立ち上がる時はオランウータンのような格好になっているなと自分の姿を想像してしまった。年を重ねて親爺と似ているところと異なるところを思うこの頃だ。畑で、今年初めてのモンシロチョウとカナヘビを見た。こういう生物も何十億年か前に自分たちと枝分かれした祖先かもしれない。会うと何となく気持も和む。余り実を付けないスモモの木にハリウッドという品種を高接ぎした。授粉(植物の恋)用だ。その枝だけ、先に蕾が膨らんでピンク色が見えてきた。ハリウッドといえばマリリン。マリリンといえばあの赤い唇。それはそれとして、毎朝雉子が鳴いているが恋人は現れたのか。夕方になり東風が吹いたが、まだ寒さは残る。林子平は蟄居中の自分を、「親も無し 妻無し子無し版木無し 金も無けれど死にたくも無し」と詠じ、六無斎と号したとの事だ。「林子平;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%AD%90%E5%B9%B3。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年2月18日 (土) 15:18 )(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「高山彦九郎・蒲生君平と共に、「寛政の三奇人」の一人。名は友直。のちに六無齋主人と号した。~『海国兵談』は版木没収の処分を受けることとなった。」。昔の「奇人」は当今の「奇人変人」とは大違い。「奇:めずらしい、非凡」。「奇人」に賞賛の響きがある。この歌の「版木」とは林子平の化身そのもの。日本の近代を招いた先覚者だ。
2012/4/2(月)の天気
TAVE= | 9.8 | |
TMAX= | 15.5 | 最高気温(℃) 15.8 13:38 |
TMIN= | 3.5 | 最低気温(℃) 3.3 05:52 |
DIFF= | 12 | |
WMAX= | 4.6 | 最大瞬間風速(m/s) 9.5(西北西) 00:01 |
SUNS= | 11.5 | |
RAIN= | 0 |
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ざっそう句:春爛漫
■カナヘビや 蝶が囃すぞ 畑仕事
■ハリウッド 赤い唇 恋語る
■妻恋いて 空しく鳴くか 朝の雉子
■束の間の 天国の春 二枚脱ぐ
■夕暮れて 東風吹き思う 六無斎