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2012年5月5日

2012年5月 5日 (土)

環境雑録:植物の光合成に必要なクロロフィルと動物血液の酸素運搬に必要なヘモグロビン

2012/5/5(土)
昨日は午前まで雨。雷鳴もあり。午後は晴れ間が出たが、夕方また雷鳴がありまた降雨といった、不安定な天気だった。買い置きの野菜苗を植えた。5/4はみどりの日。緑の羽根が配られた。5月連休を増やすために設けられたような休日で、その趣旨が今ひとつ分かりにくい。落葉樹の芽が出そろい、それが空間に広がって、畑の見通しが悪くなった。風通しも悪くなる。ジャングルの出現だ。ジャングルが怖い。

5/5日本の50基の全原発が停止すると伝えられている。稼働させようとしても、稼働できる状況でない事を直視しておく必要がある。そこに国民の偽らざる意志がある。国民も少しずつ腹を決めてくるだろう。東京電力福島原発事故は世界最大の人災事故ではないか。人間の信頼性が裏切られたのだ。卑しき日本人とは決別し生まれ変わる必要がある。河北新報は、「揺らぐ再稼働/原発ゼロ、東北から問う(上);http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120504t71027.htm(2012年05月04日金曜日)」というタイトルで、「「安全誰が信じるのか」 国内の商業用原発で唯一運転していた北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が5日、定期検査のため停止する。50年近い日本の原発の歴史で、異例の「原発ゼロ」状態となる。焦る政府は関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を急ぐが、福島第1原発事故の爪痕は深く、反発は強い。原子力施設に地域の未来を託す青森県などは不安を募らせる。原発再稼働はどうなるのか。東北の実情を追い、課題を探った。(原子力問題取材班)」と報じた。

2012/5/4(金)の天気

TAVE= 18.2
TMAX= 22.3 最高気温(℃)  23.4  14:50
TMIN= 16.1 最低気温(℃)  16.0  22:45
DIFF= 6.2
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s)   9.9(西北西)  21:50
SUNS= 4.4
RAIN= 11.5

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環境雑録:植物の光合成に必要なクロロフィルと動物血液の酸素運搬に必要なヘモグロビン

圧倒的な緑の量をもつジャングルが人間の能力を超えた植物という存在を現しているように感じる。クロロフィルは葉緑素の緑色の、グロビンは血液の赤色の色素と言えるだろう。共に、植物の生存と動物の生存に直結している高分子である。両者の分子構造が非常に似ている事に自然の神秘を感じる。なぜそれほど似ているのか、まだ納得できる科学的な説明に出合っていない。地球上には植物が先に現れ、その後にその植物を食べる動物が現れたのだろうか。地球上の高分子としては、クロロフィルが先に合成され、その後にヘモグロビンが合成されたのか。
Chlorophyll_a_and_heme_b
左:クロロフィルa、右:ヘモグロビン(出典:WIKIPEDIA)

春から夏にかけて、植物が生い茂り、辺り一面が緑色が満ちあふれて来ると、何となく怖さを感じてくる。動物が植物を超えられない構造的欠陥はその細胞内に葉緑体を持たないことなのか。緑色のクロロフィルが、赤色のヘモグロビンとどこかでつながっているからなのか。クロロフィルは太陽から送られてくる光エネルギーを植物が利用できるように変換する。ヘモグロビンは動物の体内でエネルギーを発生させるのに必要な酸素を運搬する。太陽エネルギーは、植物を通って、動物に流れ、その動物内部のエネルギーもやがて微生物により分解されたりして、自然の中を循環する。

動物の細胞も植物の細胞も真核細胞であり、非常に類似した構造を持つ。細胞内のエネルギー工場と言われている、ミトコンドリアは動物の細胞にも植物の細胞にもある。しかし、葉緑体は植物細胞だけにある。辺り一面の緑色の怖さとは、我々人間には直接見えない圧倒的なエネルギーの蓄積量にあるのだろうか。動物の絶対数が増えて植物を食べ尽くそうとしても、動物が自然界で最後まで生き延びるとは考えにくい。動物の寿命は長くても二百年以下が多いだろう。地球上の動物が地球上の植物を食べ尽くして動物が絶滅して数百年経つと新しい植物が生えてくるだろう。植物の種子の寿命は動物の寿命以上のものが多数あるだろう。そんな事を考えると、人間とは何と傲慢で手前勝手な動物なのかと思えてくる。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)