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2012年7月29日 (日)

老人の寝言:アナログTV放送終焉と地デジ完全移行後一年

2012年7月29日日曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 38.2 14:12 の猛暑日。天気予報の夜の雨に期待して灌水はさぼた。地域の夏祭りと地区恒例の不動尊祭典に参加。御輿担ぎの休憩時間に子供達も不動尊に手を合わせ、各自の願い事を祈った。昔の農村地帯では、適時の降雨が死活問題になる。雨乞いや水番等は昔の話しになってしまったが、この地区恒例の祭りを説明した地区のOBや地域住民の子供達にかける期待は限りなく大きい。子供達は、願い事をしてから、「おみごく」というこわ飯を手に受けて食べた。20時の抽選会まで頑張る。雷光・雷鳴が迫り、雨が降り出す。これこそ昔なら、お祭り行事の成功の証であった筈だ。行事は落雷事故もなく万事無事終了。このお祭りの背景に雨乞いの神事があった事もほとんどの参加者は気付かないかもしれない。会場をぶらぶらと歩き、雑談。水田が家の近くの人に、今年のカエルの鳴き振りを聞いたらやはり少ないとの話だった。昨年はアナログTV放送が終焉して、地デジ放送となり今年で一年経過、東京スカイツリーもオープン。しかし、東京スカイツリーからはまだ電波が出ていないはずだ。「アナログTV放送が終焉後一年」を感慨深く振り返った。

2012年7月28日の天気

TAVE= 31.0
TMAX= 37.5 最高気温(℃) 38.2 14:12
TMIN= 25.2 最低気温(℃) 25.0 23:10
DIFF= 12.3
WMAX= 4.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 13.6(東北東) 20:15
SUNS= 9.7
RAIN= 3.5

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老人の寝言:アナログTV放送終焉と地デジ完全移行後一年

昨年(2011/7/24)、東北地方の一部を除いて、アナログTV放送が終焉し、地デジ放送へ移行した。移行猶予期間も満了して、東北地方の一部も移行した筈で、日本全国が、地デジ放送へ移行した事になる。その当時の所感を「歴史の転換:アナログTV放送終焉、地デジ完全移行後に何が起こるか
(2011/7/22)http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/07/tes.html」の記事に書いた。それから、一年が過ぎて、地デジ移行は完全に過去のものになったかの感がする。マスコミもほとんど「アナログTV放送終焉と地デジ完全移行後」に付いてフォローしていないのではないか。過去になったのは本当だろうか。アナログTV放送には、日本の産業・文化を支えてきたインフラの側面が強い。それを、全体的に見渡せる経営者も少なくなった。地デジ難民も相当数生まれ、アナログTV等は大量に廃棄された事だろう。

我が家の、PCTV354はパソコンのアナログモニターとTVの兼用で、昨年まで現役であった。どういう加減か、画像の同期安定度が悪くなり引退させた。その後釜が、まだ寿命が残っているアナログTVだ。そのTVに地デジチューナーを付けて見ている。まだ使える製品が、粗大ごみとして廃棄される様子を見るにつけ、かつての技術者としては憤慨するのである。

そもそも、国が買い換えを促し、メーカーを側面支援するような生ぬるい政策対応を繰り返してきたのが、日本の産業衰退の原因になったのではないか。TVのエコポイントも、口径が大きく高価なほどポイントが高い。全体のエネルギー消費削減を無視し、金持ち優遇という全く、不条理な逆立ち政策がまかり通っている。昨年はTVメーカーも地デジ特需で沸き返ったが、それが虚像だった事が今年になってはっきりした。日本のTVメーカーも、昔は、TVは事業の屋台骨だからという意識と各社の創意工夫でその地位を築いて来た筈だが、そういう経営者も淘汰してしまった。総合的に衰退の道を歩んできた。その原因は、TVを総合的に適正に評価位置付けが出来ていなかった事だろう。それに輪をかけたのが、NHKの怠慢、利権体質化ではなかろうか。現実を正視せず、未来も夢見なかった。技術開発やデファクトスタンダードの推進を怠り、技術の種まきを忘れ、目先の不始末の尻拭いに忙殺されてきた。

アップルのS.Jobsは夢のTVを語ったそうだ。「いつでも、どこでも、だれでも」という、時間、空間、や人種や社会の枠をも乗り越える事が出来るメディアの実現を夢見る才能がS.Jobsにはあたのだろう。「いつでも、どこでも、だれでも」という音声版が携帯電話であるが、その映像版が夢のTVではないか。その実現のためには、公共の電波利用が大前提だ。総務省はアナログTV放送を追い出した、電波の空き地となっている一等地を国民の為に最大限に活用する責任がある。そのプラチナバンドは一部の携帯電話サービス業者だけに開放しては、日本の活力を更に低下させる最大の政策ミスにならないか。

最近のスマートフォンの普及は目覚ましい。若者は、あの小さな携帯画面を凝視しつつ相当な金と時間をスマートフォンに投入している。それが、創造的な用途に応用されれば、スマートフォンの経済・社会面での普及効果は大きくなると考えられるが、つまらないTVの延長に過ぎなければ、その末路はTVと同じになってしまうのではないか。昔、「書を捨てよ町に出よう」というフレーズが新鮮に映った時がある。「TVと携帯を捨て畑に出ようっと」。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)