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2012年12月 7日 (金)

文化と文明雑感(寝言老人が幼少の頃):ラジオ少年がノーベル賞

2012年12月7日金曜日
昨日は晴れ。最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.2)(西北西)) 12:44 。大型低気圧が日本海側を北陸から北海道に向け北上し、強風が吹いた。ざっそう句:不思議・夢 ラジオ少年 ノーベル賞。ゴミ出しに来た近所のおばさんがふらりと立ち寄って、日向ぼっこをしながら雑談。造園業者に庭木の手入れをしてもらうがお金がかかって大変だとこぼしていた。殺風景な我が家の庭をみながらそういわれると身にしみる。一度頼むとなかなか縁が切りにくい。我が家は植木屋さんの廃業を機会に自己流に変更。

2012年12月6日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.9
TMAX= 14.6 最高気温(℃) 14.9) 11:08
TMIN= 0.6 最低気温(℃) 0.3) 04:59
DIFF= 14
WMAX= 6.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.2)(西北西)) 12:44
SUNS= 7.1
RAIN= 0
風速風向12時休止中
日照時間14及び15時欠落

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以下は気象庁2012年12月6日12時の天気図
12120612_s_2

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文化と文明雑感(寝言老人が幼少の頃):ラジオ少年がノーベル賞

今年、山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞したニュースに元気付けられた人が多いと思う。終戦後、国民の生活も貧しく、戦争で自信を失っていた時に、湯川教授がノーベル物理学賞を受賞した時は、将来への希望、自信回復という点で、更に国民への影響は大きかったと思う。少年時代は紙と鉛筆だけであれだけの事ができるんだと信じていたが、考えがあさはかだった。少年時代に、鉱石ラジオを作った記憶は、「鉱石ラジオ(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/09/post-dd58-1.html)。(2008/9/11)」という記事に書いた。昔は、検波器に鉱石を使ったが、戦後はゲルマニュームダイオード(型番1N60)が使われていた。このダイオードは現在でも使われており、電子パーツとしては超ロンングセラーと言えるだろう。

上毛新聞に、山中教授がストックホルムへ出かけた記事が出た。授賞式を中心に色々な行事がある。今後はノーベル賞受賞講演も話題になるだろう。それに期待したい。そこでWEB上でニュースを検索。

毎日新聞は、「ノーベル賞:「予期せぬ結果こそチャンス」…山中教授会見。http://mainichi.jp/feature/news/20121207k0000m040118000c.html。(2012年12月06日 23時38分(最終更新 12月07日 01時14分)))」というタイトルで、「【ストックホルム須田桃子】ノーベル医学生理学賞を受賞する山中伸弥・京都大教授(50)は6日午後(日本時間深夜)、共同受賞者で英ケンブリッジ大名誉教授のジョン・ガードン博士(79)とともにカロリンスカ研究所内で記者会見した。「同じ会場で何度も講演した。受賞者として今ここにいるのは、光栄だが夢の中にいるようだ」。山中さんは心境を英語でこう表現した。 科学との出会いについて聞かれ「少年時代、ラジオを自分で分解し、組み立てるのが好きで、そのころから科学への興味が芽生えた」と振り返った。若者へは「仮説と異なる思いがけない実験結果がなければ、人工多能性幹細胞(iPS細胞)はできなかった。予期せぬ結果こそ、新しい発見やブレークスルー(画期的な成果)のチャンスだ」と力を込めた。」と報じた。

上記の記事は署名記事であり、取材した記者の視点も感じられる。子供達へのメッセージも込められているように感じる。振り返ると、幼少時代は知識量が絶対的に少ないが、好奇心は旺盛だ。好奇心を満たす中で、科学的な見方や感動が生まれるのだろう。この記事で興味があるのは、「少年時代、ラジオを自分で分解し、組み立てるのが好きで、そのころから科学への興味が芽生えた」という部分。色々な分野で活躍している人々の中には、実は少年時代はラジオ少年だったという話を良く聞く。少年時代はラジオから音が出るまでの不思議や秘密を解明したくなる時だ。子供の興味の対象はラジオだけに限らないが、電波や電流という見えない物を通した疑問は、科学的な関心を生み育てる重要な種子となるだろう。

機械ならネジ・ナット・ドライバー、電気ならはんだごて・テスター、化学なら試験管、医学ならメス・ナイフ等々子供もその分野を象徴する道具に接しながら成長する。iPS細胞が子供達にどこまで理解できるか分からないが、これを機会に子供達の科学への関心を高めて貰いたいところだ。また、子供達は、身近にある道具を使ったり、壊れたものを分解したり、自分から遊びを作ってもらいたい所だ。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)