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2013年6月20日 (木)

残照雑記(東北の海よ):清水寺にあった北天の雄アテルイ・モレの碑

2013年6月20日(木)
昨日は終日曇り。最高気温(℃) 29.0 12:51。ざっそう句:ヤブガラシ 根本を掘れば 俺の勝ち。春以来除草をしていない部分のメヒシバを根本から刈る。すでに50㎝前後。カミキリムシの食害を受けたイチジクの枝切り。イチジクノ枝にもヤブガラシが這い上がっている。引き抜くだけでは根が残る。根をほらねば、本当の勝負にならない。来客。夕方、修正資料配付。

2013619日の天気(AMEDAS

TAVE= 24.7 NO DATA
TMAX= 28.4 最高気温(℃) 29.0 12:51
TMIN= 22.1 最低気温(℃) 22.1 07:11
DIFF= 6.3  
WMAX= 5.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.0(北西) 14:13
SUNS= 0.8 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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先日、上毛新聞に清水寺の舞台修復の記事が掲載されていた。WEB上で関連記事を探したら、以下の記事があた。清水寺は年末にその年を代表する一字の「漢字」を発表する舞台でもある。今年の漢字(今年の漢字 - Wikipedia)は何が選ばれるだろうか。勝手ながら、早々に「狂」を選んでおこう。何か狂っているぞ。もう一つ、更に多くの人々に知って貰いたいのは「北天の雄 阿弖流為 母禮之碑」ではないかと思った。

産経新聞は、「清水寺本堂支える柱、380年ぶり修理 伝統工法で拝観に影響なし
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130618/trd13061814500006-n1.htm。(2013.6.18 14:44 ))」というタイトルで、「京都市東山区の清水寺本堂(国宝)の舞台を支える柱の修理が18日、始まった。対象となる柱9本は約380年前の再建当初のもので、修理されるのは今回が初めて。8月中旬に完成する予定で、拝観には影響はないという。 京都府教育委員会では、清水寺からの委託を受け、平成20年度から10年計画で修復を行っている。これまで北総門(重要文化財)などを改修してきた。今年度は舞台の柱が対象になっている。清水寺の舞台下には、ケヤキの柱が78本あり、そのうち内部が腐ってきた9本を修理する。 修理は「根継」という伝統的な工法を用いる。古くなった部分をそれぞれ、礎石から上部30~90センチの所で切り取り、新しい部材を継ぎ足し、側面に「ほぞ」と呼ばれる木片を埋め込んで固定させる。」と報じた。

文化財の保存に「「根継」という伝統的な工法」が使われると言う事に目を見張った。同じ様な発想で、果樹の品種の保存として「根接ぎ」を実験している。「果樹を楽しむ(接木に挑戦):根を失った株の枝に根をつけてやる(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/06/2012-6bf4-2.html)。(2012年6月11日/月曜日)」全てを切り捨てて新しくしたらその前の記憶は連続してつながらない。文化も歴史もつなげて行く努力が必要だ。

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残照雑記(東北の海よ):清水寺にあった北天の雄アテルイ・モレの碑

数年前、京都旅行で清水寺を拝観した。おきまりの団体旅行で駆け足で旅程をこなすだけで、じっくり拝観はできない。学生時代も関西旅行で見たはずだがその時の記憶もあいまいだ。ただ、当時は周辺の樹木が低く、あの舞台の支柱がよく見えて、舞台の高さが実感できたように思った。前回の拝観では舞台の高さが実感しにくかった。

一つ気になった大きな記念碑があり、その碑面に清水寺云々と書かれていたのでとりあえずデジカメに収めておいた。「阿弖流為」は「アテルイ」とよむという記憶が残っていたが、母禮とは、アテルイの母かなととんでもない勘違いをしていた。実際は、「モレ」と読むとの事だ。それも、関西アテルイ・モレの会のホームページ(http://www.iwate-kansai.com/aterui/index.html)を読んで知ったところだ。

上記ホームページによると、その記念碑は、「住民の安寧の為に敵将征夷大将軍坂上田村麻呂公の軍門に投降し斬首された蝦夷の勇将アテルイとモレ等先人を顕彰すべく」建立されたとの事。まさに、一将成って万骨枯るというのが庶民から見た歴史上では当たり前に近い定理なのだが、それと全く逆に自分の命をかけて自分の部下や地域部族を守った勇将がいたのだ。一将散って万骨生きるというまれにみる歴史上の美談ではないか。

今から1200年ほど前は、日本でも白人とインディアンの戦いのような事が行われた。そうして、負けた側は、正史の中では正当に扱われなくなってしまう。おそらく、原住民はプライドは高いが武力では文明の利器を振り回す侵略者には太刀打ちできずについに敗者になり、やがて長い歴史を経て勝者の集団に同化されてしまうのだろう。

「北天の雄 阿弖流為 母禮之碑」が清水寺の寺域に立っているのも、阿弖流為(主将)・母禮(副将)と対峙した敵将征夷大将軍坂上田村麻呂が寄進した寺という縁からとの事だ。大勢の観光客が清水寺を訪れるが、この記念碑をじっくり読むユトリのある人はそう多くはいないと思う。東北地方の古代史のなかにも、現代の東北人魂の基層を形成する何かがあるように感じた。阿弖流為・母禮と同じ様な運命を選んだ軍人に佐藤幸徳がいる。この人物も東北の男児だ。「体育の授業(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/01/post-32a5.html)。(20010/1/7)」
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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)