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2012年6月11日 (月)

果樹を楽しむ(接木に挑戦):根を失った株の枝に根をつけてやる

2012年6月11日/月曜日
昨日は曇り一時晴れ間。野良仕事には適した天気だった。ほとんどサツマ等草むしり。草の中からサトイモが芽を出していた。サツマは何とか活着しているが茎が細い。サツマの良い苗にはなかなか巡り会わない。サツマの本によると、芋になる根ができるよう葉の着いている茎の部分まで地中に植えるとある。育ってきた苗を見ると形が直立で樹木の形状。もう一度土をかけて根が出やすいようにした。ジャガイモの葉がアブラムシにやられ黄変してきた。その一株を堀上げた様子を見た。小ぶりだが芋が数個着いていたので収穫。夕方になると蚊に刺された。最後にタケノコ数本を収穫して終了。黒い雷雲が見えたがポツポツと降ったのみだった。4月に根接ぎしたリンゴ株から葉がでてきた。

2012年6月10日の天気

TAVE= 21.5
TMAX= 26.1 最高気温(℃) 26.3 14:17
TMIN= 17.9 最低気温(℃) 17.8 04:05
DIFF= 8.2
WMAX= 3.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.9(東) 21:31
SUNS= 1.7
RAIN= 0

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果樹を楽しむ(接木に挑戦):根を失った株の枝に根をつけてやる

2012/4/11(水)の根接ぎの実験で、サンプルを数個作った。根接ぎは親株の系統保存のため。果樹や樹木の寿命は長く、人間と共に時を刻む。昨日の6月10日は時の記念日であった。時間概念は、人間生活や文化の基本を形成する。正確な暦も正確な時間測定が基本になる。同時に、正確な暦も正確な時間の規定を支配するという相互関係にあるだろう。東北地方太平洋沖地震に伴う大津波で大規模な被害を受けた岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の約七万本の松うち、たった一本生き残った松は「奇跡の一本松」として有名になった。しかし、海水をかぶり、その塩分の影響で枯死が心配されていた。接木でその系統を保存するという事業が行われているようだ。人間の思い出を刻む時計は正確である必要はない。その時計がいつもそこにあることが大切だ。捨てるな、枯らすなその株。

接木は台木に穂木を接ぐというイメージが強い。しかし、弱った樹体に若い元気な根をつけてやる根接ぎというのがあると知った。これを大きな樹体で行うには相当な困難を伴う。その前段階として、揚げ接ぎで根を付けたのが以下の実験。穂木を採取した樹体自体は根部を相当期間水に浸して置いた物で、衰弱が甚だしい。02F12_接木に挑戦(2)http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/02f12_TUGIKI_BATTLE_2.html。接木後の管理は、株毎に異なる。結果としては若いマルバ台木と若い穂木のリンゴ枝の組み合わせが一本成功しただけ。この接木株は、接木後直ぐに灌水しやすい場所に植え付け。普通、穂木は数芽付けるのだが今回は枝一本丸ごと付けた。根もこれだけ大きな穂木を支えるには負担が大きい。灌水だけは十分行った。発芽は健全な株と比較するとかなり遅れたが、発芽してきた時はうれしかった。
Ringo_netugi_20120603
白色ビニールテープが接木部。その下の枝は台芽。右は失敗株。

梅雨入り:
追記:以下は平成24年関東地方梅雨入りの気象庁発表(http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/103_04_662_20120609020104.html)以下発表本文:「梅雨の時期に関する関東甲信地方気象情報 第1号平成24年6月9日11時00分 気象庁発表(見出し) 関東甲信地方は梅雨入りしたと見られます。(本文) 関東甲信地方では、前線や低気圧の影響で曇りや雨となっています。 向こう一週間も、前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。 このため、関東甲信地方は、6月9日ごろに梅雨入りしたと見られます。(参考事項) 平年の梅雨入り 6月8日ごろ 昨年の梅雨入り 5月27日ごろ(注意事項)・梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。・梅雨の時期に関する気象情報は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに発表する情報です。後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行い、その結果、本情報で発表した期日が変更となる場合があります。」

収穫したナタネが雨をかぶってしまい、6/10は、日射は弱いが再度天日干し。雑草は成育中で軟弱であったが、20㎝ほど伸びた部分もある。今後は空模様を見ながら雑草対策となる。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)