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2013年8月 7日 (水)

ツルよ 飛んでおくれ;日々農天気;老人の寝言:大正用水の草刈り

2013年8月7日(水)
昨日は曇り時々晴れ。最高気温(℃) 30.9 16:25。ざっそう句:笛太鼓 鉦も響かす ビール缶。宅内閑居。夕食後子供屋台応援。手に持った飲みかけのビール缶が共鳴してビンビン響く。練習が終わって帰宅して程なく降雨。昨日は、広島の原爆の日だったが、日本政府の腰の引けた姿勢が気にかかる。核兵器と原発は科学的には同じ原理で機能するのだ。日本は常に原点を見直し原点に立ち返り、核兵器のみならず脱原発も国是とすべきではないか。昨日は広島で平和記念式典が行われ、安倍首相の式辞がTVで流れたが、何となく空虚に響いた。

2013年8月6日の天気(AMEDAS)

TAVE= 26.8 NO DATA
TMAX= 29.9 最高気温(℃) 30.0 16:53
TMIN= 24.5 最低気温(℃) 24.4 23:31
DIFF= 5.4  
WMAX= 6.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 15.6(北) 20:53
SUNS= 0.9 NO DATA
RAIN= 26.5 NO DATA

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山陽新聞社説は、「[社説]原爆の日 核廃絶へ重い日本の責務。http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013080608500740/。(2013/8/6 8:50)」」というタイトルで、「広島はきょう「原爆の日」を迎えた。たった一発の核兵器が罪のない命と街を焼き尽くしたあの日から68年がたつ。人類史上初めて使われた「悪魔の兵器」により、いまなお多くの人々が放射能被害に苦しみ続けている。 核兵器の廃絶は、世界が協力して実現を目指すべき極めて重要な課題である。だが、核廃絶に向けた世界の歩みは遅々としている。唯一の被爆国である日本も、政府の後ろ向きの姿勢が国際社会から失望を買っている。 ジュネーブで4月に開かれた核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、日本政府は「核兵器の人道的影響に関する共同声明」に賛同しなかった。~中略~日本は広島、長崎そして福島と、核兵器や原子力による深刻な被害にさらされてきた。原爆から66年後に体験した「フクシマ」の教訓も踏まえ、核兵器廃絶の先頭に立つのは当然の責務である。しかし、その機運は高まっているだろうか。 核に真正面から向き合い、体験を風化させずに「核兵器のない世界」の実現を目指す。わが国はそのことを肝に銘じ、国際社会をリードしていくべきである。」と報じた。

日本は核兵器による唯一の被爆国だけではなく、原発事故による世界有数の放射能被曝国でもあるのだ。戦争による被爆は国家間の関係に起因するが、原発事故による放射能被曝・放射性物質の拡散は国内同胞間の問題であり、加害者・被害者間の紛争、同胞間のいがみあいを生み、その深刻さは核兵器による被爆と紙一重否、それ以上の深刻さをもたらすのではないか。核兵器を持たない日本はそれによる加害者に物理的になり得ないが、原発事故が起こる要因は無数にあると言っても過言ではなかろう。

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ツルよ 飛んでおくれ;日々農天気;老人の寝言:大正用水の草刈り

先日は大正用水の草刈り。農事役員が現地6時集合と連絡して回った。近所のおばさんから話がなかったので今回は一人で出かけた。途中で方向を間違い行き止まりの道に入り込む。こんなことを繰り返して現地到着は集合時間直前。既に作業は始まっていた。

刈払機の音がけたたましい。この機械を振り回していると確かに仕事は進むし、やった気になる。損料・技術料もスズメの涙程度に出る。自分は、鎌、鋸、センテイバサミ等々が入った袋をぶら下げて参戦。刈払機を使わない仕事は、女性や老人向きと見られてしまう。

この毎年一回の草刈りでは、作業性改善のため、大正用水土地改良区は用水の通水を遮断する。今年は、水が少ないのか三面コンクリートの底にほとんど水がない。水路で一番大切なのは、この三面なのだ。ここでは、刈払機が役立たない。コンクリートの裂け目に生えた雑草・雑木を駆除することが水路の維持管理で一番重要である筈なのだが。

フェンス内のコンクリートの無い斜面には作業省力化のため、2~3年前にグランドカバー植物が植栽され、今年はプラスティックのマルチ材を覆う程度まで育っているので、かなり雑草の延びは抑圧されている。当局は、この部分の除草をしっかりやるべしと指令しているようだが、どこまで徹底しているのか。

ともかく、刈払機を使わない老人婦人部隊は、率先して堤防斜面の除草をしなければならない。今後は高齢化でフェンス外で作業せざるを得ない人が増える筈だ。フェンス内作業では、万一、高さ2~3mから滑って水のない水路のコンクリート底面まで転落すると大事故になる。保険は掛けてあるとの事だが、怖い作業だ。

この植栽斜面には、既にクワ、クサギ、ヤブガラシ等々放置すると、金をかけて施工したグランドカバーを傷める役者が出揃っている。これらの雑草・雑木は地際で切っただけでは枯れず、根は年々手強くなって行く。これを根から抜くのは大変だ。水路を背中にして作業をしていた女性には転落しないよう注意をした。手強い根っ子も抜けるときは一瞬である。何回も尻餅をついている。ところが、この斜面では尻餅をついたら転落。平らな地面での尻餅ではないのだ。

タオルを忘れ、シャツの袖で汗を拭う。休憩でペット茶一本。再開後は、水路底面に降りて流木を引き上げた。太くて長い物もある。約1.5Hで地区担当部分の作業が終了。スポーツドリンクペットボトル大一本を貰って解散。今年は、ハチ刺され事故も無く無事だったようだ。

年一回のノルマで行く地域なので勝手が分からない。道に迷ったので、駐車場所が例年と異なる。丁度、地区担当部分の南側に沼があるのだが、樹木と雑草でほとんど見えない。一度見たいと思っていた。今年は、グォー、グォーとウシガエルが鳴いていたので一層興味をそそる。これ幸いと、沼への道を探し沼の近くに駐車。看板があり、沼の管理は大正用水土地改良区のようだ。WEB地図で調べると乾谷沼と知る。

「折々の散歩道;西大室周辺の道(http://gunma-cgc.or.jp/column/201107.htm)」

ここに、昭和46年に建立されたらしい大きな「乾谷養魚創業貳拾周年記念」という碑があった。終戦の数年後に創業しようやくその20年後に事業が安定したのを記念して建立されたようだ。ここにも、食糧難の歴史が刻まれている。大正用水も戦前の食糧難が建設の大きな要因となっている。学徒動員として、大正用水の工事に動員された人の話を聞いたが、その人達も既に80才前後の年齢だろう。今後、大正用水を維持管理して行く世代の負担が気になる。

WEB情報では、「乾谷」に関して「乾谷=沼」の読み方には、「いぬいやつ=ぬま」、「 いぬや=ぬま」があった。また、沼との関係は不明だが「 いぬいだに」もあった。どれが正しいのか分からない。地形的には、もともと赤城山の流山の先端に出来た谷があり、その谷をため池に改造したたようだ。国土地理院の地図を見ると沼の北側で大正用水がクランク状に流れ、それと平行になるよう沼が位置しているように見える。

乾谷沼を見学して、例年より帰宅が遅れるので自宅に連絡しようとした。携帯は不調で持ってこなかったので、テレカが使える公衆電話を探しながら家に向かったが結局公衆電話がありそうな場所はなかった。
Iob_taisyouyousui_kusakari_130804_7 IOB_TAISYOUYOUSUI_KUSAKARI_130804_7PIXZ.jpgをダウンロード

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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