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2013年10月23日 (水)

寝言老人が幼少の頃;技術 回顧と展望:現代文明が後世に残す遺物は何か。20131023。

2013年10月23日(水)
昨日は曇り。最高気温(℃) 19.1 13:34 。最低気温(℃) 15.5 03:03:ざっそう句:廃屋を 撮らんとすれど 既に無し。気温が上がらず寒い一日だった。宅内閑居。単調な宿題もどきの仕事。ガンガンと家の取り壊しの音が聞こえて来る。気分転換にデジカメを持って現場に出かけたらもう跡形も無く取り壊されていた。蚕屋、主屋の順に撮り壊された。終戦直後に立てられて、地業は昔ながらに、ヨイトマケで土をつき固めて行われた。当時の事はほとんど覚えていないが母の話では、母は手伝いで、大祖母が自分のを連れてその工事の様子を見ていたという場面があったようだ。「寝言老人が幼少の頃:物心が付く前後(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/01/post-b1eb.html)。(2013年1月1日火曜日)」。

2013年10月22日の天気(AMEDAS)

TAVE= 16.7 NO DATA
TMAX= 18.7 最高気温(℃) 19.1 13:34
TMIN= 15.6 最低気温(℃) 15.5 03:03
DIFF= 3.1  
WMAX= 3.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.0(東北東) 16:01
SUNS= 0 NO DATA
RAIN= 1 NO DATA

Q
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寝言老人が幼少の頃;技術 回顧と展望:現代文明が後世に残す遺物は何か

「父ちゃんのためなら エンヤコラ母ちゃんのためなら エンヤコラもひとつおまけに エンヤコラ」は丸山(美輪)明宏の「ヨイトマケの歌」の冒頭の句。WIKIPEDIA「ヨイトマケの唄。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%81%AE%E5%94%84)」。「「ヨイトマケの唄」(ヨイトマケのうた)は、美輪明宏が自ら作詞作曲した1966年のヒット曲。」との事だが、「父ちゃんのためなら エンヤコラ母ちゃんのためなら エンヤコラ」という言葉自体は、自分が幼少の頃も使っていた記憶がある。当時は、「ヨイトマケ」をあちこちで見かけたが「ヨイトマケ」という言葉は当時知らなかった。この作業は、数名で行うので、一種の集団作業である。力(を出す位相)を合わせるかけ言葉だったと思う。

この「ヨイトマケ」の工事で、土を固めるのだが、土と共に基礎になる石もつき固めたと思う。現在の基礎はほとんどコンクリートである。石基礎の場合、「ヨイトマケ」作業が必要になるのだろう。コンクリート基礎が普及すると共に石基礎が廃れ、それと歩調を合わせて、ヨイトマケという集団作業も廃れてしまった。

小規模のコンクリート打ちの場合、地固めにタコという道具を使った。「蛸:短杭の打込みや地盤、基礎栗石の突固めなどに用いる木製の道具。」この道具は一人か二人で使った。ヨイトマケはロープと滑車で数人で引っ張った。この道具には小さな力を出し合い、大きな力にするという人間の知恵があるように感じる。WIKIPEDIA「建設機械。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E6%A9%9F%E6%A2%B0)」

地固めには、古来「版築」という技術が使われてきた。WIKIPEDIA「版築。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%88%E7%AF%89)」振り返ると、土木事業は長い歴史がある。「よいとまけ:建築現場などで、地ならしのために大勢が一斉に鎚(つち)を滑車で上げ下げすること。また、それをする人。」と解説されているが、「よいとまけ」の語源が滑車を「よいしょ」と「巻け」というような掛け声にもとれる。一種の現場の俗語ではないか。それでは、正式な名称は何か。

「どう‐づき【胴突き】(http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/156428/m0u/)」:「1 地盤を突き固め、また、くいを打つこと。また、その用具。俗に「よいとまけ」とよばれる真棒胴突きと、蛸(たこ)胴突きがある。土突き。」

「しんぼう ―ばう 1 【真棒】(http://www.weblio.jp/content/%E7%9C%9F%E6%A3%92)」:「建築などで地面を固めるために使う太い丸太。多数の引き縄をつけ、やぐらを立てた中央に引き上げてから落として、地面を突き固める。真棒胴突き。」

広辞苑の「真棒」によると、重さ100~600Kgほどの太い丸太をやぐらを使い滑車で引き上げてから、ドスンと地面に落とすようだ。この重量物の落下エネルギーは実に巨大で、滑車で重量物を引き上げるのは、運動エネルギーを位置エネルギーに転換しているわけだ。まさに、「よいとまけ」は現代の重機ではないが、かつて土木現場で大活躍した重力機械だ。

ヨーロッパの建築には石材が多用されるようだ。日本は木材が多用される。今年は、20年に一度の「式年遷宮」が行われた。常に変わらない石の建築・構造物を見て生活する民族と、全て使い捨てにしてしまう民族で、差が生じるとすればそれはどこに現れるか。作っては壊し、作っては壊す作業を、営々と続けては、まさに賽の河原に石を積むような、寒々した風景を思い出してしまう。これでは、精神の連続性も維持出来ない。親の代の事すら直ぐに忘れてしまう。今がよけりゃ結構だ。刹那主義が背後に潜んでいる。ヨーロッパは、石の建築で、長期的な建築コスト・エネルギーを節約・貯蓄して、その余力を精神エネルギーに転化したのではないか。親や祖先の歴史や怨念すら石の構造物が記憶していてくれる。これじゃあ、日本の前途は...。

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追記(2019/05/23):アクセスランキング6位に入っているので、タイトルに投稿期日を追加。文字サイズ等変更、過去BLOG再読、印象・コメント等。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)