ツルよ 飛んでおくれ:桐生は日本の機どころ:群馬大学理工学部の古い物見学!
2014年10月30日(木)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 21.6 14:34。最低気温(℃) 8.2 05:21。ざっそう句:落ち葉散り かそけく鳴くや 雨蛙。タマネギ苗床除草。ササゲの脱粒続行。ササゲの種子が入る莢の中の部屋数は最大で16個のようだが、完全な莢はほとんど無い。一つの莢に入る種子数は0~16の範囲で分布するが正規分布ではなくポアソンに近いように感じる。ササゲの長い莢は直線にならず、物を捧げる腕の形のように軽く曲がる。このような外形上の特徴を捉えたのがササゲという語源ようだ。デジカメで開いた莢の部屋を撮影しようとしたが莢が捩れて裏表が出てしまう。種子が熟してから出来るだけ広い範囲に拡散させるためには莢を一種の種子放出器として使うのが植物の知恵のようだ。ホウセンカ、カタバミなどでは種子が良く飛ぶ。子供の頃は、爆ぜる莢で遊んだ記憶がある。雨蛙、コウロギ、蚊の鳴き声や羽音は、どれも小さくかすかになりつつある。
2014年10月29日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 14.3 | NO DATA |
TMAX= | 21.4 | 最高気温(℃) 21.6 14:34 |
TMIN= | 8.4 | 最低気温(℃) 8.2 05:21 |
DIFF= | 13 | |
WMAX= | 6.1 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 11.1(北西) 10:10 |
SUNS= | 10.4 | NO DATA |
RAIN= | 0 |
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ツルよ 飛んでおくれ:桐生は日本の機どころ:群馬大学理工学部の古い物見学!
少し前、桐生散策で、織り姫バスに乗り、梅田方面に出かけた。「織り姫」も何やら桐生らしい名付けである。帰路、古い地図に「オノサト・トシノブ美術館」が桐生女子高校近くあるらしいので、近くのバス亭で途中下車。美術館まで歩くと、敷地がチェーンで囲まれていた。
売店で聞いたら、いつも閉まっているようだと話してくれたので、あきらめてその東方を流れる桐生川を眺めて引き返した。「オノサト・トシノブ」を紹介するサイト=http://www.ktv.ne.jp/~hokura/newpage3.htm;によれば、長期休館中らしい。建物はまだ健在である。売店の人も、開館中か関心を持って見ていたようだ。
上記サイトによれば、オノサト・トシノブは桐生と浅からぬ縁がありそうだ。それでこそ、「オノサト・トシノブ美術館」なのだろう。一度見た人なのか、オノサト・トシノブの作品は具象画じゃないよという話も聞いた。前衛作品らしいが、上記サイトの画像を見ると織物の模様にも見え、曼荼羅にも見える。時代は変わった。今なら、オノサト・トシノブの絵を見たいという人も相当いるのではないか。
バスを待つより、次の停留所まで歩く事にして、桐生女子高校近のクラブ室を横目に重い足で緩い勾配を下った。疲れたので休もうと、群大工学部の北側の門から中へ入り、生協の食堂前のベンチで一服。残念だが、学食は休業で食べられず。構内の学生もまばらであった。群馬大学工学部は、理工学部に衣替えしたばかりだ。工学部の前身が桐生高等工業学校。それが、生まれる背景に、上毛カルタの「桐生は日本の機どころ」という、織物技術への要求が大きかったのだろう。
WIKIPEDIA「桐生高等工業学校。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%90%E7%94%9F%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1)」
一服して、構内の目立った物をデジカメに納めた。ヒマラヤスギの大木、煉瓦の正門、工業会会館になっている旧桐生高等工業学校本館・講堂の一部である。ヒマラヤスギは根元から枝が分かれ、向こう側が見えるくらいに良く手入れされている。また、池には鯉が泳いでいた。正門を出ると、直ぐ近くにバス亭がある。そこを、自転車に乗った女子高生が颯爽と走り去って行った。