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2015年4月16日 (木)

心象の足跡:琵琶湖疎水見学の思い出(京都のベンチャー精神の源泉はどこにあるのか?);腕試し ちょっと暴れる 春の雷。

2015年4月16日(木)
昨日は晴れ後雷雨。最高気温(℃) 20.7 11:13。最低気温(℃) 10.3 24:00。ざっそう句;腕試し ちょっと暴れる 春の雷。午前中は晴れた。百均のキャベツの種を蒔いた。下仁田ネギの苗床は猫のトイレになり荒らされた。露を払って花が咲きそうなかき菜を収穫。タマネギを初収穫。玉はらっきょう程度でネギの代用。貰い物の種生姜を掘り出した。トタン板をかけたがかなり水浸しになり腐りかけが多い。腐った部分を除去して植え付ける積もりだ。空が曇り雷鳴がしてきたので屋内へ退去。落雷が心配でモデムのコネクターを外した。雷が去りコネクタを挿入したが電話は通じない。調べたら遊んでいるコネクタを刺していた。再度外に出て、残っていた台木と穂木を使いミカンを接ぎ木。圃場に仮植え。不安定な天気であった。畑の桜は葉桜になった。ふと見るとカラタチの白い花が咲いている(P=S)。

2015年4月15日の天気(AMEDAS)

TAVE= 14.0 NO DATA
TMAX= 20.5 最高気温(℃) 20.7 11:13 
TMIN= 10.4 最低気温(℃) 10.3 24:00 
DIFF= 10.1  
WMAX= 7.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 16.4(西)   14:57 
SUNS= 5.7 NO DATA
RAIN= 3.5  

Q
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心象の足跡:琵琶湖疎水見学の思い出(京都のベンチャー精神の源泉はどこにあるのか?)

現役時代、大阪に単身赴任していた。居住していたのが、男子用の社宅であった。大阪にいたので、休日には観光ができた筈だと今になって振り返るが、休日に合わせて帰宅して元の職場に出張するような変則的な生活をしていたので、観光はほとんどしなかった。情報収集や買い物を兼ねて大阪の電気街は比較的良く通った。

一度だけだが、南紀や比叡山を巡った。比叡山から見た琵琶湖のデジタル画像が残っている。当時の画像データには、詳しい撮影データは付与されていなかったようだ。JEIDA-49-2-1998(カメラファイルシステム規格)VER1.0以降にに普及したのだろう。退職後は、京都方面の団体旅行に出かけた事があった。その時撮影した、琵琶湖疎水の画像があった。この画像は、SANYOのSX112で撮影したようだ。琵琶湖疎水の事は、旅行で見たので、うすうす覚えている。

Iob_biwakososui 
サイト内でキーワード「八坂用水」を検索(https://www.google.co.jp/webhp?tab=ww#q=%E5%85%AB%E5%9D%82%E7%94%A8%E6%B0%B4%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2F)。色々な縁で、農業用水、溜め池等の歴史を調べてきて、琵琶湖疎水の歴史にも興味を覚えた。調べて見るとこの琵琶湖疎水は南禅寺の見学のついでに見たものらしい。哲学の道も近くにあるらしい。

京都市ホームページ:「琵琶湖疏水のご紹介(http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000007153.html)。」

琵琶湖の写真は、比叡山の山頂近くのバス亭から、山が開けた方角を見た時に写したような記憶が残っている。画像検索して、同じような画像を探した。遠方に橋がかかっている画像があった。よく見ると残っていた画像にもうっすらとそれが写っていた。琵琶湖大橋らしい。

京都市HPの琵琶湖疎水の歴史によれば、明治18年起工、明治23年竣工との事だ。日本で最初にコンクリートの焼成に成功したのが1875年(明治8年)との事で、当時の橋の素材としてはまだ煉瓦が主役だったように見える。両毛線の全線開通が1889年(明治22年)でほぼ、琵琶湖疎水の工事時期と重なる。当地の両毛線にも、レンガをアーチ状に積んだ鉄道橋が現役で使われているが、南禅寺水路閣から見れば比較にならない。

水路に水を流すには、必ず勾配を確保する必要があり、水路を交差させる方法が重要になる。八坂用水の場合は、水路橋やサイフォンが利用されてきた。尚、南禅寺のレンガ水路は、寺院という周辺環境・景観に合わせて、南禅寺水路閣として設計され、平成8(1996)年に国の史跡に指定されたとの事だ。そのような視点で見ると、確かにそういう配慮が無ければ、もっと貧弱な構造物になっていただろうと思われる。

京都市ホームページによると、明治維新により、明治2年に都が東京に移り、「産業も急激に衰退し,人口も急減」して、京都の復興、産業の振興を目的に疎水事業が計画されたとの事だ。明治24年,蹴上に日本最初の商業用水力発電所が稼働した。琵琶湖疎水は、多目的水利用水として今日の京都市にインフラになっているわけだ。また、「当時,市の年間予算の十数倍という膨大な費用を投入した大事業の主任技師として北垣知事に選ばれたのが,工部大学校(現在の東京大学)を卒業したばかりの青年技師田邉朔郎(採用当時は満21才)でした。」との事だ。

八坂用水の開削も、天水場と言われ、十分な水利が得られない地域に利根川の水を導き、安定した稲作地域に改良するという当時の藩が計画した大事業であり、その推進者として小畠武堯が任命された。事業のスケールや時代は少し異なるが、八坂用水も琵琶湖疎水も都市や地域の発展に先駆的な取り組みが成功した例といえるのだろう。

開発品の売り込みで訪問した京都に本社がある企業には、オムロン、村田製作所、日本電産等があった。また、集積回路を共同開発したベンチャー企業も京都にあった。

「会社生活断面記:日本電産へのホールIC売り込み(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/01/ic-caf7.html)。(2013年1月 4日 (金))」

「会社生活断面記:日本電産訪問の思い出(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/03/post-53dd.html)。(2013年3月14日 (木))」

京都には比類の無い歴史の長さがある。一方、新しい事へ挑戦する気風でも有名だ。ノーベル賞受賞者に京大の研究者が多いのもその例になるのだろう。電子産業分野で新しい事業を開拓したキョウセラや上記の電子部品メーカーもその例かもしれない。その歴史を遡ると、市民が一体となって立ち向かった明治初期の琵琶湖疎水事業もそのような土壌作りに大きく影響しているように見えてくるのも不思議だ。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)