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2015年10月16日 (金)

老人の寝言:日々農天気:レタス苗の成長の差は何が原因か?レタス論が教育論に変貌!;種蒔けど 発芽育ちは 運鈍根。1510。

2015年10月16日(金)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 23.5 13:42。最低気温(℃) 10.2 05:40。ざっそう句;種蒔けど 発芽育ちは 運鈍根。畑の作物に灌水。左手に如雨露、右手に大バケツを下げて苗の場所まで運ぶ。種子は大きさにもよるが、種子の大きさの2~3倍程度の地表すれすれの深さにある。種子は最初に地中で根を出してから、地上に芽を出す。自分の居場所が、水分、養分、日光等々の生育条件の大半を決めてしまう。種子本体も様々のレベルがあり、居場所の条件も様々で、その組み合わせは膨大である。灌水するにも、水が種子や種子から出てきた根まで染み込む程度の量を確保するのが良いのだろう。時には、灌水を怠る。水分は地中にも空中にも苗の中にもある。苗が吸収した水分は苗の生理作用で使う。気温、地温が上がると蒸散作用で気孔を開いて身体を守る。更に、気温が上がると、葉が萎れてしまう。これも適応の一種であろう。植物は放射冷却で降りた露も葉で受け止めて上手に使っているようだ。ともかく、苗も人間もじっと見ていると興味が尽きない。最近の組閣に絡んで、まだ雑巾掛けに徹すると言われていた、自民党若手の某アイドル議員が、党の農林部会長に抜擢されるようなWEB情報があった。TPP人事か?。つい、シヌジャロウ?人材育成なのか人材潰しなのか気になるところだ。超老人モードでコンビニプリント。続いて手仕事少し。夕方来客・雑談。サツマイモのテンプラ。ようやく出番が来た。

2015年10月15日の天気(AMEDAS)

TAVE= 17.0 NO DATA
TMAX= 22.7 最高気温(℃) 23.5 13:42
TMIN= 10.4 最低気温(℃) 10.2 05:40
DIFF= 12.3 NO DATA
WMAX= 4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.7(東南東) 18:33
SUNS= 9.1 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA


Q
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老人の寝言:日々農天気:レタス苗の成長の差は何が原因か?レタス論が教育論に変貌!

今年は、グリーンレタスを蒔いた。先行した一回目のグリーンレタスは抽薹して開花し、既に雑草の中に隠れている。現在、二日目に播種した苗が育っている。セルトレーと苗箱に蒔いたが、セルトレーの苗が良く生長している。苗箱の苗は、成長が遅い。その理由は?

Iob_retasunae_20152
セルトレーの場合、一つのセルに数粒の種子をまいた。覆土が多すぎたのか、発芽していないセルもある。苗箱には、平均するようにバラ蒔きした。種子密度がかなり違うと思う。

種子の密度に関しては、諸説あるようで、数粒蒔いて競わせる方が成長が良いという尤もらしい話を聞いた事がある。発芽する時、熱が出るので、種子数が多い方が、地温が上がり成長しやすいという説も聞いた事がある。何か、教育論の切磋琢磨という精神論になりそうだ。

適度に成長して、株が過密になると、弊害が出るので、間引く事になる。苗を観察していても、つい表面的な観察で、葉を見ているだけだが、苗箱の苗の場合、根が隣りの苗の根と干渉しているのではないかと思った。干渉は、一種のストレスでもあり、栄養分や水分の争奪戦でもあろう。そう考えると、適切な播種条件があるようだ。学校問題の諸悪の根源にこのストレス問題があるのでは?

最近、伊勢崎市の島小学校が廃校になるというニュースを耳にした。政府が定める、学校規模の適正基準があり、それに満たないからというのが表向きな理由のようだ。時代が変化しているのに、基準が見直されないのもマカ不思議だ。公平、平等という基準も、教育コストという基準も重要だが、絶対ではないだろう。

上毛新聞は、「伊勢崎境島小廃校は3月末 月内に統合準備委。;http://www.raijin.com/ns/9614416412812384/news.html。(更新日時:2015年9月8日(火) AM 09:00)」というタイトルで、「群馬県伊勢崎市の徳江基行教育長は7日の市議会一般質問で、世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産、田島弥平旧宅(同市境島村)に近い伊勢崎境島小の統廃合時期について、来年3月末に廃し4月1日付で他校と統合する方針を明らかにした。」と報じた。(このサイトへのリンク

我々が、義務教育を受けた頃は、一クラス50人以上のすし詰め学級であった。まさに、我が家の苗箱のレタス苗のような状況ではなかったか。現在は、一クラス30名前後が適正規模のようだが、何を以て適正としているのか良く分からない。それでは、世界の中で日本の水準はどうなっているのかを調べたら、丁度The New York Timesに関連記事があった。

世界各国と比べると、、日本の一クラス当たりの人数は多い方で、更に年間の授業時間は少ない部類のようだ。また、条件付きだが給料はやや多い部類のようだ。2007年のデータだが、このような傾向はすぐには変わらないだろう。まさに日本はまだまだ、教育一流国ではなさそうだ。逆の見方をすれば、日本の初等、中等教育は世界水準に遅れている部分があるのではないか。教育に経済合理性を持ち込むと、教育は知らず知らずの内に崩壊してしまうのではないか。残念だが、島小学校の廃校に関して、教師や学校関係者の知識や経験が活かされているのか疑問になった。

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ここに掲載したグラフデータは下記のリンク先からの引用である。

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The New York Timesは、「Class Size Around the World。;http://economix.blogs.nytimes.com/2009/09/11/class-size-around-the-world/?_r=0。( By Catherine Rampell September 11, 2009 4:59 pm)」というタイトルで、「Earlier this week we posted some new data from the Organization for Economic Cooperation and Development on teachers’ working hours, pay and demographics around the world. At a reader’s request, let’s now look at the size of primary and secondary classrooms in these countries.」と報じた。(このサイトへのリンク

この記事はSeptember 11, 2009に書かれた署名記事で、世界に対する発信力を現在も維持しているすばらしい記事だと思う。日本の現状がグラフにより世界との比較で一目瞭然だ。年間の総授業時間や給料という記事の次に読者の要望に応えて、初等、中等教育のクラス規模を調べている。下記記事によると、給料ではアメリカの教師は世界のトップレベルだ。また日本の女性教師の比率は世界主要国の最下位に甘んじている。このようなデータを読む事により教育にかける国家の意気込みも読み取れるような気がする。


The New York Timesは、「Teacher Pay Around the World。;http://economix.blogs.nytimes.com/2009/09/09/teacher-pay-around-the-world/。( By Catherine Rampell September 9, 2009 1:43 pm)」というタイトルで、「The Organization for Economic Cooperation and Development released a trove of fascinating statistics on education around the world on Tuesday. Given increasing interest in how well the American education system is preparing today’s students for tomorrow’s economy, let’s look at how measures of United States education stack up alongside the systems of our peer countries.」と報じた。(このサイトへのリンク

やはり、芋の子を洗うような義務(初等、中等)教育では、世界を相手に出来る人材は育たないのではないか。学生時代の一般教養の縁で、教師の卵、教育学部の学生と話した事があった。その当時は、斎藤喜博が教育界で大きな注目を集めていたようで、これから教師になろうとしている学生の目が輝いているように感じた。

WIKIPEDIA「斎藤喜博。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E5%96%9C%E5%8D%9A)」(このサイトへのリンク

百姓の真似事をしていると、一周遅れで、植え残された苗も、大器晩成で、出番が回ってくる事もある。接ぎ木苗は、失敗しても再チャレンジさせている。やはり、教育は、能力以前に、教育を受けるものから、その生命力を引き出して貰いたい物だ。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)