2015年12月26日(土)
昨日は晴れ一時曇り。最高気温(℃) 13.4 10:49。最低気温(℃) 4.7 23:40。ざっそう句;満月を 見ずにイルミに 金払う。はがき投函。宅内閑居。午後畑仕事。じゃまになったムクゲの株を鶴嘴で堀上げた。大根、白菜、ホウレンソを収穫。夕方寒くなり宅内に退去。花火の音が聞こえた。イルミの方角だ。寒いが畑に出て満月を見る。デジカメ撮影をして直ぐ戻った。デジカメの機能ダイヤルの文字が読める明るさだった。改めて満月の明るさを知る。最近は各所でイルミネーションが盛んに行われるようになった。人工の光だ。月光は間接的に見る自然光・太陽光だ。見ようとすれば微かな月光でも物が見えてくる。入る月の跡は机の四隅哉(芭蕉)。電灯がなければ、家の中に射し込む月光も句になったのだろう。
2015年12月25日の天気(AMEDAS)
TAVE= |
9.1 |
NO DATA |
TMAX= |
12.6 |
最高気温(℃) 13.4 10:49 |
TMIN= |
4.9 |
最低気温(℃) 4.7 23:40 |
DIFF= |
7.7 |
NO DATA |
WMAX= |
8.7 |
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.6(西北西) 11:54 |
SUNS= |
5.7 |
NO DATA |
RAIN= |
0 |
NO DATA |
Q
Q
ハト(鳩)よ 鳴いておくれ:日々農天気:観賞用桑の木(雲竜桑)を切る!
桑の木には色々な思い出がある。その最初に、濃紫色に熟した桑の実を食べた記憶が蘇る。甘いおやつが少ない時代だったので、あのドドメが美味かったという記憶しかないのである。そこで、桑の実を食べようと、何種類かの桑苗を購入した。そのついでに、枝がくねくね曲がる観賞用の桑苗も購入した。観賞用なので、人目に触れる場所に植えた。
その桑を見て、何か感想を言う人はいなかった。人間、興味や関心が無いと、ほとんど振り向かないようだ。品種改良され、果樹・マルベリーとして売られている苗も購入した。いざ、実った桑の実を試食して見ると、思ったほどの甘さもなかった。ただ、かすかに桑の香りがする。この桑の香りは、養蚕の手伝いをさせられて、いやになるほど嗅いでいるのだ。自分以外の人にも試食して貰ったが、ほとんど前向きの反応が無い。桑の実のジャムはどうかと思ったが、実が付いている芯を取る手間があるとの事でこれもあきらめた。
叔父さんに桑の実の味について聞いた事があった。そのなかで、多胡早生は美味かったと話していた。確かに、数種類の桑の中では、一番美味かったが、現代のライバル果樹と比較すると相手になりそうもない。でも、叔父さんの経験と自分の経験が一致したので、さすが農家のインテリと感じたものだ。一方、観賞用桑の木の方は、年々大きくなるだけで、アメリカシロヒトリが発生すると、周りから大騒ぎされるようになった。桑の葉も食べられるという事だが、まだ試した事も無い。最近は、桑茶も飲まれるようになったようだが、我が家では無用の長物に近くなった。
そこで、大胆な縮伐カット&トライ(植木の寸詰め)となった。現在、太枝を切り、短い幹が残っている。樹勢が強いので、また枝が伸びてくる可能性は残る。幹の切り口に、不鮮明だが年輪が浮かんでいた。良い鋸で切れば、年輪も綺麗に出るだろう。とりあえず、その切り口の写真を撮影して、年輪を数えてみた。中心部は洞になっていた。周辺の年輪はやや鮮明だが、中心部は不鮮明だ。ともかく、年輪は9~10本位ありそうであった。昔のデータを探すと、この桑苗を購入したのが、2006年だった。苗の樹齢はせいぜい1~2年程度と思われるので、切った株の樹齢も年輪数と近そうだ。
Googleトレンドで「富岡製糸場」を検索:http://www.google.com/trends/explore#q=%E5%AF%8C%E5%B2%A1%E8%A3%BD%E7%B3%B8%E5%A0%B4(Googleトレンドで「富岡製糸場」を検索)
ほぼ10年前の2006年には、「富岡製糸場」や群馬県の絹に関する関心は、まだそれほど盛り上がっていなかったようだ。「富岡製糸場と絹産業遺産群」がユネスコの世界遺産として登録されたのが、2014年6月21日。登録推進の機運を盛り上げるため「くわまる」も登場した。「くわまる」は境島村の桑畑で生まれた桑の妖精という想定との事だ。改めて、桑を通しても、この10年という時代の流れを感じてしまう。
かつて、養蚕農家で桑が不足すると、雨風にかかわらず、桑を買いに回ったという話を聞いた事もある。養蚕用の桑の木は、株の根元から枝が数本出るような株立ち形の仕立てだったと思う。ドドメがなるのは、幹から枝が出ている模様木仕立てのような樹形だった記憶がある。ある程度の老木に実が沢山なったのだろう。養蚕が廃れてから久しいので、桑の木を見る機会も少なくなった。桑とはこんな植物だと示せる程度の株は残したい気持ちも捨てきれない。
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