半端道楽:男の手仕事:古いデジカメの実力を試したいが、電池蓋が壊れているので修理だ!;手仕事も 不首尾に終わる 冬の雨。1512。
2015年12月14日(月)
昨日は曇り雨量にならない程度の小雨。最高気温(℃) 11.5 15:18。最低気温(℃) 8.2 03:42。ざっそう句;手仕事も 不首尾に終わる 冬の雨。宅内閑居。何とも落ち着かない手持ち無沙汰。いつかしようと考えていた古いデジカメの修理を始める事にした。修理と言っても微少な工作だ。その後、不調なUSBメモリーからデータ救出も試みたが、ファイルシステムが壊れているようでフォルダーコピーは不可。個別ファイルコピーは可能とお手上げの壊れ方。こちらも不発で終わる。夕方来客。TVを見て雑談。
2015年12月13日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 9.8 | NO DATA |
TMAX= | 11.5 | 最高気温(℃) 11.5 15:18 |
TMIN= | 8.6 | 最低気温(℃) 8.2 03:42 |
DIFF= | 2.9 | NO DATA |
WMAX= | 2.4 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 4.9(西) 05:36 |
SUNS= | 0 | NO DATA |
RAIN= | 0.5 | NO DATA |
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半端道楽:男の手仕事:古いデジカメの実力を試したいが、電池蓋が壊れているので修理だ!
電子機器は電気が流れて初めて機能する。ポータブル電子機器は電池が命だ。使える容量を最大限に使って最高の機能・性能を実現するのが機器設計のツボではないか。それなのに、電池蓋の爪が折れただけで、お蔵入りせざるを得ないような機構設計が行われている機器に出会うと憤然とする。デジカメではそのような故障が結構多いようだ。強力なテープを貼って当座をしのぐ例も多いようだが、結局最後まで使われずに捨てられる。勿体ない。それなら何とか直せないかと考えていた。
今回の男の手仕事は、デジカメの電池蓋を閉めた時、それをしっかり固定し電気の流れを確保するのに重要な役割を持っている数mm程の爪が折れて、使い物にならないジャンク品の修理だ。折れた爪はプラスティック内部ケースと一体で形成されている。このような例は筐体設計の基本だろう。樹脂が折れやすいのは設計前からはっきりしているだろう。電池の電極の接触を確保するためバネ接点が使われており、そのバネの力を数個の爪で受けている構造だ。
バネの強さと爪の強さはトレードオフの関係にある。バネが弱くて電池の接触が不安定になれば、デジカメはまともに動作しない。バネを強くすれば爪の強化の為、構造・材質・デザイン関連でコストが上昇する。従って、設計上の妥協が必要だ。製品の信頼性を損なわない妥協が本来の設計基準となるべきではないか。
このジャンク品は爪が折れているので、金属片で爪を作り、接着剤で固定する事にした。いざ始めようとジャンク箱を探したが適当な材料がない。ジャンク箱に捜し物はいつも無いのが普通で、マーフィーの法則モドキの真実だ。ペンチも錆びて口の開閉がきつい。潤滑剤を吹き付けた。代用の爪には屋根材のトタン板を金切りハサミで切って使った。接着剤は金属とプラスティックの接着に使えるエポキシの二液混合式の物を選んだ。何とか接着して硬化後、電池を入れ蓋を閉めて、うまく行ったぞと思ったら、またも口が開いてしまった。接着力が不足のようだ。
意気込んで取り組んだ修理も見事失敗。ああ疲れた。だが集中力を養う男の手仕事にもなったかも知れない。いざ修理をして見ると、何とも言いがたい陰の設計思想も見えてきそうな気もしてくる。