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2020年10月 2日 (金)

老人の寝言:老人の妄想:身辺雑記:田舎老人徒然草:過去記事を読む;本末転倒のデジタル庁;デジタルで 運を繋いで 総倒れ。20201002。

2020年10月2日(金)
昨日は曇り一時晴れ。ざっそう句;デジタルで 運を繋いで 総倒れ。何とか雨は降らずに農作業が出来た。空にはやや厚い雲が掛かっていた。その雲を通して入射する光でうっすらと自分の影ができた。総太り宮重大根の隣りにチンゲンサイを蒔いた。元肥無し。バラ蒔き後にフルイで軽く覆土をした。月の最初の日で、正午に消防署のサイレンの試運転の音が聞こえたきた。巻き終わるまで昼過ぎもしばし頑張る。昨日は十五夜だったので、我が家のススキに貰い手があった。落果したポポーの実も一緒だった。午前中に東証のコンピュータシステムがダウンしたというニュースがあったが、結局昨日は復旧せずに株式市場は一日中完全に止まったようだ。現代のコンピュータシステムは非常に複雑になっているが、そのシステムの信頼性を確保する基本的な方法は昔からそれほど変わっていないと思われる。一番単純な発想は予備のシステムを追加して並列運転する事だ。株式売買システムの場合は、システムダウンの時間を最短になるよう設計すべき事は自明であろう。それが、24時間も停止しているのは異常と言う以外に無いだろう。東証の発表では、トラブルの原因がハードにあるらしが、システムとハードの切り分けがはっきりしたのか疑問だ。さて、シカゴ美術館の作品で、「Title=The Old Leaders and the New」という作品があった。作者は前回のケプラーという画家だ。昔のリーダーと現代のリーダーを絵にしており非常に分かりやすい。極論すれば、現代のリーダーは笑いの対象に過ぎないと言っているようだ。

Iob_2020s_titlethe_old_leaders_and_
原ファイル名=「IOB_2020S_Title=The Old Leaders and the New =default.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

「冗長性 (http://af06.kazelog.jp/.s/itoshikimono/2009/07/post-bd33.html)。(2009/7/11)」で、「ある所に確実に到着する事が必要な場合、色々な方法が考えられる。大抵は想定される時間に何らかのトラブルがあった場合に失う時間を上乗せして早めに出発する。時間にユトリを持たせるわけである。逆に事前によく調査をしていくつかの選択枝を準備する事も有効だろう。出先で使う金が分かっている場合も、万一の出費を想定していくらかのユトリがあると安心する。かって集積回路の開発をしていた頃、チップにわずかにすき間を生じた時に、そこに予備のトランジスタを作り込んでおいた事があった。万一、トランジスタが必要になった場合そのトランジスタまで配線を引き延ばして使うことを想定した保険であった。」と書いた。

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老人の寝言:老人の妄想:身辺雑記:田舎老人徒然草:過去記事を読む;本末転倒のデジタル庁

技術の大きな潮流として、アナログ技術とデジタル技術がある。アナログ技術は人類の歴史と共に発展してきた。デジタル技術は、整数から連想されるように物事を離散的に捉えることにより発展してきた。アナログ技術もデジタル技術も手法の一つに過ぎず、特定の目的が無ければその手法は機能しない。

「アナログTV放送の中止(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/10/tv-de2e.html)。(2008年10月 5日 (日))」で、「2008年10月 5日 (日)白黒TVからカラーTVに移行するときには巧妙な方式がとられた。白黒信号を運ぶ列車の上にカラー信号を載せるコンテナを積むような方式を採用したのだ。これをNTSC方式のカラーTVと言い、現在のアナログTV放送である。即ち、政府(米国)は白黒TVとカラーTVの両立生を確保するための方式の開発に、当時可能であった最大限の技術を投入したのである。国(米国)がこのような目標を掲げたことにより、白黒TVしか持たない人でもカラーTVを白黒で見られるようなったのである。社会的には、普及した白黒TVという社会財の延命・有効活用を可能にした点と白黒TVの保有者に余分な経済的負担を強いないという点、経済的に余裕のある人にはカラーTVへの移行を同時に可能にした点に意義あった。」と書いた。

大分前だが、「すぐやる課」が注目を集めた事がある。そのような組織が生まれた背景には、組織の業務が分掌が不明確であったり市民が至急解決を望む要求を受け付ける組織が不明確でたらい回しされるという問題が多発したからであろう。

Googleでキーワード「すぐやる課 業務内容」を検索(https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&source=hp&q=%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%84%E3%82%8B%E8%AA%B2%E3%80%80%E6%A5%AD%E5%8B%99%E5%86%85%E5%AE%B9)。

松戸市の「「すぐやる課」発足50周年 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000230.000015010.html)」に「「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」(市長)というスローガン。その横には「市民はお客さま」という言葉が大書してあります。「すぐやる課」の精神は半世紀たった今でも生き続けています。」と書かれている。しかし、現在では行政上の「すぐやる課」のニュースはほとんど流れない。手法や属性を組織名にするのは時流に乗れば流行するがやがて忘れられてしまう運命なのだろう。そもそも、他の部署との切り分けがはっきりしない。

CEEK.JPでキーワード「デジタル庁」のニュース検索(下位10件=新しい順):検索日=2020年10月2日。

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自民党総裁選、経済再生へ対立軸鮮明 あす告示 (政治) 07日 01:00 日本経済新聞

菅長官「デジタル庁」検討 脱“IT後進国”目指し (政治) 06日 17:52 テレビ朝日

ポスト安倍 菅義偉官房長官「日銀・黒田総裁の手腕... (国際) 06日 11:40 ニューズウィーク

菅氏、デジタル庁検討へ (その他) 06日 05:25 日本経済新聞

菅氏、中小企業の再編促す 競争力強化へ法改正検討 (政治) 06日 02:00 日本経済新聞

デジタル庁 省庁横断の司令塔組織 (その他) 06日 00:00 日本経済新聞

菅氏インタビュー要旨「生産拠点移転、予算追加も」 (政治) 05日 20:00 日本経済新聞

黒田総裁の手腕「評価」と菅官房長官、日銀緩和を継承 (経済) 05日 17:10 ロイター

菅氏、デジタル庁創設検討 黒田日銀総裁の手腕「評価」 (経済) 05日 14:00 日本経済新聞

コロナ渦中の企業支援、日銀になお役割=竹中平蔵・... (経済) 03日 19:53 ロイター

1011 件の記事の 1001 件目 ~ 1011 件目 (重複1件は非表示です) ← 前の100件


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日本経済新聞は、「菅氏、デジタル庁創設検討 黒田日銀総裁の手腕「評価」。;url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63495650V00C20A9MM8000/。(2020/9/5 14:00 (2020/9/5 22:27更新) 日本経済新聞 電子版 )」というタイトルで、「自民党総裁選に立候補する菅義偉官房長官は5日、日本経済新聞の単独インタビューに答えた。新型コロナウイルスへの対応で遅れが明らかになったデジタル行政を加速するため「デジタル庁」の創設を検討すると明言した。異次元の金融緩和をけん引した黒田東彦日銀総裁について「手腕を大変、評価している」と語った。」と報じた。

菅義偉新内閣総理大臣にとって、新型コロナウイルスなら当面これでメシが食えると流行に飛び乗ったのだろうと妄想されてくる。ところが、「新型コロナウイルスへの対応で遅れが明らかになったデジタル行政」とは、まさに言語明瞭意味不明では無いか。デジタルならみみざわりが良いからこれをキャッチフレーズにしようという魂胆だろうと推測する。そこで「デジタル庁」というアイデアが生まれたようだが、「すぐやる課」以上に組織論としての必然性は無いと断言しよう。国政のプロが得体の知れない官庁をでっち上げてそこに機能を集中させれば、まさに官庁支配の道具を作るような物。屋上屋を作って、その家主として下階の官庁を思うままに支配しようとする妄想なのか。

どうせ一年足らずの寿命ならおおぼらを吹いて失敗してもそれまでだ。上手く行けば思い通りに官僚支配が出来る。まったく国民不在、国民を馬鹿にしたスローガンだ。そもそも、デジタル技術の本質は無限の情報量を持つアナログ量の中間値を切り捨てて、0と1に還元する事だ。デジタル的発想を行政に持ち込めば、血も涙も無い冷酷な政治が出現するだろう。

耳に心地良く響く言葉に「巧言令色」がある。これをキーワードにして記事を検索すると下記の記事がヒットした。「巧言令色」を発するのは乱神だったのか。ATOKは「らんしん」を「乱心」と変換した。

「日々農天気:コーンの実の熟し具合点検;乱神の 巧言令色 親不孝。1507。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2015/07/post-902d.html)。(2015年7月17日 (金))」で、「古本読みかじり。「大本営が震えた日(吉村昭 著)」。日本が連合国に対して開戦布告する直前の緊張した極秘裏の軍事行動をドキュメンタリーな手法で描いた作品だ。視点は軍部や特定の任務を帯びた軍人の動きにあるようだ。作戦、戦術は見えるが、政治の延長としての戦争という戦略やなぜ戦争なのかという理念が見えない。御前会議で開戦の日時が決まったが、それを知るのはごく少数の要人のみだった。その要人達が開戦という決定を敵や国民にも徹底的に秘匿して巨大な軍事行動を遂行する場面を描いてハラハラするスリル感を与える。巨大な兵員・物資の移動や無線通信により開戦の意図を敵に察知させない作戦例が理解できる。ほとんどの、国民や兵士は使い捨ての将棋の歩のような印象を受ける。開戦の誘惑にひれ伏して開戦前に軍事予備行動を起こすのだ。父に囲碁の初歩を習ったが、岡目八目が実感できなかった。将棋では歩のない将棋は負け将棋という金言がある。結局、開戦という入り口は見えたが、終戦という出口計画を欠いたのが日本の姿だったのか。既に、日本の開戦(宣戦)布告は74年程前の事だ。この間の科学技術や社会の進歩も目覚ましい。昔の戦争は数日のユトリはあるだろう。現代のミサイル戦争は分秒の世界だ。昨日、安保関連法制案が衆議院で可決され参議院での審議に入る。戦前の開戦直前は世界の至る所軍事的緊張が高まっていた。一触即発の危険地帯に軍隊を派遣するのはガソリンをまいてマッチをするような蛮行に見えてしまう。既に、開戦時点で大本営の作戦は出口のない片道切符に過ぎなかったのではないか。民意を無視して昔来た道を歩む愚かしさを感じないか。」と書いた。

日本経済新聞は、「東証売買停止、バックアップに不備 メモリー故障が発端。;url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64506130R01C20A0EA2000/。(2020/10/1 22:14 )」というタイトルで、「東京証券取引所で1日起きた売買の終日停止は、システムのバックアップが機能しなかったことが主因だ。きっかけは基本的な情報などを格納するディスク内のメモリーが故障したことだが、もう一つのディスクへの切り替えがうまくいかなかった。2012年のシステム障害でもバックアップが機能しない問題が発生しており、同じ要因が繰り返された。システム全体が止まりやすい構造に問題が無いか、究明が必要になる。」と報じた。

デジタル技術とアナログ技術は使い方で大きな差が出る。デジタル機器では決定的な故障になってもアナログ機器は故障しても不満足ながら機能を維持する場合もある。システム設計の原点は実現すべき目的を正確に定義する事だ。今回、東京証券取引所で1日起きたコンピュータの大規模障害もデジタル故であった。デジタルでは、中間情報を切り捨ててシステムの大規模化を図れるメリットがある。しかし、切り捨てた物は永久に失われるのだ。当世の大本営は「デジタル庁」、「デジタル庁」とわめき立てているが、実態は何も見えず砂上の楼閣・蜃気楼のように見えてしまう。今後大本営のスローガンは沈んで行くのか。その結果は一年以内に出る筈だ。しっかり注目しよう。

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項目 日積温 残日 通日 通積温 TA TX TN TD WX SN RN 瞬低T 瞬高t 瞬風
DATA 482.7 89 276 115620.8 20.1 25 17.2 7.8 2.6 3.1 0 16.8 25.1 5.0(北西)
時刻等℃ m/s H mm 23:57 15:00 23:59
2020年10月01日 伊勢崎(イセサキ) 1年の 76% 経過       AMEDASへのリンク


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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)