081A_果樹を楽しむ

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2013年7月28日 (日)

日々農天気;果樹を楽しむ:無袋・無農薬モモの収穫

2013年7月28日(日)
昨日は晴れ時々曇り。最高気温(℃) 33.2 13:58。雨量:18 時63mm。ざっそう句:夏祭り 出端の雷で 立ち往生。午前に子供御輿の町内巡行。好天に恵まれ子供達は祭りを存分に楽しめた。水をかけられるのを河童の如く嬉しがった。午後は地区の夏祭り。子供屋台の出番だったが会場に向かう所で雷雨に遭遇。会場でも開会1時間もたたないのに雷雨。出鼻を挫かれ残りのプログラムは中止。体育館で抽選会のみ行い終了となる。降るべき時に雨が降るのも自然の恵み。昔は雨乞いもあった。雨嫌いの当世だが水不足解消や農作物には恵みの雨かも知れない。

2013年7月27日の天気(AMEDAS)

TAVE= 25.1 NO DATA
TMAX= 32.6 最高気温(℃) 33.2 13:58
TMIN= 21.2 最低気温(℃) 20.9 17:50
DIFF= 11.4  
WMAX= 4.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 16.2(北西) 17:23
SUNS= 6 NO DATA
RAIN= 73.5 NO DATA

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日々農天気;果樹を楽しむ:無袋・無農薬モモの収穫

バラ科の果樹は管理・手入れが大変であきらめ気味。今年はモモの花を見た記憶も定かでない。人工授粉はしなかったがかなり実を付けた。摘果をすれば大きな実になるので、数個収穫できる程度に摘果した。以前、袋掛けをしたが、収穫時期に袋の中が空っぽという苦い経験もした。

植栽図を見るとアカツキという品種らしい。2006年の植え付けである。最近貫禄が出てきて本気に手入れをすれば果実の方も楽しめそうだ。まだ、やや色付いてかりかりする固さのモモを畑で丸かじりした。甘くべたべたせず野趣があり市販品では味わえないところが良い。そろそろ熟した頃だろうと思った時は、既に鳥や昆虫が食べ始めていた。

ともかく、最後の三個を収穫。一個だけほとんど無傷。しばらく食卓に並べて楽しんでいた。かみさんがそれを見て、お父さんは虫食いの方が美味しいと言ったと、変なほめ方。またしばらくして、誰も食べそうもないと見て、かみさんが無傷の方をだまって食べてしまった。まだ、虫食いの二個が残っている。モモらしい芳香を放っている。

昆虫がモモを食べる始めるのは、果柄側からのようだ。尻の部分は昆虫が止まるのに安定せず落下してしまうという単純な理由らしい。味がウマイのは尻の部分か付け根の部分か。とりあえず、残された虫食いモモをじっくり賞味しよう。
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2013年4月17日 (水)

日々農天気(果樹を楽しむ):リンゴの花が咲いていた

2013年4月17日水曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 21.2 14:42。ざっそう句:爺に合う 語呂合わせつつ ジニア蒔く。圃場の整理。昨年の失敗の後かたづけでもある。救出できそうなポット苗は移植。除草後畑土を天地返しして蒔き床をつくり昨年採取したジニアの種を蒔いた。種子と花弁が分離できないので量が多い。蒔いた上に軽くフルイで覆土。灌水して終了。失敗株でT作業の続き。揚げ接ぎだが地面が乾燥しているので根はバケツの水に浸して様子見。

2013年4月16日の天気(AMEDAS)

TAVE= 14.8
TMAX= 20.6 最高気温(℃) 21.2 14:42 
TMIN= 8.7 最低気温(℃) 8.0 05:24 
DIFF= 11.9
WMAX= 3.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.2(東南東) 12:33 
SUNS= 9.9
RAIN= 0

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日々農天気(果樹を楽しむ):リンゴの花が咲いていた

果樹のカタログを見ているとあれもこれもと想像が膨らむ。リンゴや梨の苗を育てているがまだ収穫に到らない。最近は、どうも俺にはバラ科の果樹は不向きのようだと感じている。その気分を引き起こしているのが、カミキリムシ。若い育ち盛りの苗が彼らには大好物のようだ。もうそろそ花が咲く頃と思っていると、カミキリムシの被害が出てくる。

カミキリムシの被害で倒れてしまった苗をどうしようかと考えつつ、そのまま放置している株がある。ふと見ると、その株に花が咲いている。ともかく、リンゴの花を見たいというのが第一の目的なのだから、その目的は達成できている。摘果しないが、小さな実も付け始めている株もある。メイポールのような品種が良いのかとも思う。「果樹を楽しむ(愛しきもの 花と実):ミニリンゴ(メイポール)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/04/post-161f.html)。(2012/4/24(火))」。今年はもうこのメイポールの花も咲いてしまった。
Bopix_ringonohana_130412
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2012年8月17日 (金)

果樹を楽しむ:初めてなったバイオチェリー。120817。

2012年8月17日金曜日
昨日は晴れ。ざっそう句:送り盆 位牌が語る 過去の縁。最高気温(℃) 36.8 14:46。熱帯夜で猛暑日。最低気温(℃) 25.5 04:40 から上昇に向かうので、すぐに暑くなってしまう。桔梗苗周辺を草かき。あまりの暑さに、それだけで撤退。盆棚を解体して片づける。ようやく一区切りついた。今年、盆棚に供えたのは、収穫物のオクラ数本と邪魔になり引き抜いたミョウガの株にぶら下がっていたミョウガ数個。今年、数個初生りした、バイオチェリー(多分)は圃場での試食で終わってしまった。

2012年8月16日の天気

TAVE= 30.4  
TMAX= 36.1 最高気温(℃) 36.8 14:46
TMIN= 25.7 最低気温(℃) 25.5 04:40
DIFF= 10.4  
WMAX= 3.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.0(南東) 14:53
SUNS= 11.7  
RAIN= 0  


http://weather.time-j.net/Summer/Todayから、昨日の最高気温ランキングを以下に記す。今後数日間も暑そうだ。

順位  観測地点    気温(℃) 起時
1   群馬県 館林   37.2    15:14
2   埼玉県 鳩山   37.1    14:05
3   埼玉県 熊谷   37.0    15:48
4   兵庫県 豊岡   36.9    14:47
5   群馬県 伊勢崎  36.8    14:46


果樹を楽しむ:初めてなったバイオチェリー

「バイオチェリー」とは余り聞いたことのない珍しい果樹で、つい苗を買ってしまったようだ。ニッポン緑産の品種説明を以下に引用する。育成者については記載がない。樹体はスモモの木という感じだ。実の色はアメリカンチェリーの特徴を残し、黒ッポイ。果肉の方はスモモの特徴があった。収穫適期が分からないので、もいだ所で試食。ともかく、作物は味、外形、色等々は栽培条件や収穫時期、追熟の有無etcに左右されるところが大きいと思う。

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バイオチェリー BIO CHERRY (http://www.ryokusan.com/pro/plums/index.htmlニッポン緑産ホームページより引用)
育 成 アメリカンチェリーにプラムを交配し育成した属間交配による新果実
果実の大きさ 20~30g(摘果)
糖 度 16~18%
果 肉 ジュース多く夏のくだものとしては有望。
交配樹 ◎スモモの交配樹としても利用できる。
収穫期 7/下~8/上
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スモモの交配樹としても期待できそうだ。人工授粉してやるのが確実なのだが、それも不可能なので。来年を楽しみに手入れをしたい。整姿、剪定(プロの技術が生きる部分?)が苦手なのだが。
Bio_cherry_120811


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追記(2018/04/14):花~実までの画像が揃ったので、それをアニメGIFにしてみた。時間間隔は2秒。

Iob_2018_anime_bio_cherrgif
原ファイル名=「IOB_2018_ANIME_BIO_CHERR=アニメGIF=バイオチェリーの花から実まで.gif」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

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追記(2014/1/12):
サイト内でキーワード「果樹を楽しむ」を検索(https://www.google.com/?hl=ja#hl=ja&q=%E6%9E%9C%E6%A8%B9%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E3%80%80site:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/)。

追記(2014/5/9):
「果樹を楽しむ:初めてなったバイオチェリー」の記事がランキング4位に入っている。もう今年の花は終わって幼果が出来る頃か。まだ様子をみていない。完熟してから食べようとすると、既に時遅しというのが実態だ。以下の記事は、その時の様子。「環境雑録;食べて生きる;半端道楽:クワガタとアゲハチョウが仲良く果汁を吸っていた?!(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/07/post-9c13.html)。(2013年7月24日(水))」

追記(2014/5/16):
今年の実付きはどうかと調べてみた。花は沢山咲いた、実は所々にある程度で豊作は期待できそうにない。受粉させてやる必要があるのか。

Iob_biocher_20140516
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追記(2014/6/13):当記事のランキングは現在8位に入ている。徐々に低下しているようだ。デジカメを交換しようと試し撮りをしている。丁度10年位前の中古品が後続機候補H号。センサーはCMOSのようだ。WEB情報しかないのでそれを頼りに遊んでいる。このH号はメカシャッターが付いていないので、クニャリと曲がった画像になる事もあるようだ。色々設定を変えないと最適な画像にならないようだ。おかげで、露出やホワイトバランスの設定に親しめる。前回のデジカメはR号。果実のおおきさは余り変わっていないようだ。成熟中なのか。

Iob_biocher140613h
追記(2014/6/27):本記事はしばらくランキング上位に入っていたがランク落ち。再度ランキング10位に入っている。果実がようやく色付いてきた(写真参照:DSC=6/27)。最近、山形のサクランボのニュースを聞いた。これからシーズンに入りそうだ。

Iob_biocherry_140627
追記(2014/7/12):本記事のランキングは現在5位。調べるとこの苗は2009年にイシドーより購入したスモモ台。今年で5年目となる。脚立小で手の届く範囲の果実を収穫した。まだ完熟手前だが色々な昆虫が集まっていた。電気虫やケムシもいるので油断できない。整枝剪定をしていないのでどんどん大きくなりそう。

Iob_biocherry_140712
追記(2015/2/20):「果樹を楽しむ:初めてなったバイオチェリー」の記事がランキング8位に入っている。春の果樹苗植え付けシーズン到来なのか。ちなみに、我が家の果樹台帳には;090317:バイオチェリー(スモモ台)。イシドー@1XX5。と残っている。果樹台帳に履歴も残すと面白いが、最近は台帳がROMに近い。バイオチェリーの前には06年に佐藤錦を植え08年に枯らしている。サクランボは受粉の関係で数本植えたが全滅。素人に店頭に並ぶようなサクランボができれば奇跡と思った。暖地桜桃は少し実がなったが、鳥が先に食べてしまった。バイオチェリーは今年で購入から6年目となり、一人前になったようだ。樹高が結構高くなり、野菜畑が日陰になる。そうだ、種生姜を貰ったので、その辺に植えようか。越冬がうまく行ったか?今年は芯抜きをしようかと考えていたが、生姜あるからまた手抜きになりそうだ。嬉しがって食べてくれる人がいれば、庭先果樹作りも張り合いが出てくる。最近は、自然落果したハッサクをかみさんが拾ってきて食べ始めた。それでもやったぜと嬉しい。どんなサプリメントより安くて有効だと気付いたのか。食べてくれる人を作れば果樹作りの楽しさは倍増に違いない。 

追記(2016/05/21):たまたま、実のなり具合を見たら、ちらほらなっていた。熟す前は、実も葉も同色系で区別しにくい。

Iob_biocherry2016

Iob_biocherry20170507
追記(2017/05/07):この記事には、花と幼果の様子がまだ未掲載だ。見ていても、撮影していない場合が多い。幼果がどの程度大きくなっているか見たが、豊作というほどではなかった。逆光ではあるが、適当な高さに幼果があったので、フラシュを発光させて撮影した。

Iob_biocher170623 追記(2017/06/23):色が付き始めた頃の果実。色は綺麗だが、果肉はまだ固い。酸味が強く、まだ甘みは少ない。収穫した五個は試食で食べ終わった。

Iob_biocherry20170711 追記(2017/07/11):数個収穫して食べた。果肉はやや固いが甘みと酸味が良く調和している。

追記(2017/11/10):タイトルに投稿期日を追加;タイトル文字を太くして着色:現在は落葉が進み木の枝が見えている。アクセスランキングから消えていたが二位になった。何故か。1~2ヶ月前に東北地方の果樹業者からカタログが送られてきた。果樹の植え付けシーズンになったためか。畑の南側に植えたので、夏は日陰で栽培の障害になる。でも、今年はその下でポット上げの作業が出来た。木の下の清掃が出来れば良いが、ゴミ捨て場にもなっている。アメリカシロヒトリ等のケムシも着くが、頭上から落ちてくるほどヤワではない。デンキムシ・イラガの幼虫には要注意だ。

追記(2018/02/01):この記事が現在サイト内ランキング2位に入っている。その理由がはっきりしないのだが、果樹苗を植える時期になったのかなと、勝手に考えている。検索するとスモモの実がならないので、受粉樹を調べている人もいそうだ。父が、スモモを作っていた時期があった。果肉が赤みを帯びるサンタローザも結構実を付けていたと人に聞いた事がある。当時は、スモモの事など全然関心が無かったので、他に何を植えていたか分からない。だが、薄手のスモモ栽培の本が残っていたので、それで勉強したのだろうと思う。その後、定年頃になって、今度は自分が、スモモを植え始めた。カタログを見て、美味そうな苗を買ったが、受粉樹は植えなかった。見事に、スモモ栽培は失敗した。定年後、県の農林大学校の就農者向けの果樹研修コースを受講した。そこで初めて受粉が大切な事を知った。受粉の花粉親が収穫に関係するのがスモモやブルーベリー等だと知ったが、果樹への関心は薄れていった。リンゴも受粉の相性がある。結局、オレにはバラ科の果樹は不向きだという結論に達した。受粉樹を考える必要が無いのがミカン。ミカンに種が入れば食べにくくなるだけ。かくて、この記事のバイオチェリーは、スモモ栽培の最後の生き残り品種として、酸っぱい記憶を呼び起こしてくれる。だが、この木があれば、一年一年の歳月が巡るリズムを感じさせてくれるのである。福島天香園さんからは、今年用の果樹カタログを送ってもらった。顔が赤くなりそうだ。感謝。読者にも感謝。

「追記(2018/03/23):アクセスランキングを見ていると最近この記事がトップを走っている。畑に出て、ネギやニラの手入れが終わり、ふと空を見るとこのバイオチェリーの花が満開であった。アクセスランキングと花の開花状態に相関があるとは?ちょっと考えすぎだが...。撮影時刻は14:30頃。ようやく、この記事にバイオチェリーの花の画像を入れる事が出来た。

Iob_2018_bio_cherry_20180323
原ファイル名=「IOB_2018_BIO_CHERRY_バイオチェリー20180323.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

スモモの木 カブトムシ追い 子等走る

こんな子供達の姿を見ると、自分の子供の頃も思い出す。
子供達が姿を見せるのが夏祭り頃。
御神輿を投げ出してスモモの木に駆け寄ってくる。

追記(2018/04/14):今年の春は暖かく、バイオチェリーの開花も早かったようだ。そこで、実のなり具合を調べて見たら、既に幼果が付いていた。花粉を媒介する昆虫の活動はどうだったのか。まだ、花ガラは付いており、実が膨らんでいる割合が少ない。どうも、豊作ではなさそうだ。

Iob_2018_bio_cherry_youka__20180414
原ファイル名=「IOB_2018_BIO_CHERRY_YOUKA_バイオチェリーの幼果_20180414.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

追記(2018/06/24):最近の我が家のバイオチェリーの状況はこちら:
身辺雑記:田舎老人徒然草:老人の寝言:毎日が特売日じゃぁ困るナ~。財布はレシートとクズカードと小銭で満杯だ;虹の橋 地獄へ渡る 記者会見。180624。

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下記記事から、スモモの相性マップをここにコピーしておく。

00A_参考資料(気温グラフ等)へのリンク

http://af06.kazelog.jp/photos/uncategorized/2010/08/20/photo.jpg

がんばれ! ふくしま:福島天香園の果樹カタログ(2011年10月12日 (水))の記事へのリンク

Googleにてキーワード「バイオチェリー」で本サイト内を検索

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2012年6月14日 (木)

果樹を楽しむ:モモ春雷の実を見て楽しむ

2012年6月14日木曜日
昨日は曇り。未明に少し降雨があったようだ。用事外出。ついでに花と野菜の種子、ホテイアオイ2株等買い物。帰宅時、子メダカの貰い手が来ていたのでホテイアオイ1株をくれる。とりあえず、親メダカの容器にホテイアオイを浮かべた。極早生桃の春雷が色付き熟し始めた。

2012年6月13日の天気

TAVE= 17.8
TMAX= 21.4 最高気温(℃) 21.7 14:33
TMIN= 14.6 最低気温(℃) 14.5 03:35
DIFF= 6.8
WMAX= 3.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.2(東南東) 14:12
SUNS= 0
RAIN= 0.5

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果樹を楽しむ:モモ春雷の実を見て楽しむ

市場に出る果実は形だけでなく、色や味もできるだけ良くなるよう揃えている。いわば個々の果実の個性を犠牲にして(品種としてのブランドイメージを向上させようとして)、市場価格を向上させようとする涙ぐましい努力がその品質の裏に隠れている。極早生桃の春雷は丁度梅雨時に熟して、何もしないという自然の熟期の速さでは、桃の中では優等生の方だろう。摘果もしないので大きさは鶏卵より大きい程度。一口モモとなる。種子の核はシイナ状で、何か物足りなさがある。一層のこと種なしモモになれば、その株は上がるかもしれない。味は、梅雨時に熟すためか水っぽい。見方を変えれば、糖分少な目で、糖尿気味の人やダイエット志向の人には最適だ。春雷という名前も桃らしくなくハイカラだ。そんなモモを何個かもいで畑で丸かじりをしていた。ちょっと面白い形のモモに出会った。なんとなくダルマさんに似ている。天上天下唯我独尊。
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DSC=2012/6/14

2012年6月11日 (月)

果樹を楽しむ(接木に挑戦):根を失った株の枝に根をつけてやる

2012年6月11日/月曜日
昨日は曇り一時晴れ間。野良仕事には適した天気だった。ほとんどサツマ等草むしり。草の中からサトイモが芽を出していた。サツマは何とか活着しているが茎が細い。サツマの良い苗にはなかなか巡り会わない。サツマの本によると、芋になる根ができるよう葉の着いている茎の部分まで地中に植えるとある。育ってきた苗を見ると形が直立で樹木の形状。もう一度土をかけて根が出やすいようにした。ジャガイモの葉がアブラムシにやられ黄変してきた。その一株を堀上げた様子を見た。小ぶりだが芋が数個着いていたので収穫。夕方になると蚊に刺された。最後にタケノコ数本を収穫して終了。黒い雷雲が見えたがポツポツと降ったのみだった。4月に根接ぎしたリンゴ株から葉がでてきた。

2012年6月10日の天気

TAVE= 21.5
TMAX= 26.1 最高気温(℃) 26.3 14:17
TMIN= 17.9 最低気温(℃) 17.8 04:05
DIFF= 8.2
WMAX= 3.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.9(東) 21:31
SUNS= 1.7
RAIN= 0

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果樹を楽しむ(接木に挑戦):根を失った株の枝に根をつけてやる

2012/4/11(水)の根接ぎの実験で、サンプルを数個作った。根接ぎは親株の系統保存のため。果樹や樹木の寿命は長く、人間と共に時を刻む。昨日の6月10日は時の記念日であった。時間概念は、人間生活や文化の基本を形成する。正確な暦も正確な時間測定が基本になる。同時に、正確な暦も正確な時間の規定を支配するという相互関係にあるだろう。東北地方太平洋沖地震に伴う大津波で大規模な被害を受けた岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の約七万本の松うち、たった一本生き残った松は「奇跡の一本松」として有名になった。しかし、海水をかぶり、その塩分の影響で枯死が心配されていた。接木でその系統を保存するという事業が行われているようだ。人間の思い出を刻む時計は正確である必要はない。その時計がいつもそこにあることが大切だ。捨てるな、枯らすなその株。

接木は台木に穂木を接ぐというイメージが強い。しかし、弱った樹体に若い元気な根をつけてやる根接ぎというのがあると知った。これを大きな樹体で行うには相当な困難を伴う。その前段階として、揚げ接ぎで根を付けたのが以下の実験。穂木を採取した樹体自体は根部を相当期間水に浸して置いた物で、衰弱が甚だしい。02F12_接木に挑戦(2)http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/02f12_TUGIKI_BATTLE_2.html。接木後の管理は、株毎に異なる。結果としては若いマルバ台木と若い穂木のリンゴ枝の組み合わせが一本成功しただけ。この接木株は、接木後直ぐに灌水しやすい場所に植え付け。普通、穂木は数芽付けるのだが今回は枝一本丸ごと付けた。根もこれだけ大きな穂木を支えるには負担が大きい。灌水だけは十分行った。発芽は健全な株と比較するとかなり遅れたが、発芽してきた時はうれしかった。
Ringo_netugi_20120603
白色ビニールテープが接木部。その下の枝は台芽。右は失敗株。

梅雨入り:
追記:以下は平成24年関東地方梅雨入りの気象庁発表(http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/103_04_662_20120609020104.html)以下発表本文:「梅雨の時期に関する関東甲信地方気象情報 第1号平成24年6月9日11時00分 気象庁発表(見出し) 関東甲信地方は梅雨入りしたと見られます。(本文) 関東甲信地方では、前線や低気圧の影響で曇りや雨となっています。 向こう一週間も、前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。 このため、関東甲信地方は、6月9日ごろに梅雨入りしたと見られます。(参考事項) 平年の梅雨入り 6月8日ごろ 昨年の梅雨入り 5月27日ごろ(注意事項)・梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。・梅雨の時期に関する気象情報は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに発表する情報です。後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行い、その結果、本情報で発表した期日が変更となる場合があります。」

収穫したナタネが雨をかぶってしまい、6/10は、日射は弱いが再度天日干し。雑草は成育中で軟弱であったが、20㎝ほど伸びた部分もある。今後は空模様を見ながら雑草対策となる。

2012年5月28日 (月)

果樹を楽しむ:リンゴの幼果

2012/5/28(月)
昨日は晴れ。町内行事。資料作成。夕方、灌水と野菜苗植付。先日、リンゴの木に幼果がなっていたのを発見。摘果せずに置く。

2012/5/27(日)の天気

TAVE= 21.2
TMAX= 28.4 最高気温(℃) 29.1 14:48
TMIN= 14.8 最低気温(℃) 14.5 04:25
DIFF= 13.6
WMAX= 4.1 最大瞬間風速(m/s)
SUNS= 11.6 (風向(16方位)) 9.6(南東) 16:16
RAIN= 0

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果樹を楽しむ:リンゴの幼果

デジカメにリンゴの幼果を納めた。収穫まで行くか不明。根本がカミキリムシ幼虫の被害でグラグラになっている。このリンゴ樹を助ける方法を考えねばならない。カミキリムシ幼虫の駆除も手付かずだ。
Ringo_youka120523jpg

2012年5月15日 (火)

果樹を楽しむ:サクランボにケムシの巣

2012/5/15(火)
昨日は晴れ。空の色は春霞がかかったようで白っぽかった。本日も朝晩2回灌水。灌水をしっかり行ったためか、大豆が発芽していた。丁度、播種から一週間目。大豆の水栽培試験の方は発芽の気配なし。豆がふやけただけ。発芽条件も色々ある。水分・湿度、気温だけでなく、他の日光(明るさ)等が関係しているのか。種子が不良の可能性もある。これは一粒だけは分からない。デジカメをサクランボの枝にぶら下げて仕事をしようとしたら、目の前に毛虫の巣があり、ケムシが沢山集まっていてぎくりとした。
Daizu_hatuga_s

2012/5/14(月)の天気

TAVE= 18.4
TMAX= 25.9 最高気温(℃)  26.4  14:40
TMIN= 10.6 最低気温(℃)  9.5  04:28
DIFF= 15.3
WMAX= 4.8 最大瞬間風速(m/s)  10.0(南東)  17:01
SUNS= 10.4
RAIN= 0

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果樹を楽しむ:サクランボにケムシの巣

サクランボに実を着けさせるには、授粉のため別品種を植える事と本等にある。数本サクランボの記を植えてあるが、一度も実を収穫していない。昨年は味見をしようと思った頃には鳥が全部食べてしまった。以前、サクランボの矮化栽培に興味があった。その苗の作り方で特許が出されていた。鉢栽培なら、収穫が楽だろうと思った。サクランボの産地では、品質を向上させるためハウス栽培との事。露地栽培では、雨が降るとサクランボの実に亀裂が入ってしまうらしい。同じような現象は他の作物でも起こる。

特許電子図書館により「サクランボ 苗」で検索。5件ヒット。その中の一件が以下の特許。

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「出願番号 : 特許出願2001-61810  出願日 : 2001年3月6日
公開番号 : 特許公開2002-65059  公開日 : 2002年3月5日
出願人 : 大塚 博美  発明者 : 大塚 博美
発明の名称 : 桜桃の苗木の育成方法及び桜桃の栽培方法   

イメージ ID=000002 要約:

【課題】 鉢植えとして適当な大きさに養成することができ、接ぎ木を確実にして結実率を高め、サクランボの良品を得られるようにする。
【解決手段】 桜桃の台木を鉢植えして鉢のみで養成した後、露地で育成した1芽~5芽程度の葉芽を有する桜桃の二年枝30を、前記鉢植えされている台木20に接ぎ木し、台木に接ぎ木した鉢植えの状態のまま養成して、地植え用あるいは鉢植え用の苗木を育成する。台木20に二年枝を接ぎ木する際に、ハウス内であらかじめ台木を加温して、露地栽培での接ぎ木時期よりも早い時期に接ぎ木し、その後、鉢植えの状態で露地にて育成する。」
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2006~2009年にかけて露地に数本のサクランボを植えた。実を着けたのは2006年に植えた暖地桜桃だったと思う。サクランボを露地植えするとどんどん大きくなりそうで、実より先々の管理が心配になってきた。鉢植えで根の伸長が制限されれば樹高も制限されるのだろうか。

今となっては、サクランボもお荷物になりかけている。畑仕事で、デジカメが邪魔になり、それを近くのサクランボの枝にぶら下げた時、その近くを見ると、ケムシの巣があって、沢山のケムシが密集していた。ケムシで名前を特定出来るのはイラガの幼虫程度。イラガの幼虫も小さきときは密集している。個々の個体としてはまだ弱いので、集団防衛をしているように感じる。成長すると、密集している段階から、単独行動に移るようだ。こうなると薬剤防除以外手はないのだろう。不思議なのは、このケムシが巣にいる時、頭部をピクピク振る動作。なぜ、そのような動作をするのか。変な事を考え出すと際限がない。ともかく、ケムシの段階ではせいぜい1㎝/s程度の移動速度だが、羽根を付けた成虫になると1m/s程度の速さで飛ぶので、100倍程度の能力向上、動き回る範囲は数Kmになるだろう。そんなケムシを見てぞっとする人間には本能的にそいう習性が仕組まれているのか。
Kemusi_syuudan_s

2012年5月12日 (土)

愛しきもの 道具達(果樹を楽しむ):やっとみつけた便利な百均スポイト

2012/5/12(土)
昨日は晴れ。朝方は定例の仕事。その前に、作物に灌水し、小菊を植える。昼間から用事外出。ぶらりと立ち寄ったDIY店(ホームセンター)に生姜の苗が値引き価格で列んでいた。冬場の体調管理に生姜湯でも飲もうかと一袋購入した。身体を鍛える事、頭脳を鍛える事は便利な物を持つよりも立派な財産なのだ。現代人は、余りにも他人やお金で買える便利な物に頼り切った生活に浸かりきってしまっている。それが昨年の3.11東北地方三大災害で現実となった。丈夫な身体、明晰な頭脳、合理的・自然に従う知情意が備わっていれば、今日ほどの混迷からは、早々に抜け出すことが出来たのではないか。圃場に出たとき、デジカメが無い、剪定鋏が無いと探し回った事があった。実は身体に付けておく場所を変えていて、それに気付かなかったのだ。ボケが忍び寄ってきたか。昨日は昨年の3.11東北地方三大災害から数えて14ヶ月目である。自分も新聞も既に関心が別の方に移り、うっかり忘れかけていた。本当に大切な記憶は頭の中にたたき込んで常に再生をすることで保持できる。

2012/5/11(金)の天気

TAVE= 14.8
TMAX= 18.9 最高気温(℃)  19.4  12:52
TMIN= 11.1 最低気温(℃)  10.9  04:17
DIFF= 7.8
WMAX= 8.2 最大瞬間風速(m/s)  15.3(北西)  16:41
SUNS= 11
RAIN= 0

Q
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愛しきもの 道具達(果樹を楽しむ):やっとみつけた便利な百均スポイト

少量の液体を小ビンから吸い上げるのにスポイトが便利だ。そのスポイトも、果樹等の小さな穴に液体を注入するのに太すぎる。もっと細い物はないかとずっと探していた。百均店を巡るのは、何か農作業用の小道具に使える物はないかと探す楽しみがある。たまたま、見つけたのが、蜂鳥のくちばしのように長い吸い口を持つスポイトだ。こういう小道具がDIY店に無いのが不思議だ。DIY店が独自に商品開発しても、このような小物までは及ばないだろう。その点、百均店の商品開発・企画魂には脱帽するところありだ。精油や化粧品の調合等に使うらしい。女性が、お仕着せの商品を使うのではなく、自分の好みの品を作るのは、個性重視の点からも、大いに結構ではないか。自分の作った物で、自分のセンスを高めるのはやりがいのあるたしなみではないか。この百均スポイトが品切れにならないように、日本中の女性はどんどんこれを使ってもらいたい。これを企画したのは若い女性かな。

百均店で取り扱う商品の数の多さには戸惑う事もある。そのレイアウトが時々変わるのだから更に困る。こういう多数の小物商品を顧客が買うのは、その場でこれは便利そうだと感じるのも購買動機の一つだろう。商品レイアウトの変更は探す楽しみと共に探す苦しみを与える。最近ダイソーの商品は全部百均でない店もある。一方、全部百均と表示しているダイソー店もあるのに気付いた。柔軟な店舗戦略があるのだろうか。ダイソーのホームページ(url=http://www.daiso-sangyo.co.jp/company/products/index.html)にその商品数等が掲載されていた。「ダイソーは、全国2,570店舗、海外25カ国、564店舗を展開中。さらに、毎月10~15店舗の新規出店をしています。~ダイソーで取り扱いの商品は約70,000種類。毎月500~600種類の新商品が開発され、店頭に並んでいます。」たかが百円と侮れない。日本の百円が1000円に相当する国もあるだろう。そんなことを考えつつコンビニ雑貨店を巡っている。

Spoito_at105shop

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追記(2014/7/25):本記事が初めてランキング10位に入った。最近、流通業界のコンビニ化が急速に進んでいるように感じる。ともかく売れる物は何でも売ろうと、従来の枠を超えた商品を品揃えに加えつつある店が増えたようだ。コンビニ屋兼雑貨屋兼中古屋兼等々とこの流れは止まりそうにない。家電量販店で駄菓子や雑貨やDIY品を扱う。本も扱う。新本店が古書も扱う。結局物が有り余っている。生活用品は値段より使いたい時に使える便利さが第一だ。店舗や販売体制の中で利益・売り上げを最大にするという作戦が当たり前になってきたのかもしれない。かみさんからいつも叱られるのが百均店で余り使わない物を買う事。そう言いながら、亭主が買ってきた小物をちゃっかり使っている。百均店で、面白いのが、農作業用に使えそうな道具が結構ある。何か農作業に使える道具はないかと探すのも楽しい。本記事の、スポイトもイチジクの木に穴を開けているカミキリムシの幼虫を駆除するため、農薬を注入するつもりで購入した。どこかに紛れ込みまだ使っていない。かみさんが正しい!?物がいつでもどこでも化してきた。これじゃ安物を買う以外に無い。
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2012年5月11日 (金)

果樹を楽しむ:リンゴの葉に座った雨蛙と病害虫

2012/5/11(金)
昨日は晴れ一時雷雨。不安定な天気だった。天気予報では竜巻が起きやすい気象状況だ、竜巻が起こりそうになったら頑強な建物に避難するようにと注意があった。AMEDASで注意報確認。群馬県には雷と霧の注意報が出ていた。朝、外に出てみると濃い霧で、神秘的なムード。畑は乾いているので、朝飯前に大豆区画等に灌水。朝飯後、イチジクの挿し木。カミキリムシ幼虫チェックで切った枝を利用。予備の株があれば、親が枯れても子がその後を継いで安心だ。イチジクの株元を除草。植木には根締めの小形草木を植えれば見栄えがよい。果樹もその考えが抜けない。イチジクの株元には、雑草や小菊などが生えている。イチジクの株元を除草。小菊は別途植え替える積もり。昼頃、空が暗くなり、二三回雷鳴が聞こえる。来たかと宅内に退避。雷雨があったが雨量は微々たるもの。午後は強風が吹いたが、雷雨が嘘のような晴天となった。再度外に出て果樹の手入れ。株元の下草刈り、採光のための剪定等。ハナミズキの枯れた幹が抜けたので、残っているハナミズキの切り株3本を、ツルハシとカケヤで堀上げた。入社直後に会社の先輩が、回路を考えるときは電子になった積もりで考えよとアドバイスしてくれた。このアドバイスは、色々な場合に通用する有り難いアドバイスだと今でも思い出す。カミキリムシになって考えてみると、果樹の株元に雑草が生えているとそこが安全地帯に見えそうだ。圃場の管理には清耕管理と草生管理があるようだ。株元だけは清耕管理にしてみたい。

2012/5/10(木)の天気

TAVE= 15.7
TMAX= 22 最高気温(℃)  22.9  11:10
TMIN= 12.5 最低気温(℃)  12.4  23:20
DIFF= 9.5
WMAX= 7.6 最大瞬間風速(m/s)  15.0(北西)  12:32
SUNS= 8.4
RAIN= 1

Q
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果樹を楽しむ:リンゴの葉に座った雨蛙と病害虫

昨年頃花が咲き始めたリンゴ樹フジに、蔓草が這い上がり、今年は花が見えない。リンゴの葉に座った雨蛙がいたのでDSCで撮影。果樹を見ずに雨蛙の方を見ていた。その画像を見ると、葉にはブツブツがあり、枝には虫らしい物が付着している。ブツブツは害虫なのか病気なのか見当がつかない。枝の虫は、リンゴワタムシらしい(url=http://www.naro.affrc.go.jp/org/fruit/apdb/homopt/E_lani.htm)。同じような虫コブはあちこちある。とりあえず知命的ではなさそうだ。寄生蜂のワタムシヤドリコバチが導入されているのでその効果があるようだが、これは生物農薬?リンゴワタムシの形態:体長 無翅胎生雌 2.0 mm、有翅胎生雌 2.0 mmとある。雨蛙がこれを食べてくれれば言うこと無いが。
Amagaeru_ringo_tree_120508_s
リンゴの葉の上のアマガエル(DSC=2012/5/8)

2012年4月24日 (火)

果樹を楽しむ(愛しきもの 花と実):ミニリンゴ(メイポール)

2012/4/24(火)
昨日は曇り時々雨。季節的にはやや遅いが接木を少々。夜会合。4/20は二十四節気の穀雨であった。百姓にとっては百穀を潤す恵みの雨が降る季節。ジャガイモが発芽して芽が伸びてきた。ニンニクも芽が出始めた。ザクロの赤い芽が出てきた。縮伐したナツメは芽が出ていない。栗も芽を出している。ザクロ、ナツメ、クリ、サンザシ、松、カラタチ、ヒイラギナンテン、サンショウ、タラノメ等々トゲのある樹木が多すぎる。サンショウは鳥の糞で種子が運ばれるのか雑木として畑に生えてくる。若葉を天ぷらにすると香りがあって旨い。トゲも植物が進化の中で身につけた自己防衛の知恵と考えるとあながち憎めない。サンショウは落葉樹でミカン科。カラタチも落葉樹でミカン科。冬季にミカン樹が落葉しても枯れなければ、カラタチの性質があるので、春には芽を出すだろうと楽観していた。その通りになった株から接ぎ穂を採種した。枯れてしまったミカン樹もかなりあったが。カラタチもミカンも発芽中だ。

2012/4/23(月)の天気

TAVE= 12.1
TMAX= 14.9 最高気温(℃)  15.4  14:05
TMIN= 9.2 最低気温(℃)  9.1  01:42
DIFF= 5.7
WMAX= 2.8 最大瞬間風速(m/s)   4.7(北西)  14:40
SUNS= 0
RAIN= 3.5

Q
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果樹を楽しむ(愛しきもの 花と実):ミニリンゴ(メイポール)

リンゴ樹は一般に、土台の台木の上に品種の建物を乗せたような二階建ての建物のような構造をしている。接木育成した果樹は大体この構造を持つ。人類が接木技術を発明したのは偉大な進歩だと思う。千年以上前に遡るようだ。鋭利な刃物があったから可能になったのだろう。近い品種が一心同体となり、その両方の良い点を発揮するように育成される。りんごでは、従来は台木にはマルバカイドウが主に使われてきたが、最近は矮化栽培が可能な台木が開発されているようだ。果物の品種改良は交配や突然変異が中心であったが、最近では、遺伝子工学的手法による新品種開発の研究も行われているようだ。

農研機構のホームページは、「リンゴカラムナー性のDNAマーカー選抜法;url=http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/fruit/2009/fruit09-09.html()」というタイトルで、「リンゴのカラムナー性は、側枝が伸びずに短果枝を着生し、円筒形に近い樹形を示す。このため、カラムナー性は果実生産の省力・軽労化を図れる樹形として注目されているが、優れた果実品質をもった品種はいまだに育成されていない。そのため、果実品質の優良なカラムナー性品種を早急に開発することが求められている。カラムナー性は通常型の樹形に対して優性で、1遺伝子(Co)によって決定されることが分かっている。」と研究の背景を報じている。省力・軽労化を図れる新しいリンゴ品種の開発は遺伝子工学の手法で行われているようだ。

果樹も、樹高が自分の背の高さの範囲に収まれば、作業性や生産性が向上するのではと期待するが、自分が生きている間に実現するか微妙な所だろう。従来は果樹は棚仕立て等で生産する方式が主流だが、小さな多数の果樹を棒状仕立てにして生産できればと夢は広がる。集積回路はまさに、数で問題を解決する方法で大成功した。小さな一本の果樹で、果実が10個収穫できれば、それを百本植えれば千個収穫できるという具合だ。

「青い森の片隅から」というホームページに、「ラムナータイプのリンゴ;url=http://homepage3.nifty.com/malus~pumila/appls/columnar/columnar.htm()」というタイトルで、「カナダのウイジック氏のリンゴ園で、1963年に、McIntosh red(日本名 旭) の枝変りとして発見されたリンゴは、側枝や節間の長さが普通の栽培品種に比べて極めて短く、枝が横に成長することがないので、極細円筒形(棒状)の樹形に成長する特性をもっていました。」という記事がある。この枝変わりの品種を元に新品種の開発がされて、「特に、イギリスの研究所がこの品種を親にして精力的に品種改良に取り組み、そこで開発された品種の一部、例えば「タスカン」「テラモン」「トラジャン」「メイポール」が、わが国でも品種登録(1992年 サマースビーツリーフルーツ社・英国)され、苗木が広く市販されています。」と述べられている。
May_pole_mini_ringo

これらの品種はまだ、実用的な従来の生産品種には、能力は及ばないようだ。しかし、ミニリンゴとして趣味的に作るのは面白そうであった。販売元から苗を取り寄せて育ててみた。現在「メイポール」が開花している。実は小さいので、果実の利用法も生食より加工用に使う等工夫が必要のようだ。残念だが、カミキリムシが住み着いているようなので駆除が必要だ。ともかく観賞用としては面白そうだ。バイオテクノロジーが進むと野菜等は工場で作られるようになってしまうかもか知れない。数十年前に、IEEEという電子技術雑誌に、トマト工場だったかが紹介されてショックを受けた。こんなのができたら、農家は失業してしまうというのが実感であった。安いエネルギーが無制限に使えれば、その可能性は大きい。しかし、エネルギーコストは今後も上昇を続けるのは間違いないだろう。原始的だが、露地栽培の果樹の面白さは永久に続くのではないか。

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嗚呼 伊勢崎 非情

BOOKS

  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)