Cyrixの6x86
2009/7/9
Cyrixの6x86
自作パソコンではCPUが安価なサイリックスの6x86(M1)を使った記憶がある。何事も第
二、第三の選択枝があることが好ましいと感じている。結局そういう選択枝が多ければそれ
だけ多くのユーザ層をカバーできる。市場も活性化する。残念ながらCyrixというCPUの会社
は消えたしまった。市場原理という弱肉強食の世界で生き残るのは大変な事である。今日の
寡占的な製品の生産力は常に過剰気味であり、常に価格競争に突入する可能性がある。し
かし、寡占が高度に進むと競争が価格競争も少なくなり安定した利益が確保できる。ある
時、大手家電メーカーの人がラジオは枯れた商品であるが利益を出していると言うのを聞い
た事ある。枯れた商品を最後まで生産できるメーカーはそれなりの体力があるようだ。そん
な目で、メーカーのカタログをみていると、その製品が最盛期であった頃のデザインのままの
製品が三葉虫のようにしぶとく生き残っているのに気づいた。ともかく、自作パソコンという第
三の市場があることにより、CPUという単品のICを買えるのはうれしい。安いチップが見つか
ると使う予定も無いのについ手が出てしまう。