ジラード事件
2009/10/13
ジラード事件
1957年(昭和32年)、当時の相馬が原米軍演習地で、薬莢を拾いに入った主婦が米兵に射
殺された事件である。米兵が引き起こした事件は色々あるが、この事件は自分の県内で起
こったので衝撃を受けた。このような問題の原因をたどれば、戦争、敗戦、米軍の駐留という
連鎖の中で起こったのであろう。当時のニュース映画をネットで見ると、薬莢を拾うにも競争
があり、たこつぼを掘り、まだ熱い内に手袋をはめて競って拾うような状況であったという。こ
の事件が起きてから、上空に大型の軍用ヘリコプターが頻繁に飛び交うようになったのに気
付いた。それまでは、相馬が原に米軍演習地があることなどほとんど気になっていなかった。
事件が起きてから事の本質を理解するようになったのだ。現在もヘリコプターが上空を飛ぶ
とつい空を見上げるが、航路が曲がる小型なら報道用かと思ったりするが、大型ヘリが一直
線に飛行するのを見るとふと当時の大型ヘリの事を思い出すのである。