小笠原流
2009/12/13
小笠原流
幼少時、母が箸の持ち方等を教えてくれた。その時々に、小笠原流という言葉を聞いた。き
っと、礼儀作法の流派だろうとは思っていたが、それをまじめに受け止めてはいなかった。そ
れが一因になっているのか、未だに箸の、持ち方、使い方が下手である。箸の使い方も、
○○箸だからダメというのが多かった。確かに、社交的な正式の場面に出た場合は、作法に
かなった行動をすれば失敗する事は少ないだろう。WIKIPEDIAの解説には「小笠原流(おが
さわらりゅう)は、武家故実(弓馬故実)、弓術、馬術、礼法の流派。また兵法、煎茶道、茶道
にも小笠原流を名乗るものがある。礼儀作法の流派として知名度の高い流派であるが、本
来的には弓術・馬術・礼法・軍陣故実などの武家社会の故実(武家故実)全般の流派であ
る。」とあった。マナー、エチケットの本では塩月弥栄子、酒井 美意子の本に出合った記憶が
あるが、実生活とはほとんど無縁であった。マナー、エチケットもいわば、ある場面を取り繕う
最大公約数のような役割はあるのだろう。しかし、皆一様に割り切れてしまうと形式だけにな
り面白みも欠けてしまう。礼法、作法も本当に身についていれば役立つ物に違いないだろう。