雑草句録:わらぼっち
2010/12/15
陳皮茶
朝起きたら水を一杯飲んでとかみさんに言われる。冬は発汗も少なくなり身体も水を要求しなくなりついつい水分摂取量が減少するようだ。寒いと排尿も増える。老化して水分不足に気付かなくなり、水分欠乏になると色々な障害が現れてくるようだ。朝一番に冷たい水を飲んで気分を転換するという健康法もあるようだ。寒すぎるとそれも気が引ける。
そこで、最近始めたのが夜明けの麦茶。これをすすりながら、身体のエンジンをかける。それとなく、食卓に目を向けるとミカンの皮が転がっている。これを麦茶のやかんに放り込む。ふんわりと蜜柑の香りがしてきた。蜜柑皮だけで作ったお茶を陳皮茶というらしいので、これは陳皮麦茶。それならばと、生ゴミになりそうなサツマイモの尻尾もやかんに投げ込んだ。今度はうっすらと甘みも付いた。陳皮甘藷麦茶である。「やかん」と入力して変換すると「薬缶」とでる。改めて辞書にあたると薬缶とは元々薬を煎じるのに使われたようだ。ともかく、このようにだし汁にすると口を動かさずに済むのでながら仕事には向く。今朝はしなびた金柑に切れ目を入れてやかんに投入した金柑麦茶で机に向かった。農薬は使っていないのでその点は安心だ。
以下本題
雑草句録:わらぼっち
■かじかんでミカンにかけるわらぼっち
ミカン苗は霜等の寒さに弱い。成木になれば何とか越冬は出来る。常緑樹と落葉樹の寒さに対する戦略の差であろう。落葉樹の葉が本格的に活動しているのは一年の半分余りにすぎない。一度、越冬用に苗にレジ袋に穴をあけてかぶせた事があった。結果は大失敗であった。袋の内外の空気の流れと防寒作用は相反する。穴は少な目が良いだろうと思っていたが、内部が結露したのかほとんどの苗を枯らしてしまった。その点、わらぼっちやカンレイシャは通気性があって良いようだ。