雑草句録:霜柱
20101/1/7
雑草句録:霜柱
■霜柱踏んで昔を思い出す
平凡な句である。子供の頃は霜柱も気にせず外で遊んだ。そういう体験が記憶として脳内に沈着してしまっているようだ。
○幾霜に心ばせをの松飾り 芭蕉
今年の縄飾りの稲藁は新しいのを貰った。それを鎌で梳り縄になう。まつの小枝と実が一つ付いた金柑の枝を縄にさした。半紙の代わりに白いポリヒモで白を演出した。この芭蕉の句は庭に植えた芭蕉を松飾りに見立て何年も年々歳月を重ねてきたという感慨を詠んだようだ。検索すると芭蕉の句には霜の語が多い。何故だろう。
■松のみは先祖と同じ松飾り