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2011年4月14日 (木)

技術 回顧と展望:原子力発電と津波に関する技術

2011/3/14
昨日は暖かな好天であった。品質の良くない品種不明の渋柿にハチヤ渋柿を接木した。地上2m程度の高接ぎ。穂木は採取して冷蔵庫で保管。水分は少ないがまだ枯死していないようだ。台木の枝は発芽を開始している。幹が太いのでガムテープを使用。切り口は癒合材塗布。ダメモトでダメならまた次回試す。脳死未成年の15才以下の少年から摘出した臓器移植が行われた。植物の接木は簡単に出来てしまうが、動物ではなぜ難しいのか。臓器移植よりiPS細胞を使った再生医療に期待している。しかし、なぜそれまでして生き延びる必要があるのかも納得できない部分がある。

昨日の天気

TAVE= 12.8
TMAX= 22.6
TMIN= 2.6
DIFF= 20
WMAX= 3
SUNS= 12
RAIN= 0

技術 回顧と展望:原子力発電と津波に関する技術

福島第一原子力発電所の原発事故を技術者はどのように見て何を考えているのだろうかと思った。大抵の技術者は何らかの組織に属し、組織の壁に閉じこめられているのが実状だろう。東北地方太平洋沖地震による津波の被害を見るにつけ、津波の被害を避け、津波のエネルギーを活用する現実的な方法があるのか気になった。そこで、特許図書館で幾つかのキーワードで調べてみた。

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  特許・実用新案を検索する >> 検索結果 

(1)「津波」に関する技術が 375件 見つかりました。
● 特許  ・・・  359件
● 実用新案  ・・・  16件
「一覧表示」を押すとリストを表示します   
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(2)「原子力発電」に関する技術が 2355件 見つかりました。
● 特許  ・・・  2312件
● 実用新案  ・・・  43件

一覧表示はヒット件数1000件以内の時に表示可能です。
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(3)「津波 原子力発電」に関する技術が 6件 見つかりました。
● 特許  ・・・  6件
● 実用新案  ・・・  0件
「一覧表示」を押すとリストを表示します      

「津波 原子力発電」が含まれる公開公報「6件」のリストを表示しています(特許:6件、実用新案:0件)。番号をクリックすると簡易表示画面が表示されます。 
項番 公開番号/登録番号 発明の名称
1. 特許公開2002-363957  原子力発電所の冷却水補給取水設備
2. 特許公開2001-116880  プラントの海水取水設備
3. 特許公開2000-170138  原子力発電所の海水取水設備
4. 特許公開平09-054190  原子力発電所の取水設備
5. 特許公開平07-057174  災害対策方法及びそれに用いる装置
6. 特許公開平06-324190  原子力発電プラント取水設備
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「集積回路」に関する技術が 59623件 見つかりました。
● 特許  ・・・  58927件
● 実用新案  ・・・  696件
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原子力発電に関する特許は2312件と多い。しかし、集積回路の特許58927件よりはるかに少ない。さらに、津波に関する特許は359件ともっと少ない。「津波&原子力発電」と絞り込むと特許はたったの6件しかない。不思議とその特許の内容が冷却水に関している。やはり、原子力発電と津波と冷却水は技術的な課題であると認識されている証拠でもあろう。集積回路はほとんどが民生品であり、需要数量が多く、参入企業が多く、技術者も多く、技術競争も熾烈である。集積回路に関する特許件数が多いのはこういう理由だろう。一方、「津波&原子力発電」という両分野の技術者は集積回路技術者と反対に極少ないと思われる。津波に関する技術では、防災、土木関係が多いようだ。今回の東北関東大震災を振り返り津波対策技術を見直すのも有意義であろう。残念なことに津波対策技術は公共的意義は大きいが、津波対策技術を促すインセンティブが多くは見あたらない。津波対策技術を特許出願し国の審査をパスすれば全て無償で特許権を与え、その特許は誰でも無償で実施でき、実施されて効果があった特許は国が特許権者に特許料を支払うと言ったアイデアバンク的な特例特許として扱っても良いのではないか。通常は波力発電して、津波時は波減衰機として働く装置とか津波のエネルギーを津波のエネルギーでうち消す装置等色々なアイデアを出し合うのも自然現象の本質を理解し活用する技術につながると思う。これから東北関東大震災の復興が始まる。住宅を高台に移す等の構想があるようだが、土地の所有権とか解決すべき問題は多くある。地震・津波対策には長期的でも着実な計画が必要だと思う。アイデアを出すのはその第一歩だ。地震・津波対策のアイデアは余り金を掛けずに創出できる。今はそのアイデアを出すべき機会なのかも知れない。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:もう一人の吾

歌題=もう一人の吾:

■追ふ波に 追はれて追ひて 夫の眠る 渚に立てば 香る潮風 43 佐藤 房子

夫が戦死した海を訪れて詠んだ慰霊の歌か、海と波が人生と重なる。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)