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2012年6月10日 (日)

老人の寝言:人間も道具も生涯現役が望ましいが

2012年6月10日/日曜日
昨日は雨。気温も上がらず肌寒かったので一枚余分に羽織る。関東地方の梅雨入りの発表は無かった。落雷で半壊したME機をチェック。LANカードが破損していた。手持ちのカードと交換。無事動いた。ケースを開けたついでに、相当前にインストールしたが動いていないUSB2のカードも再チェック。安物を買ったのでNO BRAND品。USB2チップメーカーのサイトよりドライバーをDOWN LOADしてインストール。これも何とか動いた。とりあえず、1年前の予備機が現役として復活できそうだ。

2012年6月9日の天気

TAVE= 18.3
TMAX= 21.1 最高気温(℃) 22.0 00:03 
TMIN= 17.4 最低気温(℃) 17.3 09:07 
DIFF= 3.7
WMAX= 4.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.8(南東) 12:33 
SUNS= 0
RAIN= 16.5

Q
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老人の寝言:人間も道具も生涯現役が望ましいが

破損したLANカードはパソコンメーカーが組み込んだインテル製の物のようだ。インテルは半導体チップメーカーだが、パソコンマザーボードも販売していたのは知っていたが、LANカードまで販売していたのか。ともかく、10年ほど前のLANカードと現在のLANカードを比較すると、搭載されている半導体部品の数も激減している。ちょとだけ省電力化したかも知れない。

DOS/VパソコンがIBMパソコンと呼ばれたのは、IBMが仕様を公開した事による。日本のガラパゴス的パソコン市場もIBMパソコンと呼ばれるデファクト世界標準に席巻された。これにより、パソコン市場だけでなく、その部品市場も活性化した。パソコン市場の成長期にはCD-ROM、FD等日本のメーカーが優勢な地位に着いていた。半導体メーカーの技術者として、それらのメーカーを訪問したのも懐かしい思い出だ。

やはり、互換性があるという事は、その分野の事業に参入の機会があるという事で、競争は盛んになるが、産業の発展にも互換性は重要な要因だと思う。部品として交換が可能であるという事は、壊れた部品を互換の良品と交換して再利用できるという利点がある。これは、資源やエネルギーの有効活用として今や人類的課題でもある。あの、二股ソケットメーカーから世界の大企業に発展したメーカーもある。電球の口金の口径がバラバラだったら、注文服の寸法取りのようで、事業は伸びなかっただろう。カセットテープも同様だろう。フィリップスがカセットテープの仕様を公開した事がその普及を助けた。アップルもCPUはIBMPC互換品に切り替えた。インテル互換CPUメーカーがいるからチップ価格もこなれてくる。ところが日本の電力業界はどうか。電気こそSW一つで切り替えられる代物なのだが。魑魅魍魎が支配しているジュラ紀の産業のようだ。ここにTPPの風が吹いたらどうなるのか。

かつて、家業を息子に渡して、隠居生活を楽しんでいた老人がいたが、その息子が先立ってしまった。その老人は、再度現役に復帰して頑張ったという話を聞いた。日本の現状はどうなのか。ジャンクボックスに眠っていたLANカードも、効率は少し悪いが何とか、パソコン本体の機能補完の為には役立つ。聞くところによると、その老人は、現役復帰して、生き生きしてきたとの事だ。やはり、この仕事は俺が支えているのだという責任感・自負心は、老人になっても変わらない。しかし、日本の社会体制は、本人の年齢だけが主な関心事であり、結果として本人の能力、適性、やる気が十分生かされていないのが実状ではないか。そう考えると、税金で巻き上げた金を、エコポイントだ何だとばらまき、その助成金漬けの体質に慣れきってしまった結果が、製造業や消費者の弱体化、ひいては、日本の弱体化につながってきているように最近痛感している。人も物も、それを生み、育て、役に立ち、やがて、この世から消えて行くと言う点では何ら変わりがない。物造り、人造り、それらの使い方にも哲学があった。物を作るその裏に人がいる。その物が大切に扱われない。物造りに携わった老技術者としては何となく淋しい時代になったと感じざるを得ない。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)