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2012年7月 7日 (土)

日々農天気:捨てない「捨て苗」

2012年7月7日土曜日
昨日は午前晴れたり曇ったり。午後よりパラパラと雨。夕方より本降りの雨。午前はモロヘイアの残り苗を植えた。午後は用事外出。苗は本葉3~4葉だが、最初に定植した苗の大きさに比べるとはるかに小さい。密蒔きで、地上の葉も地下の根も過密で、互いに資源を奪い合っている姿が小さな苗箱に現れている。生育状態が異なり、作物の収穫期間が伸びれば結構だが、植物も基本的には、草丈の高さとは別に、同じ時期に芽生えた株は同じように年齢を刻んでいるようだ。まだ、苗箱の半分以上残っているが、捨てるのも忍びないので、モロヘイアとセルリの残り苗は空いているスペースに密生のまま植残した。昔は、田植えをした後に残った稲苗を捨てないで、田の隅に残して置いた。捨て苗と言ったか定かではないが。「捨てる」にも色々な意味がある。勝負の世界では、捨て石、捨て駒は積極的な作戦上の意味を持ってくる。

2012年7月6日の天気

TAVE= 25.3
TMAX= 30.6 最高気温(℃) 30.8 11:59 
TMIN= 21.6 最低気温(℃) 21.6 24:00 
DIFF= 9
WMAX= 3.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.8(南) 14:59 
SUNS= 3.3
RAIN= 13.5

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日々農天気:捨てない「捨て苗」

念のため、「捨て苗」を電子辞書で調べたが俳句歳時記にあったのみ。Weblioによると、「三省堂 大辞林:すてなえ ―なへ 0 【捨(て)苗(http://www.weblio.jp/content/%E6%8D%A8%E8%8B%97)】田植えが終わって余った苗。田の隅に植えておき、根付きの悪い苗に代えて用いる。」とある。三省堂 大辞林の記事には、「田の隅に植えておき」とあり、そのまま育っても少しは増収に役立ちそうだ。ともかく、「捨て苗」は田んぼの前線に配置された正規兵ではなく予備役の扱いだが、正規兵が倒れたときには、直ぐに補充が出きるという農民の増収に対する執念を示しているように思う。最近、予備自衛官のニュースを聞いたので知ればて見たら、以下の記事があった。退役自衛官は、その道のスペシャリスト。それは、一般の退職した職業人とも同じかもしれないが、現役後に、現役時代の仕事が社会の役に立つのは、人材不足の社会の側からみれば、大歓迎なのではないか。

東京新聞(WEB CASH)は、「予備自衛官、出動可能は17% 大震災直後の防衛省調査
;url=http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:36PBKK0AyxcJ:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012070301004651.html%2B%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%80%80%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%80%80%E4%BA%88%E5%82%99%E8%87%AA%E8%A1%9B%E5%AE%98%E3%80%80%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%80%80%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%80%80%EF%BC%85%E3%80%802012%E5%B9%B4%E3%80%80%E7%99%BA%E8%A1%A8&hl=ja&gbv=2&gs_l=hp.12...6590.47180.0.49160.62.28.0.30.0.5.880.12050.2-2j6j4j9j3.24.0...0.0.YfN93sHddIA&ct=clnk(2012年7月3日 11時10分)」というタイトルで、「防衛省が東日本大震災直後に、災害など緊急時に自衛隊の応援要員となる被災3県以外の予備自衛官2万6372人に出動できるかを調査した結果、「可能」との回答が17・1%にとどまったことが3日、分かった。 財務省による「予備自衛官制度」をめぐる予算執行調査で判明。同省は防衛省に対し「緊急時に実際に出動する予備自衛官の割合を向上させる方策を講じるべきだ」として、処遇見直しや招集に応じない場合の罰則規定を設けるなど改善を求めた。 同制度では、自衛官経験者かどうかや応招義務などに応じ、即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補に区分されている。(共同)」と報じた。「苗半作」という言葉は、現役引退後に、百姓の仕事をする中で覚えた。育苗という手間のかかる仕事が、農作業の前半に横たわる。これは、子育てだけでなく、会社や組織の人材育成にも通用するだろう。技術や知識が高度化すると実戦配備までの期間は益々長くなるだろう。

WEB検索すると、「捨て苗(http://houtoku.justhpbs.jp/htjk_sutenae.html)」には、二宮金次郎の倹約精神の原点があるようで、興味深い。捨ててしまった苗はそれまでで、何の役にもたたない。捨てられた苗を拾って育てれば、それが少なくても立派にコメが収穫できる。その、少ない量でも、少しずつ増やせば、膨大な量になる。積分効果だ。ところが、現実はどうか。人も苗も、必要なだけ使って、残りは使い捨ての時代になってしまった。人間が、捨て石、捨て駒同然では淋しくないか。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)