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2012年12月

2012年12月21日 (金)

ツルよ 飛んでおくれ(環境雑録):波志江沼環境ふれあい公園 昼間のイルミネーション

2012年12月21日金曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -0.1 06:45。ざっそう句:忘年会 酒がまわれば 持病譚。町内行事。実生の夏みかんを半分ほど収穫。忘年会。夏みかんは今年も豊作。冬場に長期間樹上に置くと水分を失いパサパサにになってしまう。年内に収穫を済ませたい。皮が厚く酸味もあるので、食べやすい果物とも言えないが、食べ始めると結構食べられる。手間をかければ、マーマーレードや果皮の砂糖まぶしができる。少し苦味があるが、この苦味も何ともいえない魅力。皮が厚いと鳥も食べない。多分、畑に囲い無しで植えても、盗難の心配もないだろう。無肥料、無農薬、手入れ無しで収穫できる。春頃まで保存が出来る。柑橘類なので栄養成分も多い。こう考えると夏みかんは知られざる果樹の優等生に思えてきた。

2012年12月20日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.3
TMAX= 10.1 最高気温(℃) 10.5 13:57 
TMIN= 0.1 最低気温(℃) -0.1 06:45 
DIFF= 10
WMAX= 5.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.2(北西) 14:55 
SUNS= 9.2
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(環境雑録):波志江沼環境ふれあい公園 昼間のイルミネーション

最近、あちこちでイルミネーションが行われている。キラキラ輝く物には自然と興味が湧く。先日、かみさんは友人と波志江沼環境ふれあい公園へ、イルミネーション見物に出かけた。こちらにはお声掛けはない。仕方なく、近くの女堀史跡へ行った帰りに寄ってみた。しばらくぶりの訪問だ。昼間だが、広い公園は人影がほとんどない。勿体ない!

昼間のイルミネーションは、まさに昼行灯だが、昼間も来客があれば申し分ないだろう。幸い、LED点灯装置や配線という舞台の裏方を見ることができた。各LED点灯装置には電子基板が内蔵されているようだ。まさに照明の分散処理というところ。基本パーツが完成した商品としてあると、それを組み合わせるだけで相当大きな仕掛けが出来る。セットの寿命もLEDや半導体が中心なので、数年や10年、またはそれ以上あるだろう。1期間の稼働時間も多くて100H位のようだ。毎年少しずつセットを増設すれば規模も大きくなる。装置の設置や撤去が大変になりそうだ。

LEDの色は、赤、黄色、緑色は比較的早くから実用化されたが、波長が短い青色の実現が難しかったが、新しく発明された青色LEDの量産、価格低下で応用範囲が急拡大した。実用上は過大電流を流すと壊れるので一定の電流で点灯するのが望ましい。そのためにLED駆動用の集積回路もある。一種の自己発光型の素子だが、明るいところでは、相当強力に発光させないと目立たない。欠点と言えばこれが欠点になる。大きな装置をセットアップしても昼間の効果が不足する。

イルミネーションにも、輪郭を描くのと、面全体を描くのがある。人形やオブジェという面全体ならば昼間も鑑賞できる。イベントとしてなにかキラキラさせたいとなると昼光対策が必要だ。最新の技術を使えば、太陽光を反射させる受動型キラキラ装置も可能ではないかと思った。鳥追い反射テープの類の応用だ。手始めに、どこかの家庭菜園でやっているように、不要CD盤をかき集めて使って見たらどうか。

波志江沼環境ふれあい公園はその名前が秀逸だ。「環境とふれあい」は今後の公園機能としては不可欠の要素だと思う。波志江沼環境ふれあい公園は波志江スマートインターにも近く、伊勢崎のイメージ向上だけでなく、伊勢崎への集客でも多いに期待できる施設であろう。環境をアピールする昼間の電力ゼロのイルミネーションも面白そうに感じた。夜間の来園は色々制約が多い。老人や子供にはハンディとなる。他地域からの来園にも不便だ。昼間の公園利用が増えれば波及効果は倍増以上に間違いない。同じ物を見るという共通体験の機会が増やせる「環境ふれあい」公園であってもらいたい。(参考:「06A1_波志江沼環境ふれあい公園(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/06A1_HASHIE_NUMA_1.html)」)。追記:今回、波志江沼環境ふれあい公園を訪問時、煉瓦園路に生じた凹凸部に印が付けられて、修繕予定のように見えた。ユニバーサルデザインの適用も地道に進められていると感じた。
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2012年12月20日 (木)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):市民がお世話になる伊勢崎市民病院

2012年12月20日木曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.2 23:28 。ざっそう句:親の縁 今年も済んだ 付け払い。用事外出。用事が済んで雑談。安倍さんの景気刺激策に期待する声があるとの事。株が上がった。ご祝儀相場でしょう。国債を増発してインフレ基調になれば物価が上がり、年金暮らしの高齢者を直撃する。お札を印刷しただけで景気回復ができればすでに、こんな結果にはなっていなかったろう等々と議論百出。お手並み拝見というのが現状のようだ。本日のGoogleDoodleは「「グリム童話」出版 200 周年」。

読売新聞は、「韓国大統領に朴槿恵氏…初の女性、親子2代。(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121219-OYT1T01602.htm?from=top)」というタイトルで、「【ソウル=門間順平】韓国大統領選は19日、投票が行われ、即日開票の結果、保守系与党・セヌリ党の朴槿恵(パククンヘ)候補(60)が最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)との接戦を制し、当選した。 朴氏は韓国に高度経済成長をもたらした朴正煕(パクチョンヒ)元大統領の長女で、韓国初の女性大統領となる。2013年2月25日に就任する。任期は5年。」と報じた。

アジア地域でも、中国、韓国、北朝鮮、タイ、日本と新しい指導者が選ばれた。日本の指導者が世界で、これらの指導者に肩を並べて存在感を示せるのか。女性の国家指導者誕生は社会の進歩を印象づけるが、日本ではその可能性があるのか。

2012年12月19日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.3
TMAX= 7 最高気温(℃) 7.1 14:11 
TMIN= 0.6 最低気温(℃) 0.2 23:28 
DIFF= 6.4
WMAX= 9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.5(北西) 17:30 
SUNS= 9.1
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):市民がお世話になる伊勢崎市民病院

伊勢崎市民なら、伊勢崎市民病院のお世話になった人は多いだろう。健康なら病院とは無縁でいられるかも知れないが、長い人生お世話になったり、なにかの機会で病院を訪問する時もある。先日、訪問した時、他市ナンバーの車も駐車場に散見した。屋上にはドクターヘリが離着陸できるようで、以前離着陸の様子を見た。すでに伊勢崎市民病院は地域の中核病院である事に間違いない。病院は多種多様で多数の人が来るので、売店や食堂もある。つい最近、コンビニ店があるのに気付いた。場所が奥まった所で、その方角に用事がないので行かなかった。店員に聞くとかなり前からあったそうだ。

足は、自然と昔馴染みがあった上階に向かった。そこから外を眺めるとパノラマのような景色が見える。漠然と景色を眺めているとパジャマ姿の男性が来た。言葉を交わすと、この景色を見ると癒されますと言った。自分も同じ体験をし、同じ感想を持ったが、今は異邦人のような気もする。入院は心のどこかに重圧感を受けるのだ。公園で楽しそうに時を過ごす人々の姿を見ると、早く自分も良くなろうと前向きな気持ちになる。健康の有り難さ。これから、寒さも厳しさを増す。多分患者も来院者も増えるのではないか。

昨年の冬の事、寒くて早く院内に入りたかったが駐車場は満車。どうしようかと困って、仕方なく西部公園の駐車場へ回った。そこでは、待ってましたというように、委託業者風の人が、ここは公園利用者の駐車場ですというビラを配っていた。少し寒いが、公園を散策するふりをして、病院へ向かった。

病院のすぐ北に余り利用されていない様子のテニスコートがある。先日の訪問時は写真の通り数名がテニスをして、コートの片面は空いていた。あのテニスコートをなぜ駐車場にできないのかと疑問に思った。私有地ではなく、公園の一角ならなんとかなるのではないかと思った。伊勢崎市民病院のホームページで、駐車場の収容台数を調べると身障者用も含めて460台であった。病院北側には、交通量が比較的多い道路があり、信号も無いので、現状では横断には危険も伴うが、本気で対策すれば解決できない問題ではないだろう。

伊勢崎市民病院は、職員の意識向上や地域の医院との連携を強化しているようだ。その甲斐あってか、赤字も解消したらしい。合併で市や地域の中核病院として伊勢崎市民病院の役割はますます重要になるだろう。それを考えると、交通信号機一基新設、病院周辺の環境・交通整備、道路規制等等により、病院北側駐車場の増設は十分可能ではないか。またコスト・効用比も十分以上あるのではないか。公園と病院と周辺環境を総合的に一体開発すれば、病院能力・機能は増強でき、更に本当の意味での癒しの空間ができるのではないか。公園利用者や道路走行者のちょっとした不便が通院者や患者の利便につながる。それはお互い様の精神で自分にも戻ってくる。
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2012年12月19日 (水)

老人の寝言:今年の漢字は「金」ではなく「鉛」のような感じ

2012年12月19日水曜日
昨日は晴れ時々曇り。最低気温(℃) 4.3 23:58。やや温暖。ざっそう句:よたよたと ハエが這い出る 師走かな。宅内閑居。先日、古いジャストシステムのDR MOUSEというパソコン辞書ソフトをインストールした。XP以前のもので動かず。XP対応修正ソフトが出ていたので適用したら動いた。このソフトを使うと、マウスで辞書が引けるので便利だ。気温が上がり、どこからかハエが出てきた。このハエ、出てくるタイミングを誤っているのだろうか。冬眠ではなく休眠状態で、周囲温度が活動できる温度まで上がれば、そのチャンスを逃すまいと活動を始めるように感じる。今年の漢字は「金」が選ばれたらしいが、その実感がない。

2012年12月18日の天気(AMEDAS)

TAVE= 8.2
TMAX= 13.1 最高気温(℃) 13.4 12:11 
TMIN= 4.4 最低気温(℃) 4.3 23:58 
DIFF= 8.7
WMAX= 8.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.5(北西) 17:30 
SUNS= 6.1
RAIN= 0

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老人の寝言:今年の漢字は「金」ではなく「鉛」のような感じ

この時期になると、一年を振り返りたくなる。昨年も、同じような事をしていた。昨年の「老人の寝言:惨めの国の惨めな現実に国民はかじかんで耐えている(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/12/post-0963.html)(2011/12/19)」に、歴代の「今年の漢字」を調べていた。まとめると以下のようになる。

1995年 :震、1996年 :食、1997年 :倒、1998年 :毒、1999年 :末、2000年 :金、2001年 :戦、2002年  帰、2003年 :虎、2004年 :災、2005年 :愛、2006年 :命、2007年 :偽、2008年 :変、2009年 :新、2010年 :暑、2011年 :絆、2012年 :金。

このデータを見ると、2000年も「金」で丁度干支が一回りして戻ったようにも見える。漢字は表意文字なので色々なメッセージが、その漢字に託せる。「金」の金たる所以は、金属の中で最も安定で、錆びたり腐ったりせず、美しく輝き稀少で価値が高い事。庶民の願望を象徴しているのかもしれない。今年の現実を金属で例えると、「鉛」のような感じがしている。くすんで輝きが無く、重々しく感じるのだ。でも、見方によれば、鉛は原子炉の放射線を遮蔽する有用な金属だ。歴代の「今年の漢字」には、名詞、動詞、形容詞として解釈できる。動詞では、「沈」、「落」、「没」漢字が浮かんだ。自分が関係した業界では、かつての名門企業が音を立てて崩れたという印象を受ける。その規模も、早さも異常と感じる程だった。それは、社会、経済にも通じるようだ。そう考えると「落」あたりが適当なのかもしれない。

終戦後、坂口安吾は堕落論を書いた。落ちるところまで落ちれば、最早それ以上は落ちることはできない。後は上を向いて這い上がるしかない。「青空文庫:堕落論(http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html)」をもう一度読んでみようか。
追記=初出:「新潮 第四十三巻第四号」1946(昭和21)年4月1日発行。

2012年12月18日 (火)

老人の寝言:改憲断行か改憲先送りか

2012年12月18日火曜日
昨日は曇り。雨量にならない小雨あり。最低気温(℃) 1.4 07:18 。ざっそう句:枝葉落ち 幹辛勝の 総選挙。第46回衆院選もあっけなく終わった。一票の格差で憲法違反という最高裁の判断が出ているのにその対策をせずに衆議院選挙に突入した。法治国家日本では憲法が基本法。最終的に憲法判断をするのが最高裁。その最高裁判所の裁判官の審査も衆議院選挙と同時に行われたがその結果はどうだったのか。憲法改定が議論された選挙だったが、最高裁判裁判官の国民審査への関心は盛り上がらなかったようだ。

2012年12月17日の天気(AMEDAS)

TAVE= 5.3
TMAX= 8 最高気温(℃) 8.1 22:00 
TMIN= 1.9 最低気温(℃) 1.4 07:18 
DIFF= 6.1
WMAX= 2.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.1(西北西) 00:29 
SUNS= 0
RAIN= 0

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老人の寝言:改憲断行か改憲先送りか

日本国憲法の改憲論に、敗戦国として押しつけられたので改憲すべしという議論があったようだ。日本国憲法の改憲は議論されてきたが一度も改訂されていない。なぜかと思う。まだ、法治主義が国民全体に十分理解されていないからではないか。衆議院選挙が一票の格差という、憲法の基本的権利を蹂躙してまでも断行されしまうのはその一例にすぎないのではないか。一方、政治家としては、改憲を断行できれば歴史に名を残せる。改憲問題を政治のテーブルにのせればそれなりの関心は高まる。しかし、一歩間違えば、日本の社会だけでなく、日本の全てが泥沼に陥る懸念が大きい。戦後の日本は、軍拡、改憲の泥沼にはまらなかったので、経済成長ができたのではないか。これは、当時の政治家の見識でもあったと思う。当然、それを阻止する抵抗勢力も大きかったが。ともかく、大局的には、改憲問題で国論は二分されず、結果として憲法は改訂されることは無かった。現在、経済も国家財政も改善の方向が見えていない。目先の重要課題が解決できないのに、それ以上の歴史的難題をおもちゃの如く扱うのは余りにも無謀に見えてしまう。

東京新聞は、「裁判官10人 全員を信任 最高裁国民審査。http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012121702000298.html。(2012年12月17日 夕刊))」というタイトルで、「 中央選挙管理会は十七日、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査の投票結果を発表した。対象となったのは十五人の裁判官のうち十人で、有権者が罷免を求め「×」印を付けた票が、罷免を求めなかった票をいずれも上回らず、全員が信任された。 十人は山浦善樹、岡部喜代子、須藤正彦、横田尤孝(ともゆき)、大橋正春、千葉勝美、寺田逸郎、白木勇、大谷剛彦、小貫芳信各氏(告示順)。 投票した有権者は五千九百六十五万九千八百五十五人。投票率は57・45%で、前回の二〇〇九年より9・43ポイント下がった。 最高裁裁判官の国民審査は今回が二十二回目。一九四九年の第一回以来、罷免された裁判官はいない。」と報じた。

時事通信は、「衆院選無効求め一斉提訴=全国14高裁・支部に-弁護士グループ【12衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012121701189。(2012/12/17-18:02))」というタイトルで、「16日投開票された衆院選について、「1票の格差」を是正せずに実施したのは違憲として、弁護士グループが17日午後、選挙無効を求め、東京高裁など全国14の高裁・高裁支部に計27件の訴訟を一斉に起こした。 最高裁は最大格差2.30倍だった2009年衆院選を違憲状態と判断。国会で格差是正関連法が成立したが、区割り見直し作業が間に合わず違憲状態のまま実施された結果、今回の最大格差は2.43倍に拡大した。 訴状では、人口比例配分になっていない区割りで実施された選挙は正当とはいえず、違憲だと主張している。」と報じた。

最高裁判裁判官の国民審査は、罷免すべき裁判官をX印で指定する方式で、衆議院議員と方式が異なる。東京新聞は「最高裁裁判官の国民審査は今回が二十二回目。一九四九年の第一回以来、罷免された裁判官はいない。」と報じている。最高裁判決は、判例として重い価値があるのだが、一般人としては馴染みにくい。今回も、全員信任された。一票の格差が大きすぎれば違憲であると常識的な判断さえ、最高裁が出すのは長い時間をかけていると思う。時事通信の報道は、今回の衆議院選挙に関するもので、弁護士グループが提訴したようだ。今回の選挙では、新旧議員の入れ替えが多いと思う。次点の候補者が憲法上の不利益を受けたという提訴はあるのだろうか。多分、そこまで体力は続かないとは思うが。古くは、日本には、十七条の憲法というのがある。WIKIPEDIA「十七条憲法(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%B8%83%E6%9D%A1%E6%86%B2%E6%B3%95)」。改憲論議は、戦前・戦後世代が姿を消して、日本国憲法の元で育った世代が、自国の歴史を客観的に評価できるようになり、かつ日本がグラグラゆれない安定した時代になるまで待つべきではないか。外交が混乱し、内政が混乱すれば、やがて人心が混乱する。日本の末世が到来してしまう。

以下は上記WIKIPEDIAの記事から第一条の引用(最終更新 2012年11月17日 (土) 07:07 )。
「書き下し文(部分) [編集]:夏四月丙寅朔の戊辰の日に、皇太子、親ら肇めて憲法十七條(いつくしきのりとをあまりななをち)を作る。一に曰く、和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。人皆党(たむら)有り、また達(さと)れる者は少なし。或いは君父(くんぷ)に順(したがわ)ず、乍(また)隣里(りんり)に違う。然れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに諧(かな)うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。」

2012年12月17日 (月)

ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):2012年総選挙は何だったのか

2012年12月17日月曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 4.7 03:52 。ざっそう句:大掃除 まだ捨て切れぬ 代用品。衆議院議員の投票日。投票には好適な天気だったが、何となく投票所に向かう足が重い。政治家も社会も何もかも自分とは無縁と思えるような気もしてくる。これから社会の厄介者になる寝言老人。テレビ各局は19時頃から開票速報の放送を始めた。群馬県は早くも20時過ぎに既に当確が出た。一体開票スピードを競うことにどんな意味があるのか。群馬県の投票締め切り時刻は19時と決められている。開票スピードを競うなら、締め切り時刻をぎりぎりまで遅らせて、少しでも投票率の向上に配慮すべきではないか。

2012年12月16日の天気(AMEDAS)

TAVE= 10.8
TMAX= 15.1 最高気温(℃) 15.3 11:46 
TMIN= 5.9 最低気温(℃) 4.7 03:52 
DIFF= 9.2
WMAX= 8.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.4(北北西) 13:26 
SUNS= 9.2
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):2012年総選挙は何だったのか

テレビ中継を、全議席確定まで見ようとしたが断念した。新議員の顔ぶれと枠組みがほとんど決まったところで床に着いた。床の中で、2012年総選挙の結果の意味を漠然と考えてみた。数の上では、自民党圧勝ではあるが、自民党の実力の為せるワザでもなさそうだ。議員先生方を商品に、投票を商品の品定めに例えるのは甚だ適切さを欠くだろうが、一度買った商品が余りの品質だったので、代用品に買い換えただけのように見えた。選挙というマーケットに一夜漬けのような新製品も多数投入されたが、それに飛びつくのも心配という事らしく、新製品の売り上げもぱっとしないようにみえた。政治には信頼性が絶対条件だ。やはり、国民は一票を、賢く行使しているように見える。

産経新聞は、「【衆院選速報】最終議席獲得で自民は294、全議席決まる
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121705120083-n1.htm(2012.12.17 05:12 [選挙]))」というタイトルで、「16日投票された衆院選は17日午前5時過ぎ、比例東京ブロックで自民党が最後の1議席を獲得して、全議席が確定した。公明党と合わせて、参院で否決された法案を衆院で再議決できる320議席を上回る325議席を獲得する圧勝となった。 各党の獲得議席は自民294、民主57、維新54、公明31、みんな18、未来9、共産8、社民2、大地、国民新各1、無所属5だった。」と報じた。

ともかく、代用品、バックアップがあるということはあらゆるシステムが安定的な稼働を維持する上で必要な事だ。システムが成熟している証拠かもしれない。国家という、人類が発明した最大、最高のシステムが暴走しないように国民は願っているのではないか。国家の安定性の担保として二院制があり、依然、参議院と衆議院がねじれているいるのは日本と米国も同じだ。アクセルだけの国家は危険であるというのが歴史の教訓なのだろうか。

群馬県ホームページは、「平成24年12月16日執行衆議院小選挙区選出議員選挙投票結果(http://www.pref.gunma.jp/contents/000219449.html)」
というタイトルで、各選挙区の投票結果を公表した。その記事によれば、全県の結果は以下の通である。ともかく、市部より郡部の方が投票率が高い。不気味なのはほぼ県民有権者の約1/32/3が棄権・未投票という事だ。その分析は色々可能だろうが、やはり人材に魅力がないという点も大きいだろう。特に、若者にとっては、政治が余りにもダサすぎるのではないか。(赤字訂正)
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県民有権者の約1/32/3が選挙と無縁の別世界の住人で、成人層、青年層が多数を占めるとなると本当に心細く感じる。魅力的な人材が出ないで、本当の意味で政治が活性化しないのは、一律300万円という供託金という財力基準の選挙差別が厳然としてあることも一因ではないか。江戸末期の憂国の志士は供託金というような身分・経済差別が無かったから活躍できたのではないか。県民有権者の約1/32/3の中に、平成時代の眠れる憂国の志士がいないとも限らない。一例で、供託金を年収の5%とかにして、年収ゼロなら供託金もゼロとするような柔軟な対応は出来ないか。政界に優れた人材が集まれば、経済も回り出すのではないか。群馬県でも議員の若返りが目立った。残念だが、それを支えているのは老年層寄りで、若年層は少なそうだ。今後は、老若男女投票率60%を背中にしょって国政で頑張ってもらいたい所だ。

2012年12月16日 (日)

老人の寝言:選挙は水物か

2012年12月16日日曜日
昨日は晴れ時々曇り。最低気温(℃) 0.5 06:58。ざっそう句:最後の夜 悲壮な声の うぐいす嬢。老人モードで用事外出。ついでにホームセンターに寄る。自転車のワイヤーロックと園芸用ソーラーライトを購入。選挙カーに遭遇。サービスで手を振ってやる。選挙カーからも反応あり。なにやら運転手がサンタクローススタイル。別の宣伝カーだったのか。フデガキと自働蒔きダイコンを収穫。雑木の剪定少し。フデガキは移植した場所が良かったのか豊作だ。ソーラーライト:パネルと太陽光が直交するよう傾けて設置した。

2012年12月15日の天気(AMEDAS)

TAVE= 7.0
TMAX= 12.9 最高気温(℃) 13.0 14:02
TMIN= 0.7 最低気温(℃) 0.5 06:58
DIFF= 12.2
WMAX= 1.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 4.1(南西) 00:01
SUNS= 6.6
RAIN= 0

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老人の寝言:選挙は水物か

アメリカ大統領選挙の前評判では、オバマ、ロムニー候補の大接戦が伝えられた。その最終結果はどうだったのか。最終結果では、選挙人獲得数で100数十名の大差が付いているようだ。

Googleによる「FINAL RESULT US PRESIDENT ELECTON」の検索。

Bostlnno(http://bostinno.com/2012/11/11/final-electoral-map-florida-voting-results-popular-vote-results-photos/#ss__257873_255785_0__257873_256015_0__ss)は、「Final Electoral Map, Florida Voting Results & Popular Vote Results in the 2012 Presidential Election [Photos]
。(November 11th, 2012 by Gregory Gomer))」というタイトルで、「Even though President Barack Obama took enough electoral votes to win the 2012 election late on Tuesday night, the popular vote had been undecided for a few days after. Florida’s long ballot, shortened early voting and long wait lines once again put the swing state in the spotlight. Florida was not able to officially declare their results in the end of the week, even after Mitt Romney conceded the state to President Obama. The final electoral map can be seen above and the final popular voting results are 62,049,770  for Barack Obama to Romney’s 58,757,388. You can view the electoral map progressions above.」と報じた。

上記の記事には、上院下院の議員数も表示されている。アメリカでも政権与党と野党も、上院下院で過半数が得られておらず、ネジレ現象が継続している。しかし、見方によれば、このネジレ現象こそ、車の暴走を阻止するブレーキの役割をしているように見える。以下の勢力範囲データは、上記Bostlnnoの記事から引用。
2012_us_president_elec_resultcontro

アメリカは国土が広く、激戦区もあり、選挙結果の最終確定まで時間がかかるようだ。本日のGoogleDoodleは「衆議院選挙の投票日」という図案であり、Googleによる「衆議院選挙」の検索となっており、特定のリンク先は設定されていない。師走の衆議院選挙も投票とその結果を待つばかりとなった。日本が進む方向は見えてくるのか。それにしても、先生方の節操の無さにうんざり。

2012年12月15日 (土)

田舎老人徒然草(老人の寝言):晩秋の庭に輝くカエデの紅葉

2012年12月15日土曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -4.8 06:53 。寒い朝だった。ざっそう句:流星群 見えず光るは 降りた霜。用事外出。まだ暗い頃ラジオで流星群の話があった。外に出たら、まだ星は見えていた。空はやや白んできた。WEB情報では「13日(木)、ふたご座流星群が極大」。月が出ないので見やすい条件だったようだ。南東の空に一際輝く星があった。調べると金星だった。運良ければと期待したが結局流星は見えなかった。意識的に夜空を見ることは少なくなった。ジッと見ていると小さな星も見えてくる。宇宙の神秘を感じる一瞬だ。北朝鮮が発射したロケットが人工衛星になって地球を回転しているというニュースがあった。これが本当なら北朝鮮の出方も変わるだろう。大人になって欲しいところだ。

2012年12月14日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.6
TMAX= 9.3 最高気温(℃) 10.1 14:30
TMIN= -4.5 最低気温(℃) -4.8 06:53
DIFF= 13.8
WMAX= 2.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.9(南南西) 23:47
SUNS= 8.5
RAIN= 0

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田舎老人徒然草(半端道楽):晩秋の庭に輝くカエデの紅葉

先日、朝日に映えるモミジを見た。紅葉が山から里へと下りてきた。紅葉するのは落葉の前。若葉の頃、きれいな赤い葉になる園芸種のモミジもある。多分カエデだろうが、見上げる程の高さになり、その下の方が散る前で、特にきれいだった。何年も見てきた筈だが、初めてみたような印象だ。

デジカメにその画像を収めたが、感じたより何か明るさ不足に写っていた。さて、自分が見たモミジとデジカメに写っているモミジはどちらが本当だろうか。デジカメの画像も色々な処理をされてデジタル化され記録されている。自分の記憶にある映像は自分の視覚や神経系や大脳の状態に依存している。ともかく、印象と記録を近づけるため、レタッチソフトで、明るさだけを強調してみた。全体を見ると不満も出るが、部分を見ればマアマアではないか。

いつか、写真店で、デジタル画像をプリントしてもらったが、見苦しい部分を削除する事や若干の画質調整は作品作成としては許容される範囲だと聞いた。10年程度前の古いデジカメを使っていると、こういうアナログ的な手当が必要になる。現用のデジカメが壊れると予備機は更に古くなる。
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2012年12月14日 (金)

技術 回顧と展望:防災訓練で見たハイテクとローテク

2012年12月14日金曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.0 04:00 。ざっそう句:朴散れば 銀の蕾が 躍り出る。古いパソコンソフトの整理。ついでにいくつかインストール。DOSソフトはFD全盛の時期に対応。ソフトのパッケージも大きい。FDも数枚入っている。そのFDをDVDに移してダイエット。メディアが一昔前なので原因不明で、色々なモードのエラーが多発。FDの磁力劣化か、ヘッドの汚れか、2Mフォーマットが原因かわからない。メディアがCD-ROMになって、パッケージの小型化・省力化・コストダウンが急速に進んだと実感した。元々は音楽用のCDをパソコンのROMに転用した訳だが、DOSではCDROMドライバー(MSCDEX.EXE))を使っていた。CDROMをソフトのインストールデバイスとして推進したマイクロソフトが最大の恩恵を受けたのではないか。ソフトの値段を見ると捨てるのが勿体ない。物理スペースの節約は出来た。PC DOS VER4頃のIBM純正パソコンのケース内を見たら、ワイヤを空中配線した部分があってびっくりした事がある。IBMパソコンの熱気を感じた。

2012年12月13日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.6
TMAX= 10.2 最高気温(℃) 10.2 13:01
TMIN= 0.1 最低気温(℃) 0.0 04:00
DIFF= 10.1
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.5(北北西) 14:18
SUNS= 9.2
RAIN= 0

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技術 回顧と展望:防災訓練で見たハイテクとローテク

先日、地域の防災訓練があり参加した。防災の基本は先ず人。ハイテクで頼りになりそうだったのが高層ビル対応の梯子車と名前は分からないが風船式に空気圧で展開する避難所。一方、ローテクの代表が、カマドとマキを使った飯の炊き出し。ハイテク組はガソリンなり電気なりのエネルギーが必要。東北地方太平洋沖地震、福島原発事故の初期対応でガソリンと電気が問題になったのは記憶に新しい。当然ハシゴ車用のガソリンは十分確保されているだろうし、避難所を立ち上げるためのポンプやその電源も確保されていると思うが、その辺は聞き忘れた。カマドとマキを使った飯の炊き出しはローテクなのでいつでもどこでも出来そうだが、やはり燃料確保の問題がある。改めてエネルギー問題に出会うことになった。
Hasigosyahinanjyotakidashi_3pix
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2012年12月13日 (木)

ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言 目に留まった風景):ああ幻の高崎駅

2012年12月13日木曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.2 07:14 。寒気が少しゆるんだ。ざっそう句:木で騒ぐ カラスと見れば 黒マルチ。落ち葉掃き。朴の葉は散り終えたかと見上げるともう白い蕾が膨らみ始めていた。自然の弛まぬ営みを感じる。

そこへ、かみさんが北朝鮮がミサイルを発射したというニュースを伝えに来た。発射台から取り外して、修理するので遅れるだろうという観測があったので、完全に裏をかかれたような格好だ。ロケットに軍用と民生用に区別はない。用途によりミサイルや衛星に区別されるだけだ。NHKは事実上のミサイルと報じた。国は迎撃体制をとった。北朝鮮の挑発に乗せられたような印象だ。

科学技術は軍用にも民生用にも使える二面性を持つ。米国は臨界前核実験を行ったとの事だ。核保有で少しでも優位に立とうとしているのでその姿勢は北朝鮮と変わる所はない。他国に劣らない軍隊・軍備を持った方が有利だと兵器も核も拡散する傾向を持つ。拡散により既得国の優位性は減少し、新規獲得国の優位性は増大する。結果として拡散均衡という危険な状態が広がる心配がある。今回の北朝鮮のロケットも核弾頭を積めば立派な核ミサイルになり日本はその射程範囲に入ってしまう。兵器にはスマートさが不要なことが最大の不気味さだ。

冷戦時代は、ソ連も中国も軍備・軍隊に国家予算の何割も投入し、国家経済は破綻し、国民には不満が拡大した。北朝鮮もその路線に追従しているように見えるが、隣国の歴史から学ぶ事が出来るのか。日本も敗戦、原子爆弾被害と有史以来の貴重な体験をした。子供達は日本はイヤ、外国がイイと言うが、外国には徴兵制があると言うと、日本でもイイヤとなる。WIKIPEDIA「徴兵制度(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B4%E5%85%B5%E5%88%B6%E5%BA%A6#.E5.BE.B4.E5.85.B5.E5.88.B6.E6.96.BD.E8.A1.8C.E5.9B.BD.E3.83.BB.E9.9D.9E.E6.96.BD.E8.A1.8C.E5.9B.BD)」。

2012年12月12日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.4
TMAX= 10.1 最高気温(℃) 10.4 13:51
TMIN= 0.3 最低気温(℃) 0.2 07:14
DIFF= 9.8
WMAX= 4.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.5(北北西) 15:26
SUNS= 9
RAIN= 0

Q
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ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言 目に留まった風景):ああ幻の高崎駅

先日、老人モードで外出した。高崎駅が乗換駅。田舎老人なので高崎も東京のような気分。高崎駅には、群馬の玄関としての顔を期待していた。西口で下車して、待ち時間で駅周辺を散策。時間が早いので、何かゆったりした感じもした。駅の玄関を写真に収めようとしたが、ウザッタイ宣伝垂れ幕がジャマして、男女青年のモニュメントと駅舎を配置した写真になるアングルがなかなか見つからない。駅前広場にはなにやらタカボン?とかのトピアリーもあったがくたびれかけて見えた。初めて駅前に立ったら、カメラを向けたくなる対象がいくつかあっても良いのではないか。その対象の主要な物には、広告が入らないような配慮が欲しい。旅の印象はその過程で盛り上がってゆくのでないか。駅の玄関は駅の顔、その都市の顔でもある。自分の顔に自分のイメージを損なうような広告掲載を許すのをなかなか理解できない。駅舎広告は、控えた方が長期的には駅のイメージを形成するのに良いように思える。広告を売るより、真剣に切符を売った方が長持ちするのではないか。

老人モードではバスが何よりの頼り。バス停につながる歩道橋が機能的に見えるが、なにやら過去の遺物のようにも見える。そこのけそこのけ車が通るがいままでの経済合理主義の原理のようだ。歩道橋はお情けで造られているだけで、歩道橋が歩行者から歓迎されて設置が十分成功している例は少ないのではないか。車が何の抵抗も感じずに通過でき、駅の近くまで乗り込めるのに、バス利用の歩行者は、駅から遠いバス停から歩き、更に歩道橋の昇降も必要であり、体への負担が大きいのが実状だ。今後は駅周辺は歩行者中心原理に見直す必要がありそうだ。

公共交通機関を使おうとお役人は安直に言うが、駅まで来るのと、駅から目的地に行くまでが交通弱者には大変だ。金もない、体力もない、情報力もない云々と無い無い尽くしが現実だ。駅からやや離れた所に有料駐輪場があった。なにやら道路下にも青空駐輪場らしい物もあり、かなりの台数が駐輪していた。その利用者は学生が多そうだ。こういう現実は見て見ぬふりをしているのが無難なのか。老爺心からは学生には駐輪代を浮かせて、本一冊でも読んでもらい所だ。駐輪は課題が多いが、都市問題として真剣に取り組む価値があるだろう。ぐるりと周辺を回ってもう一度駅の階段を上った。そこで、ホームレスらしい老女がなにやらレジ袋らしいものを拾い上げていた。ああ高崎駅。
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2012年12月12日 (水)

読みかじりの記:「漱石山房の冬」芥川龍之介作

2012年12月12日水曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 1.4 06:43 。ざっそう句:写真帳 白い記憶の 冬安吾。我が家のトイレには新聞店が配る薄い暦がある。徒然なるままに見ると、12月9日が漱石忌であった。大正5年50歳で入滅。

2012年12月11日の天気(AMEDAS)

TAVE= 5.4
TMAX= 10.5 最高気温(℃) 11.0 13:56 
TMIN= 1.6 最低気温(℃) 1.4 06:43 
DIFF= 8.9
WMAX= 4.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.1(西) 15:42 
SUNS= 9.1
RAIN= 0

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読みかじりの記:「漱石山房の冬」芥川龍之介作

「写真帳」といくつかのキーワードで検索すると、「漱石山房の冬 芥川龍之介(http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/2321_13452.html)」という、芥川龍之介の作品が青空文庫にあった。その一節に、「最後にもとの茶の間との境、更紗の唐紙のあつた所も、今は先生の写真のある仏壇に形を変へてゐた。」とある。インターネットは、この一節にある「写真」も検出していた。不思議な縁だ。この作品から、夏目漱石と芥川龍之介の交流、夏目漱石の生前と没後の様子もうかがえる。

更に、「又十月の或夜である。わたしはひとりこの書斎に、先生と膝をつき合せてゐた。話題はわたしの身の上だつた。文を売つて口を餬(こ)するのも好(よ)い。しかし買ふ方は商売である。それを一々註文通り、引き受けてゐてはたまるものではない。貧の為ならば兎(と)に角(かく)も、慎(つつし)むべきものは濫作である。先生はそんな話をした後(のち)、「君はまだ年が若いから、さう云ふ危険などは考へてゐまい。それを僕が君の代りに考へて見るとすればだね」と云つた。わたしは今でもその時の先生の微笑を覚えてゐる。」という部分があった。

漱石山房の冬は寒かったようだ。漱石がその寒さに立ち向かい仕事をした様も描かれている。書斎は寒いが、その書斎での漱石と芥川龍之介の交流にはなにか暖かいものを感じる。この作品の日付が「大正十一年十二月」となっている。WIKIPEDIA「夏目漱石(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E6%BC%B1%E7%9F%B3)」によれば、「夏目 漱石(なつめ そうせき、1867年2月9日(慶応3年1月5日) - 1916年(大正5年)12月9日)」である。本文の中に「先生の歿後七年の今でも……」とさらりと書かれているが、漱石の七回忌を念頭に書かれているようでもある。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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