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2012年12月

2012年12月11日 (火)

日々農天気:ホウレンソウの6条、9条植えにびっくり

2012年12月11日火曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -2.9 02:48 。冬日(日最低気温が0度未満の日)が続く。ざっそう句:寒波来て 原発思う 総選挙。落ち葉掃き。カリンの実数個落果。ミカンと自働蒔きダイコン収穫。ネギ苗に灌水。しばらく降雨が無いので畑は乾燥している。土が乾燥し、強風が吹くと風で飛ばされて積もる。畑に雑草や作物があれば砂埃が飛ぶことも抑制される。雑草も見方によれば役に立っている。微細に見ると畑の土も場所により性格に違いがある。地層の上部が黒土(黒ぼく土)。畑の土はなぜ黒いのか。

WIKIPEDIA(リグニン。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%B3)に、「リグニン(英: lignin)とは、高等植物の木化に関与する高分子のフェノール性化合物であり、木質素とも呼ばれる。」とある。高山の岩石も苔や植物がなどがそこで生育すると割れて小さな石となり、平地まで運ばれる。砂状になった土に植物が生えその遺骸を含んだ土が黒土になるらしい。あの土の黒さは巨大な有機高分子リグニンの色なのか。リグニンは「生体高分子としては反応性が乏しく、リグニンを分解する事が可能な生物は白色腐朽菌のみである」との事だ。畑仕事で衣類が汚れると黒ずむが、その色が有機化合物の骨格を作る炭素で、植物由来であると知ると植物の偉大さが分かる。

2012年12月10日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.0
TMAX= 7.1 最高気温(℃) 7.8 13:15
TMIN= -2 最低気温(℃) -2.9 02:48
DIFF= 9.1
WMAX= 7.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 15.2(西北西) 12:47
SUNS= 8.7
RAIN= 0

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日々農天気:ホウレンソウの6条、9条植えにびっくり

先日、渋川へ出かけてホウレンソウの栽培畑を見た。何と6条と9条植えのホウレンソウ畑があった。かつて父がホウレンソウを出荷して居た頃はバラ蒔きに近く収穫、選別、結束等は全て手作業。結束資材も稲藁だった。この圃場では耕耘、播種等機械力を使っているのだろうが、整然と育っているのにはびっくりした。調べてみると種子も、皮を除去し表面をコーティングして発芽特性を改善したネーキッド種子というのがあるようだ。農業技術も知らない間に進歩していたようだ。
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2012年12月10日 (月)

日々農天気(愛しきもの 生き物):カナヘビの謎(産卵と冬眠)

2012年12月10日月曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -3.2 06:58 。同じ頃、我が家の軒下の温度計は-3.5℃。ざっそう句:ママチャリで 遺跡を巡りゃ 風花が。老人モードで外出。行きの天気はまずまず。帰りは曇りがちで風も強まった。空から光るものが舞ってきた。風花だ。昔は「ふこし」とも言ったと思うが確信がない。多分「吹き越す」風の意味だろうが。そろそろ年賀状の季節。年末に新年おめでとう等と書くのは違和感があるがそういう風習になてしまった。昔は、新年の挨拶回りがあった。それをハガキで済ますのだから合理化の賜物。義理やおつき合いも微妙な所がある。新しいおつき合いが生まれるのだから古いおつき合いとのお別れも仕方ない所がある。賀状の図柄はカナヘビにしようか。

本日のGoogleDoodleは「エイダ ラブレス 生誕 197 周年」。「エイダ」はどこかで聞いた名前。WIKIPEDIA「エイダ・ラブレス(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9)」にリンク。数学、計算機械との関係で興味がある。数学が好きな女性が200年ほど前にイギリスで生まれたのに文化・科学の違いを感じる。

2012年12月9日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.7
TMAX= 8.9 最高気温(℃) 9.1 13:24
TMIN= -2.8 最低気温(℃) -3.2 06:58
DIFF= 11.7
WMAX= 6.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 14.0(西北西) 15:06
SUNS= 8.2
RAIN= 0

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日々農天気(愛しきもの 生き物):カナヘビの謎(産卵と冬眠)

10月と11月にカナヘビに遭遇。10月のものはスマートだったが、11月のものは腹が膨れていた。雄雌の区別がつかないので、腹が膨れていたのが冬眠準備か産卵前か分からない。秋に産卵された物が卵で越冬する事があるのか。ともかく、は虫類の越冬には人間以上の歴史がある筈だ。ともかく、活動期間が春から秋、落葉樹と同じような冬季は休眠するというパターンに従っている。WIKIPEDIAによると「古生代に地上で生活を全うできる生物群として3億年前に両生類から分かれて進化した爬虫類は急速に多様化した[1]。」とある。

「植物の進化。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%81%AE%E9%80%B2%E5%8C%96。(最終更新 2012年10月1日 (月) 18:03 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「しかし約4億5000万年前のオルドビス紀になるまで、いわゆる地上植物は現れなかった[1]。それらは約4億2000万年前のシルル紀後期になって多様化し、その成果は前期デボン紀のラーゲルシュテッテンであるライニーチャートから見ることができる。このチャートは、鉱泉による珪化作用によって、初期植物を細胞段階までよく保存している。デボン紀の中期までには、現生の植物にある部分の多くが現れる。根、葉、二次木部など。またデボン紀後期には種(タネ)が現れた[2]。 それらにより、デボン紀後期の植物は、巨木の森を形成できる段階まで高度なものになっていた。デボン紀以降にも進化は続いた。ペルム紀末期の大量絶滅で、多少の構造的変化はあったものの、ほとんどのグループが比較的無傷だった。そして約2億年前の三畳紀に、花が出現し、それは白亜紀と第三紀を通じて大発展した。」とある。

は虫類が両生類から別れて地上に上がるのと平行して、植物も地上に上がる。ともかく、2~3臆年かなたの歴史が周辺の樹木や生き物に潜んでいるのは驚異だ。
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2012年12月 9日 (日)

日々農天気(愛しきもの 植物):赤蕪と聖護院ダイコン試し収穫

2012年12月9日日曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -1.9 05:58 。ざっそう句:野暮用に 出れば西風 吹きすさぶ。恒例の忘年会の相談。いよいよ忙しくなる。昼過ぎ暖かくなった頃、野暮用に出かけたが、その時を狙ったかのように強い西風が吹き出した。逆風。2012年師走選挙の風向きの変化も激しい。COP18が閉幕したようだ。日本では石油ショックの時省エネ技術が進み産業の体質強化につながった。福島原発事故は石油ショック以上に大きなショックを全世界に与えた。福島原発事故を教訓に脱原発を可能にする省エネ・創エネ技術を開発する事に日本の将来がかかっているのではないか。

2012年12月8日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.5
TMAX= 13.6 最高気温(℃) 13.8 12:21 
TMIN= -1.7 最低気温(℃) -1.9 05:58 
DIFF= 15.3
WMAX= 8.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 16.6(西) 13:58 
SUNS= 9.2
RAIN= 0

Kion_fuukou_tenkizu_12120812_2pix
日本列島上の低気圧と太平洋上の高気圧の力関係で、前者が勝って強い西風となったように見える。
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日本経済新聞は、「COP18閉幕、13年から新枠組み交渉 作業計画採択
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0802D_Y2A201C1000000/。(2012/12/9 4:27 ))」というタイトルで、「 【ドーハ=福士譲】2020年以降の温暖化対策の新たな国際枠組みを話し合う第18回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP18)は8日、新枠組み作りに向けた交渉作業計画などを盛り込んだ「ドーハ・クライメート・ゲートウェイ」(ドーハ合意)を採択し、閉幕した。 当初の7日までの会期を8日夜まで延長した。途上国支援や新たに設定する京都議定書第2約束期間のルール作りを巡って、先進国と新興・途上国の間の意見の隔たりが大きく、調整が難航した。
 20年に発効を目指す新たな国際枠組みに関しては、15年までの作業計画の策定が最大の目標だった。計画では、13年に締約国から新ルールの意見を募って本格交渉に入り、14年に交渉文書の素案を作成する。15年5月までに交渉文書をまとめ、同年12月のCOP21で合意する。」と報じた。同記事の末尾の方に「京都議定書の第2約束期間は13年1月から8年間設けることを決定。日本などは参加しない。」とある。

日経記事の「日本などは参加しない。」の一行に記者のセンスが反映されていると思われる。もっとつっこんでもらいたい所だが。エネルギー問題、原発問題は環境問題に直結している。日本は環境問題で世界の孤児になって良いのか。今後、新興・途上国は確実に実力をつけてくる。日本は何もしなければ確実に凋落してゆく。昨年のCOP17(「環境雑録:COP17以後の日本はどうなるか。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/12/2011.html。2011/12/13」)はまとまるまでに、ぎりぎりの交渉が行われた。これは、新興・途上国が実力を付けてきた結果でもあるだろう。日本の国際連盟脱退を思い出す(WIKIPEDIA。国際連盟:日本の貢献と脱退まで 。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E7%9B%9F#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AE.E8.B2.A2.E7.8C.AE.E3.81.A8.E8.84.B1.E9.80.80.E3.81.BE.E3.81.A7)。

日々農天気(愛しきもの 植物):赤蕪と聖護院ダイコン試し収穫

根菜類は根を堀上げないと育ち具合が分からない。赤蕪は葉柄まで赤かった。根の内部はやや赤みを帯びている程度。聖護院ダイコンは思ったより小ぶり。当面は自働蒔きダイコンで間に合いそうだ。
Akakabu_syougoindaikon_121128
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2012年12月 8日 (土)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):富岡製糸場と絹産業遺産群から見えるもの

2012年12月8日土曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.4 23:17。ざっそう句:天高し 朴の大木 地に落ち葉。朝方落ち葉掃き。朴の大きな葉も大方散った。乾燥してカラカラになった落ち葉は掃きにくい。降霜の水分が落ち葉をしっとりさせる。回覧板と雑用で出たついで。富岡製糸場と絹産業遺産群のユネスコ世界遺産登録作業も進んでいるようだ。元養蚕農家の倅としても、かつて日本を支えた重要産業の記憶が残されるのはうれしいが、過去の光栄にしがみつかざるを得ない現実が何となく寂しくもある。
WEB検索で出会った論文で、「製糸産業が衰退した主な要因は、化学繊維の出現と技術移転を伴う海外投資である。」としていた。絹、綿・繊維、穀物、自動車、カラーテレビ、半導体等々は国際商品である。これらの商品の生産、流通は国際規模になり、国家間の摩擦も生じた。生産国も技術も移動した。現役時代、カラーテレビ、半導体関係の仕事に従事し、その栄枯盛衰の一端を見た。目下の最大関心事はTPPだろうが、日本の将来をどうするのか真剣に考える必要がある。拙速・失策では国がもたない。

2012年12月7日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.1
TMAX= 12.7 最高気温(℃) 13.0 13:34
TMIN= 0.9 最低気温(℃) 0.4 23:17
DIFF= 11.8
WMAX= 6.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.2(北西) 03:48
SUNS= 8.9
RAIN= 0

WEB検索で「春合宿研究論文『日本の製糸産業の発展要因と衰退要因』(http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~hjm_kwmr/9/spring/opi.pdf)」に出会った。著者は「河邑肇ゼミ 9期生 おぴと愉快な仲間たち~空だって飛べちゃうんだぞ~班 相賀康平・鍵和田亮・菊地詩織・佐藤礼・難波亮」とある。中央大学の学生なのか。この論文は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」を理解する上でも大変参考になりそうだ。「桑園:いとしきもの(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/04/post-8c94.html。2010/4/2)」に記憶の一端を書いた。「桑園に資本の威力おもはせてレイヨン大工場またたくまに建つ」という短歌が化学繊維普及の勢いを伝えている。

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):富岡製糸場と絹産業遺産群から見えるもの

群馬県は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」のユネスコ歴史的資産への登録に向かって邁進している。今は無い、我が家の古い藁葺きの家には馬小屋が付属しており、馬を飼ってきたようだ。終戦時、父が復員するとき軍馬を一頭連れてきたという話を聞いた。その経緯は聞かなかったが、終戦時のごたごたで、家に連れてくれば、馬小屋があるので何とか飼えるだろうと思ったのかもしれない。という事は、戦時中は既に馬はいなかったのではないか。自分が物心付いたときはその馬は既にいなかった。

群馬県の古墳から出土する埴輪で特に優れているのは、馬、武人などだそうだ。WIKIPEDIAによると馬の日本在来種の系統はモンゴルから導入されたらしい。それが、古墳時代の事で、人類の歴史から見ればそれほど古いことではない。古墳時代は既に、社会が安定し始めているので、武器の性格は隠れているが、前古墳時代は今日の戦車以上の武器であったかも知れない。古墳から出土する馬、武人の埴輪は、古墳時代までの戦乱の記憶なのだろうか。

「日本在来馬。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E9%A6%AC。(最終更新 2012年9月17日 (月) 03:26 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「歴史的経緯 [編集] :北海道和種(道産子)日本在来馬の原郷は、モンゴル高原であるとされる。現存する東アジア在来馬について、血液蛋白を指標とする遺伝学的解析を行った野沢謙によれば、日本在来馬の起源は、古墳時代に家畜馬として、モンゴルから朝鮮半島を経由して九州に導入された体高(地面からき甲までの高さ)130cm程の蒙古系馬にあるという。また、古墳時代には馬骨や馬具が考古遺跡から出土しており、日本在来馬の存在が確認される。 古墳時代では小形馬が主流であり、一部中形馬が存在し、奈良時代になると平城京を中心に中形馬が増加するが、小形馬も地方を中心に依然として残る分布状況であったとみられる[1](したがって、古代では近畿圏の方が馬の体格は大きい[2])。」とある。

ヨーロッパの産業革命を先導したのが蒸気機関の発明。その背景になったのが科学という合理的な物の見方。宗教という世俗権威との戦いもあった。動力機関の能力が馬力(HORSE POWER)で表されるようになったのも興味深い。残念ながら、アジアや他の地域も動力革命では欧米に出遅れた。遅れていたのは、科学だけでなく、合理主義や経済社会文化の面も同様であった。明治政府が採用した和魂洋才という政策はそれを端的に物語っている。

富岡製糸場は国家主導の官営。技術も外国からの導入。一方、絹産業遺産群を形成する、荒船風穴、高山社跡、田島弥平旧宅は民間の技術力を示しているように感じる。官と民のベクトルがうまく合ったことにより、日本は世界に一歩先行できたのではないか。

人類が成し遂げた大きな科学技術的革命は、火の利用(経験)、農耕(経験の集積)、動力機関(意識的な科学技術開発)、原子力(組織的な科学技術開発)と言えるだろう。思うに、この現代という段階は個人や単一の社会組織や単一の国家を越えて、人類全てが関係し、そこから逃れられない構造体になっている事である。

富岡製糸場を見学して、なぜ国が官営工場の建設に邁進したのか分からなかった。江戸末期、幕府や諸藩が最も恐れたのが、日本に開国を迫った交渉力の源であるあの黒船や大砲ではないか。逆に、それをうまく活用して国力を付けるにはどうするべきか。当時の動力といえば、蒸気機関。「日本の鉄道は1872年(明治5年)に開業したが、このとき投入された車両は1号機関車などすべてイギリス製の車両であった。(WIKIPEDIAの記事=「日本の蒸気機関車史」。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A%E5%8F%B2#.E9.89.84.E9.81.93.E5.89.B5.E5.A7.8B)。参照。」とある。一方、「富岡製糸場(とみおかせいしじょう、Tomioka Silk Mill )は、群馬県富岡市にあった日本初の機械製糸工場である。敷地および主要な建造物は2011年時点で現存している。官営模範工場の一つであり、明治5年10月4日(1872年11月4日)に操業を開始した。(WIKIPEDIAの記事=「富岡製糸場」。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B2%A1%E8%A3%BD%E7%B3%B8%E5%A0%B4。。参照。」とある。蒸気機関と言えば、産業革命の申し子である。共に明治5年の開業という事で、富岡製糸場が日本の産業史という点からも重要である事が理解できる。富岡製糸場を見学して、機械を動かす動力を生み出すのがあの高い煙突に示される蒸気機関だと想定できるが、工場内部の機械がどのようにして動いたのか興味がある。

「富岡製糸場 世界遺産推進ームページ(http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html)」によれば、「昭和62年(1987年)3月ついにその操業を停止しました。」とあり、工場内の機械類は新旧が混在しているかもしれない。合理化の流れからは、動力が蒸気機関から電動機関(モーター)に代わったと思われるがはっきりしなかった。100年以上の稼働実績があるのだから、この蒸気機関から電気機関という動力革命についても是非学習できるような展示の工夫も望みたいところだ。写真左二枚は2009年、右二枚は2012年見学時のもの。
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2012年12月 7日 (金)

文化と文明雑感(寝言老人が幼少の頃):ラジオ少年がノーベル賞

2012年12月7日金曜日
昨日は晴れ。最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.2)(西北西)) 12:44 。大型低気圧が日本海側を北陸から北海道に向け北上し、強風が吹いた。ざっそう句:不思議・夢 ラジオ少年 ノーベル賞。ゴミ出しに来た近所のおばさんがふらりと立ち寄って、日向ぼっこをしながら雑談。造園業者に庭木の手入れをしてもらうがお金がかかって大変だとこぼしていた。殺風景な我が家の庭をみながらそういわれると身にしみる。一度頼むとなかなか縁が切りにくい。我が家は植木屋さんの廃業を機会に自己流に変更。

2012年12月6日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.9
TMAX= 14.6 最高気温(℃) 14.9) 11:08
TMIN= 0.6 最低気温(℃) 0.3) 04:59
DIFF= 14
WMAX= 6.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.2)(西北西)) 12:44
SUNS= 7.1
RAIN= 0
風速風向12時休止中
日照時間14及び15時欠落

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以下は気象庁2012年12月6日12時の天気図
12120612_s_2

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文化と文明雑感(寝言老人が幼少の頃):ラジオ少年がノーベル賞

今年、山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞したニュースに元気付けられた人が多いと思う。終戦後、国民の生活も貧しく、戦争で自信を失っていた時に、湯川教授がノーベル物理学賞を受賞した時は、将来への希望、自信回復という点で、更に国民への影響は大きかったと思う。少年時代は紙と鉛筆だけであれだけの事ができるんだと信じていたが、考えがあさはかだった。少年時代に、鉱石ラジオを作った記憶は、「鉱石ラジオ(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/09/post-dd58-1.html)。(2008/9/11)」という記事に書いた。昔は、検波器に鉱石を使ったが、戦後はゲルマニュームダイオード(型番1N60)が使われていた。このダイオードは現在でも使われており、電子パーツとしては超ロンングセラーと言えるだろう。

上毛新聞に、山中教授がストックホルムへ出かけた記事が出た。授賞式を中心に色々な行事がある。今後はノーベル賞受賞講演も話題になるだろう。それに期待したい。そこでWEB上でニュースを検索。

毎日新聞は、「ノーベル賞:「予期せぬ結果こそチャンス」…山中教授会見。http://mainichi.jp/feature/news/20121207k0000m040118000c.html。(2012年12月06日 23時38分(最終更新 12月07日 01時14分)))」というタイトルで、「【ストックホルム須田桃子】ノーベル医学生理学賞を受賞する山中伸弥・京都大教授(50)は6日午後(日本時間深夜)、共同受賞者で英ケンブリッジ大名誉教授のジョン・ガードン博士(79)とともにカロリンスカ研究所内で記者会見した。「同じ会場で何度も講演した。受賞者として今ここにいるのは、光栄だが夢の中にいるようだ」。山中さんは心境を英語でこう表現した。 科学との出会いについて聞かれ「少年時代、ラジオを自分で分解し、組み立てるのが好きで、そのころから科学への興味が芽生えた」と振り返った。若者へは「仮説と異なる思いがけない実験結果がなければ、人工多能性幹細胞(iPS細胞)はできなかった。予期せぬ結果こそ、新しい発見やブレークスルー(画期的な成果)のチャンスだ」と力を込めた。」と報じた。

上記の記事は署名記事であり、取材した記者の視点も感じられる。子供達へのメッセージも込められているように感じる。振り返ると、幼少時代は知識量が絶対的に少ないが、好奇心は旺盛だ。好奇心を満たす中で、科学的な見方や感動が生まれるのだろう。この記事で興味があるのは、「少年時代、ラジオを自分で分解し、組み立てるのが好きで、そのころから科学への興味が芽生えた」という部分。色々な分野で活躍している人々の中には、実は少年時代はラジオ少年だったという話を良く聞く。少年時代はラジオから音が出るまでの不思議や秘密を解明したくなる時だ。子供の興味の対象はラジオだけに限らないが、電波や電流という見えない物を通した疑問は、科学的な関心を生み育てる重要な種子となるだろう。

機械ならネジ・ナット・ドライバー、電気ならはんだごて・テスター、化学なら試験管、医学ならメス・ナイフ等々子供もその分野を象徴する道具に接しながら成長する。iPS細胞が子供達にどこまで理解できるか分からないが、これを機会に子供達の科学への関心を高めて貰いたいところだ。また、子供達は、身近にある道具を使ったり、壊れたものを分解したり、自分から遊びを作ってもらいたい所だ。

2012年12月 6日 (木)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):三軒屋遺跡から見る夕陽に映える浅間山

2012年12月6日木曜日
昨日は晴れ後曇り。最低気温(℃) 0.0 05:34 。ざっそう句:朝焼けて 身体髪膚 寒気退く。朝方は定例の仕事。全員集合。薄暗い畑道をヘッドライトを付けて犬の散歩をさせている老人がいた。元気が何より。選挙カーの叫び声が宅内まで響いて走り去った。予想通りボリューム全開ではないか。東京都知事選挙立候補者の年齢分布、80才台が2名、70才台が2名、60才台が3名、50才台が1名、40才台が1名で、計9名。WIKIPEDIA「供託金(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%9B%E8%A8%97%E9%87%91#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AB.E3.81.8A.E3.81.91.E3.82.8B.E4.BE.9B.E8.A8.97.E9.87.91)」によると、「都道府県知事選挙 300万円 」とある。立候補の第一の関門が、政見や見識ではなく、お金では選挙も盛り上がりそうもない。ともかくあの九名の中の一人が来るべき都知事になる。投票率が注目だ。

2012年12月5日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.5
TMAX= 12.1 最高気温(℃) 12.7 12:35 
TMIN= 0.7 最低気温(℃) 0.0 05:34 
DIFF= 11.4
WMAX= 2.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.2(南西) 11:12 
SUNS= 6.4
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):三軒屋遺跡から見る夕陽に映える浅間山

先日、殖蓮公民館の講演会の後で、夕陽に映える浅間山がきれいなのでデジカメに収めた。この場所は三軒家遺跡の内部にある。古代の人々も浅間山を眺めただろうが照明の輝きにはびっくりするだろう。このような光景が出現したのは歴史的な時間スケールで見るならつい最近といえるだろう。国土地理院の距離計測で調べると、浅間山から殖蓮小学校まで約62Kmであった。浅間山の大噴火で飛んできた砂礫が蓄積されその地層が時を刻んでいる。2008年の三軒屋遺跡の発掘調査説明会で、浅間噴火を記録しているという地層の説明があった。

浅間山の噴火の歴史は以下のサイトにあった。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/VOLCANOES/asama/asama_kiroku/index.htm

子供の頃、大きな浅間噴火があり、当地にも火山灰が大量に降下して、それを集めて保存した記憶がある。その火山灰の所在は現在では不明だが、遠方にある浅間山も当地の住民にとっては忘れられない景観の一つだ。
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2012年12月 5日 (水)

歴史の転換:民族の尊厳と平和の有り難さ。121205。

2012年12月5日水曜日
昨日は曇り時々晴れ。最低気温(℃) 7.4 00:45 。最高気温(℃) 15.6 13:05 。ざっそう句:いざ選挙 師走の空に 走り雨。ミカン収穫。桜の枝切り。花水木一本引き倒した。ジニア種子採取。その半分ほどを直播き。赤蕪、大根、ハヤトウリ、ミカンを入れた漬け物を作ったが、売れ行きさっぱり。夏みかんが黄色くなり始めた。年内に収穫する。パレスチナ自治区が国連で国家として認められたとか。イスラエルはこれに反発。イスラエルとその北のレバノンとも紛争があったようだ。

2012年12月4日の天気(AMEDAS)

TAVE= 9.1  
TMAX= 15.4 最高気温(℃) 15.6 13:05
TMIN= 4.6 最低気温(℃) 4.6 24:00
DIFF= 10.8  
WMAX= 8.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 16.5(西北西) 13:32
SUNS= 3.2  
RAIN= 0  

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歴史の転換:民族の尊厳と平和の有り難さ

いとしきもの(Beloved Ones)を検索すると、Julia Boutros というレバノンの女性歌手にたどり着いた。イスラエルとレバノンの間で起こった戦乱に基づいた"Ahibaii" (My loved ones)という歌をうたっている。これをYOUTUBEで見る(http://www.youtube.com/watch?v=1_2QF2Ep8B0)。
残念だが歌詞が分からない。「NostalgiaQ8 さんが 2010/05/13 にアップロード」という記事に英語への翻訳があった。それをGoogle翻訳で日本語に訳して、それを書き直してみた。

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Oh my beloved ones,
オオ 私が愛する人たちよ

I listened to your message, which was rich in splendor and faith
You, as you said, are men of God in the battlefield
私は、あなたの、輝かしく偽りの無い声を聞く
あなたは、戦場では神の男、あなたが言ったように

A true promise you are, and our upcoming victory you are
You are from the mountains of the sun, which are mighty more than other mighty creatures
あなたは、本当の約束、そうして私たちの未来の勝利
あなたは、他の何よりも強い太陽という山から来た

Because of you, the land and prisoners will be liberated
Because of your fist and rage, the home and honor will be protected
あなたのお陰で、古里と捕虜が解放される
あなたの拳と怒りで、家庭と名誉が守られる

The builders of civilization you are, and the awakening of values you are
And you are immortal, just like the immortality of Cedar trees
あなたは文明の建設者、またあらゆる価値の覚醒者
あなたは不滅、あの不滅の杉の木のように

The glory of our nation you are, and our leaders you are
And the crown of our heads you are, and our masters you are
あなたは我が国の誉れ、そうして国の指導者
あなたは私たちの王冠、そうして私たちの主人

Oh My beloved ones,
オオ 私が愛する人たちよ

I kiss the nobility of your feet, which grant honor to the honor itself
The feet that implanted in the self-esteem of our land, so do not stumble or shake
私はあなたの威厳ある足に口づけする、栄光のための栄光を与えるその足に
誇り高い我ら古里に根をおろしたその足よ、つまずくな、よろめくな頼むから

Because of You, we will change the universe, and the destiny will obey
Because of you, we will build a better tomorrow, move on, and win
あなたのお陰で、私たちは宇宙を変えます、運命も従うでしょう
あなたのお陰で、私たちはより良い明日をつくります、前進します、そうして勝ちます
**********************************

日本と隣国は海を隔てており、国家間紛争も身近に感じにくい。パレスティナとイスラエルは仮想の境界線しかない陸続きだ。国家、民族としての歴史も長い。紛争の真の原因は知らないが、国家、民族の誇りが最も重要なのかもしれない。

陸続きの大地で民族のアイデンティティを失ったら多くの民族の中で生き抜くことができずに、民族は滅んでしまう。一寸の国土の喪失にも命をかけて戦う。不毛な民族対立のようでもあるが、そこに一つの真理はある。蟻の一穴。小さな領土割譲でもそれを許せばなし崩しになる。

「Oh My beloved ones」は歌では、戦士のようだが、映像では少年達がその戦士に重なっている。戦士の事を歌うと同時に少年達、少女達、から大人達までを含めて歌っているように感じる。

動画の最後に広げられるのがレバノンの国旗らしい。WIKIPEDIA「レバノンスギ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AE)」に、「レバノンの国旗およびレバノンの国章のデザインにも用いられている。」とある。改めて平和を考えさせられた。パレスチナ問題も長い目では改善に向かっていると信じたい。

思い上がった政治家が対立をあおっても個人の寿命は有限だ。いつかは、まともな指導者が現れるだろう。辛抱、辛抱、辛抱。

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追記(2018/12/24):以下のWIKIPEDIA記事・リンクを追加

レバノンの国旗 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/レバノンの国旗
レバノン国旗レバノンのこっき)は、赤・白・赤の横三色旗。白の幅は赤の二倍(1:2:1)。中央には旧約聖書に記述があることなどで知られているレバノンスギが描かれている。1943年の独立時に制定された。 かつてはレバノンスギの幹や枝は茶色で彩色され ...


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追記(2018/12/24):以下のリンクを追加

YOUTUBEで「Julia Boutros - My Beloved Ones」を検索

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追記(2017/11/11):記事整形、過去BLOG再読、印象・コメント等

トランプ大統領がアジア諸国を歴訪中だ。米国がアジアに目を向ける理由は何か。ヨーロッパ、アフリカ、アラブ諸国、南米のどこへ行っても、招かざる客としか扱われないからか。

当BLOGの英語タイトルがBeloved Ones A lullaby for myself。そこで、「Beloved Ones」の検索等をしている。過去記事から、Julia Boutrosを検索してこの記事を開いた。引用した動画は削除されていた。そこで、再度下記のリンクを設定。

YOUTUBE:「Julia Boutros - My Beloved Ones (Subtitled)(https://www.youtube.com/watch?v=x9D3ACByglk)。(Syriana Analysis:2017/08/15 に公開;視聴回数 6,154 回)」(このサイトへのリンク)。以下のような動画の説明がある:「Renowned Lebanese singer, Julia Boutros honors the Lebanese Hezbollah for its sacrifices to protect the country from outside enemies. This clip is taken from Boutros page and translated by Monitor Mideast.」

最近UP-LOADされた動画だが、田中社中という和太鼓演奏グループが参加して雰囲気を盛り上げている。

大村絵理氏BLOG、「和太鼓グループ「永田社中」(http://ontariostyle.com/blog/item_62.html)。(2008/12/02-09:28:48)」を参照。(このサイトへのリンク

北朝鮮、拉致問題等々を考えるに、それ等の課題が政権を支えるつっかい棒のようにしか考えない政治家にとっては、真面目に解決する意欲があるのか疑問に思えてくる。

YOUTUBE:「Julia Boutros Ahibaii(https://www.youtube.com/watch?v=zWcRdOvH7ng)。(

ace26062006/10/31 に公開;視聴回数 185,804 回)」(このサイトへのリンク)。以下のような動画の説明がある:「Julia's ( Lebanese Christian singer) "Ahbaa'y" (My Beloved Ones). The song lyrics were REwritten by the poet Ghassan Matar based on the letter that al-Sayyed Hassan Nasrallah sent to the fighters during the latest Israeli aggression on Lebanon. Some of Hezbollah's fighters contributed in the video clip shooting, hand by hand with Lebanese children」。

Iob_2017_deleted_youtube_
原ファイル名=「IOB_2017_DELETED_YouTube_削除画面.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

2012年12月 4日 (火)

日々農天気(愛しきもの 植物):間引かれた苗も育っている

2012年12月4日火曜日
昨日は終日曇り。最高気温(℃) 8.8 14:52 。気温は上がらず寒い一日。ざっそう句:やせ我慢 貧乏揺すり 洟すすり。宅内閑居。本を物置に移す。いつか読もうと書棚の一等地に並べた本は意外に読まない。後でじっくり読みたいと思っていても、結果としてはつまらない本を読んでいるようだ。時々必要になるマニュアル、取扱い説明書等は居残る。悪貨は良貨を駆逐するという名言を思い出す。英語では、「Bad money drives out good.」と言うと辞書にあった。本日、衆議院選挙の公示日。いよいよ喧噪な選挙運動が始まる。昨年は東北三大災害で何事も控えめであった。今年は大音声連呼、車行列街宣等が復活するのか。「Bad vote drives out good.」「悪票は良票を駆逐する」になっては日本の将来が危ない。白票に色を付けるのは有権者だが、その選択をあなた任せにしたら最後。

2012年12月3日の天気(AMEDAS)

TAVE= 5.7
TMAX= 8.6 最高気温(℃) 8.8 14:52
TMIN= 2.2 最低気温(℃) 2.1 04:26
DIFF= 6.4
WMAX= 2.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.2(西北西) 02:46
SUNS= 0.1
RAIN= 0

Q
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日々農天気(愛しきもの 植物):間引かれた苗も育っている

家庭菜園程度だと買った種子を全部育てる程のスペースが確保できない。また発芽しないと心配なのでどうしても密蒔きになってしまう。今年蒔いた種子では、山東菜と二年子ダイコンの発芽は良好であった。そこで、間引いた苗を移植してみた。結果は写真の通り。根が活着するまでかなりののストレスを受けるようだ。苗は本体が枯死する前に、水分蒸散量が多い古い葉から枯らして行く。数枚枯れるようだ。これも、見方によればトカゲの尻尾切りと同じで、本体生き残りの作戦かもしれない。間引かれた苗は失った葉相当の期間は成長が遅れるので、収穫時期を遅らせる効果はあるのか。手間は余分にかかるので、種子を確実・健全に発芽させ育てるのが最良だろう。
Santousai_ninenkodaikon_2pix
santousai_ninenkodaikon_2pix.jpg(DSC=121128;左:山東菜、右:二年子ダイコン。元気な株が移植せず間引き対象外のもの。)

2012年12月 3日 (月)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):裾野は長し赤城山

2012年12月3日月曜日
昨日は晴れ後曇り。最低気温(℃) 0.6 06:55 。ざっそう句:カリンの実 拾えば香る ほんのりと。落ち葉掃き。風通しがよいケヤキは大方散ったが、ホウやモミジはまだ散り終わらない。常緑樹のモクセイ等も新葉が出れば落葉するので、植物にとっては葉は使い捨てのようだ。新しい葉の方が効率が良いのかもしれない。ついソーラーパネルと比較してしまうが、ソーラーパネルは素子の劣化だけでなく遮光物質の付着で性能低下があるようだ。性能低下を防ぐため定期的な維持管理が必要らしい。そのコストを含めると採算が合うのか。植物の葉は更新という事でそういう問題を解決しているのか。

今年再生可能エネルギーの買い取り価格が決定した。「太陽光(10kW以上)42円(税抜40円)(20年)」である。消費税が上がると買い取り価格も上がる。それにつれて、電力料金も上がる。電力料金には買い取り価格に対応した賦課金が上乗せされるのだ(本年度(今年7月から来年3月末まで)の再生可能エネルギー賦課金単価を、0.22円/kWhと定めます。:経済産業省発表)。ナヌ消費税の二重取りではないか。本日のGoogleDoodleはコンテストのグランプリ作品。Googleの文字を絵中に隠し込んでいるようで面白い(http://www.google.co.jp/)。

2012年12月2日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.8
TMAX= 6.4 最高気温(℃) 7.1 12:29
TMIN= 0.7 最低気温(℃) 0.6 06:55
DIFF= 5.7
WMAX= 3.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.4(西北西) 00:13
SUNS= 5.7
RAIN= 0

Q
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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):裾野は長し赤城山

上毛カルタの有名な一札に「裾野は長し赤城山」がある。当地から赤城山を見ると、鍋割りとそれに連なる長い裾野が特に印象的である。ほとんど平坦地であり起伏が少ない伊勢崎にとって、赤城山自体が、ランドマークになっている。赤城山は距離的に一望できる位置にあり、周辺の風景と実にうまく調和する。探して見ると、あちこち絵になる風景を発見できる場所がある。

先日、前橋寄りの渋川方面に出かけて赤城山を眺めた。そこからも長い裾野が開けているのが見えた。位置的には伊勢崎からは見えない裾野の向こう側から見る事になり、裾野は右手に向かって開ける。赤城連山は見る位置によりその印象が大きく変わるが、この裾野の姿は余り変わらない。農村地帯の畑にはまだサルビアが真っ赤に咲いていた。

この裾野の部分を国土地理院の高度地図で見てみた。鍋割りの等高線の間隔が頂部から裾野へ南西に向かって次第に広がっているのが分かる。当地区は平野部であるが、赤城山に向かいわずかな勾配がある。国土地理院の「【試験公開】標高がわかるWeb地図」でその勾配を概算するとコンマ数%(4/1000etc)で、1Kmに対して数mの高度差となる。地図を見て、いつも自分が生活している地域も赤城の裾野の一部なのだと感じる。

先日、講演会に行く途中、男井戸川の近くで撮影したデジカメ画像。こちらには畑に植えられた小菊が咲いており一幅の絵画のようだ。先日の飯塚聡氏の講演を聞いて改めて地域の見えない資産が見えてくるような気がする。
Akagi_shibukawa_isesaki_a_map_3pix
akagi_shibukawa_isesaki_a_map_3pix.jpg
地図は国土地理院のデータを引用。

2012年12月 2日 (日)

東北の海よ:浄土ヶ浜のウミネコは元気か

2012年12月2日日曜日
昨日は曇り後晴れ。一時軽く降雨。風が強かった。ざっそう句:指くわえ 高嶺の柿を 見る阿呆。宅内閑居。部屋や資料の整理。いよいよ衆議院選挙の公示日が近づいてきた。政界はまさに離合集散のどたばた喜劇の渦中にある。憲法改正、脱原発、社会保障、東北の復興、TPP等々日本の将来を決める懸案事項が山積みだ。それを叫ぶ政治家の言葉が余りにも軽すぎる。書棚の小さなアルバムから在職中の東北旅行の写真が出てきた。

2012年12月1日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.4
TMAX= 8.9 最高気温(℃) 8.9 14:09 
TMIN= 0.5 最低気温(℃) 0.2 07:15 
DIFF= 8.4
WMAX= 8.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 16.1(北西) 12:31 
SUNS= 5.1
RAIN= 1

Q
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東北の海よ:浄土ヶ浜のウミネコは元気か

2011年3.11に発生した東北地方の地震、津波、原発事故の三大被害から既に1年8ヶ月余が過ぎた。関連ニュースも少なくなり世間の関心も薄れて行く。三大被害発生時は未だ寒さが厳しい時であったが春に向かっていた。現在は寒さに向かう時であり、地域の人々の苦労を思わざるを得ない。忘れ去られると言うことは人間として寂しいことだ。忘れないという事も支援なのだと東北地方で災害支援をした僧侶が講演で述べていたのを思い出した。そんなことを思いつつアルバムの写真を見た。浄土ヶ浜が写っていた。振り返ると、以下の記事を書いていた。

東北の海よ:浄土ヶ浜(2011/6/29。
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/06/post-c80a.html

かみつけ女流歌人 雅(身辺雑記:リフレシュ休暇の東北旅行):陶の鉢(2011/3/23。
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/03/post-970a.html

WEB上で、浄土ヶ浜の情報を調べると、あの奇岩は健在らしい。津波で海水を浴びた松は枯れた物があるようだ。観光施設も再建が進んでいるらし。自然災害ならば、何とか受容・克服できるが、全能でない人間が起こす自然を越える人災は許し難いというのが大方の実感ではないか。写真を見ると、ウミネコが手が届くほど近くで飛んでいた。巨岩、奇岩も改めて見直した。現代人は、この世がすでに楽園になっているので、「浄土」等は何のことか想像できないのかもしれない。「浄土」という言葉から、石牟礼道子の「苦海浄土」を思い出す。この人生は苦海だ。その背中合わせが浄土だ。自分で自分の背中は見えない。巨岩、奇岩もそこに生える松も自然がなせるワザだ。長い時をかけて作られたのだろう。浄土ヶ浜は自分探しの場所でもあるだろう。デジカメ画像は当時の銀鉛プリントを撮影。十数年前はまだ銀鉛カメラが主流であった。
Jyoudogahama_umineko_kigan_3pix
jyoudogahama_umineko_kigan_3pix.jpg

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ISESAKI  有情2

ISESAKI  有情1

嗚呼 伊勢崎 非情

BOOKS

  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)