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2020年4月14日 (火)

老人の寝言:老人の妄想:身辺雑記:田舎老人徒然草:過去記事を読む;知的所有権・特許がもたらす巨大利益とそれを支える需要;寛いだ 裸王横目に アルバイト。20200414。

2020年4月14日(火)
昨日は雨。ざっそう句;寛いだ 裸王横目に アルバイト。昨日は新聞休刊日でかつ雨だったので、格好の休日気分が味わえた。大本営発表では、国民にも戒厳令が出て外出禁止だ。総統は率先炊飯で、親切にも国民に戒厳令が出た時の過ごし方を動画で教えたようだ。だが、非正規の国民は、総統に従ったら飢え死にしてしまう。仕方なく、ウイルスが蔓延している職場へ突撃する。まるで特攻隊じゃないか。オレ様は、ジャングルの様な部屋の整理を延々と続けている。いくら整理しても、元の木阿弥になってしまう。幸い、目障りなガラクタをひっくり返したら、しばらく探していた物が出て来た。まさに、ここ掘れワンワンだ。終日雨が降り、気温は上がらない。ともかく、仮植えした接ぎ木苗には良いお湿りだ。久しぶりで、はなこさんで杉花粉の飛散状況を見た。今年は、昨年、一昨年よりずっと少ない。お蔭でマスクなしで過ごせそうだ。マスクなしで市街地を歩けば国賊と後ろ指を差されそうな心配がする。もう一つ、得した気分は、某歌人の句碑建立記念のシャープペンが出て来た事だ。有難く使わせてもらおう。

「09B_上州歌人_須永義夫(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/09b.html)。(2010/10/13)」で、「時の流れは戦争の苦しみ・悲しみを癒し、人々の記憶から遠ざかって行く。「山河哀唱」を通読して初めて、著者須永義夫氏の青年時代の心情の軌跡とともに世相の記録が歌の中に詠み込まれている事を実感した。」と書いた。

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Iob_2020_random_graphics__20200414
原ファイル名=「IOB_2020_RANDOM_GRAPHICS_ランダム図形_20200414.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones
デジカメモニターに生じた欠陥画像(白の部分)からレタッチソフトで作成した。

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老人の寝言:老人の妄想:身辺雑記:田舎老人徒然草:過去記事を読む;知的所有権・特許がもたらす巨大利益とそれを支える需要

過去記事で、「青いバラと青色ダイオード」の両方が特許に関係している事を述べている。

Googleでキーワード「青いバラ 特許」を検索(https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&source=hp&q=%E9%9D%92%E3%81%84%E3%83%90%E3%83%A9%E3%80%80%E7%89%B9%E8%A8%B1)。

Googleでキーワード「青色ダイオード 特許 裁判」を検索(https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&source=hp&q=%E9%9D%92%E8%89%B2%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%80%E7%89%B9%E8%A8%B1%E3%80%80%E8%A3%81%E5%88%A4)。

「青いバラと青色ダイオード(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/04/post-6ee1.html)。(2009年4月14日 (火))」で、「職務発明をしてもコーヒー代程度では発明を促進する動機付けになりにくい。しかし、生活に心のゆとりが得られる程度の発明報償があれば発明に前向きに取り組む動機付けになるのは事実である。かって、職場の朝会等でこの青いバラと青色ダイオードを話題として取り上げた事がある。何事も関心を持つことから始まる。青い鳥は見つける物なのか、卵から育てる物か。こつこつ育てる以外になさそうだ。しかし、その前に探し始めねばならない。」と書いた。

物事には、ニワトリが先か卵が先かという難問がある。これは、需要と供給とそのバランスを決める価格の問題とも絡む。原因と結果は切り離せず、一種のフィードバック関係があるので議論が複雑になる。

特許制度も、利用価値の大きな発明を促し、その発明者に独占権を与えるというような制度である。特許制度が上手く運用されれば、その恩恵は社会にも及ぶ。だが、発明者や特許権者が、有利になりすぎると独占の弊害が現れてくる。

青いバラは遺伝子操作で作り出されたが、需要との関係で社会問題にまで発展していないようだ。一方、青色「発光」ダイオードは、その需要が膨大で発明者と特許権者の裁判が問題になった。

特許を使った製品を試作・製造するにも多大な経費が必要になるのが現代科学・技術の特色だ。個人では不可能な事が多い。頭脳を使って発明をするのは個人しかできないが、企業が従業員に発明をさせて、その権利を取得して利用する事も特許法で許されている。これが職務発明だが、この場合、企業と発明者の利益の配分が問題になる。

青色発光ダイオードは、それまで不可能であった青色の光を発生できて、光の利用範囲を拡大して、膨大な需要を生み出した。更に、青色発光ダイオードの発明者がノーベル物理学賞を受賞したので一層社会の関心が高まった。

「ばからしい特許(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/01/post-18ba.html)。(2010年1月19日 (火))」で、「そこで、タイトルに釣られて買ったのが、うすうす覚えていた題名の "Absolutely Mad Patents"。ともかく、特許登録された、奇抜で、あきれて、ばからしい特許に関して書かれた本であった。そこでネット検(WEB全体)してみたら正式書名は "Absolutely Mad Inventions". であった。~「体細胞の製造方法」という表現は新しい発見であった。生き物、素材等を扱う産業が一次産業、一次産業のOUT PUTの加工(非生物)を扱うのが二次産業、役務を扱うのが第三次産業とは何となく理解できる。当該特許技術によれば 誘導多能性幹細胞という原料から体細胞が製造できる、その手段を特許権として主張しているのだろう。製造という概念が生物の基礎部品である生きている細胞にまで拡大したのかも知れない。俺の臓器はMADEIN JAPANで○○社製だと言うような時代が来るかもしれない。その頃は、もはや、一次、二次、三次という産業分類は意味を失い、一次X二次X三次=六次産業が当たり前になってしまうのかも知れない。」と書いた。

現在、新型肺炎・新型コロナウイルスが大流行している。既に、水面下では新型肺炎・新型コロナウイルス向けのワクチン開発戦争が始まっていると思われる。その、ワクチン製造特許が成立すれば巨額の利益が転がり込んでくる。だが、ワクチンメーカーはその技術を特許として公開するのだろうか。

現代は、あらゆる製品の製造力が高度に発達して市場の需要は数社で満たされてしまう。そんな状況で、特許を公開するより、秘匿して独占した方が有利になると言う計算も働くようになるだろう。

最近、新型肺炎・新型コロナウイルスの死亡要因として基礎疾患が注目されている。高齢者は基礎疾患のデパートのようなものだ。基礎疾患を市場とする薬剤も多いだろう。そこで、貧乏な患者はジェネリック・後発医薬を求めるが、特許公開が後発医薬の存在を可能にするが、製薬メーカーが技術を秘匿するようになったらどうなるのか。

Googleでキーワード「アビガン 特許 中国」を検索(https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&source=hp&q=%E3%82%A2%E3%83%93%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%80%80%E7%89%B9%E8%A8%B1%E3%80%80%E4%B8%AD%E5%9B%BD)。

「医薬系”特許的”判例」ブログは、「アビガン®錠(ファビピラビル(favipiravir))の物質特許 。;url=https://www.tokkyoteki.com/2020/03/favipiravir.html。(2020/03/18)」というタイトルで、「富士フイルム富山化学(株)が保有する「含窒素複素環カルボキサミド誘導体またはその塩並びにそれらを含有する抗ウイルス剤 」に関する特許(第3453362号)はアビガン®錠の有効成分であるファビピラビルを保護する物質特許であり、20年の存続期間満了日は2019年8月18日です。」と報じた。

このサイトの管理人は「I am an in-house patent attorney for a pharmaceutical company in Japan. 」との事であり、新型肺炎・新型コロナウイルスの流行でこの記事が書かれたようだ。

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項目 日積温 残日 通日 通積温 TA TX TN TD WX SN RN 瞬低T 瞬高T 瞬風
DATA 206.4 260 105 20611.2 8.6 10.1 7.5 2.6 4.6 0 51 7.3 10.1 14.1(北西)
時刻等℃ m/s H mm 23:28 15:53 15:02
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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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