07A_ざっそう句OR雑草句録:雑草のごとく

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2012年3月17日 (土)

ざっそう句:墓掃除

2012/3/17(土)
昨日は晴れ。春霞がかかったようだった。墓の掃除。最近は葬儀や墓についても色々な考えが出てきている。その究極に葬儀も墓も無用という意見がある。見方を変えれば、葬儀や墓も一種のメッセージだ。それが、世代を越えて、後世に何を語りかけてくれるか。並んだ墓石を比較すると、似ているようだが、少しの違いはある。誰の墓を誰が建てたのか等、墓石を読み始めると掃除もはかどらない。同じ墓掃除に来た人と挨拶を交わす。子供の頃は、墓地には雑木が繁り、薄暗かった。土葬の土饅頭を見ると、子供には墓は怖いところだった。平成以後は墓地の様子も様変わりしてきた。外国産の石材を使いピカピカ輝いている。

2012/3/16(金)の天気

TAVE= 5.7
TMAX= 11.1 最高気温(℃)   11.9  15:091
TMIN= -0.3 最低気温(℃)  -0.7  06:09
DIFF= 11.4
WMAX= 5.4 最大瞬間風速(m/s)   9.8(北西)  08:40
SUNS= 10.7
RAIN= 0

Q
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ざっそう句:墓掃除

昔の墓石を見ていると、どうも高級な石材を調達するのが不可能だったようだ。凹凸のある石面に刻んだ名前も風化を受けて消えているのもある。嬰児の墓は更に小さく貧相だ。でも、そのようにして、死者を弔った形見であることには変わりがない。

■墓掃除墓石と語る馬鹿な事
■いにしえの 壊れ墓石は 墓の隅
■丸石の 墓のしるしに 人の情
■人の名の 消えて墓石は ただの石
■ただの石 人の名刻む 人の恩

2012年3月14日 (水)

ざっそう句:蕗の薹

2012/3/14(水)
昨日は晴れ。冬型の天気で気温は余り上がらない。地面が湿っているので、カキの木の下に密生しているハナダイコンの苗を堀上げて、別の二ヶ所に移植。一輪車一台分。雑草と景観対策として道路沿いに試し植えしている。植える面積を増やすにも、苗を現地調達できると作業が楽になる。今回植えた場所を来年の前線基地として更に増やす。気長な作業だ。昨年ミカン樹の下草として植えた所は防草効果があった。以前、景観用の数種類混合種子を買って蒔いたが、残っているのはヤグルマギクと白い花を付けるキク科の花(ノースポール?)のみとなっている。アブラナ科の植物の花は白や黄色が多いようだがハナダイコンの花は薄紫。春の陽気に対してちょっと沈みがちな花色だが、観賞が主目的でないので仕方ない。菜の花も微かな香りがするが、芳香という程ではない。WIKIPEDIAによると、夕方、「非常によい香りがする」とある。こちらは、まだ未経験だ。その香りに期待。少し汗をかいた。蕗の薹が出ていたので、数個収穫したが、置き忘れた。

「ハナダイコンWIKIPEDIA(ハナダイコン);。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2009年1月28日 (水) 23:03)(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「ハナダイコン(花大根、学名Hesperis matronalis)は、アブラナ科の植物の一種。シベリアから西アジア・ヨーロッパにかけてが原産地で、欧米では、最も伝統のある園芸植物とされている。オオアラセイトウ (学名:Orychophragmus violaceus)もハナダイコンと呼ばれるが、別種である。~。概要 [編集]:中世から庭園などに植えられていたとされ、特に気候の寒いヨーロッパ北部のドイツ、イギリスなどではよく親しまれている。北アメリカには1600年代に観賞用植物として移入されて帰化し、北はカナダのオンタリオ州からニューファンドランド島、南はジョージア州の山間部まで分布を広げた。主に道路脇や林の外縁によく生え、一部の地域では侵略的外来種と考えられている。~。性状 [編集]:耐寒性の多年草であるが、耐暑性がないため、日本では一年草として扱われている。草丈60-90cm。葉は互生し、柄のないへら形の単葉である。花は5月頃に咲き、茎の上の方に直径2cmくらいの薄紫の花を総状花序につける。夕方になると、非常によい香りがする。」。

リンク設定メモ:以下のリンクはOK。上記「」のリンクはNG?
リンク部分のソース=「「ハナダイコン<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/a~??a~??a~??a~??a~?^(3)a~?^(3)">WIKIPEDIA(ハナダイコン)</a>;。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/a~??a~??a~??a~??a~?^(3)a~?^(3)">http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3</a>。」」。URLが正確にコピーされていない?FIRE FOXはURLは英数字以外もOKだが、古いVERのIEはNG?

IEのURL(url=http//ja.wikipedia.org/wiki/ハナダイコン:FIRE FOX)表示:「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3

(1)Googleによる「ハナダイコン WIKIPEDIA」の検索(http://www.google.co.jp/#hl=ja&gs_nf=1&gs_is=1&cp=7&gs_id=m&xhr=t&q=%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%80%80WIKIPEDIA)。

(2)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3

2012/3/13(火)の天気

TAVE= 4.0
TMAX= 8.6 最高気温(℃)   9.2  14:04
TMIN= 0.3 最低気温(℃)   -0.6  06:11
DIFF= 8.3
WMAX= 6.7 最大瞬間風速(m/s)   12.3(北北西)  15:57
SUNS= 11.4
RAIN= 0

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ざっそう句:蕗の薹

蕗は日本原産の山菜・野菜で太古より食べられていたようだ。その長い間に品種改良されて現在のようになったのか。

■ハナダイコン 植え場に顔出す 蕗の薹
■折角の 香りも聞けない 花粉マスク
■汗仕事 置き忘れたよ 蕗の薹
■かみさんと 蕗の話題で 飯を食う
■蕗の香や 太古の記憶 呼び覚ます

2012年3月12日 (月)

ざっそう句:一年目の3.11

2012/3/12(月)
昨日は曇り、夕方一時雨。ジャガイモを植えた。切った切り口がしなびかけていた。暴走族が一時間ほど国道を乗り回す音がやかましかった。3.11の事は忘れきっているのか。一瞬、バイクの音の間から、黙祷をしましょうと広報車から声が聞こえた。午後は用事。

2012/3/11(日)の天気

TAVE= 5.4
TMAX= 8.6 最高気温(℃)   8.9  14:30
TMIN= 2.7 最低気温(℃)   2.4  22:31
DIFF= 5.9
WMAX= 6.8 最大瞬間風速(m/s)   14.5(北西)  21:24
SUNS= 0.4
RAIN= 1

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ざっそう句:一年目の3.11

■何でまた 暴走族の 喧噪日
■広報車 黙祷伝え 走り行く
■2:46 皆で低頭 北を向き
■水仙が 春を創るか 蕾出す
■花見れば 思考停止の 仏の座

2012年3月11日 (日)

ざっそう句(Weedy Haiku Records):津波と老学ドナルド・キーンさん(Tsunami and an old scholar Mr. Donald Keene)

2012/3/11(日)
昨日は雨。午後の後半より曇り。用事外出。ついでに書店に立ち寄る。文庫本一冊。書店の片隅で若い男性が数人の子供達に本の読み聞かせをしていた。読み聞かせと言えば、小学生の頃、担任のO先生が給食の時間に、本を読んでくれた事を思い出す。本の内容はすっかり忘れているが、読んで貰った事の有り難さを再度かみしめている。東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波と東京電力福島原発事故という同時発生した、三つの歴史的大災害・災難から、本日で1年目となる。先日、地震発生の時刻、14時46分に黙祷して下さいという回覧板がまわってきた。複雑な心境だ。外見的な黙祷が踏み絵のように形式化してしまわないか。

2012/3/10(土)の天気

TAVE= 5.2
TMAX= 7.1 最高気温(℃)   7.3  15:57
TMIN= 3.6 最低気温(℃)   3.5  02:43
DIFF= 3.5
WMAX= 2.7 最大瞬間風速(m/s)   5.0(西北西)  05:06
SUNS= 0
RAIN= 11.5

Q
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ざっそう句(Weedy Haiku Records):津波と老学ドナルド・キーンさん(Tsunami and an old scholar Mr. Donald Keene)

本日、東北地方太平洋沖地震から一年目を迎えた。その間、色々な事があった。その中で、日本文学研究者のドナルド・キーンさんが日本国籍をとり、日本に帰化するというニュースを聞いた時は、強い感動を覚えた。振り返って見ると、ドナルド・キーンさんのニュースを記事にしたのが2011年4月30日 (土)。技術 回顧と展望:東日本大震災の復興に際し、湾口防波堤はもっと強固にならないか。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/04/。であった。あの津波が老学に与えた印象ははかりしれないだろう。心の支えを失った人々にとって、これ以上心強い支援はないだろと思った。その時作った句。

The spring dream
Of an old scholar
Flies across the Tsunami

老学の津波を渡る春の夢

The spring ocean
Shall gulp the Tsunami as well
Up to the heavens

春の海津波も飲めよ天高く

与謝野蕪村の句に、「春の海ひねもすのたりのたりかな」という句がある。ある席で、かみさんの印象を聞かれて、返答に困った。その時、何となく、こんな風かなとしゃべってしまった。春の海が凪いでいる時は、海は蕪村の句そのものかもしれない。当地は海無し県なので、海は憧れに近い存在だ。東北関東大震災の津波は、荒れ狂う海の姿をむき出しにした。そのような時に、夢や希望を与えるために、津波を乗りこえて日本に帰化する老学者に、こうごうしさを見たおもいがした。3月8日付けで日本国籍の取得が認めらたそうだ。漢字では、「鬼怒鳴門(きーん・どなるど)」という名前を使うとの事だ。名前については、その真意は何も語っていないようだが、心を鬼にして何かを叫んでいるような名前だとも思う。

でも、名前なので何か意味があるのではと、はっと考え直した。人間、自分を名乗るとき、その名前に強い決意を託すのではないか。現在、吉田松陰がなぜ松陰と名乗ったのかという点に興味を持っている。自分を名乗る事は自己のアイデンティティを規定するのではないか。

「吉田松陰;。WIKIPEDIA 吉田松陰http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%9D%BE%E9%99%B0。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年3月1日 (木) 20:54)(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「吉田 松陰(よしだ しょういん)は、日本の武士(長州藩士)、思想家、教育者、兵学者、地域研究家である。一般的に明治維新の精神的指導者・理論者として知られる。、、名前 [編集]:幼時の名字は杉(本姓不明)。幼名は虎之助。吉田家に養子入り後、大次郎と改める。通称は寅次郎。諱は矩方(のりかた)。字は義卿、号は松陰の他、二十一回猛士。松陰の号は寛政の三奇人の一人で尊皇家の高山彦九郎のおくり名にちなんでつけられた。」。とある。

吉田松陰の通称は寅次郎との事だが、号を松陰と名乗ったようだ。まさに「号」とは歴史に名前を残すために名乗るのではないか。志の低い人間は号を名乗ろうとは思い付かないだろう。吉田寅次郎が松陰を名乗ることにより、新しい吉田松陰という人格が生まれ、それが理想や行動の源泉になって行ったのではないか。近代日本の夜明けである明治維新の種の一つは、吉田寅次郎が心の中に松陰を名乗る事を決意したときに蒔かれたのではないか。号は通称を超えて、更に心の広さと深さを内包するのだろう。見方を変えれば、その号から、さらに謙遜やユーモアもにじみ出てくるのではないか。

WIKIPEDIAによると、Donald(男の名前) Lawrence(男の名前) Keene(姓名)であった。「きーん・どなるど」となると、姓・名という順で、日本流の呼び方にならって順序を変えている。 辞書によると、Keeneは固有名詞で、姓名と地名の意味がある。更に同じ音の普通名詞と動詞のkeenがある。名詞:a wailing lament for the dead。動詞:to wail in lamentation for the dead。死者へ慟哭するという意味がある。

名と姓と言う順序を変えて、「きーん・どなるど」と名乗るのは、意識や気持の上で、日本人になった事を示しているのではないか。それでは、「きーん」が何故「鬼」か。先ず、ユーモアのセンスの産物ではないか。もう一つ「仕事・研究の鬼」という気持も込められているように感じる。並の人ではできないから、鬼の領域も超えられるのだろう。「きーん・どなるど」について、最初は「キーンが怒鳴るぞ」と安易な解釈をしていた。「怒鳴門」を分解すると「怒」+「鳴門」。「鳴門(全訳古語辞典)」=「狭い海峡で、潮の干満によって潮流が音を立てて鳴り響く所」。「怒」とは勢いが激しいこと。「怒鳴門」とは、海がゴウゴウと荒れ狂っている津波を連想させるのだ。それでは、なぜ「鬼」を「きーん」と読むのか。おそらく、英語の多義性と漢字の「鬼」、「き」という読み方と平仮名の表現全てで、ドナルド・キーンさんの日本に対する思いをここに圧縮・集中しているのではないか。自分の姓名は人生で最も多く使う言葉だろう。ドナルド・キーンさんはKeeneとkeenをいつも意識していたのではないか。keenとは「a wailing lament for the dead」と言うことであり、それを訳せば亡き人を哀れんで慟哭する事である。もう一つのkeenの意味は、鋭い、良く切れる、頭がよいという形容詞。こちらは、日本文学という学問の分野にはぴったりの意味があるだろう。

「鬼怒鳴門(きーん・どなるど)」という名前を聞くと、その中に何か運命のドラマが含まれているように感じた。そのドラマは、自分なりの空想だが、「日本の文学に触れ、その結果、仕事・研究の鬼のような生涯を過ごしてきたキーン姓の俺だが、そのキーンという言葉には、亡き人を哀れんで慟哭するという別の意味があることを常々頭の隅で考えていた。自分が研究で立ち向かった日本が、震災や津波でゴウゴウと音を立てて救いを求めているように感じる。今こそ、縁深い日本の亡き人を哀れんで慟哭してやる時ではないか。日本へ行き、名前を変え、日本に永住し、日本人になり、日本と悲しみを分かち合おう。」というかすかな声が聞こえてくるように感じた。ユーモラスな漢字名の中に慈悲の心をやんわりと盛り込んでいるようも感じる。新しい名前を名乗ることにより、新しい自己アイデンティティが可能になる。自分の名前を見直すことも、復興・再生に向かうためのもう一つの視点でもあるようだ。

先日聞いた講演で、気仙沼市の観音寺住職は、被災で亡くなった檀家さんの葬儀について報告した。葬儀に必要な物は流されて手に入らない。火葬もできないので土葬が行われたそうだ。祭壇も組立式の小さなものしかなかたった。戒名は葬儀の前に与えるとの事。亡くなられた方の生前の様子を、喪主や家族からよくお聞きして戒名を付けたとの事だ。そのように、有り難い戒名も過去のものではなく、喪主や家族にとって、亡き人を偲ぶとともに、未来への希望も与えてくれるのではないかと思う。

追記:「鬼怒鳴門(きーん・どなるど)」さんに関する記事があった。

YOMIURI ONLINEは、「「鬼怒鳴門」と申します、よろしくお願いします;url=http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120308-OYT1T01125.htm(2012年3月8日22時59分  読売新聞)」というタイトルで、「日本国籍の取得が認められた日本文化研究者のドナルド・キーンさん(89)が8日、居住先の東京都北区の区役所を訪問し、記者会見を行った。 キーンさんは「日本人として犯罪を起こさないことを誓います」と会見でユーモアを交えて心境を述べた。~さらに、日本人名の「キーン ドナルド」と同時に、雅号として「鬼怒(キーン・ド)鳴門(ナルド)」を使うことを表明。鬼怒川の鬼怒と四国の鳴門から漢字をあてたと由来を説明し、会見終了後、報道陣にさっそく名刺を配った。」と報じた。

やはり、ユーモアのセンスに溢れているようだ。具体的な地名が示されているが、雅号としての「鬼怒(キーン・ド)鳴門(ナルド)」さんが発したメッセージに耳を傾けたい。

追記2(2015/7/7):ドナルド・キーーン氏の「三島への戯れ 癒えぬ痛みに(http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/shitamachi_nikki/list/CK2014040902100015.html)。」と言う記事に、同氏は「 三島はある時から手紙に「怒鳴門鬼韻(どなるどきいん)様」と当て字で書いてきた。そこで、私は仕返しに「魅死魔幽鬼夫(みしまゆきお)様」と書いた。三島は七〇年十一月二十五日に自決した。その直後、ニューヨークで翌十一月二十六日の消印が付いた三島からの航空便を受け取った。自決直前に書き、机の上に置いてあった封書を、夫人が投函(とうかん)してくれたのだ。」と書いている。この記事から同氏が、「鬼怒鳴門」を名乗るのは、きっと三島由紀夫との交友をいつまでも忘れないようにするためだろうと感じた。(この記事へのリンク

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2012年3月 1日 (木)

ざっそう句:牡丹雪

2012/3/1(木)
昨日は雪。4年に一度の閏日と重なり思い出深い日となった。朝起きると一面の銀世界。牡丹雪が昼過ぎまで降り続いた。朝の気温は1℃だった。雪が降り止むと共に雪解けが始まった。今朝の庭は樹木に雪は無いが、地面はまだ一面白い。障子越しに雪景色を楽しみながら宅内作業。東京電力のホームページを覗くと、「自主的避難等に係る損害に対する賠償金のお支払いの開始について(平成24年2月28日)」という記事がトップページに出ている。余りにも遅すぎる。事故から1年も経過すると記憶もレシート等の書類も散逸してしまう。そこが狙いなのかも知れないが余りにもセコ過ぎないか。それなのに、金は国に負んぶに抱っこ。国の経営支配は認めず、言いたい放題とは何事かと思わざるを得ない。まさに倫理崩壊したような企業態度ではないか。

2012/2/29(水)の天気

TAVE= 1.6
TMAX= 2.8 最高気温(℃)  3.2  14:58
TMIN= 0.1 最低気温(℃)  0.0  07:21
DIFF= 2.7
WMAX= 1.9 最大瞬間風速(m/s)  4.0(北北西)  03:58
SUNS= 0
RAIN= 10.5

ざっそう句:牡丹雪

■牡丹雪 ロマンも消える 放射能
■幼き日 雪も食べたり 好奇心
■立ち枯れの 苗を生かせよ 牡丹雪
■雪の戸を 老母が開く 見舞客
■ストーブの 横に妻あり 朝の雪

2012年2月18日 (土)

ざっそう句:老境に立ち向かう心境

2012/2/18(土)
昨日は晴れ。AM宅内で整理。PM打合せ。自転車で外出。粕川東岸の堤防上の道路を走った。最近は堤防道も整備が進み走行しやすい。寒いが散歩をしている人に何人か出会った。水面には鴨の群が水上に向かって泳いでいた。自転車の音に驚いたのかその群が一斉に飛び上がり、下流に着水した。水面に航跡が残る。着水の時、指を開いて、みずかきをブレーキにしているのだろうと推測したが実際はどうなっているのだろうか。顔を合わせた老人と声を交わす。あっ、俺も老人だ。

2012/2/17(金)の天気

TAVE= 2.3
TMAX= 6.7 最高気温(℃)  8.1  13:23
TMIN= -2.9 最低気温(℃)  -3.7  05:44
DIFF= 9.6
WMAX= 6.5 最大瞬間風速(m/s)  11.8(北西)  10:06
SUNS= 8.9
RAIN= 0



ざっそう句:老境に立ち向かう心境

■おじさんと 呼ばれた頃が なつかしい
■ご老人 いつしか自分も 仲間入り
■長老が 欠けて出世の 番付表
■入会を 誘われ困る 老人会
■ひたひたと 背中に迫る 老いの風

2012年2月15日 (水)

ざっそう句:寒アヤメ

2012/2/15(水)
昨日は曇り後雨。予定の外出。出先でも似たような天気だった。数日前に花を探してぶらぶらしている時に寒アヤメの花を見つけた。改めてそのデジカメ画像を見てみると、花茎が短く地面近くに咲いているのだと気付いた。冬咲く草本性の花は背丈を伸ばしすぎないように工夫しているかのようだ。

2012/2/14(火)の天気

TAVE= 2.9
TMAX= 6.3 最高気温(℃)  6.4  14:12
TMIN= -0.6 最低気温(℃)  -1.5  06:22
DIFF= 6.9
WMAX= 2.3 最大瞬間風速(m/s)  4.3(西北西)  02:16
SUNS= 0
RAIN= 2.5

ざっそう句:寒アヤメ

■早咲きの 訳もあるらし 寒アヤメ
■漫遊の カメラを誘う 紫花
■寒アヤメ 松の枯葉に 埋もれ咲く
■寒アヤメ 咲いた時のみ 気付かれる
■人無くも 時を忘れぬ 寒アヤメ

Kan_ayame
DSC=2012/02/11。

2012年2月12日 (日)

ざっそう句:古代へのロマン 伊勢崎の古墳群

2012/2/12(日)
昨日は晴れ。昼前上植木神社の祈年祭に出席。町内の当番なので氏子代表という役で参加。本殿には宮司の祖父の古びた写真が飾ってあった。今の宮司は三代目とか。正座をして靴下の穴に気付いた。二礼二拍一礼、穴には気付かぬ如く済ませた。建国記念日で戦前は紀元節だった。暦を見ると今年は皇紀2672年である。かみさんが占いを見て、今日は小旅行に吉とあるから外出しようと言い出した。お上の祟りは怖い。小半日付き合う。近くのスーパーモールでうどんを食い、古墳展示会を見学して帰った。

2012/2/11(土)の天気

TAVE= 3.1
TMAX= 6.5 最高気温(℃)  7.2  13:16
TMIN= 0.3 最低気温(℃)  -0.1  23:42
DIFF= 6.2
WMAX= 7.3 最大瞬間風速(m/s)  13.5(北)  11:34
SUNS= 10.3
RAIN= 0

古墳展示会当日、梅沢猛の「日本の深層」を購入し拾い読み。「1418夜『日本の深層』梅原猛|松岡正剛の千夜千冊url=http://1000ya.isis.ne.jp/1418.html」を読み探していた文庫本だ。マクロ的には古墳も日本の国家が形成されつつあった時期に連なっている。古墳は何故作られたか。松本清張は古墳造営と水田開発(食糧確保)は車の両輪とみる説を出している。古墳造営は社会の階級構造を形成するのにも関係しただろう。臣民を生かさず殺さず程度に支配すれば支配者の地位は安定する。参勤交代の古代版が古墳造営という事は空想なのか。伊勢崎の古墳で、古墳の被葬者の脇に多数の赤玉が並べてあった例が展示されていた。赤は鉄錆びの色で、鉄製分を多量に含む素材を丸めた物だそうだ。当時では貴重な染色材料だったらしい。被葬者はそれを多量に所有し、赤玉を作る技術や富を誇示したのではないかと説明員が解説してくれた。今年は養蚕を世界遺産にと群馬県は懸命になっている。伊勢崎の養蚕も蚕糸も最終的な価値は色彩や図柄等が決める。明治以降化学染料が使われるようになるが、化学染料が古墳時代まで遡る可能性があるのか。養蚕や染色の起源にも空想が羽ばたく。

ざっそう句:古代へのロマン 伊勢崎の古墳群

■古墳展 ロマンと共に 謎を追う
■文明の 最先端に 戦あり
■墳と寺 同版瓦に 謎の鍵
■太古より 土建事業に 闇深し
■被葬者は 赤玉並べ 永久の夢

2012年2月 8日 (水)

ざっそう句:早春に咲く青く可憐な雑草

2012/2/8(水)
昨日は午前は雨。午後から曇り。少し晴れ間も見えた。用事外出。帰路雑貨店で買い物。以前は百円ショップだったが現在はかなりの高額雑貨も並んでいる。食品も並べているのでコンビニ化が進んでいるようだ。(著作権が切れた)バブリックドメインの映画をDVD化した商品が並んでいた。試しに一つ買ってみた。これから、かつて見たくとも見られなかった作品が安価に見られるならば長生きの功徳と言えるだろう。

2012/2/7(火)の天気

TAVE= 7.1
TMAX= 11.4 最高気温(℃)  11.7  13:58
TMIN= 3.9 最低気温(℃)  3.8  05:23
DIFF= 7.5
WMAX= 7 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 0.3
RAIN= 8

ざっそう句:早春に咲く青く可憐な雑草

冬枯れの畑で、なにか咲いている花はないかと探すと、イヌフグリの花が咲いていた。正式にはオオイヌノフグリと言うらしい。WIKIPEDIAで調べると学名は「Veronica persica Poiret」とある。英語名は「Persian speedwell」、「Large Field Speedwell」、「Bird's-eye」。

url=http://dictionary.reference.com/browse/Speedwellによると、「speed?well
   [speed-wel] ;noun:any of several plants, shrubs, or small trees of the genus Veronica,  of the figwort family, having opposite leaves and small flowers. 」「Origin:
1570--80; speed  + well1 ;  so called because its petals fade and fall early 」。opposite leaves:葉が対生している。花弁が落ちるのが早い。Veronica:《植物》クワガタソウ、ベロニカ。Poiret:ポアレ、ポワレ(人名)。Etymology 1 From Persae (“Persians”)。

url=http://alabamaplants.com/Blueopp/Veronica_persica_page.html;Origin - Native to Europe.。

url=http://en.wikipedia.org/wiki/Veronica_persica;種子の写真あり。1~2mm。

オオイヌノフグリはヨーロッパが原生地。日本では帰化植物。「オオイヌノフグリ」という日本名は今日風に言えば、原語の意味は余り考慮せず、超訳のように見える。犬の陰嚢と種子の形状の連想で名付けたようだが、花が小さく、実は砂粒程しかなさそうだ。連想にもかなりの飛躍がありそうだ。

早春に咲く青く可憐な雑草としてオオイヌノフグリを詠んだ句が歳時記にある。雑草という名を持つ雑草はないそうだが、イヌフグリもあるがままの姿でけなげに咲いてくれれば良いのかも知れない。この雑草は、余り害もなさそうなので、引き抜こうか、止めようかと迷うことがある。

■イヌフグリ 名前はいらぬ そっとさけ
■乙女等よ 密かに愛でよ イヌフグリ
■変な名を 貰い悔い無き イヌフグリ
■名を貰い 渡来の草も 一人前
■雑草の 特徴見抜く 命名者

2012年2月 5日 (日)

ざっそう句:雪の赤城

2012/2/5(日)
昨日は晴れ。寒明け。立春だった。最高気温は10℃を超えて少しだけ暖かく感じた。葬儀二件。AM赤城山の鍋割りに現れた白い円形パターンを撮影するため見晴らしの良い場所へ行った。ついでに鯉沼も見た。沼は全面結氷していた。赤城大沼、榛名湖のワカサギ釣りは、基準値以上の放射性セシウムが検出され解禁できない状況のようだ。絶好のシーズンをみすみす見逃す怒りの気持をつい思う。幼少時代は結氷した沼に石を投げて遊んだ記憶がある。そういう遊びの中で故郷の山や川に親しんだのだ。

2012/2/4(土)の天気

TAVE= 3.0
TMAX= 11.2 最高気温(℃)  11.4  14:01
TMIN= -3.5 最低気温(℃)  -3.8  03:48
DIFF= 14.7
WMAX= 6.7 最大瞬間風速(m/s)  13.6(西北西)  13:38
SUNS= 9.9
RAIN= 0

ざっそう句:雪の赤城

鍋割りに現れた白い円形パターンを見て、色々な想像を楽しんだ。今時、子供達に鍋割りは理解できるだろうか。山の雪が鳥に見える事があり、その形で農業の豊作・不作を占う風習があるようだ。農鳥というらしい。よくよく見ると、鍋の部分がゾウの頭、長い裾野の部分がゾウの鼻に見える。子供達にも、赤城山にどんな雪図形が現れるか、その図形を創作して貰いたいものだ。星座もその想像の産物だ。そういえば、夜空を見上げて、自分流の星座を作って、教えあって遊んだ記憶もある。前橋等伊勢崎以外からはあの鍋割りに現れた白い円形パターンはどうみえるのだろう。

■赤城見る 年増男の 気はそぞろ
■赤城山 ゾウの頭に 綿帽子
■凍む晩は 赤城颪が 子守歌

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)