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2008年11月 8日 (土)

記憶はどこまでたどれるか

2008/11/8

記憶はどこまでたどれるか

誰でも幼い頃の大方の記憶は漠然としているのではないか。その中で強烈な印象を受けた

記憶は比較的鮮明に思い出せるようだ。自分が覚えていることではなく、後から他人から聞

かされた事を記憶していることもある。母が自分が幼いとき、「かーちゃん、太陽は火かい、

月は水かい。」と質問したよと大きくなってから母から聞いたことがある。それだから、こう答

えたという次の話も覚えていない。自然の物事に関心と疑問を持ち始めた頃のことであろ

う。自分もそんな時があったのかと思う程度であり、そういう話を聞くと恥ずかしい気もした。

多分、母親は科学的に教えてくれなかった思う。大きくなってから勉強しなと言われていたか

もしれない。いまから思うと、これはこうだ、あれはどうだとすべて親が教えてしまったら、自

分から学んで行くという習慣が身につかなくなるのではないかという気もする。当時の母親は

仕事に子育てに多忙であった。自分が母に聞いた光景をプレーバックしてみると、一瞬母が

仕事から解放された時を見計らって母にぶら下がりにいったのではないかとも思われる。

質問の答えはどうでもよかったのであろう。

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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
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