コンピュータユーザの会
2009/4/2
コンピュータユーザの会
JUG/CPMというコンピュータのユーザーグループでパブリックドメインのソフトを配布してい
た。この会の会員になりFDでソフトの配布を受けたのを思い出す。コンピュータもハードとソ
フトの分業体制となりそれぞれ企業として成長してきた。しかし、企業の体質はハードとソフト
では対照的であった。ハードメーカーは人物金という物量に優れていた。ソフトメーカーはアイ
デアと機動力というマンパワー勝負の商売であったようだ。ハードもソフトも色々な商品が市
場に溢れていた。それと共にコンピュータの本や雑誌も書店に溢れていた。最近、電気店を
見ても、書店を見ても何か心の躍る気持ちが盛り上がらない。市場が成長しきったのか、顧
客や自分が年取ったのか元気さがない。ハードもソフトもコンビニ商品になったようだ。ともか
く、定番の商品しか売れないのか、儲からないから店頭に並ばないのか。JUG/CPMも数年
でいつしか退会した。この第三極としての役割はコンピュータの普及で終了したのであろう。
しかし、メーカーに振り回されないでユーザの立場でパブリックドメインソフトの普及を図った
活動があった事は記憶に残しておきたい。