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2010年3月8日

2010年3月 8日 (月)

方丈記切読7 :いとしきもの

2010/3/8

方丈記切読7 

「衣食のたぐひまたおなじ。藤のころも、麻のふすま、得るに隨ひてはだへをかくし。野邊のつばな、嶺の木の實、わづかに命をつぐばかりなり。人にまじらはざれば、姿を耻づる悔もなし。かてともしければおろそかなれども、なほ味をあまくす。すべてかやうのこと、樂しく富める人に對していふにはあらず、たゞわが身一つにとりて、昔と今とをたくらぶるばかりなり。
大かた世をのがれ、身を捨てしより、うらみもなくおそれもなし。命は天運にまかせて、をしまずいとはず、身をば浮雲になずらへて、たのまずまだしとせず。一期のたのしみは、うたゝねの枕の上にきはまり、生涯の望は、をりをりの美景にのこれり。』」

衣食の事を自分の昔と今を比較している。それなのに、「樂しく富める人に對していふにはあ

らず、」と書いている。何か未練がありそうではある。捨てた物、去った事には確かに未練が

ある。でも、そういう有形・無形の財産があることも大切なのではないかと思う。ところで、「生

涯の望は、をりをりの美景にのこれり。」とはどういう事か。素晴らしい風景を見ると自分の生

涯を一望するかのようだと感じたということか。野望の望か展望の望か。やはり、自然界では

なく人界のようでもある。これを、重ねて観ているようでもある。

追記(2019/03/08):南方熊楠の英訳が下記リンク先にあった。

A Japanese Thoreau of the Twelfth Century (15):http://www.minakatella.net/letters/hojoki15.html

 
その英訳部分を以下に引用する

CHAPTER 15

About my clothing and food I have something to say. Wisteria cloth and hempen fabrics are enough to hide my nakedness, sprouts of Imperata grass and nuts picked up on the hills sumce to sustain my body. As I don't live in the world I need not care about my appearance; in the absence of luxuries even coarse fare is sweet. I do not address these observations to wealthy folk, I merely compare my former way of life with my present one. Since I got quit of society and forsook the world I know nothing of envy or fear. I commit my life to the care of Heaven, without regret and without anxiety. I liken my body to a cloud in the sky ; I neither put my trust in it nor despise it. All the joy of my existence is concentrated around the pillow which giveth me nightly rest, all the hope of my days I find in the beauties of nature that ever please my eyes .

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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)