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2012年4月9日

2012年4月 9日 (月)

環境雑録:早川、利根川の堤防に広大な菜の花畑が登場

2012/4/9(月)
昨日は晴れ。穏やかな晴天であった。午前は西風、午後は東風が吹いた。上着を脱いで屋外作業。播種。柿の接ぎ木。久しぶりに接木をした。品質の悪い品種不明の渋柿にハチヤガキを接木。穂木は昨年接ぎ木した枝から採取。芽が少し膨らみ始めている。台木は昨年失敗した幹から出てきた枝。太さを会わせるため新しく出た枝に接いだ。昨日は灌仏会と復活祭。花見の話題がラジオから流れていた。そういえば日曜日だった。畑や庭に桜を植えるのは馬鹿と言われた。あえて馬鹿なことをした。お陰で、今年は畑で花見ができた。ところが、桜の品種は忘れている。多分、ピンク色が寒緋桜ではないか。こちらは早咲きの筈。まだ満開前のようだ。毎年開花を記録すれば我が家の標準木になるかもしれない。春がい一斉に押し寄せてきて、パニックになりかけている。アンズも満開。
Sakura_4pix_s

2012/4/8(日)の天気

TAVE= 8.1
TMAX= 15.2 最高気温(℃)  15.5  16:02
TMIN= 0.6 最低気温(℃)  0.5  01:55
DIFF= 14.6
WMAX= 3.8 最大瞬間風速(m/s)  7.5(南南東)  18:04
SUNS= 11.9
RAIN= 0

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環境雑録:早川、利根川の堤防に広大な菜の花畑が登場

春本番の桜より一足先に菜の花が咲く。昔はイネの裏作で菜種を栽培していた。収穫した菜種は油屋に持ち込み、油を絞ってもらった。その店は駒形にあったと父に聞いた記憶がある。菜の花畑の一部にはレンゲ花も咲いた。レンゲ草は兎の餌用に採った記憶がある。油を採るための菜種栽培は経済の高度成長期ころから廃れていったのではないか。田圃に咲く菜の花はそれ以来余り見た記憶がない。

■河床の菜の花ひっそり衣脱ぐ

この句は2003年の作で、通勤途上の早川の河床に咲く菜の花を素材にした。丁度句を作り始めた頃で、、早春の河床が、ぱっと黄色になった光景を発見して句にした。車を運転中にちらりと見て新鮮な印象を受けた。乙女がひっそりと冬の衣を脱ぐようなイメージを受けたのだ。

最近、上毛新聞にも早川の堤防一面に咲く菜の花の記事が出ていた。自分も四月始めに外出して、早川と利根川の堤防に、広大な菜の花畑が登場しているのを見て、一体誰が種を播いたのかと思った。ほぼ十年前の早川では、当たり一面が黄色になり、迫ってくるような光景ではなかった思う。毎年、こぼれ種により、面積が広がってきたのだろうかと考えた。面積が増えれば、収穫できる菜種の量も多く、バイオ燃料に使えるのではとも考えた。

気になるのが、日本在来種菜種と、遺伝子組み換え(Genetically Modified )菜種の交雑により、日本在来種菜種が遺伝子汚染を受けないかという点。多分、早川、利根川の堤防に咲く菜の花は、管理状態に無いのだろう。見えないところで進むGM遺伝子汚染が人体に及ぼす影響も見えないが、なんとかその実態を明らかにして、長期的に悪影響が出現するのを阻止したいものだ。河田昌東(四日市大学講師)は、「野菜が危ない! 拡がるGMナタネ ―ずさんな安全性審査―;url=http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/05.09.12gmnatanekouenroku.htm」という講演で、「今日は、遺伝子組み換え(以下GM)問題、その中でもGMナタネが国内のあちこちで自生しているという問題について、お話しします。日本はGM作物を一番たくさん消費していますが、GMナタネの自生が環境問題として、また国内の農業にどういった影響があるかを考えていきたいと思います。日本は世界最大のナタネの輸入国で、合計するとおよそ年間200万トンになります。その中でカナダ産が160万トン(80%)で、カナダ産は80%がGMですので、ナタネの輸入量全体の約60%がGMの可能性があるという事になります。」と述べている。そう言えば、日本はカナダと二国間自由貿易協定に関する交渉を開始することで合意したはず。TPPも待っている。意外なところで日本とカナダがつながっていた。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)