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2012年7月

2012年7月31日 (火)

技術 回顧と展望:意外なところで多用されているモーターを動かす物はなにか

2012年7月31日火曜日
昨日は晴れ。やや雲が厚かったが連日の猛暑日。最高気温(℃) 35.5 14:48 。朝飯前仕事で灌水と草むしり。先日のお祭りのデジカメデータをパソコンに取込。昨年導入したXPパソコンが落雷で故障中で、予備機になっていたC1GのMEパソコンが現役復帰。室温が30℃以上になるとFANが回転初めて騒音が気になる。でも、律儀に設定した動作温度でFANが回転を始めるのはさすがだ。デジカメデータはSDカードのデータを切り取り、パソコン側のUSBメモリーに張り付けている。この操作、手抜きでデータ保護上は問題があると知りつつ行っていた。コピペでコピーを確認してから消去を別途行うのが正解だ。

2012年7月30日の天気

TAVE= 30.5
TMAX= 34.9 最高気温(℃) 35.5 14:48 
TMIN= 26.8 最低気温(℃) 26.7 05:23 
DIFF= 8.1
WMAX= 4.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.4(東南東) 17:01 
SUNS= 6
RAIN= 0

Q
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技術 回顧と展望:意外なところで多用されているモーターを動かす物はなにか

ところが、ついにME機の持病が出てきて、切り取ったところで、フリーズしてしまった。その結果、お祭りの後半のデータが一瞬に消えた。いよいよME機も引退の時期か。XP二号機のチューニングを始めているが、この暑さで数分動作してから落ちてしまった。再起動すると、更に短い時間で落ちた。取りあえず、ME機で定格の動作条件を調べた。温度と湿度の範囲は「10 - 35℃、20 - 80%(ただし結露しないこと)」とあった。この規格は、エアコンが効いている部屋に鎮座している大型コンピュータと同じではないかと感じた。放熱を疑ったところ、何と金属色のケースだったが、鉄部に紙を固定する磁石が張り付かない。プラスティックケースのようだ。これじゃあ放熱が悪いと独断で決めつけた。ところでケースFANは廻っているか?紙片をFAN周辺につっこんだが動いている気配がない。ケースFANを交換しなければと暗雲が頭を横切る。もしかしたらと、モーターカバーの外側からダンゴの串でFANをこづいてみた。カラカラ音を立ててFANが回り始めた。モーターは生きている。更にFANをこづいて、FANの羽が、カバーに接触しないように位置を修正したら、何もないようにFANは回転を続けている。

現役時代、汎用集積回路のグループにモーター関係のIC開発を担当する部署があった。自分もその隣で電源関係のIC開発を担当していた。現代は、モーター一つとっても、単独で動かすよりモータードライバーという集積回路を使用している例が多い。そのモータードライバーも時代の流れを反映してきた。自動車時代になりワイパー用の需要が拡大した。OA時代に入るとOA器機用、パソコン時代に入るとパソコンCPU FANやケースFANの需要が高まった。

集積回路はモーターの回転制御や発熱時の保護等をモーター単独で出来ない機能を受け持っている。その、技術者達が苦心していたのが、モーターの起動回路だった。電源を入れた時に、モーターが起動しない場合がある。静止しているモーターは、ニュートンの運動法則からずっと静止しようとする。モーターを回転させるには、通電して発生する磁界と電界のタイミングが合わなければならない。力の向きを回転力する方向に合わせて、お互い引き合って回転力が生じないようになっていると、モーターは起動しなくなるのだ。いわば、小さな力が、正しく加わってモーターが回り出すのだ。それはコマ回しと同じと例えられるだろう。その起動時に発生する、小さな力を妨害すれば、モーターは回転しない。

今回のトラブルもそんな例だったかもしれない。実は、起動回路は電源用のICにも付属する場合が多い。電源用のICも一種の自動制御回路だ。負荷の状況により、電源をつないでも電圧が出なくなる場合がある。そんな症状が、電気製品で起こると大変な事になる。試作品を調べて危機一髪でその問題点を発見した体験もある。

振り返ると、福島第一原子力発電所の原発事故も電源がその根幹にある。巨大な電力を発生する原子力発電機も、運転を立ち上げるために小さな電源が不可欠である。パソコンも全く同様。パソコンを起動するためには先ずBIOSをROMから読み込まなければ起動の最初のステップに入れない。これを陰で支えているのが小さなリチウムコイン電池だ。エネルギー的に見ると、起動を担当する部分のエネルギーは極小さい。例えれば子亀だ。巨大なシステムも小さな子亀の上に大きな親亀が乗っている構図になる。親亀の上に子亀なら、安定に見えるが、子亀の上に親亀という現代技術の構図はいかにも不安定に感じるのである。当然、子亀がこければ親亀もこけてしまうのだ。

2012年7月30日 (月)

日々農天気:自働蒔き大根

2012年7月30日月曜日
昨日は晴れ。やや雲が厚かったが昼前後は晴天。最高気温(℃) 36.5 14:53 。猛暑日で熱帯夜。苗に灌水。用事外出。ついでに買い物。ニンジンの種子を購入。百均店でペットボトル入れを購入。ひもで首につるせるので便利そうだった。幼少時の遠足ではリュックサックを背負いアルミの水筒を下げたスタイルだったのを思い出す。水筒の蓋には方位磁石が付いていた。方位磁石は使った記憶はないが、今考えると遠足全体がジャングルや草原で生き延びるサバイバル訓練のように見える。現在はどんなコンセプトで、どんなスタイルで遠足をしているのか。ともかく、昔は兵士の行軍にモスグリーンの水筒は不可欠だった。そういう意味では熱中症対策のペットボトル飲料もサバイバル用に見える。

2012年7月29日の天気

2012年7月29日の天気

TAVE= 29.9
TMAX= 35.4 最高気温(℃) 36.5 14:53 
TMIN= 25.3 最低気温(℃) 25.0 04:33 
DIFF= 10.1
WMAX= 4.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.7(東南東) 17:19 
SUNS= 6.6
RAIN= 0

Q
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日々農天気:自働蒔き大根

今年は大根の種子を自家採取した。大根は例年、こぼれ種で生えたもので間に合わせていた。勝手に生えるので、自働蒔きと言っている。最近、自働蒔きの夏大根があったので一本収穫。表皮は虫食いかあばたのようで見栄えが良くない。煮物で食べたがうまかった。
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*******************************************
以下は、2012/7/29  「CEEK.JP」のニュース分類で「地デジ」を検索した結果。2011/7/24アナログTV放送が終焉し、地デジ移行が行われた前後に比べるとヒット件数は激減している。TVメーカーや家電量販店も、一時の地デジTVへの買い換え特需に沸いたが、その反動需要を受けて青息吐息の状況になっている。


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2012年7月29日 (日)

老人の寝言:アナログTV放送終焉と地デジ完全移行後一年

2012年7月29日日曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 38.2 14:12 の猛暑日。天気予報の夜の雨に期待して灌水はさぼた。地域の夏祭りと地区恒例の不動尊祭典に参加。御輿担ぎの休憩時間に子供達も不動尊に手を合わせ、各自の願い事を祈った。昔の農村地帯では、適時の降雨が死活問題になる。雨乞いや水番等は昔の話しになってしまったが、この地区恒例の祭りを説明した地区のOBや地域住民の子供達にかける期待は限りなく大きい。子供達は、願い事をしてから、「おみごく」というこわ飯を手に受けて食べた。20時の抽選会まで頑張る。雷光・雷鳴が迫り、雨が降り出す。これこそ昔なら、お祭り行事の成功の証であった筈だ。行事は落雷事故もなく万事無事終了。このお祭りの背景に雨乞いの神事があった事もほとんどの参加者は気付かないかもしれない。会場をぶらぶらと歩き、雑談。水田が家の近くの人に、今年のカエルの鳴き振りを聞いたらやはり少ないとの話だった。昨年はアナログTV放送が終焉して、地デジ放送となり今年で一年経過、東京スカイツリーもオープン。しかし、東京スカイツリーからはまだ電波が出ていないはずだ。「アナログTV放送が終焉後一年」を感慨深く振り返った。

2012年7月28日の天気

TAVE= 31.0
TMAX= 37.5 最高気温(℃) 38.2 14:12
TMIN= 25.2 最低気温(℃) 25.0 23:10
DIFF= 12.3
WMAX= 4.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 13.6(東北東) 20:15
SUNS= 9.7
RAIN= 3.5

Q
Q

老人の寝言:アナログTV放送終焉と地デジ完全移行後一年

昨年(2011/7/24)、東北地方の一部を除いて、アナログTV放送が終焉し、地デジ放送へ移行した。移行猶予期間も満了して、東北地方の一部も移行した筈で、日本全国が、地デジ放送へ移行した事になる。その当時の所感を「歴史の転換:アナログTV放送終焉、地デジ完全移行後に何が起こるか
(2011/7/22)http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/07/tes.html」の記事に書いた。それから、一年が過ぎて、地デジ移行は完全に過去のものになったかの感がする。マスコミもほとんど「アナログTV放送終焉と地デジ完全移行後」に付いてフォローしていないのではないか。過去になったのは本当だろうか。アナログTV放送には、日本の産業・文化を支えてきたインフラの側面が強い。それを、全体的に見渡せる経営者も少なくなった。地デジ難民も相当数生まれ、アナログTV等は大量に廃棄された事だろう。

我が家の、PCTV354はパソコンのアナログモニターとTVの兼用で、昨年まで現役であった。どういう加減か、画像の同期安定度が悪くなり引退させた。その後釜が、まだ寿命が残っているアナログTVだ。そのTVに地デジチューナーを付けて見ている。まだ使える製品が、粗大ごみとして廃棄される様子を見るにつけ、かつての技術者としては憤慨するのである。

そもそも、国が買い換えを促し、メーカーを側面支援するような生ぬるい政策対応を繰り返してきたのが、日本の産業衰退の原因になったのではないか。TVのエコポイントも、口径が大きく高価なほどポイントが高い。全体のエネルギー消費削減を無視し、金持ち優遇という全く、不条理な逆立ち政策がまかり通っている。昨年はTVメーカーも地デジ特需で沸き返ったが、それが虚像だった事が今年になってはっきりした。日本のTVメーカーも、昔は、TVは事業の屋台骨だからという意識と各社の創意工夫でその地位を築いて来た筈だが、そういう経営者も淘汰してしまった。総合的に衰退の道を歩んできた。その原因は、TVを総合的に適正に評価位置付けが出来ていなかった事だろう。それに輪をかけたのが、NHKの怠慢、利権体質化ではなかろうか。現実を正視せず、未来も夢見なかった。技術開発やデファクトスタンダードの推進を怠り、技術の種まきを忘れ、目先の不始末の尻拭いに忙殺されてきた。

アップルのS.Jobsは夢のTVを語ったそうだ。「いつでも、どこでも、だれでも」という、時間、空間、や人種や社会の枠をも乗り越える事が出来るメディアの実現を夢見る才能がS.Jobsにはあたのだろう。「いつでも、どこでも、だれでも」という音声版が携帯電話であるが、その映像版が夢のTVではないか。その実現のためには、公共の電波利用が大前提だ。総務省はアナログTV放送を追い出した、電波の空き地となっている一等地を国民の為に最大限に活用する責任がある。そのプラチナバンドは一部の携帯電話サービス業者だけに開放しては、日本の活力を更に低下させる最大の政策ミスにならないか。

最近のスマートフォンの普及は目覚ましい。若者は、あの小さな携帯画面を凝視しつつ相当な金と時間をスマートフォンに投入している。それが、創造的な用途に応用されれば、スマートフォンの経済・社会面での普及効果は大きくなると考えられるが、つまらないTVの延長に過ぎなければ、その末路はTVと同じになってしまうのではないか。昔、「書を捨てよ町に出よう」というフレーズが新鮮に映った時がある。「TVと携帯を捨て畑に出ようっと」。

2012年7月28日 (土)

身辺雑記:お祭りの記憶

2012年7月28日土曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 37.8 15:03 と又も猛暑日となった。朝飯前仕事で通路の草かき、サトイモの土寄せ、トウモロコシの収穫と灌水をする。灌水は朝夕二回したいところだがその元気がでない。夕方、ジーッと蝉が鳴く。数日前一回だけ鳴いて止まったが、今回は続いている。昼間は宅内と決めて、落雷で動かないXPパソコンをチェック。検討結果を総合するとどうもマザーボードがやられているらしい。WEB情報を探しながらチェックするが、MEという非力なOSと非力なハードでと猛暑で思うように進まない。フリーズが多すぎるので、フリーソフトの「メモリの掃除屋さん」を使い始めた。最近のHPは膨大な情報量を使っているのでその影響がすぐに現れる。「非力」を味わうと、その原因と対策を考える点で、脳トレにはなりそうだ。パソコンが生きて動いていると言うのが分かればそれ相当の対応が出来る。パソコンのどこが死んでいるのかどこが生きているのか正確に判断するのは難しい。遊びもほどほどが良さそうだ。28日は地区のお祭り。デジカメデータを覗いていると2006年のいせさき祭りの一こまがあった。祭りの主役、参加者も徐々に変わっている。当時は子供屋台をトラクターで引いて会場まで行った。このBLOGのTOPにあるのがその時の写真。現在は、子供屋台全体をトラックに積んで移動する方式になっている。今朝、5時前ミンミンゼミが初鳴き。カッツカッカと鳥が鳴いた。この鳥の名前は?さあ、今日はお祭りだ。気になる天気はAM晴れで猛暑日になりそう。PM曇り、夜雨の予報。昨夜の子供屋台の練習は気合いが入った。お祭り初デビューの子供もいるだろう。思い出に残る祭りになって欲しい。

2012年7月27日の天気

TAVE= 31.7
TMAX= 37.2 最高気温(℃) 37.8 15:03 最高気温(℃) 37.8 15:03
TMIN= 27.2 最低気温(℃) 26.9 05:22 v
DIFF= 10
WMAX= 3.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.5(南東) 18:29
SUNS= 10.1
RAIN= 0

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身辺雑記:お祭りの記憶

お祭りと言えば、御輿と屋台が目玉。ところが、戦後生まれの自分には、幼少時のお祭りの記憶が無い。当地区で、子供屋台や御輿ができたのも、自分が成人してからとの事なので当然かもしれない。自分の世代の有志が子供屋台や御輿を手作りで作り上げた。立派な彫り物がある本屋台は、明治の初期に作られ大きな記念行事がある時だけ出たようだ。元々は、雨乞い行事の為らしい。現在、お不動様と呼んでいる小さな堂内に昔の御輿が保管されているが、それを知る人も少ない。祭りに、子供より、大人が真剣に取り組んだようすがうかがえる。こういう活動も地域の伝統である。長い間祭りが無いと、その間に世代が変わり、祭りの囃子等も中断してしまう。戦後の混乱期は祭りなどできるユトリはなかった。当地区も有志が、その当時の囃子から採譜して、それを基準に練習している。最近、節が昔と少し変わったようだと現役組と退役組が雑談のなかで話をしていた。地域の人のつながりを作るのも祭りの効用だろう。こういうお祭りの主役は少しずつ交替して行く。小さな変化の積み重ねが伝統になるのかも知れない。
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2006年の「いせさき祭り」の一こま。

2012年7月27日 (金)

環境雑録(愛しきもの 生き物):沈黙の夏(カエルよなぜ鳴かないのか)

2012年7月27日金曜日
昨日は終日晴れ。猛暑日となった。日陰で下草刈りを始めたが、余りの暑さに一時間余りで退散。ハウスの日陰で以前修理した刃こぼれしているナタを研いだ。モロヘイア、ヒユ、トウモロコシを収穫。ヒユは雑草なのだが野菜でもある。ゆでると、モロヘイアのようにぬめりは無いが食べられる。味はややくせがある。モロヘイアは虫の食害があったが、ヒユは成長と見栄えは立派で食感は虫も食べないのでやや粗野・野趣がある。無農薬・無肥料で育つので見直したい野菜ではないか。ツルを切るので、まだ若いが肥やし場のカボチャを二個収穫。捨てた種から勝手に育った株が実を付けた。自分がまいたカボチャの栽培は失敗。肥やし場のカボチャに負けたようだ。苗はアブラムシの被害で発育不全になった。カボチャに使える殺虫剤が手許になかった。店で聞くと適用作物毎に試験をして登録するので、量が売れない品種まで登録するとコストが高くなるので、農薬メーカーは売れ筋品種優先で登録するらしい。結局、消費者は定番野菜を主に買うことになるのだろう。カエルの鳴き声が聞こえないので、子供屋台の練習が終わってから、暗い中たんぼ道を自転車で散歩した。

2012年7月26日の天気

TAVE= 30.6
TMAX= 36.1 最高気温(℃) 36.8 14:10
TMIN= 24.7 最低気温(℃) 24.3 04:55
DIFF= 11.4
WMAX= 3.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.5(東) 19:58
SUNS= 10.1
RAIN= 0

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環境雑録(愛しきもの 生き物):沈黙の夏(カエルよなぜ鳴かないのか)

当地区は、河川より数m高い台地の間に川が流れる、畑と水田が半々程度の農村地帯だ。専業農家は少ないが、まだ農業の姿があちこちに見えている。従来種籾消毒は5月に入って数日後に行うのが慣例になっていた。それが、数年前に5月1日に繰り上げられた。稲作の繰り上げは色々な利点があるのでそうなった。種籾を播いて、6月頃苗に育つので、その間にシロカキ等の準備を行い、準備が終わると田植えが始まる。付近の田植えが全部終わる頃は、全てのたんぼに水が入るので、田植え後のたんぼは夜になるとカエルの大合唱になる。トイレの中で瞑想していると、小さな窓からカエルの大合唱が聞こえてくるわけだ。カエルの数を推定する方法があるのか。ともかく途切れることもなく鳴き声が続く。7月も下旬に入ったが、今年はあの大合唱があったけと思った。かみさんに聞くと、そんな気もするという程度の反応。

カエルと言えば、詩人草野新平を思い出す。草野新平のカエルの詩は、難解でとがった言葉ではなく、カエルの話を聞いているようなリズムとユーモアがあったと思う。WIKIPEDIAの記事によれば、生まれたのが、「福島県上小川村(現・いわき市小川町)」との事だ。いわき市は福島原発にも近い。その周辺でいまカエルは鳴いているのか。

「草野心平。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E9%87%8E%E5%BF%83%E5%B9%B3(最終更新 2012年7月24日 (火) 21:59 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「草野 心平(くさの しんぺい、1903年(明治36年)5月12日 - 1988年(昭和63年)11月12日)は日本の詩人。福島県上小川村(現・いわき市小川町)出身。~経歴:5人兄弟の次男として生まれる。兄の草野民平(くさの みんぺい、1899年(明治32年) - 1916年(大正5年))、弟の草野天平(くさの てんぺい、1910年(明治43年) - 1952年(昭和27年))も詩人。1919年、磐城中学(現・福島県立磐城高等学校)を4年生で中退したのち上京し、1920年、慶應義塾普通部3年次に編入。同年、同校を中退し、1921年、中国の広東嶺南大学(現・中山大学)に進学する。~1928年(昭和3年)、活版刷りとしては初の詩集となる『第百階級』を刊行。全篇が蛙をテーマにしたものであり、以後も、この生物を扱った詩を書き続けた。」

我が家の周辺で、カエルの鳴き声が少ないと感じたのもつい最近の事。夜近くの田圃に行って確認したわけでもない。幼少の頃出合ったカエルは、ヒキガエル、アマガエル、アカガエル、ウシガエル、トノサマガエル。ヒキガエル、アマガエルは今でも見るが、アカガエル、ウシガエル、トノサマガエルは最近見ていない。田植え後の田圃で鳴いているのは、トノサマガエルではないかと思うが確証がない。いやな予感がするのが、放射性物質の影響。両生類の産卵や幼生が成長するのは、水流が澱むような浅瀬が必要だ。その場所こそ、雨風に乗って移動してきた放射性物質が集積する場所と一致するのだ。さらに、その卵や幼生は、細胞分裂が早いので、放射能の影響を他の陸生生物よりより多く受ける心配もある。沈黙の夏が、自分の耳鳴りにカエルの鳴き声がかきけされているだけだったらそれまでなのだが。放射線測定器を持っていれば、オタマジャクシが育ちそうな水辺の放射能を測定して見たいものだ。

7/26日の夜、たんぼ道を自転車で散歩。場所によりカエルの声には多少はあるが、完全にゼロではない。あちらで鳴き、こちらで鳴きといった感じで、方向が特定出来る程度の数だ。カエルの産卵期が過ぎてしまったためか、猛暑・夏ばてで鳴く気もしないのか。ついでにWEB情報でカエルを調べた。「トノサマガエルの仲間」(http://user.keio.ac.jp/~frog/frogs/data/pond.html)というサイトににトノサマガエルとトウキョウダルマガエルの鳴き声が掲載されている。当地で聞こえる鳴き声は「トウキョウダルマガエル」の方だと思う。勉強になった。関東地方は、トノサマガエルの生息圏ではないらしい。ともかく、当地の「トウキョウダルマガエル」の鳴き声の少ないのはなんとなく気になる。来年に向けて更に観察しよう。

2012年7月26日 (木)

愛しき雑草(愛しきもの 花と実):雑草の中に咲いていたヤブカンゾウ

2012年7月26日木曜日
昨日はAM曇り時々晴れ。午後は曇り。それでも天気予報の通り猛暑日。苗の一部だけ灌水。葬儀。やー先日はどうもどうも。お宅はあの時のだれさん?最近同窓会で会ったと何十年か前の友達が声をかけてきた。ところで故人とどんな関係。先方は故人の近親者。こちらは親の遠い関係者なのでじっくり説明する時間もなく見送りの時刻となった。また会おう。縁とは不思議なものだ。一期一会に近いが、そんな縁があったのかと思った。雑草という名の雑草は無いとは昭和天皇のお言葉らしいが、身近な雑草もその名前を知ると更に親しみを覚える。まわりの人もその人の名前を覚えると無縁とは感じなくなる。

2012年7月25日の天気

TAVE= 28.8
TMAX= 32.7 最高気温(℃) 33.0 14:57
TMIN= 23.8 最低気温(℃) 23.1 04:32
DIFF= 8.9
WMAX= 3.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.1(西) 07:54
SUNS= 2.4
RAIN= 0

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愛しき雑草(愛しきもの 花と実):雑草の中に咲いていたヤブカンゾウ

昨年の記事にノカンゾウの事を書いていた(技術 回顧と展望:電気等の廃熱も活用すれば資源http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/07/post-eefc.html(2011年7月 1日 (金)))。最近、丁度デジカメを持っていたのでその写真をとった。調べて見ると、ノカンゾウは6弁の花であるが、現物はそれより花弁が多く、八重咲き風だ。ヤブカンゾウの花弁はノカンゾウよりやや多く、花に密生感・豪華さがある。それが、我が家の辺境地帯に、ヤブガラシやシノ等の雑草と一緒に咲いている、雑草扱いの草がヤブカンゾウだろうと見直した。

ノカンゾウで思い出すのが、歌集「かみつけ女流歌人 雅」の中にある、「■小用の 近かる母を 屈ませしは この辺りなり 野萱草咲く  84 深澤 みどり」という歌だ。

ノカンゾウは一重咲きでワスレグサ、ヘメロカリスとも言うらしい。やはり、前の歌には「野萱草」が合っているようだ。自分も、毎年同じ頃、同じ場所に、同じ花が咲くを何となく見ているが、それが、ノカンゾウかヤブカンゾウか分からなかった。谷間の百合と同様、ヤブの中のヤブカンゾウもけなげで気品がある。
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2012年7月25日 (水)

老人の寝言:切らさず貯めよアドレナリン(院長の独り言:東電を辞めた理由(1)・・格納容器)を読む

2012年7月25日水曜日
昨日は曇り。少しだけ日射があた。トウモロコシ数本収穫。草むしり。用事外出。たまに寄るスタンドがセルフ方式に変わっていた。店員が操作を教えてくれた。直ぐに忘れそうだ。その時は言って下さいとにこにこ対応してくれたが、人員削減があったろうと思うと時代の変化を感じる。トウモロコシの品種は黄色に白が混じるもの。最近の甘い品種の種子価格は高いので、極一般の品種。栽培が下手で、ほぼ無肥料なので、背丈も実も小さいが、圃場で生食をしてみた。甘いサラダのようだ!農薬を使っていないので安心して、虫になった気分で食べた。若いヤングコーンの実が膨らんだ程度のものは、ぼそぼそするだけで甘みはない。熟す寸前のトウモロコシを虫が狙うのも納得だ。最近、福島原発事故の検証の産物である、事故報告書がいくつか出てきた。民間調査で出版されたのもある。振り返ると、事故発生当日が金曜日。東京電力TOW TOPは揃って物見遊山(金曜日にゆっくり帰り土日はゆっくり休むというレジャー感覚の計画に見える)?で司令官が総司令本部(本社)に不在だった。初動体制は国も東電もむちゃくちゃに見えた。週刊誌の記事の方がよっぽど読み応えがあった。

2012年7月24日の天気

TAVE= 26.6
TMAX= 30.7 最高気温(℃) 29.8 14:34
TMIN= 22.9 最低気温(℃) 20.3 04:35
DIFF= 7.8
WMAX= 2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.2(南東) 16:20
SUNS= 0.9
RAIN= 0

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老人の寝言:切らさず貯めよアドレナリン(院長の独り言:東電を辞めた理由(1)・・格納容器)を読む

最近は福島原発事故も気になりつつも、遠くなった感じがしている。読んでみて印象に残ったサイトはBLOG TOPページにものぐさ検索できるようにしている。Googleにおんぶにだっこ。久しぶりに「Google検索:小野・出来田内科医院 院長の独り言」をクリック。「http://onodekita.sblo.jp/article/46922174.html。2011年07月23日東電を辞めた理由(1)・・格納容器」に出合った。

最近、福島原発事故の幾つかの調査報告書が出つつあるが、「作文」に見える部分やら、意識的に言及していない部分やらで、調査報告書事態も身元調査をしないと信用できないような感じがする。「調査報告書」自体が、一連の福島原発事故の中の一事象に過ぎなくなっているのではないか。後世の人々は、眉につばを付けて、表裏、縦横斜めから読まないと、福島原発事故の全貌は把握できなくなるのではないか。

そもそも、「調査」の「調」という漢字には、「しらべる」の他に「ととのえる:バランスをとる」という意味がある。また、「調査」の「査」という漢字には、「しらべる」の他に「探り出してあきらかにする」という意味がある。このように、類語を二重に重ねているのは何を意味しているか。疑問、疑惑を全て拾い上げ、事故の原因、発生の論理、歴史的・時系列的事実を矛盾なく、バランスさせて徹底に調べる事を意味するのではないか。調査報告書が、事実を隠蔽し、事件の幕引きの手段に成り下がっては、福島原発事故の被害者だけでなく、国民、ひいては、これからも同じ事故が起こらないと言えない状況にあって、世界の人々、人類に対する不誠実・冒涜であり、日本国民の愚劣さを世界に示す結果にもなるのではないか。これが、日本という国の悲しい現実。言ったものは有るが、言わないものは無い。正に、幼児や未開人の論理がまかり通っている。

上記の「東電を辞めた理由(1)・・格納容器」という記事は、今だから言わねばならないと言う、作者の真情が伝わってくる。また、作者記事に対するコメントも印象に残る。福島原発事故調査報告書は、福島原発事故に関して、そこで働き、現場の過去から事故当時までの様子を見てきた人々の情報に耳を傾けるべきではないか。

希望を持って入社した東電を何かの理由で去る。そこには大きな失望や自分の信条に反する重大な何かがあった事だろう。一人一人の個人でみれば、善良で、優秀なのだろうが。あの福島原発事故により、悲惨な事態が招来された。言うか言うまいか、天秤は揺れ続きついに言うべきに傾いた結果だろう。あれだけの放射性物質が漏れても、当局は事故の初期に格納容器は健全だと言い続けただけ。出口がない密閉空間から物が漏れるなら、どこかに漏れ口があると見るのが健全な常識ではなかろうか。当局は、自分が危険圏内にいるときは、責任逃れに、事実の発表先延ばしし、断片化し、ポツリポツリと発表するだけ。国民不在・唯我独尊の態度。その後は黙りを続けており、その間に事態の風化が進む。

量子力学ではトンネル現象でバリアーを超えて電子が飛び出ることはあろうが、今回の、福島原発事故発生後の問題は、量子力学という微視的なレベルではなく、古典力学レベルの問題だろう。「調査報告書」は、原子炉内で核分裂によって生まれた放射性原子が鉄壁を超えて飛び出し、格納容器をはるかに超えて、ひいては、世界中に浮遊・飛散している事実をまず、合理的に分析・解明しなければならない。放射性物質が格納容器以外で高濃度に観測されるのは、普通の物理学と因果律が正しいと前提にする限り、格納容器が破損したか格納容器から何らかの経路を経て外界に漏れたと言うべきではないか。格納容器系に欠陥が生じたと断定すべきだ。それを隠さんがため、そんなことはあり得ない、お前の言い分を証明せよと言う輩は、たとえ、格納容器が健全であっても、福島原発事故による放射性物質の格納容器外への高度の拡散は、物理の因果律に反しない事を証明すべきではないか。それが、証明できれば、まさに世紀の大発見であり、ノーベル賞を幾つももらえるだろう。

原発事故の「格納容器」は、諸悪の根元である放射性物質を封印するパンドラの箱であった。その「パンドラの箱」は、余りにも無力であった。それが現実ではないか。「パンドラの箱」を正視できているのか。そんな事を考えると、日本の調査意識・動機、調査力は幼児レベル以下。世界の笑い物のなるのも間近い。

それにしても、上記「2011年07月23日東電を辞めた理由(1)・・格納容器」の記事に淡々とかかれている著者の気持ちは多くの人に知ってもらいたいと思った。アドレナリンも切らさずじっくり貯めこまないと精神的なパワーにならないのだろう。丁度1年前の記事であった。

2012年7月24日 (火)

果樹を楽しむ(ポポーの実がなるまで):台風で傾いたポポーに実がなってる

2012年7月24日火曜日
昨日は曇り後晴れ。午後から気温が上昇しほぼ真夏日。宅内雑用。群馬県の週間天気予報では交互に晴れと曇りが繰り返し、最高気温は32~33℃とある。いよいよ夏本番だ。23日から子供屋台の練習が始まった。練習初日も、終わり頃にはかなり調子が出てきた。本番は暑さとの戦いになるかも知れない。昨年は、雷雨で前半のふるさと祭りの御輿と屋台が不発に終わった。今年は盛り上がってもらいたいものだ。先日、台風で傾いたポポーに支柱を立てた後の様子を見た。葉をかき分けて覗くと実がかなり大きくなっていた。

2012年7月23日の天気

TAVE= 24.9
TMAX= 29.4 最高気温(℃) 29.8 14:34
TMIN= 20.4 最低気温(℃) 20.3 04:35
DIFF= 9
WMAX= 3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.2(南東) 16:20
SUNS= 2.4
RAIN= 0

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果樹を楽しむ(ポポーの実がなるまで):台風で傾いたポポーに実がなってる!

今年はポポーの観察も手抜き。台風4号で傾いた樹体(DSC中)には支柱を立てた。ポポーの様子を見ていると、近所の人が来て雑談。曰く、子供の頃、ポポーの実を食べたがおいしくなかった、大木になるから注意した方が良いetc。その話は別として、数十年前にポポーの木を植えていた人がいたという話しには感心した。果樹に関心を覚えるようになったきっかけに、「庭先果樹のつくり方 =つくる楽しみ・食べる楽しみ=(前田 智著1972年 農山漁村文化協会)」という本がある。この本は、手許において随時拾い読みしている。本書にはポポーの記事はなかった。ポポーは商品として流通しやすい特性も無く、物好きな人が趣味的に植えている場合が多いのかもしれない。生活の中に、色々な果樹があり、その果樹の一生に、自分の一生を重ねて観賞し、手入れをして、その実を味わう等々多面的に果樹を楽しむのも趣味としては捨てた物ではないと思う。株を購入したのが2007年。初結果が昨年なので植えつけ後4年で結果。たまたま、ポポーの苗の絵札のDSC画像が残っていた(DSC右)。果実の付き方がよく似ている。

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(DSC=2012/7/18)

2012年7月23日 (月)

学生時代追想:おまけに受講した統計学

2012年7月23日月曜日
昨日は曇り。動かないとやや寒く感じる気温だ。枝豆の収穫と草むしり。枝豆は莢をもいで水洗まで。何とか夕食の食卓に上がった。大豆のプリン体が心配なのだが程々に食べる。少しお裾分けできる程度の収穫があったので今年の自己採点は「可」のレベルだろう。丹波の黒豆の方は、既に害虫被害で、葉が穴だらけ。枝豆の方もタイミングが遅れたら悲惨な結果になっていたかも知れない。枝豆は最初に密播きしたので、間引き苗を別区画に移植。移植無し区画と移植区画の実入りを比較すると移植区画の方が若干三粒莢の率が大きいように感じた。大学時代に統計概論という講義を聞いた。社会人になってからは実験計画法等も学んだ。二つの統計集団に優位差があるのか。フィッシャーという統計学者の事を思い出した。この学者は、農業の中に統計現象を見ていた。遺伝現象を見事に解明したのがメンデル。

2012年7月22日の天気

C-TEMP 20.9  
TMAX= 23.9 最高気温(℃) 24.6 14:53
TMIN= 18.1 最低気温(℃) 18.0 05:56
DIFF= 5.8  
WMAX= 2.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.2(東南東) 15:50
SUNS= 0  
RAIN= 0.5  


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学生時代追想:おまけに受講した統計学

大学卒業には専門学科の単位取得が条件だが、選択で受講できる一般科目もあった。中学卒業時に、農業高校へ行ったらどうかと、父から暗に言われた。それが、「青空大学」だった。進路相談で担任の先生と相談した結果か、父の希望と異なる進路が選べた。何しろ、大学では初めてホテルのバイキングメニューに出くわしたようで、腹一杯詰め込めるものは詰め込まにゃあという飢餓感が支配していた。当時は、「でもしか先生」と言われたが、就職できない時も考えて教員資格も貰った。まさに、バイキング精神があった。以下のWIKIPEDIAのフィッシャーに関する記事を読むと改めて統計学の歴史がレビューできる。

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追記(2023/07/23):WIKIPEDIAへのリンクミスで開けない。末尾にurlが誤挿入?⇒削除。効果無し。
下記サイトをリンク先に設定する必要がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロナルド・フィッシャー

「https://ja.wikipedia.org/wiki/ロナルド・フィッシャー」。リンク先指定無し⇒リンクミスでNG。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BCurl
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「ロナルド・フィッシャー。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC(最終更新 2012年1月16日 (月) 12:22 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「サー・ロナルド・エイルマー・フィッシャー Sir Ronald Aylmer Fisher(1890年2月17日 ? 1962年7月29日)はイギリスの統計学者、進化生物学者、遺伝学者で優生学者である。現代の推計統計学の確立者であるとともに、集団遺伝学の創始者の1人であり、またネオダーウィニズムを代表する遺伝学者・進化生物学者でもあった。 ~少年・青年期:少年時代から数学の才能を発揮するとともに生物学にも興味を持った。1909年、ケンブリッジ大学に進み、数学を学ぶとともにジョン・メイナード・ケインズやホレース・ダーウィン(チャールズ・ダーウィンの息子)とともに優生学研究会を組織した。 卒業後まもなく第一次世界大戦が始まるが、この時期は会社の統計係やパブリックスクールの教職などをしながら、遺伝学と統計学の研究を続けた。この時期に彼は論文『The Correlation to be Expected Between Relatives on the Supposition of Mendalian Inheritance(メンデル遺伝を仮定した場合に血縁者間に期待される相関)』を書いたが、この論文は連続変数的遺伝がメンデルの法則と両立することを示すものであるとともに、当時すでにカール・ピアソンらによって用いられていた相関分析の方法に、分散分析という非常に重要な方法を導入するものでもあった。1917年にはアイリーン・ギネスと結婚し、その後8人もの子をもうけた(自らの家庭生活に関しても優生学的な考察を行ったといわれている)。 終戦とともに新しい職探しを始め、ピアソンに招かれたものの、彼に反感を抱いてこれを断り、1919年、ハートフォードシャー州のロザムステッド農事試験場(Rothamsted Experimental Station)の統計研究員に就職した。ピアソンや息子のエゴン・ピアソンらとは、のちに統計学に関して大論争を起こすことになる。 [編集] 研究生活:ここでは大量のデータに関する研究を行い、結果は『Studies in Crop Variation(穀物量の変動に関する研究)』という一連の報告となった。その後の数年間がフィッシャーの全盛期であり、実験計画法・分散分析・小標本の統計理論といった革新的な業績を生み出す。実際的なデータの研究から始まって新しい統計学理論へと進むのが彼の仕事の特徴であった。この仕事は1925年に最初の成書『Statistical Methods for Research Workers(研究者のための統計学的方法)』として実を結ぶ。これはその後の長きにわたり様々な分野の研究者のスタンダードとなった。1935年には『The Design of Experiments(実験計画法)』を出版しこれもスタンダードとなる。 フィッシャーは分散分析や最尤法の手法を編み出し、統計学的十分性、フィッシャーの線形判別関数、フィッシャー情報行列などの概念を産んだ。彼の1924年の論文『On a distribution yielding the error functions of several well known statistics(よく知られた統計集団の誤差関数を与える分布について)』では、統計学全体の枠組みの中に、ピアソンのカイ二乗分布や、スチューデントのt分布を、正規分布や、彼自身の成果である分散分析やZ分布とともに位置付けた。これで20世紀の統計学の大家と呼ばれるに十分であった。 フィッシャーの集団遺伝学理論に関する業績もまた、彼をシーウォル・ライトとJ・B・S・ホールデンに並ぶこの分野の大家とした。『The Genetical Theory of Natural Selection (自然選択の遺伝学的理論 1930年)』は、対立するものと見られていた突然変異説と自然選択説を初めて融合させたもので、本書の刊行をもってネオダーウィニズム、総合説の成立とすることが多い。 またフィッシャーは「フィッシャー情報行列」の概念を1925年に導入したが、これはクロード・シャノンによる情報理論のエントロピー概念に20年以上先立つものである。フィッシャーの情報理論はここ数年、人工知能におけるベイズ推計学の発展などによって再び注目されている。」

統計学は集団の特性を数量的に分析・記述する学問だろう。物理的な粒子の運動に適用すれば統計物理となる。フィッシャーでふと思い出したのが、農事試験場での研究。漫然と見ていては何も分からない現象の裏にも、統計的な手法の適用で、その集団の特性が分析できる。その集団を分割して、ある操作をした集団と別の集団で優位があるかという研究は、大きな実用性を伴う。そういう視点を持って、農事研究をした人物がいたという事が新しい発見であった。しかし、集団という概念も明らかに抽象概念だ。個別は捨てられてしまう。当世の統計学適用の最大の弊害の一つに、偏差値等に捕らわれてしまう事があるだろう。かつては「優生学」も流行った。1914年第一次世界大戦。民族の優位性を学問的に裏付けようとする動きもあったようだ。学問も杓子定規になっては弊害をばらまくだけではなかろうか。

2012年7月22日 (日)

環境雑録(愛しきもの 生き物):電気虫も集団生活から独立生活へ

2012年7月22日日曜日
昨日は終日曇り。AMEDAS:雨は1時と9時。梅雨は明けたが23日まで曇りの予報。雨で仕事を休んでも雑草は生長を止めない。曇りなので小豆を移植。雑草の中から小豆の株を救出。挿し木のミニトマトも移植。手入れをしていないので徒長し放題。先日電気虫がいた柿の株をチェック。まだ大きいのが一匹いたので駆除。蚕の個体数の数え方で、かみさんの実家では「頭」を使ったとか。我が家では、はっきりした記憶は無いが「匹」だったのではないか。昔は牛馬は家族と同じ扱いだった。牛馬の畜舎は、家の間取りから言うと、一等席にあった。蚕も、客間で飼ったのだから、牛馬以上の扱いで「頭(家族の頭数に入れた)」を使ったのも理解できる。「匹」だと、家族以外の扱いという印象もある。

2012年7月21日の天気

C-TEMP 18.7
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環境雑録(愛しきもの 生き物):電気虫も集団生活から独立生活へ

先日、電気虫にさされ痛い目にあった。幸い、軽く触れただけなので患部を水で洗い流しただけで無事だった。電気虫の痛みは、あの針先に含まれている化学成分によるのだろうか。外形もあの毒毛も進化の中で獲得したのだろう。集団生活から独立生活へ移行するのもやはり行動が進化したからなのか。切り取った柿の枝の先端部の葉はほとんど食害されている。推測だが、葉の先の柔らかい葉を食べてから、元の住居だった葉まで戻ったのだろうか。ともかかく、生物の固体は、密集しすぎればたちまち餌が無くなるのだから、食料が尽きる前に分散して、自分は自分の餌を確保しなければならない定めだろう。これは、知能なのか本能なのか。こう考えると、知能も本能も本質的な差は無いように感じる。単独生活まで到達できれば、次は餌をもりもり食べてイラガの中で冬眠して、翌春羽化産卵というサイクルを繰り返すのだろうが、こういう習性も、自然の循環のなかでは合理的なように見える。イラガの記事⇒。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/02A1_NOUEN_FUUKEI.html
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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)