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2012年8月21日 (火)

環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤、抑草剤?(PART5)

2012年8月21日火曜日
昨日は晴れ。ざっそう句:夏草の 手入れ届かぬ 田舎道。最高気温(℃) 35.1 15:09 。猛暑日。灌水。オクラ収穫。ミニトマト手入れ。その後、炎天下で暑いが、用事のついでに近くを散歩。透けるような青空。遠方に積乱雲。既に稲穂が出てきて、垂れかけた株もあった。ムクゲ、サルスベリ等真夏を好む花が咲いている。自分より年輩らしい人がこの炎天下で農作業をしている。体の鍛え方が違うのか。それにしても、公道に雑草が繁茂しているのを見るにつけ将来どうなることかと気になる。

2012年8月20日の天気

TAVE= 29.2
TMAX= 34.7 最高気温(℃) 35.1 15:09
TMIN= 24.3 最低気温(℃) 24.1 05:58
DIFF= 10.4
WMAX= 3.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.6(東南東) 18:59
SUNS= 10.8
RAIN= 0

Q
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環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤、抑草剤?(PART5)

雑草対策には悩み事が多い。断片的に、除草剤等の単語に関してGoogleによるヒット件数を調べてきた。その続き。少子高齢化、環境問題等々を考えると、雑草に対する考え方、対応の仕方を見直す必要がありそうだ。自分には「除草剤」という用語がいかにも日本的・無責任な用語に見える。実体は、枯草剤、殺草剤ではないかと見ているのだが。

『英辞郎 on the WEB』で「除草剤」に対応する英訳を探すと、以下の英語があった。それを、直訳とともに記す。
1■chemical herbicides:=chemical +「a substance or preparation for killing plants, especially weeds.」=『化学的な物質もしくは調合剤で、植物、特に雑草を殺すための物』
2■eradicator:=『根こそぎにするもの』。
3■herbicide:=1に準じる。
4■phytocide:=a substance or preparation for killing plants. 1に準じる。
5■weed killer=雑草殺し
6■weedicide=weedi+cide?=3の類似語?雑草殺し?

この、訳語の対応関係を見ると日本語の方は、「殺」を知りつつ「除」に代えているという、複雑な真相隠しをしているように感じる。一方英語の方は正直だ。これは、放射性物質の除洗にも通じる。放射性物質が洗い流せば、削除できるような代物ではないのは明らかなのだが。現実を冷静に見れば、除草剤より殺草剤と言うのがふさわしい薬剤が市場に流通している。今後は、除草剤から殺草剤へと呼び方が変わるかが関心の的だ。

一方、雑草が青々茂っているのを、殺草剤を散布して、真夏に冬枯れのような風景を見るのも何となく不吉な感じがする。環境への影響、薬剤使用の問題、景観、労力等を考えると、手間とコストを出来るだけかけずに、雑草と共存できれば望ましいだろう。雑草といえども、植物として森林と同じ効果を保有する。そういう観点からは、雑草を枯らせずに、その生育を抑制しつつ活用する方法があれば良いのではないか。薬剤としては、適度な抑草効果を持った抑草剤の普及が今後の課題になるのではと最近考えている。

以下の、データは各キーワードで、Googleによる検索を行い、そのヒット件数を調べた。殺草剤、抑草剤は増加傾向が見える。刈払も機械的抑草と考える事が出来るだろう。長期的には、薬剤に頼るより、グランドカバーの植栽等が好ましいだろう。

 

除草剤

ジョソウザイ

枯草剤

殺草剤

抑草剤
2008/9/30 654,000 1,790 657  
2011/7/12 1,850,000 1,730,000 210,000 210,000
2012/8/20 1,870,000 91,400 1,240,000 356,000

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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)