文化と文明雑感:信頼できるビジネスパートナー(アメリカでは人間も熊のパートナー?)
2012年9月19日水曜日
昨日は晴れたり曇ったり。ざっそう句:田舎ショー 席取り婆が 顎でくれ。最高気温(℃) 33.6 12:09 。真夏日。天気予報では雨がありそうだったので、要所の灌水だけして用事外出。一枚だけショーの入場券を貰ったので用事のついでに見た。全席自由席。既に、ステージ前方のS席相当の部分はほぼ満席。空いている席を探してきょろきょろしていると、おばちゃんらしい人が荷物を除けて、席が空いているという仕草をするので、そこに座らせてもらう。なにやら携帯で連絡をとると、やがて数人の相棒がどやどやとやってきて荷物が置いてある席を占めた。熟女の鉄のチームワークとはこの程度のものなのか。
2012年9月18日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 27.5 | |
TMAX= | 32.5 | 最高気温(℃) 33.6 12:09 |
TMIN= | 24.6 | 最低気温(℃) 24.2 07:18 |
DIFF= | 7.9 | |
WMAX= | 6.1 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 11.6(南東) 13:46 |
SUNS= | 3.8 | |
RAIN= | 1 |
Q
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文化と文明雑感:信頼できるビジネスパートナー(アメリカでは人間も熊のパートナー?)
件のおばちゃんは、自分から一番遠い席を占めた。なんじゃやこりゃ。そんなおばちゃん連中は欲張りバーサンにしてやるゾ。売り込み中の芸人のサービス精神は、大いに無芸大食の老人の勉強になった。それにしても、スポーツ選手が応援してねと言ったり、芸人が拍手を催促するのは本末転倒のように思えてしまう。拍手はその芸相応の物こそ本物ではないか。
十数年前、大阪駐在を機会に、子供達となんばグランド花月(http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/)を見物した。大阪のお笑いを体験させたいと思った。丁度、売り出し中の漫才コンビが熱演していた。しかし、なかなか笑いがとれない。これでもか、これでもかと笑いを取ろうとする姿に何か神々しさを感じた。大阪人の笑いの中には妥協を許さない冷酷さもあるのだとつくづく感じた。その拍手の仕方で芸が育つ。「ほんまもん」以外は拍手もせず、結果としてひきずりおろしてしまう。厳しさの中の優しさだ。拍手を控える事は、「おまえはん、はよ、別の世界でメシ食わにゃあかへんで」というような意味もありそうだ。
元技術者でエンジェル投資家の平強氏のブログ「挑戦せよ」は時々拝見させてもらっている。現役時代、それもようやく部下が付いた若い頃一緒に仕事をさせていただいたので、当時としては苦しかったが、今から振り返ると色々なことにチャレンジさせてもらった事を有り難く思い出している。
今回は、「相棒と熊の話(http://tsuyoshitaira.com/)(12/09/17 月曜日22:36:09)」というタイトルで、相性の良いビジネスパートナーの例を紹介している。チームワークと言えば、漫才にこそ、その原型があるように見える。ぼけと突っ込み。両雄並びたずという面があるが、チームワークがなければ漫才は成り立たない。最初は個人で始めたビジネスでも、最初から相棒と一緒に始めたビジネスでも、ビジネスの規模が大きくなれば、一人でビジネス全体を仕切ることが実質不能になるので、ビジネスの規模拡大に際してはビジネスパートナーは不可欠だろう。問題は、そのパートナーとの相性にあるようだ。日本でも、うまく行った相性の例は多々あるようだが、アメリカのベンチャー企業でもその相性があるようなのには驚いた。
その、相性を言葉にすれば、陰と陽、動と静、剛と柔等々補完し合う関係の方が、うまく行くようだ。これも、東西共通な現象なのかも知れない。電気の場合すら、同じプラス同志は反発し、プラスとマイナス同志なら引き合うのだから、ある種の共通性が見られる。
平氏の今回の話題は、ビジネスパートナーにあるが、そのパートナー関係を揺さぶる外乱・危機要因として熊が登場してくる。ビジネスはいつも順風満帆という訳にはゆかない。ビジネスパートナーの間に波風が立つこともある。相棒とキャンプ中に熊が出てきた例でどんなパートナーが良いかを例えている。やはり最終的にビジネスが成功するためには、ビジネスパートナーがお互いを補完し合う事・信頼できる事が大切なようだ。意見や行動が合わなければ関係の分裂以外にない。これは、ビジネスに限った事でもなさそうだ。家庭内の事にでも通用するだろう。我が国の政権与党の有様すらその好例なのかもしれない。
ところで、アメリカでは、熊と遭遇した時、食料等は投げ捨てて死んだふりをした方が助かるらしい。アメリカの大らかさを感じる。現代シリコンバレーの説話のようで興味深い記事であった。ご一読あれ。