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2013年3月29日

2013年3月29日 (金)

科学ニュースに独り言:「記憶忘却促す細胞」があったとは

2013年3月29日金曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 20.8 15:41。ざっそう句:ややマシに 今朝の鶯 藪に鳴く。物件修理パート2の後半。二人で。無事完了。朝、外に出たところで鶯が鳴いた。少しぎこちないが鶯らしく鳴いた。春眠暁を覚えず諸処諦鳥を聞くというような優雅な気分を味わえないでいる。朝、目覚めると、先ず体の節々が痛むのを感じてしまう。台所に沈丁花の一輪挿しがあった。WIKIPEDIA「ジンチョウゲ。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%B2)」その香りが聞こえて来ない。WEB科学ニュースで「記憶忘却を促す細胞発見」という記事を読んだ。1000個程度の細胞からなるセンチュウに記憶があるとは驚きだ。その記憶を消す細胞があったとは更なる驚きだ。

2013年3月28日の天気(AMEDAS)

TAVE= 13.9
TMAX= 20.5 最高気温(℃) 20.8 15:41
TMIN= 6.8 最低気温(℃) 6.8 06:09
DIFF= 13.7
WMAX= 3.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.0(東) 16:07
SUNS= 6.8
RAIN= 0

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科学ニュースに独り言:「記憶忘却促す細胞」があったとは

産経新聞は、「記憶忘却促す細胞発見 九大と名大。http://sankei.jp.msn.com/science/news/130325/scn13032508400003-n1.htm。(2013.3.25 08:40 ))」というタイトルで、「九州大と名古屋大の研究グループは線虫を使った実験で、記憶を積極的に忘れさせる働きをする神経細胞が見つかったとの研究結果をまとめた。 九州大の石原健教授(分子遺伝学)によると、情報を記憶したり、それを保持したりする仕組みは解明されているが、忘却のメカニズムは詳しく分からなかった。 研究グループは単純な神経回路を持つ線虫を使った実験で、においの記憶の忘れ方を調べた。 その結果、忘却を促す作用をしていると分かったのは、頭部にあって、においや温度を感じる「AWC」と呼ばれる神経細胞。近くにある嗅覚神経細胞に忘却を促す物質を放出することで、においの記憶を約4時間で忘れさせてしまうという。」と報じた。

この記事を読む限りでは、特定の細胞が別の細胞の記憶作用を阻害するようだ。作用する細胞が「嗅覚神経細胞」とは意味深長ではないか。人間、ニオイはすぐに慣れてしまうという体験をする。慣れると言うことは、ニオイの原因物質が来ても、細胞が反応しない事だとすれば、嗅覚をリフレシュさせる機能のようにも見える。

ニオイは生物の生死にとって重要な役割をする。ニオイの記憶は出来るだけ短い方が、新鮮なニオイを感知する為に有利なのだろうか。そもそも「においの記憶を約4時間で忘れさせてしまう」事をどのようにして確認するのだろうか。

「記憶忘却促す細胞」が、いやな体験等の忘却を促す物質を放出もするのか興味があるところだ。アルツハイマー痴呆症等とは全然別物なのか気になるところだ。「嗅覚神経細胞」は「記憶忘却促す細胞」と協調して動作し、その結果「線虫」に有利な作用をしているように見えるがどうだろう。

WIKIPEDIA「線形動物。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E5%BD%A2%E5%8B%95%E7%89%A9)」。WIKIPEDIA「モデル生物。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E7%94%9F%E7%89%A9)」。

「C. elegans。http://ja.wikipedia.org/wiki/C._elegans。(最終更新 2013年3月10日 (日) 05:20 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「生物学的特性 [編集]:雌雄同体成虫の体細胞は 959 個、雄では 1031 個。神経、筋肉、消化管、表皮、生殖巣といった組織、器官をもつ。胚は約14時間で孵化し、幼虫(L1-4)はクチクラ層の脱皮を4回繰り返し成虫になる。体の半分以上の体積を占める生殖系列細胞は 1000 個を越えることもある。 神経細胞はわずか 302 個で、頭部の神経環と呼ばれる部位に多数集まり脳に相当する領域を形作っている。これだけの細胞で物理刺激に対する回避運動や、化学物質(塩化ナトリウムなど)や温度と餌を関連付けた学習やベンズアルデヒドなどの誘引性揮発性物質に対する順応などの行動を示す。また、個々の神経がどの細胞とシナプスもしくはギャップジャンクションを形成しているかが透過型電子顕微鏡の連続切片像から完全に再構築されていることや、レーザーを照射して特定の神経細胞を破壊する実験などから、どの神経細胞がどのような行動に関わるかもある程度わかっている」とある。

1000個程度の細胞からなるセンチュウに無駄な細胞はなさそうだ。人間でも同じ細胞が働いていると考えると何となく納得できないでもない。他の、味等にも同じような細胞があるのか。

http://edu.yuli.me/skills/C._elegans.html(WEB上でセンチュウ関係の勉強ができるようだ。)

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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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