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2016年2月23日 (火)

身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(23):広島の女と群馬の男;重力波 捕らえた如し 猫の髭。1602。

2016年2月23日(火)
昨日は晴れ。ざっそう句;重力波 捕らえた如し 猫の髭。宅内閑居。資料作成。黒電話。株の勧誘。オレは紙の株より根っ子の付いている木の株の方が面白い。夕方、生花を貰う。先日、アメリカのLIGOが重力波を初めて捕らえたと言うニュースがあった。アインシュタインが一般相対整理論で、百年前に予言した現象が宇宙のかなたから送られてきた。その信号は極々微弱で、現象が起きて重力波が到来した時に、それを聞き分ける装置が正常に稼働している必要がある。運鈍根の要る研究だ。多数の科学者がこの重力波探査に関係している。ノーベル賞級の科学研究上の成果だろうが、誰が受賞するのか。ノーベル賞は団体には与えず個人が対象になる決まりだそうだ。重力波は二つのブラックホールが衝突して一つになる時生じたものらしい。

産経新聞は、「民主と維新合流へ 党名変更も検討 24日に党内手続き着手。;http://www.sankei.com/politics/news/160223/plt1602230009-n1.html。(2016.2.23 08:31)」というタイトルで、「民主、維新両党が合流に向けて24日にそれぞれ党内手続きに入る方向で調整していることが22日、分かった。民主党が維新の党を吸収合併する案が有力で、政党の略称が「民主」となる形での党名変更も検討。「立憲民主党」などが浮上しており、両党で新党協議会を設置して詳細を詰める。両党関係者が明らかにした。」と報じた。(このサイトへのリンク

宇宙のブラックホールは融合して、重力波を生じたが、日本の政党が合流して、どんな波が生じるのか。「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」

「0018_「方丈記」関係記事目次(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/0018_HOUJYOUKI_KIJI_MOKUJI.html)。」(この記事へのリンク

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身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(23):広島の女と群馬の男

群馬県人が、率直に感動するのが、海を見た時ではないか。幼少時代は、近所の沼で泳いだ程度。「高原学校(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/11/12/)。(2009年11月12日 (木))」(リンク)初めて船を漕いだのは榛名高原学校の宿泊授業だったと思う。ワクワクしたが、転覆したらどうしようと、内心怖さも感じた。本当の海を見たのは、子供会か学校の旅行の時だったと思う。半世紀ほど前の群馬県人は大体同じような体験をしているのだろう。明治時代に、海を渡った人物が身近にいたのは、驚異であった。だが、皆目当時の様子が分からない。

先日、束でもらった本から一冊を選出して目次を眺めた。「海を渡った 幕末明治の上州人」(みやま文庫104 昭和62年)だ。目次順にリストアップする。尚、(?)内にはどんな人物かを想像するために本文を拾い読みした印象を略記した。これらの上州人が、海を渡った動機等が解明されると、一層上州人の理解が進むのではないか。特筆すべきは、二名の女性がいたという事だろうか。

相川之賀(探検家、実業家?);新井領一郎(実業家?);磯貝雲峰(作家?);内村鑑三(宗教家?);小栗忠順と同行者達(幕府の役人?);久米民之助(実業家?);佐波喜六(実業家?);斎藤大之進(幕府の役人?);世界一周を志した須藤元吉(世界紀行家?);鈴木勇次郎(幕府の役人?);田島武平(実業家?);田島弥平(実業家?);角田柳作(学者?);飛行機王中島知久平の渡米(実業家?);新島襄(宗教家?);原口鶴子(学者?);伏島近蔵(実業家?);星野あい(教育家?);チベット王矢島保治郎(探検家?);湯浅一郎(実業家?);湯浅半月(宗教家?)。

広島県立文書館 特別展示資料、「広島から世界へ ~移住者の歴史と現在~(平成27(2015)年10月5日(月)~12月26日(土)))。(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki_file/monjokan/zuroku/iju-zuroku2015.pdf)」によると、「広島県は,100年以上前から多くの海外移住者を輩出した全国第1位の移民県です。その数は,戦前戦後を通じ109,893人で,2位の沖縄県が89,424人,3位の熊本県が76,802人となっています(移住者数はJICA横浜海外移住資料館による)」との事だ。ハワイ王国への第1回官約移民は1885(明治18)年に始まっている。この資料には北米への移民事情も記されている。海無し県の群馬県と海に面している広島県の地理的な相違が、これほどはっきりしているとは思わなかった。

WIKIPEDIA「広島藩。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E8%97%A9)」(リンク)によると、「広島は大坂との瀬戸内海航路の海運に恵まれ藩成立の早期より木材・鉄・紙などの専売を敷いた。また、米相場を巧みに利用し、自藩の米のみならず他藩の米を安く仕入れ相場を見極めて売りさばき巨利を得て、「芸侯の商売上手」と江戸時代中期の学者・海保青陵(儒学・経済学)より評された。」とあり、海運を介した経済が栄えたようだ。

明治時代の風土感を、広島県側から見ようとしたが、勝手が分からず中断。ともかく、群馬県側から明治時代を見れば、明治維新の開国ショックで、海外に目が向いたという事情が大きいのではないか。その点、広島県では、江戸末期から、何らかの形で海外との接触が有り、水運も盛んという事で、海民という性格は無意識に持ち合わせていたように感じる。広島が海民なら、群馬は山民か。ともかく、開国のカルチャーショックは群馬の方が強く受けた可能性もある。そう考えると、志津香さんの渡米も、それほど高い精神文化的ハドルは無かったのか。ともかく、米じいさんと志津香さんがアメリカで出会ったという歴史は否定できないのだ。志津香さんも、古い伝統には固執せず、どんどん新しいものを取り入れていく、女性は明るく楽観的という広島県人の県民性を持っていたのかも知れない。

ご当地の蘊蓄を極めるような、■■学というような学問が流行した事があった。大阪学を軽く読みかじった記憶があるが、そのご利益ははっきりしない。だが、不案内の場所に出かける時は、精神安定剤的な効果はあったようだ。どんな事でも、話題の種になり、コミュニケーションが円滑に進めば付き合いが楽になる。

「会社生活断面記:大阪の心(不思議地蔵)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/11/post-104f.html)(リンク)。(2010年11月 3日 (水))」

群馬の男と言えば、大阪時代は、色々奢らされたが、あまり奢って貰った事は無かったナ~。当然か。ともかく、このような群馬県の人物が明治時代に海外渡航ができるようになったのは、鎖国の終了、文明開化、世界に関する知識や情報が普及した事と無縁では無いだろう。米じいさんも明治時代に渡米した、無名なその他大勢の人物の一人だ。

追記(2019/02/21):BLOG記事で移民と海外への出稼ぎを話題にした。そこで、下記記事にリンクを設定してアクセスしやすくした。    
検索結果    
「炬燵で聞いた遠い遠い昔話」で検索した結果、以下の記事/ウェブページが見つかりました。    
タイトル 投稿日 タイプ
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(24):J.Ohga はJunji Ohgaらしい!;春霞 秘書は金持ち 雲霞。1602。 16/02/24 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(23):広島の女と群馬の男;重力波 捕らえた如し 猫の髭。1602。 16/02/23 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(22):米じいさんの手紙に残されたキーワード;タコ銀が 食い詰めて食う 自他の足。1602。 16/02/22 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(21):米じいさんの奥さんの面影を求めて;雨水かな そぼ降る雨は 憎からず。1602。 16/02/21 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(20):米じいさんが娘に付けた名前;起きて見りゃ 夢物語も 夢の中。1602。 16/02/20 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(19):米じいさんの恋人の手紙の一節を読む;立ち話 行き着く先は 墓の事。1602。 16/02/19 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(18):米じいさんの伝説:閑話休題;後ろ指 指されて燃える アホもアホ。1602。 16/02/16 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(17):関東大震災がニューヨークまで影響した!;春一番 吹けどお寒い このお国。1602。 16/02/15 記事
     
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身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(15):米じいさんが貿易に挑戦;裏の顔 知って納得 スキャンダル。1602。 16/02/11 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(14):米じいさんが隣町のビジネスマンに遭遇;スクープを 打てずに放つ サルダマシ。1602。 16/02/10 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(13):米じいさんに逆風が吹いたのか;尋ね人 ぽっと出てくる 貰い本。1602。 16/02/09 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(12):米じいさんの同僚達;老醜を 写す鏡は 日々曇る。1602。 16/02/08 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(11):米じいさんが米国で出会った女性の謎;立春の 薄暮に大根 抜いてやる。1602。 16/02/07 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(10):海を渡る風(海風);世も末だ 借りて利子取る エゲツ無さ。1602。 16/02/03 記事
     
0B1_炬燵で聞いた遠い遠い昔話(目次) 16/02/01 ウェブページ
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(9):米じいさんの初恋は?;盆栽狂 咲いた椿の 腕自慢。1602。 16/02/01 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(8):The Japanese Christian Institute, Inc.とは何か;雪融けて 畑が恋いし 黒い土。1601。 2016-01-31 記事
     
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身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(3):米じいさんの葬式;大砲の 音よりましな 落雪だ。1601。 16/01/20 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(2):米じいさんの帰国;事故初め 地獄に向かう スキーバス。1601。 16/01/16 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(1):米じいさんの伝説;そこにある 道も歩けば 古道かな。1601。 16/01/12 記事
     



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2016年02月22日 伊勢崎(イセサキ)
TAVE= 6.5 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値
TMAX= 10.5 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値
TMIN= 2.9 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値
DIFF= 7.6 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差
WMAX= 5.2 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値
SUNS= 6.9 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値
RAIN= 0 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値
1日の極値 データ 時刻
最低気温(℃) 2.7 3:22
最高気温(℃) 11.3 13:58
出典=気象庁 参照⇒ AMEDASへのリンク
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.0(西北西) 9:01


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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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