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2016年2月21日 (日)

身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(21):米じいさんの奥さんの面影を求めて;雨水かな そぼ降る雨は 憎からず。1602。

2016年2月21日(日)
昨日は曇り後小雨。ざっそう句;雨水かな そぼ降る雨は 憎からず。黒電話でイベント情報を受ける。最近、引きこもり気味なので、早速出かけた。車の窓に鳥の糞。これを除去して出発。会場で訃報メール。午後頃より、しとしとと雨が降ってきた。終了後、その足で買い物。帰宅後、資料作成。暦を見ると19日が二十四節季の雨水。雨は雪にもならず、傘をささずに用が足りた。それなりに春を感じる気温だ。夕方来客。もう種ジャガを買ったそうだ。オレもそろそろ買おうか。昨年の食べ残しもあるゾ。これは保険用にしようか。

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身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(21):米じいさんの奥さんの面影を求めて

炬燵で聞いた遠い遠い昔話は既に消滅しそうだ。そこへ、突然米じいさんの娘の訃報が入り、昔話は本当にあったのだと実感した。そこで、当時はできるだけの事を調べておこうとした。残ったメモのようなわずかな記録も、ほとんど忘れか掛けていた。我々が聞いた伝説は、米じいさんの奥さんの志津香さんは、アメリカの領事館に勤めていたらしい事程度であった。当時は、志津香さんがなぜアメリカに来たのかも知ろうとする考えもなかった。でも、子供ながらに、何かドラマがありそうな感じがしていた。

忘れかけたメモ書きによると、志津香さんと母は、母子家庭であったようで、志津香さんの後見人として戸田鉄漢という人物がいたようだとあった。そこで、念のため、WEB検索で、「戸田鉄漢」を調べると、「『藝藩輯要』人名索引(検索結果[PDF]『藝藩輯要』人名索引:www.geocities.co.jp/HeartLand-Asagao/9956/geihan.pdf)」がたった一件ヒットし、「戸田鉄漢………(=士)平船附学校係③143F2,34」という情報が得られた。

同姓同名の人物は多数おり、限られた情報で人物を同定する事は、現実的には不可能であろう。伝説では志津香さんも広島の人。米じいさんも広島で死んだという伝説がある。広島は、炬燵で聞いた遠い遠い昔話と何かと縁がありそうだ。時は志津香さんの幼少時代、明治時代の中頃から後半にかけてである。『藝藩輯要』は広島藩士の名簿のようなものらしい。当時、元士族で平船附学校係をしていた戸田鉄漢という人物が生きていたと想像するだけでも面白い。

WIKIPEDIA「広島藩。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E8%97%A9)」(このサイトへのリンク)

ともかく、志津香さんは、母や戸田鉄漢という人物(多分ご老人?)等のお世話になり、幼少期~から青春期を過ごしていたと想像される。「平船附学校係」とはどんな役職なのかも興味が湧く。

米じいさんが、明治時代に吹いた風に乗って、ニューヨークまでたどり着いたのだろうと想像すると、志津香さんをニューヨークまで引き寄せた風も知りたくなるのである。米じいさんは農家の次男坊で、更に上州という風土も作用して、風のような身軽さを感じていたのかも知れない。当時のメモには、「すまと志津香の生涯を概観すると文明開化の明治の中葉期生きた新しいタイプの女性だったのではないかと思われる。」と書いていた。志津香さんは父親との縁は薄かったようだが、それ故か、当時支配的であった家制度にとらわれる事も無く、文明開化の風を全身で受け止める事ができたのではないかと思う。

ところで、WIKIPEDIAの広島県と群馬県の県民性を引用すると、以下のようであった。(WIKIPEDIA「県民性。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%8C%E6%B0%91%E6%80%A7)」)これは、現代の傾向と思われるが、「女性は明るく楽観的」とある傾向は、明治以来のものなのだろうか。(このサイトへのリンク)

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(群馬県):
    「カカア天下」のイメージが強いが、男も負けずに威勢がいい。「からっ風」
    言葉が荒い、短気、熱しやすく冷めやすい
    保守的
    流行に敏感で派手好み
    ギャンブル好き、パチンコ王国
    金銭に淡白
    案外神経質
(広島県):
    熱しやすく冷めやすい浮気性
    古い伝統には固執せず、どんどん新しいものを取り入れていく
    淡白で中途半端、なあなあ・まあまあ主義
    強い愛郷心
    男性は豪快でお調子者だが身持ちの固い性格、女性は明るく楽観的
    プロ野球では巨人軍が大嫌い
    某任侠映画や暴走族の影響で他県民から恐れられるのが悩み(現在広島の暴走族は壊滅している)
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広島の事で思い出すのは、果樹苗を通販で購入した桝井農場。桝井農場の創業者桝井光次郎も青年時代に渡米したようだ。

「桝井農場の果樹苗(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/09/post-355e.html)。(2008年9月 3日 (水))」(このサイトへのリンク

WIKIPEDIA「桝井光次郎。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9D%E4%BA%95%E5%85%89%E6%AC%A1%E9%83%8E)」(このサイトへのリンク

現役時代、半導体製品の拡販で、広島営業所を訪問した時の事を思い出した。半導体のセールスレディとして顧客に出向いて仕事をしていた女性が何人かいた。当時は、一般の人でも半導体等と言うと、煙たがるような時代だったので、彼女たちも進取な気象を持った広島の女だったのかも知れない。広島に来たなら、広島名物のお好み焼きを食べないと返さないというような冗談を言われ、一緒にお好み焼きを食べた記憶が蘇った。

WEB情報では、成人の年齢が20歳になったのは明治29年4月27日からとの事だ。志津香さんも、二十才になると、後見人が解任され、ようやく一人の女子として世界に羽ばたく助走が始まったのではないか。


追記(2019/02/21):BLOG記事で移民と海外への出稼ぎを話題にした。そこで、下記記事にリンクを設定してアクセスしやすくした。    
検索結果    
「炬燵で聞いた遠い遠い昔話」で検索した結果、以下の記事/ウェブページが見つかりました。    
タイトル 投稿日 タイプ
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(24):J.Ohga はJunji Ohgaらしい!;春霞 秘書は金持ち 雲霞。1602。 16/02/24 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(23):広島の女と群馬の男;重力波 捕らえた如し 猫の髭。1602。 16/02/23 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(22):米じいさんの手紙に残されたキーワード;タコ銀が 食い詰めて食う 自他の足。1602。 16/02/22 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(21):米じいさんの奥さんの面影を求めて;雨水かな そぼ降る雨は 憎からず。1602。 16/02/21 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(20):米じいさんが娘に付けた名前;起きて見りゃ 夢物語も 夢の中。1602。 16/02/20 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(19):米じいさんの恋人の手紙の一節を読む;立ち話 行き着く先は 墓の事。1602。 16/02/19 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(18):米じいさんの伝説:閑話休題;後ろ指 指されて燃える アホもアホ。1602。 16/02/16 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(17):関東大震災がニューヨークまで影響した!;春一番 吹けどお寒い このお国。1602。 16/02/15 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(16):J.Ohga という人物が活躍したニューヨークで何があったのか?;チョコで釣る 人の心の ほろ苦さ。1602。 16/02/14 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(15):米じいさんが貿易に挑戦;裏の顔 知って納得 スキャンダル。1602。 16/02/11 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(14):米じいさんが隣町のビジネスマンに遭遇;スクープを 打てずに放つ サルダマシ。1602。 16/02/10 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(13):米じいさんに逆風が吹いたのか;尋ね人 ぽっと出てくる 貰い本。1602。 16/02/09 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(12):米じいさんの同僚達;老醜を 写す鏡は 日々曇る。1602。 16/02/08 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(11):米じいさんが米国で出会った女性の謎;立春の 薄暮に大根 抜いてやる。1602。 16/02/07 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(10):海を渡る風(海風);世も末だ 借りて利子取る エゲツ無さ。1602。 16/02/03 記事
     
0B1_炬燵で聞いた遠い遠い昔話(目次) 16/02/01 ウェブページ
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(9):米じいさんの初恋は?;盆栽狂 咲いた椿の 腕自慢。1602。 16/02/01 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(8):The Japanese Christian Institute, Inc.とは何か;雪融けて 畑が恋いし 黒い土。1601。 2016-01-31 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(7):母から渡された玉手箱を開く;雪溶けて キケン・キタナイ ウラの道。1601。 16/01/27 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(6):米じいさんの奥さんの謎;きけよきけ わだつみのこえ いまこそは。1601。 16/01/24 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(5):米じいさんの娘の訃報に仰天;アンマリだ ブルータスかよ あのTPP。1601。 16/01/21 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(4):米じいさんの先輩の矢嶋昇という人物;大雪の 注意伝える 黒電話。160118。 16/01/18 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(3):米じいさんの葬式;大砲の 音よりましな 落雪だ。1601。 16/01/20 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(2):米じいさんの帰国;事故初め 地獄に向かう スキーバス。1601。 16/01/16 記事
     
身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(1):米じいさんの伝説;そこにある 道も歩けば 古道かな。1601。 16/01/12 記事
     



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2016年02月20日 伊勢崎(イセサキ)
TAVE= 6.9 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値
TMAX= 9.3 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値
TMIN= 5.1 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値
DIFF= 4.2 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差
WMAX= 2.9 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値
SUNS= 0 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値
RAIN= 10 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値
1日の極値 データ 時刻
最低気温(℃) 4.5 4:41
最高気温(℃) 9.5 11:51
出典=気象庁 参照⇒ AMEDASへのリンク
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.9(西南西) 21:42


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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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