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2023年3月 1日 (水)

身辺雑記:老人の寝言:老人の妄想:矢島樗旧と地域にあった学習塾・博禮堂の矢島文五郎。;春うらら 何も語らぬ 筆子塚。20230301。

2023(皇紀2683年明治156年大正112年昭和98年平成35年令和5年)年3月1日(水)
昨日は晴れであった。ざっそう句;春うらら 何も語らぬ 筆子塚。朝食後玄関先で日向ぼこ新聞。かみさんの後、昼頃から徒歩で散歩を兼ねて用事外出。車を使うと目的地しか目に入らない。徒歩なら目的地までの風景を楽しめる。それも往復だ。空気が澄んでいたので赤城山が綺麗に見えた。地蔵岳、黒檜山の山頂には残雪が見えた。遠方には男体山も見える。梅の花も満開頃だ。小一時間で用事は終わり、来た道を逆行する。市道の東側の墓地に矢島樗旧の句碑があるので覗いた。「とんみりとあふちや雨の花くもり」という芭蕉の句が刻まれ、文字が消えかけた標柱が立っていた。帰宅後、お茶と雑談。リサイクル業者が来たとの事だ。農機具が不要品として見られてしまうとかみさんの愚痴。いよいよ三月になった。「弥生 何月」とGoogleで検索。WEB情報によると、「3月は春最後の月。弥生です。「木草弥生ひ茂る月」「きくさ いや おひ しげる づき」という言葉が起源だと言われています。」との事だ。少し眼が痒くなった。杉花粉に応答してきたか。

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原ファイル名=「IOB_20230301-思い出の記_1 YEAR SINCE UKRAINE RUSSIA WAR BEGIN_6.gif」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

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身辺雑記:老人の寝言:老人の妄想:矢島樗旧と地域にあった学習塾・博禮堂の矢島文五郎。20230301。

伊勢崎市には芭蕉句碑が多いようだ。WEB情報によると、「芭蕉は上州に一度も来たことがありません」との事だ。それなのに芭蕉句碑が多いのは何故か。諸説があるが、伊勢崎地域は養蚕地帯で、金回りが比較的自由で俳句を捻る道楽が流行ったのも一因のようだ。ひょっとすると、侠客が多いのと共通するのかも知れない。

WEB情報によると、栗庵似鳩は「1735(享保20)年に大阪に生まれ、37歳の時に江戸から那波郡上蓮沼村(現在の伊勢崎市上蓮町)に移り住んだ俳人です。」との事だ。その流派は蕉風で、大勢の弟子がいたらしい。乙卯之日記を残し、当時の庶民の生活を知る良い資料にもなっている。群馬県の郷土食である「おっきりこみ」が、「群馬の粉食文化・オキリコミ」として県選定無形民俗. 文化財に選定されるとき、乙卯之日記にでてくる事例(ほうとう)がその古さを証明する資料として採用されたようだ。

また、伊勢崎は昔から蚕種業が盛んで、蚕種販売業者が各地の訪問先で句会を頻繁に催して交流し、それが俳句の流行に繋がっているという説もある。そう考えると矢島樗旧が建立した芭蕉句碑も地域の豊かさの証明のように見える。その句碑は石臼のように加工された円形の台座の上に立ってた。表面には苔が付着して刻字が読みにくい。だが、建立当時は立派な広告塔の役割を果たしていたのかも知れない。

「09E_上州文人 礒部草丘(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/09E_ISOBE_SOUKYUU.html)。(2012/02/09)」で、「礒部草丘のような文人が生まれるには、その地域の文化や風土、経済的豊かさ等が必要だと感じた。」と書いた。

「とんみりとあふちや雨の花くもり(http://geo.d51498.com/urawa0328/basyoukuhi/yajimake.html)。(このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。)」に、「元禄7年(1694年)5月、江戸から上方へ最後の旅の途上で詠まれた句。芭蕉51歳の時である。矢島樗旧、建立。樗旧は矢島和右衛門。延享4年(1747年)、上植木村関(現・伊勢崎市本関町)に生まれる。天保5年(1834年)、88歳で没。」と書かれている。国定忠治=国定 忠治(くにさだ ちゅうじ、忠次とも、文化7年(1810年) - 嘉永3年12月21日(1851年 1月22日))。矢島樗旧と国定忠治の生存期間が重なる。

Go!伊勢崎は、「矢島樗旧関係墓碑銘。;url=https://www.go-isesaki.com/hist/syosi/basyou-h/isesaki-kuhb/yazim-hi/yazima.htm。()」というタイトルで、「矢島樗旧関係墓碑銘」の調査結果を報じている(碑文は、現在のところ未定稿である。)興味があるのは碑の建立者に「学書童連」とあること。書を学んだ子供達とは筆子と同じ意味だろう。筆子は長じて地域の有力者になって、恩師が死去したと顕彰碑碑を建てて学恩に報いたのだ。当時の矢島樗旧家は農業の傍ら塾を経営していたと考えられる。

「愛しき古里:地域の教育力:明治中期の地域小学校校長だった矢島昇を知る(8):三和町堤区の共有墓地にある筆塚?;寒風が 頻尿招く 座業かな。171206。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2017/12/post-a603.html)。(2017年12月 6日 (水))」で、「だが、教興院という院号から、教育に尽くしてその院号を授けられたように感じる。照山も道徹も教育との関連をイメージさせる。ともかく、明治期には教育に尽くした寺子屋の先生のような人物がいたと想像できるが、それ以上の情報が無いのが実情だ。」と書いた。その後の調査で、この筆子塚の近くに「博禮堂君碑」という矢島文五郎という人物の顕彰碑を発見して解読を試みた。碑文に寄れば、矢島文五郎は本業は農業で、副業で明治初期まで塾の先生をしていたようだ。矢島文五郎の名前は当時作成された地券地籍図にも見られる。

矢島樗旧は矢島文五郎よりも前世代の地域の塾講師だったと思われる。当時の筆子の住所等が分かれば塾やその運営者の影響力が分かるはずだがそのハードルは高い。

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項目 日積温 残日 通日 通積温 TA TX TN TD WX SN RN
DATA 207.5 306 59 7325.5 8.6 18.6 -1 19.6 3.5 10.8 0
時刻等℃ 16 6 15 90.00 mm
0 1年の 16% 経過       AMEDASへのリンク  
ダブルカウントに注意(2023年1月3日ファイル作成);黄緑はそのデータ発生時刻(MATCH関数20220116)
 


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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)