08B_身辺雑記(田舎老人徒然草)
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2011年5月31日 (火)

身辺雑記:5Sも断捨離も程々が良いのか

2011/5/31
昨日は午前は雨、午後から日が出てきた。現在パソコンはWIN MEがメインで、XPがサブとなっている。使い慣れたMEの方が作業性が良いので結局まだ主従が代わっていない。

昨日の天気

TAVE= 18.8
TMAX= 23.5
TMIN= 15.9
DIFF= 7.6
WMAX= 9.7
SUNS= 2.4
RAIN= 22.5

身辺雑記:5Sも断捨離も程々が良いのか

会社で事務部門や製造部門へ行くと比較的整理整頓が良く行われているのに感心した。自分が居た開発部門はその点、やや乱雑なようにも見えた。ものの並び方も、見る人、作業する人により異なる。本の並べ方も、大きさ順に並べれば見掛けはきれいになる。それでは探すときが大変だが。物は使いたいときにあればよいという考え方もある。それを徹底すると、倉庫は路上のトラックというような状況が生まれる。JUST IN TIMEもその例であろう。ともかく、連続的な作業が必要な時は物を止めるだけで、その全体の流れがも止まってしまう。関連する工程が完全に同期すれば良いが、何らかの事故等で一つの工程が全体の工程を左右してしまう場合がある。「断捨離」はWIKIPEDIAによると、「ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用」とある。ヨガは精神や身体の統一を求める修業だろうから、目的は物ではないのだろう。迷いや妄念を断つのが目的か。

「5S;url=http://ja.wikipedia.org/wiki/5S;(最終更新 2011年2月16日 (水) 01:49 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、

「名前は、5項目のローマ字での頭文字がいずれもSとなっている事に由来する。5Sに基づいた業務管理を5S管理・5S活動などと呼ぶ。

整理(せいり、Seiri)
いらないものを捨てる
整頓(せいとん、Seiton)
決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく
清掃(せいそう、Seisou)
常に掃除をして、職場を清潔に保つ
清潔(せいけつ、Seiketsu)
3S(上の整理・整頓・清掃)を維持する
躾(しつけ、Shitsuke)
決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける 」

と解説されている。広辞苑によると、「整理」の最初の項に「いらないものを捨てる」とまでは書いてなかった。自分にとって、5Sと異なり、整理とは「決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく 」、整頓とは、見苦しくないように配列するようなイメージを持っていた。整理、整頓、清潔をうまく関連して定義するのも難しいように感じた。ともかく5Sが職場の管理・意識改革への入り口かも知れないが、自分の行動指針としては難しすぎるようだ。

物事は放置しておくと自然に無秩序の方向に向かう。エントロピー増大の法則が働くように見える。しかし、その秩序を取り戻すためには多少のエネルギー(コスト)が必要となる。どれほどのエネルギーを投入して、どれほどの秩序を維持するかというバランスが大切なようだ。整理、整頓、清潔も教えただけでは実行され難い。習慣にさせるというのも、職場では徹底しがたい。業務の一部としてさせた方が良さそうだ。それを労働時間にやるのか・やらせるのか。微妙なところだろう。老人としては、整理、整頓、清潔が本業とならないように自戒する以外にない。パソコン起動時にディスククリーナーを実行しているが、その時間がうっとうしい。パソコンさえも内部の「清掃」に時間がかかる。その待ち時間に5Sが気になりだした。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:二つの影に

歌題=二つの影に:

■鎌研ぎを まかせ気安く 麦刈りき 一升びんの 水のみ合ひて 65 竹内 ゑい

昔の生活感があふれる麦刈りの光景を余すところ無く描いている歌。

2011年4月12日 (火)

身辺雑記:東京電力の意志決定遅れの理由はなにか

2011/3/12
昨日午後の東北地方太平洋沖地震の余震の大きさに驚いた。また玄関まで飛び出した。余震は徐々に弱まると楽観していた。その後、小さな揺れがかなり続いた。NET情報等によれば、この余震で福島第一原子力発電所の原子炉への注水が小一時間停止したようだ。注水作業をしていた人々の避難も含めて色々理由はあるだろう。ともかく、スキがあれば暴れ出そうとしている原発が4台も福島第一原子力発電所にはある。そのうち1台が暴れ出せば、そちらの対応が最優先になる。残りの3台には手が回らなくなる。すると次の2台目も暴れ出す。それが、3台目、4台目と続く。3号機はプルサーマルでプルトニウムを燃料に使う。放射能はウラン燃料より大きいのではないか。ともかく、何とか最悪の事態に走らないように必死でギリギリの作業が続いている。今後も余震は続くだろう。地震で原発自体や付属設備・建屋等が脆弱になっている可能性もある。自然災害としては、今後台風シーズンも来る。台風の通過と原子炉のメルトダウンが重なると史上最大の原発事故になる可能性も否定できない。その時は東京も放射能汚染地帯になってしまうだろう。今こそ長期的な視点から原子炉の暴走と破壊を阻止する根本対策を早急に行って欲しい。一瞬の油断で今までの努力が霧散して、更に大きな被害が発生する危険が差し迫っているのが現在の福島原発ではないか。

昨日の天気

TAVE= 12.4
TMAX= 19.5
TMIN= 6.6
DIFF= 12.9
WMAX= 9.6
SUNS= 6.4
RAIN= 0


身辺雑記:東京電力の意志決定遅れの理由はなにか

東京電力社長は体調不全で原発事故対応の一番大事な最初の一ヶ月の間にある期間入院した。日本有数の企業の最高幹部なのだから高血圧等は役員就任前に当然入念な診断が行われているべきであろう。在職当時、米国の技術者から、米国のビジネスエリートは肥満や喫煙をする人は自己管理が出来ないとみなされ出世も出来ないと聞いた事があった。あらゆるストレスに耐えるタフな人間を経営幹部に配置する事こそ最高の人的リスク管理ではないか。緊張で血圧が上がるのは当然。持病なのか経営幹部は株主のためにも自己の健康状態を示すべきではないか。アップルの最高経営責任者のS.ジョブは自分が病気で休養する旨を全従業員にメールで伝えたとの事だ。株主はこういう情報があれば、アップルの経営危機を何らかの意味で評価して、自分の保有株の扱いに反映できる。何の対処もなく突然株の暴落を引き起こすのは経営責任に反する例の一つであろう。

東京電力のホームページの一般向け組織図を見ると、トップに会長1名、その下に社長1名、その下の副社長6名が経営上層部を構成する。株主向けホームページでは、更に各役員の詳細な権限と責任が記述されている。それによると、要するにこの8名の最高経営層が東京電力という会社の代表権を持っている事が分かる。それを言い換えると、代表取締役と言う点では8名の最高経営層は同等の権限と責任を持つという事だろう。当然社内では職務分掌が規定されていると思うが、対外的にはこの8名の最高経営層は全て同等に東京電力を代表して権限を行使しその責任を負うことになる。

東京電力を馬車にたとえれば、東京電力は8頭の馬車で動かされている事になる。ところが、馬ならば前の方にニンジンをぶら下げ、よそ見をさせず、尻を叩けば先ずは前進するだろう。東京電力の8頭の馬車馬は危機に際してどんな動きをするのか。単に外部から見ていただけでは馬同志のダイナミックスを読めない。おそらく、競争と協調というダイナミックスが働いているだろうが。対外的に下手な動きをすれば、仲間の馬に足をすくわれるという危険は常にあるのでは。組織が最高に働けば、8頭以上の力を発揮する可能性もある。三本の矢の譬え、三人寄れば云々という喩えもある。しかし、組織の位相が外れると力は分散し、進むべき方向を間違える可能性もあり得る。どちらかと言えば、現在は塹壕のもぐら宜しく、モグラ叩きに自分だけは会うまいと保身モードに入っているのではないか。

東京電力の意志決定の遅れは経営組織そのものにも原因があるのではないか。技術系の役員が少ないのも科学・技術的な判断を遅らせているの要因かも知れない。東京電力の社長が入院後出社したのが4/7らしい。福島原発事故以来、ようやく4/11福島県を初めて訪問し謝罪したとの事だが、余りにも遅すぎる。あまつさえ、福島県知事は訪問を拒否したとの事だ。当然であろう。組織が巨大になりすぎると意志決定が遅れるのは仕方ないと見るのか、意志決定の遅れ自体をリスクと見るのか。恐竜が意志決定の遅れを考えなかったような状況があったのであろうか。株主側はどういう見方をしたのか。新日鉄の場合、代表権があるのは会長1-社長1-副社長4の6名体制だ。船頭が多すぎて小田原評定ばかりでは危機を乗り越えるのが遅れてしまわないか。一層のこと、東京電力上層役員は総懺悔して役を降り、平取締役役を昇格させる程度の英断を持って、社会や株主の期待に応えるべきではないか。

追記:カテゴリー(老人の寝言)を作ってそこに入れる。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:ゑんどうの花

歌題=ゑんどうの花:

■どこにでもある  独りゐのうたなぞ 詠みたくなし  咳きつつも ひとりゐのうた 108 渡辺 正代

独りゐの歌は沢山あるが、それぞれ色調や陰影が異なる。この歌はその複雑な心境を詠んだようだ。

2011年4月10日 (日)

身辺雑記:危機に臨んで辻褄合わせの弁解は無用

2011/4/9
天気予報で雨を期待したが期待外れ。パソコンの調子が今ひとつ良くない。青画面となり再起動でなんとかしのいでいる。HDDのCディスク容量が数百Mしかないのが原因か。OSもWIN MEで古すぎる。3.5インチ6Gの古いHDDを専用ケースに入れてUSBディスクにしてみた。何とか使えそうだ。パソコン本体のデータをこのUSB_HDDに移せばCD-ROMに焼けると思う。現状では容量過小でCD-ROMに焼くイメージが作れない。東北関東大震災で大切なデータの入っているパソコンが被害を受けた例も多いと思う。そんなパソコンを探している映像をTVで見た。他人にとってはゴミ同然でも個人的には大切な情報が沢山ある。そんな情報は頭の中に詰め込んでおくべきかもしれないが、現代では自分の外部に頼っている。でも、そのゆとりが保険になっているのだろう。軍隊は目的がはっきりしている巨大組織だ。それを扱うのが軍事学。軍事学も読み方を変えると国家学にも経営学にもなる。東日本大震災も発生から1ヶ月経とうとしているが、今後の復興プランや福島原発の無害化の展望が見えない。軍事で言うなら勝利のシナリオだろうが、だれがそのシナリオを書いているのかさえ分からない。

昨日の天気

TAVE= 13.9
TMAX= 16.4
TMIN= 11.9
DIFF= 4.5
WMAX= 4.3
SUNS= 0.1
RAIN= 0.5

身辺雑記:危機に臨んで辻褄合わせの弁解は無用

明日で東北地方太平洋沖地震から1ヶ月目になる。まだ、東北関東大震災の総括が出来る段階ではないだろう。国民が刻々と知りたかった事が、少しずつ明るみに出てくる。徹底的に責任を追及されそうな事実は永久に出ないかもしれない。第三者が評価して自分の立場が無くなりそうな場合は責任逃れで追認して行く。福島第一原子力発電所の原発事故の大きさは誰でも気になる。

YOMIURI ONLINE(2011年4月10日01時55分  読売新聞)は、「原発事故、スリーマイル上回るレベル6の可能性」というタイトルで「レベル5以上の大きな事故は、放出した放射性物質の量で判断される。原子力安全委員会によると、先月12~24日に大気に放出されたヨウ素131の総量は、単純計算で約3万テラ・ベクレル(テラは1兆)。これは数千~数万テラ・ベクレルというレベル6の条件にあてはまる。」と報じている。

今まで、表向きは過小評価を取り繕っていただけなのか。政府発表の放射能レベルを大丈夫大丈夫と宣伝していた評論家や学者もブラウン管から姿を潜めてきた。事態が余りにもおおきくなりすぎてこのような妖怪が跋扈できる状況では無くなった。黙りを決め込むこういう事なのだろうか。ともかく、テレビ、ラジオ、新聞というあらゆる媒体には、媒体が運べる情報量の上限(バンド幅)がある。緊急事態には情報メディアは優先して正確で信頼できる情報を最大限のスピードと量で流してもらいたい。評論家や学者も相当の職業倫理感を持っているだろう。危機に際して大切な情報のバンド幅を無駄にまたは有害に使ってしまったという反省はないのか。どういう決意でTVカメラの前に立ったのか知りたい所だ。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:てのひら

歌題=てのひら:

■まぼろしの 猫と遊べり 老い母は この世の外に 出で入るらしき  21 上原 光子

母と姑と自分と女性は三つの位相を体験し、そこに歴史が刻まれる。

2011年4月 2日 (土)

かみつけ女流歌人 雅:春なれや

2011/4/1
かつて作った句:嘘ニュース作って苦笑四月馬鹿。こんな句もあった:辛き世よバカ言えばバカ四月バカ。昨日はAPRIL FOOLであったが、まだ冗談を言える気分にもならない。畑にピンクかかったスモモの花が咲き出した。受粉用に植えたのだが名前が思い出せない。植栽図でみるとハリウッドであった。昨日は県会議員の選挙告示。早速、選挙カーから大音声が響いてきた。

昨日の天気

TAVE= 9.6
TMAX= 17.2
TMIN= 0.5
DIFF= 16.7
WMAX= 4
SUNS= 11.6
RAIN= 0

身辺雑記:何事も集めれば初めて見えてくるものがある

閣議で、今回の震災を「東日本大震災」と呼ぶ事を決めたそうだ。NHKラジオニュースが報じた。NHKは「東北関東大震災」を使っていた。「東北関東大震災」という表記は「東日本大震災」より一文字多いが、地震の真相を伝えているので、「東北関東大震災」という表記の方が相応しいように感じる。地震自体の名称が「東北地方太平洋沖地震」なので、被害が拡大した事実を反映したのかも知れない。しかし、東日本大震災と言うと、後世の人々が災害の歴史を学ぶときに、「東北地方太平洋沖地震」に伴う、大津波や東京電力の福島第一原子力発電に伴う事故等の被災の想起が困難になるのではないか。東日本というと、先ず東京を思い出してしまう。余りにも範囲が広すぎるように感じる。東北地方の巨大被害を歴史の中に葬ってはならない。あれもこれも、場当たり的によさそうなことは全て盛り込む。その為には大風呂敷を広げればよい。あちこちに○○本部というような組織が林立して、どれが本当の本部かすらはっきりせず、情報の一元化ができていない弊害が「東日本大震災」で際立っているとあちこちから批判が出ているのが実状である。それならば、情報一元化本部を作ったらいかがか。また、数日前、人前に出ようとしない東京電力会長が、ようやく記者会見に臨み、福島第一原子力発電所の原子炉の廃炉やむなしと述べた。福島県知事はこの発言に激怒したと伝えられている。原子炉からの放射線物質の垂れ流しに目鼻がつかず、現場で必死に働いている人々の心情もはからず、自分のみ生き延びようとする敵前逃亡に見えたのではないか。原発事故の最高責任者として口が裂けても言うべき事ではない政治的発言をしたという事ではないか。その激怒を復興の原動力として頂きたい。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:春なれや

歌題=春なれや:

■桑の葉に  露おくよるは 億万の  虫のこゑする 神谷のはらは 68 田辺 典子

数えることもできないほど多くの虫のこゑを億万と誇張しつつ自然豊かな神谷のはらを詠った。

2011年4月 1日 (金)

かみつけ女流歌人 雅:何處からか

2011/4/1
昨日はハナダイコンを移植した。畑にははこべ等の雑草が地面にはいつくばっているが、これらの雑草をハナダイコンで抑えようとしている。昨年柿の木の下で繁殖したもの。ゴウゴウと強い風が吹いた。AMEDASのデータ:最大瞬間風速(m/s)=15.1 (風向(16方位))= (北北西)  16:34 。

昨日の天気

TAVE= 7.7
TMAX= 13.5
TMIN= 2.6
DIFF= 10.9
WMAX= 7.6
SUNS= 9.5
RAIN= 0

身辺雑記:東京電力の驚愕すべき作業員の放射線被曝管理

今朝、6時のNHKニュースで東京電力は作業員の放射線被曝管理をする計測器を一部の作業員に所持させずに作業させていた報じた。その理由は震災による計測器の故障等だとの事で必要数が確保できなかったから。従って、計測器の数に作業員数を合わせるという。

このニュースを聞いて本当に逆転の発想が東京電力でまかり通っていると感じた。作業目的、作業量に併せて作業員を手配するのが常識だろう。原子力発電所の作業は放射線被曝管理が適正に行われるという前提で成立するのではないか。このニュースを裏読みすると、放射線計測器を装着せずに常態的に作業をさせられた作業員がいたのではないかと推定される。当然、放射線被曝管理は各個人毎の累積値を管理する必要があり、各個人毎に本人専用の放射線計測器を割り当てるのが前提だろう。そうでなければ、管理体制が非常に面倒にになる筈だ。その道の専門の外部の人が福島第一原子力発電所の内部に入れば、やっている事は一目瞭然である。作業員の安全を無視した管理体制がまかり通っているのがばれてしまうというのがまずいと言うのが発表の根底には無かったか。いままで、放射能の管理も満足にされないで作業をさせられた作業員は自分を虫けらのように扱われたと憤慨するのではないか。法は最低の道徳とも言われる。東京電力の法学部出身の経営層は違法すれすれの経営をするためにだけにしかその法律を使用することができなかったのか。ニュースで報道された内容は労働安全衛生法に照らして適法であったのか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:何處からか

歌題=何處からか:

■気楽さと 寂しさを秤に かけてみて 一人の暮らしを 納得したり 48 島崎 梅子

秤にかけてと自己を客観視することにより女の強さが生まれ心のバランスがとれた歌。

2011年3月30日 (水)

かみつけ女流歌人 雅:女人の作務衣

2011/3/30
春らしいのどかな晴天。畑の隅に土筆が数本出ていた。蕗の薹は白い花が咲きそうだ。米国の環境団体が福島第一原子力発電の放射能漏れを評価して、排出された放射能はスリーマイルアイランドをはるかに越えていると試算、危険度は6に相当とする上毛新聞の記事を見て愕然とする。

昨日の天気

TAVE= 9.5
TMAX= 16.6
TMIN= 1.6
DIFF= 15
WMAX= 5.1
SUNS= 11.2
RAIN= 0

身辺雑記:第二次計画停電はどうなるか

東京電力の計画停電が、実施され大きな不満が巻き上がっている。東北電力は計画停電を実施すると表明しているが、まだそれが必要とうするほど電力が逼迫していないようでまだ実施していない。計画停電も見方によれば、プラスの効果もあるだろう。最大の効果は電力の重要性を身を以て知らしめた事であろう。次ぎに、不要不急の電力消費を控え、突発的な停電を避けようとする予防意識が高まった事。これを裏返して見ると、電気配線は各家庭毎に接続されており、自分だけ良ければという個人主義を抑圧し、個人の連帯を意識させた事であろう。自分の節電は電気を必要とする誰かの役に立っているという意識が停電の不満を抑える働きをしている。見方によっては、避けようのない計画停電により、自ら危機管理行動をしたという、危機管理対応訓練が何百万世帯で実施できた事が最大の効果であるとも考えられる。

ところが、東京23区は計画停電から除外された。その理由や弁解は現在聞きたくもない。しかし、東京23区に及ぶ大地震が発生したとき、東京23区の住民は大規模停電に対する貴重な危機管理対応訓練をしなかった。出来なかったというべきか。従って、今後の停電に対する備えが甘くなるのではないかという予想が浮かぶ。

電力10社は、北海道電力、 東北電力 、東京電力 、中部電力 、北陸電力、関西電力 、中国電力 、四国電力 、九州電力、沖縄電力 である。何と、道州制のように地方毎に分割されている。名称が特異なのが関東地方をテリトリーとする東京電力だけだ。東京電力は関東電力と言った方が現実の電力供給体制に相応しいはずだ。首都東京という意識が反映された会社名なのか。東京23区はまさに電力界の将軍の城下町に相当するだろう。それだから計画停電からお目こぼしされているのだろうか。ともかく、東京23区が電気供給約款に基づく正当な理由もなく、計画停電から除外されている事に対して、東大法学部出身の多い東京電力経営幹部は、自分の法意識と東京電力の企業理念と照合して適切な対応をとるべきではないか。

最初の計画停電は整合性が大きく欠如し、利用者の不満が高まり、それが小幅な手直しされて実施されているのが現状であり、骨格は変わっていない。この第一次計画停電というべき計画停電は4月末で終了するとされている。問題はそれ以後の、年間で電力消費が最大となる夏の、いわば第二次計画停電をどうするかである。もしも、東京23区除外の計画停電を続行すれば、東京電力の法令コンプライアンスの是非にまで問題が拡大するだろう。東京23区は高層ビルが林立し、ヒートアイランド現象も際立つ。しかし、それは隣接都市でも全く同じである。そんな状況のなかで不公平が際立つ。東京23区を除外できる法律的根拠があるのだろうか。非常に厳しい状況であるが、東京23区の住民はそれを乗り越える力を持っているだろう。しかし、唐突に東京23区を含める第二次計画停電を実施すれば、その反対論と不満は爆発するかもしれない。が、憶測かもしれない。実際はどの地域も、その地域相当の計画停電は受け入れるだろう。第一次計画停電で市民は多くの学習をしただろう。そうなってこそ、計画停電の不便さと危機管理対応訓練という前代未聞の経験を共有できるのではないか。少しでも、その共通体験があれば、それが次なる大天災時に、身についたマニュアルとなり、混乱を和らげ、人々が連帯できる基礎となるのではないか。終戦前後、配給物資など気にせず優雅な生活ができた人々もいたという。東京23区がそんな特区でない事を望みたい。大天災時は、不公平は連帯の阻害要因であり、不便も危機もその意識と行動を共有することによって連帯が生じ、問題解決への行動つながるのではないか。

追記:夏期の電力ピークは昼間に生じる。気温が最高になるのは15時頃。冷房も停電直後は室温は急激に上昇しない、我慢の限界等を考慮して、1時間程度の都会での計画停電は不可能なのか。ともかく、順番停電はその停電時間を確認するだけでも大変だ。電力消費を分散化する地区別定時停電等は不可能なのか。定時停電にすれば、予定も組みやすいだろう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:女人の作務衣

歌題=女人の作務衣:

■貂二匹 重みの違ふ 足の跡 冬耕済みし 畑をよこぎる 15 石井 テル子

仕事の歌だが、貂という動物の足跡の違いを歌にできる観察眼が素晴らしい。

2011年3月29日 (火)

かみつけ女流歌人 雅:百歳の姑逝けり

2011/3/29
穏やかな天気だったが、仕事途中に雑用で外出。耕耘機やトラクターから燃料を抜いて車に使った人もいたようだが、ガソリンもかなり出回ってきた。軽油のみのスタンドもあった。行きつけのGSでは無かったが、給油に入ると、カードはあるかと聞かれた。無いと言うと、今度はうちに来たことはあるかと聞くので、何回か来たと答えると通してくれたが、セルフの店であった。勝手が分からないので聞いたら教えてくれた。ようやく、安心して車に乗れる。本日、福島原発2号機だったか、建屋の屋外に抜けるダクトから高濃度の放射能が検出されたというニュースがあった。予想通り事態は更に悪化してきた。

追記:福島第一原子力発電敷地内でプルトニウムが検出されたというニュースが流れたので、東京電力のホームページで確認。概要は以下の通り。

以下東京電力発表の冒頭。
*******************************************
福島第一原子力発電所構内における土壌中の放射性物質の検出状況について

                             平成23年3月28日
                             東京電力株式会社

 周辺環境のモニタリングの一環として、東北地方太平洋沖地震で被災した福島第
一原子力発電所の敷地内(5地点)において、平成23年3月21日および22日に採取
した土壌中に含まれるプルトニウムの分析を行った結果、この度、別紙の通り、プ
ルトニウム238、239、240が検出されましたので、お知らせいたします。
*******************************************

自然界のものではなく、原発のものも含まれるとしている。ついに、隠し通せぬ事態になったように感じる。今後、数値はエスカレートするのか。それにしても、サンプル採取から1週間も遅れて発表するのは意図的な情報操作を疑われても仕方ないのでは。別紙はpdfで読めず。

昨日の天気

TAVE= 7.3
TMAX= 13.8
TMIN= 0.2
DIFF= 13.6
WMAX= 2.7
SUNS= 11.7
RAIN= 0

身辺雑記:エネルギー多消費文明とツケを後世に残すごみ処理

東北関東大震災で日本の各地電力会社は原発の津波対策の見直しをしているとの事。原発の一番怖いことは、核燃料を燃やした後の廃棄物の処理。一般の家庭や業務用の廃棄物同様に、焼却・埋め立て・投棄等の最終処分が非常に困難なことが大きな問題である。群馬県は地震に対して比較的安全であると言われている。

関東大震災にからんで調べてみた。「関東地震」:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)によると、関東大震災を起こした関東地震は「200年以上の周期で繰り返し発生していると考えられている。」と述べている。

その脚注1に「 福和伸夫. “繰り返しやってくる巨大地震” (HTML). 2008年8月1日閲覧。」という記事があり、「東南海地震の発生確率は、今後30 年で50%、50年で90%、南海地震はそれぞれ40%、80%とされている。ちなみに、2003年に発生した十勝沖地震は30年発生確率60%、1995 年兵庫県南部地震の場合は最大でも8%の発生確率だったと言われる。今、最も地震発生確率が高いのは宮城県沖地震の99%である。宮城県沖では、30年程度の時間間隔で地震が発生しており、前回の1978年宮城県沖地震から26年が経とうとしている。これらの地震の切迫性が理解できる。」と述べている。何と、「今、最も地震発生確率が高いのは宮城県沖地震の99%である。」述べており、その予想が的中したように東北地方太平洋沖地震が起きてしまった。

また、脚注5に「早川由紀夫ほか. “『類聚国史』に書かれた818年の地震被害と赤城山の南斜面に残る9世紀の地変跡 (PDF)” 1ページ. 2008年10月29日閲覧。」という記事があり、群馬県の赤城山の南斜面に相当巨大な地震が起きたことがあると述べられている。歴史的に見ると、群馬県でも大地震があり、かなりの被害が出ている(最近の新潟県中越地震(2004.10.23
(平成16 年)では、負傷者6 人、家屋一部損壊1,055 戸)等。

群馬県は内陸で原発も無いので、東北関東大震災と比較すると、津波、原発の被害は無いと思うが、山間部の土砂崩れ、河川の氾濫等の可能性はあるだろう。当然、道路、建物の損壊も起こる。東北関東大震災で特に目立った点は、ライフラインの中でもエネルギーの確保の重要性。特に電力とガソリン。何をするにも人力のみでは地震後の仕事がほとんど進まない。しかも、一般家庭では両方備蓄が困難だ。地震・津波多発地域では、それを想定した防災計画が立てられ、訓練も行われていたようだが、群馬県では地震対策はまだまだ改善の余地があるのかもしれない。行政組織も、合併等で集中化が行われているが、いざ地震の時、末端地域情報を確実に収集でき適切な対応がとれるようになっているのか等は検証が必要だろう。

東北関東大地震が発生した3月11日は、厳冬、猛暑の時期ではなく、何とかしのげる時期であったと思う。そのため、インフルエンザ、食中毒等二次的災害は比較的少なく抑えられたのではないかと思う。もし、夏期に地震が起きて、停電となり、冷蔵庫が働かなくなると腐敗・食中毒の発生等の食糧問題が拡大すると思われる。また、地震では損壊により多くの廃棄物が発生する。

MSN産経ニュース - 2011/03/25(http:/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110325/dst11032517580063-n1.htm)は、「ごみ急増に悲鳴、焼却工場ダウン間近 仙台市:東日本大震災以降、仙台市のごみの量が急増している。家庭からの燃えるごみは焼却能力の1・5倍を超え、限界間近。これとは別に震災に伴う大型ごみも大量に出ており、市の担当者は「今後は桁違いのごみが予想される。国レベルで対応を検討してほしい」と訴えている。」と伝えている。前橋市は市内の廃棄物処理工場を集約して、新工場を作る計画らしいが、最近の報道では「 前橋市の高木政夫市長は25日の定例記者会見で、東日本巨大地震で生じた材木などの廃棄物5万トン分を被災地から受け入れる方針を明らかにした。計画停電などの影響でごみの焼却が進んでいない県内市町村からも3万トンのごみを引き受けて処理するとしている。((2011年3月26日  読売新聞))」とまだ処理能力に余力があるように見える。

廃棄物処理工場を一つに集約した後、地震等の被害でその工場が稼働できない場合の被害は相当広範囲に及ぶだろう。東北関東大地震で茨城・千葉で生じた液状化現象も気になる所である。原子力発電所も大艦巨砲主義で大きい方が効率が良いからと大型に向かってきたようだ。しかし、安全性を考えると小型化の考え方もあるようだ。その場合、数を多く作る必要がある。事故の場合発電能力がゼロにならず、事故時の対応も小型なので容易になるものと推測する。数を多くして保険の役をさせるのは生物も行っている。前橋市も当然今回の東北関東大震災を契機に防災計画等の再点検をするものと思う。新設廃棄物焼却工場の小型化、分散化と大型集約化のメリット、デメリットを再評価するよう期待したい。今回の福島第一原子力発電所事故は原発が単に電力の生産工場だけでなく廃棄物貯蔵所でもあると教えてくれた。原発が一般ゴミのように廃棄物を最終処理が出来ないことを知るのも勉強になる。廃棄物は次世代へ永久に残す危険物というつけ・負の遺産でもある。原発のおいしいところだけ先食いしているのが現状だ。

廃棄物焼却工場も見方によればゴミ発電機である。しかし、ゴミで発電するのが主目的ではないだろう。ゴミは再利用すれば相当の削減が出来る。というより、今後はゴミを出さないような生産と消費の仕組みを作らなければ資源小国の日本は生き残れないと思う。今回の東北関東大震災で日本の国力は確実に低下すると考えられるので、輸入する石油価格の高騰も経済や家庭の負担になる事は見逃せない。エネルギーも多様化して保険をかける必要があるだろう。ゴミ運搬車が消費するガソリンだけでもかなりの量になるだろう。もし、家庭でゴミを処理できるような燃焼器兼発電機のようなものが出来れば、焼却用ゴミ運搬車は無用になる。これは、価値観を変えれば現在の日本の技術で可能だろう。大艦巨砲主義の大型ゴミ焼却工場はダイオキシン等の有害物質の発生を減らすだけで万能ではないと思われる。焼却でCO2は発生を続ける。それを無視して、地球温暖化対策云々を行っている。ともかく、東北関東大震災は一般ゴミも核のゴミも大量に出す現代文明に対して大きな教訓を与えているように思われる。持続可能な社会という綺麗な言葉が流行っているが、このままでは先が危ないという意識の裏返しのように感じてしまう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:百歳の姑逝けり

歌題=百歳の姑逝けり:

■遠からず 天に召さるる 姑なるか 看護れるわれに 両の手合す 8 荒木 みよ子

百歳で惚けても、尚介護する嫁に両の手を合わせる姑の姿に神々しさを感じたようだ。

2011年3月28日 (月)

かみつけ女流歌人 雅:折りをりに

2011/3/28
昨日はおだやかな晴天となり、外で土仕事。トカゲが一匹出てきた。冬眠から目覚めた直後のようで、動きはノロノロであった。昔は、きらきら光るカナヘビも見たが最近はお目に掛かっていない。周辺では絶滅してしまったのか。カキ菜を頂いた。もう年だから、放射能に当たっても良いだろうと冗談を交えつつお礼を言うが、やはり見えない危険は恐怖を招く。万一、放射能が、中国、ロシア、韓国、北朝鮮等隣国で検出されたらどうなるか。農薬入りギョーザ所ではない。原発が放射能を出し続け、春~夏に風向きが変わるとそのおそれが高まる。日本は一転して国際的な危険国になってしまう。お茶の雑談も余り盛り上がらない。

昨日の天気

TAVE= 5.1
TMAX= 10.2
TMIN= 0.3
DIFF= 9.9
WMAX= 6.7
SUNS= 11.1
RAIN= 0

身辺雑記:原発事故敗戦のシナリオは要らない

「東京電力は27日、電源復旧作業が進められている福島第一原子力発電所2号機のタービン建屋地下1階にたまった水の表面や周囲の空気から、毎時1000ミリ・シーベルトを超える高い放射線量を計測したと発表した。(YOMIURI ONLINE :2011年3月28日02時16分  読売新聞)」東京電力のホームページに飛んでみたが、内容がPDFなので読めない。ソフトが対応していないので、自分のパソコンのOSを変えなければならないがそのゆとりがない。パソコンだけでも引っ越しが大変だ。

東北関東大地震発生から二週間余経て、被災地以外では平常を取り戻しつつあるが、それと共に東北関東大震災の情報も少なくなっている。異常に高い放射能が検出されても、周辺住民は待避しているから直接的に危険ではない、海洋では漁場もないから拡散して濃度が下がるから危険でないというようなメッセージが繰り返し発せられるだけだ。心配なのは、そのような情報に隠されて、事態は刻々と悪化しているのではないかという点。

事故後数日は、核燃料プールらしい画像がTVで放映されていたり、核燃料棒が水面上に出ている長さが報道されていたが、それもいまどうなっているのか分からない。このような情報を国民の目から断ち、努力しているという姿だけ際立たせようとしているかのようだ。情報を知りたい国民の全てに開示すれば、国民は常識的な判断はできる。原子炉の核燃料棒が水面上に出ている長さを刻々と知れれば、それが安全安心の尺度にもなる。

現在、遠隔操作できるWEBカメラ等は広範囲に使われている。100万円もかければ1システム位導入できるのではなかろうか。各建屋に監視カメラを設置してその映像を24時間公開するならば、最高の情報公開になるだろう。NHK、民放連等に運用して貰い、リレー式であっても、切れ目無く現場映像を放映してもらいたい。日本赤軍の浅間山荘事件では長時間中継があった事を思い出した。事態が最悪に向かった場合を想定すると、福島第一原子力発電の情報開示を意識的に断つことにより、これだけやったがだめだったという、弁解・尻まくりが可能なるが、それは元々失敗のシナリオではないか。

米国では、原発事故現場で働く人々を、戦場の勇士と重ねて見ている人も多いようだ。原発事故現場で働く人々の姿が見えただけでも、国民に多くの勇気と希望を与えるのではないか。家族にとっては尚更だ。真実をありのままに報道することが結果の善し悪しにかかわらず、後世への最大の贈り物になるのではないか。東北関東大震災の可視化こそ日本の・日本人のすばらしさを自分自身確信しかつ世界に伝える基本ではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:折りをりに

歌題=折りをりに:

■木枯らしの 荒るれば訪ひ くる人もなし 日当る縁に  編めばはかどる 32 神成 のぶ子

ゆったりと、時の流れに身を任せて手仕事がはかどった風景を詠んだ。木枯らしが吹き荒れたからできた折りをりの歌。

2011年3月26日 (土)

かみつけ女流歌人 雅:夫逝きて

2011/3/26
ツルハシで、ユキヤナギ、ベニカシワの根を掘る。花や葉が綺麗な時に根を掘るのは未練が残る。今後手入れが難しくなりそうなので省力化の為である。既に後手にまわりそうだが。ユキヤナギは青い芽を出し、花が咲き始めようとしている。樹高が低く、花が咲くと春になったと感じる花木であるが、植え場所が不適切であった。小枝が横に広がりやすい。ベニカシワは繁殖力旺盛で放置すると後で手が着けられなくなりそうなので根絶しようとしている。午後になり曇って、雨がぽつりぽつりと降る。福島原発の放射能が気になり早々に切り上げた。まだ、朝晩は寒い日が続いている。東北関東大震災、原発被災者の苦労がしのばれる。

昨日は、原発内部で仕事中の作業員が放射能被曝を受けて入院するという放射線人身事故が発生した。かつて、東西冷戦が厳しかった頃輸出管理令で放射線対策をした半導体の輸出が制限されていた。放射(α)線が半導体の動作に悪影響を及ぼすことが、メモリーのソフトエラーという現象が自然界に存在するα線によって生じることがはっきりしてから、半導体にも放射線対策が施されるようになったと思う。素人的には、情報を蓄えるメモリーセルにα粒子が激突すると、記憶を蓄えている電子が飛び散ってしまい、0か1かを誤って読みとってしまうと理解している。重粒子線を癌治療に使う核医学も同じ線上にあるだろう。生体細胞にとって放射線が弱ければ、細胞は傷つき、強すぎれば死滅する。DNAの一つの分子の配列が狂っても細胞の癌化は起こる。放射線レベルが安全か危険かはあくまで確率問題にすぎない。放射線を被曝しても癌が発症するまでには時間がかかる。対策を怠り問題を先送りして被害を増大させた事例は数多くある。また、同じ愚を繰り返すのか。その被害者になるのはいつも弱い人々なのか。

昨日の天気

TAVE= 5.9
TMAX= 10.7
TMIN= 0.3
DIFF= 10.4
WMAX= 4.1
SUNS= 6.3
RAIN= 0

身辺雑記:歴史は繰り返すのか

外部電源が導通して、ようやく原発暴走の危機に明るさが見えてきたところで、原子力発電所各号機の状況がどうなっているのかの報道も少なくなった。朝ドラも復活している。しかし、放射線物質の汚染はどんどん拡大している。一体どうなっているのか。悪いニュースは少しずつ小出しに出されて、それがなんとなく既成事実化されてゆくようで戦前のような感じを受ける。今時、露地のキュウリはないと思う。市場に出ているのはハウスキュウリだろう。それが安心だと知事が食べて見せるのも大本営発表のようで白々しく見える。どうせ食べるならば露地栽培のチジミホウレンソウを食べてみせて欲しかった。

3号機はMOX燃料を使うらしい。WIKIPEDIA:MOX燃料(http://ja.wikipedia.org/wiki/MOX%E7%87%83%E6%96%99:最終更新 2011年3月21日 (月) 10:46 )によると「MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、使用済み燃料中に1%程度含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜてプルトニウム濃度を4~9%に高めたものである[1]。

主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、核設計を行ったうえで適正な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。これをプルサーマル利用と呼ぶ。

MOXとは(Mixed OXide)の頭文字を採ったものである。

」とあり、その危険度は

「問題点 [編集]
ウラン新燃料に比べ放射能が高い(特に中性子が著しく高い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の不要な被曝に十分配慮して行う必要がある。
ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。これにより燃料が溶けやすくなる。また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。これにより燃料温度が高くなりやすくなる。
核分裂生成物が貴金属側により、またプルトニウム自体もウランよりも硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しい。
FPガスとアルファ線(ヘリウム、ガス状)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる。
性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムの塊(プルトニウムスポット)が生じてしまう(国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない)。 」とある。

福島第一原子力発電の原発燃料は依然完全に制御された状態になく、まだまだ危険な状況にある筈ではないかと思う。余り楽観的情報を流されると最後に裏切られたという結果にならないか心配である。

数日前、東京電力のホームページを覗いていたらようやく社長名のメッセージが掲載されていた。事故の重大性を考えると遅きに失していると思わざるを得ない。そこで、東京電力が送った電力利用者に対するメッセージらしい部分は、「 加えて、当社の原子力発電所、火力発電所、および、流通設備等が大きな被害を受けたことにより、安定した電気の供給を行うことが困難になったため、計画的に停電を実施させていただくことになり、当社供給区域の皆さまには大変なご迷惑をお掛けしますことを、重ねて深くお詫び申し上げます。」とあり、まだ「迷惑をお掛けします」という程度の認識なのかと失望した。

東京電力は電気事業法で国の許可を得て電力事業を行っている。どのような内容で事業を行うかを国に承認された電気供給約款で取り決めている。ようやく、WEB上で探し出した東京電力の電気供給約款の一部のを「供給の中止または使用の制限もしくは中止」を参考に以下に引用する。PDFで最終が108ページの膨大な契約書である。「40 供給の中止または使用の制限もしくは中止」と「41 制限または中止の料金割引」を読むと、今回の地震という「ニ 非常変災の場合」でも割引料金を適用すると読める。東京電力が計画停電当初、JR等にも一律に計画停電を求めたのも、この電気供給約款を遵守するという意味だったように見えた。それほどに、電気供給約款は東京電力の事業運営の基幹部分にあると言えるのではないか。電力の安定供給の基礎は、日々の生活で電力を使用する各家庭への供給が基本であり、それが不可能ならば、企業活動も、公共事業も意味をなさない事は自明であろう。東京電力が生活者として社会の基本的な構成要因である家庭に対してどのような態度をとるのか、今回の東北関東大震災への対応リトマス試験紙になるのではないか。しかし、依然「よらしむべししらしむべからず」が罷り通っているのが日本の現実のようだ。末端の人々が見えない電力事業運営は末端の人々が見えない国家運営と同じで、その行き着く先には、日本の敗戦というような破局しか見えない。

以下電気事業法の一部:
************************************************

「40 供給の中止または使用の制限もしくは中止
(1) 当社は,次の場合には,供給時間中に電気の供給を中止し,またはお客
さまに電気の使用を制限し,もしくは中止していただくことがあります。
イ 異常渇水等により電気の需給上やむをえない場合
ロ 当社の電気工作物に故障が生じ,または故障が生ずるおそれがある場

ハ 当社の電気工作物の修繕,変更その他の工事上やむをえない場合
ニ 非常変災の場合
ホ その他保安上必要がある場合
(2) (1)の場合には,当社は,あらかじめその旨を広告その他によってお客
さまにお知らせいたします。ただし,緊急やむをえない場合は,この限り
ではありません。
41 制限または中止の料金割引
(1) 当社は40 供給の中止または使用の制限もしくは中止(1)によって
定額電灯,従量電灯および低圧電力に対する電気の供給を中止し,または
電気の使用を制限し,もしくは中止した場合には,次の割引を行ない料金
を算定いたします。ただし,その原因がお客さまの責めとなる理由による
場合は,そのお客さまについては割引いたしません。
イ 割引の対象
定額電灯については需要家料金,電灯料金および小型機器料金の合計
とし,その他については基本料金(力率割引または割増しの適用を受け
る場合はその適用後の基本料金とし従量電灯Aの場合は最低料金とし
また,従量電灯Bで最低月額料金の適用を受ける場合は最低月額料金と
いたします)といたします。ただし,26(料金の算定)(1)イ,ロまた。
はハの場合は,制限または中止の日における契約内容に応じて算定され
る1 月の金額といたします。
ロ 割引率
1 月中の制限し,または中止した延べ日数1 日ごとに4 パーセントと
いたします。
ハ 制限または中止延べ日数の計算
延べ日数は1 日のうち延べ1 時間以上制限しまたは中止した日を1
日として計算いたします。
(2) (1)による延べ日数を計算する場合には,電気工作物の保守または増強
のための工事の必要上当社がお客さまに3 日前までにお知らせして行なう
制限または中止は, 1 月につき1 日を限って計算に入れません。この場合
の1 月につき1 日とは,料金の算定期間の1 暦日における1 回の工事によ
る制限または中止の時間といたします。
(3) 臨時電灯,公衆街路灯,臨時電力および農事用電力に対する供給の中止
または使用の制限もしくは中止についても(1)および(2)に準じて割引を行
ない料金を算定いたします。」

************************************************

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:夫逝きて

歌題=夫逝きて:

■逝きて後 柿の根方へ  かけやりぬ  咳出る夫に  作りしカリン酒  81 橋本 泰子

少しでも良くなって欲しいと作って飲ませたカリン酒の残りをかけてやるのも供養の気持そのもの。

2011年3月24日 (木)

かみつけ女流歌人 雅:ひとりの世界

2011/3/24
放射性ヨウ素が各地の農産物、東京都の水道水から検出されて大問題になっている。放射性ヨウ素は半減期が1W余りだから少し辛抱しろという事なのだろうか。セシウムの半減期は数十年と長い。放射性セシウムが原発から拡散すると、検出された地域の今生きている人は生涯その影響を受け続ける事になるだろう。測定したデータは全て公開すべきではないか。原発がばらまいた放射性物質が野菜農家、販売店、消費者に与える悪影響は計り知れない。誰もがヨウ素だけがばらまかれていると考えていないだろう。隠している事がたくさんあるのではと疑っているからパニックが起こる。安全のためと気楽に摂取禁止を発令してするだけで、その影響を考えないのだろうか。安全と言うなら自ら現地に行って自らその野菜を食べてその正しさを証明して貰いたいと誰もが思っているだろう。それが、過去の流儀ではなかったか。トップの姿が見えない。政府も東電も。謝罪訪問を拒否されているのも現実だ。許せない、許せない、許せないという声が聞こえてくるように感じている。

昨日の天気

TAVE= 6.2
TMAX= 9.4
TMIN= 2.2
DIFF= 7.2
WMAX= 7.9
SUNS= 10.1
RAIN= 0

身辺雑記:東北電力と東京電力の比較

東北関東大震災で電力供給の二次的被害が発生している。東京電力は原発が停止してその供給力が逼迫して計画停電の実施を余儀なくされている。それでは、被害が最も集中している東北電力の状況はどうかと気になった。東北電力が計画停電を始めた直後だったか、雨天で水力発電の発電量が上がったので予定の計画停電は中止するというニュースを聞いた事がある。東北電力の場合、地震の被害で電力を使えないという事情もあるかもしれないが東京電力ほどの逼迫はなさそうな印象を受けている。当然東北電力の原発も停止しているが、原発の比率が低いのだろうか。

東北電力のホームページを覗いて見ると、平均需要、想定需要、実績需要(速報)として、計画停電の根拠となるデータをホームページで開示している。東京電力のホームページの作成姿勢は出来るだけ見せたくないという雰囲気が漂っているが、東北電力のホームページはできるだけ見やすいように心がけているとそのホームページ作成コンセプトを述べている。情報開示も進んでいるように見受けた。また、風力発電、太陽光発電等環境面にも配慮した取り組みをしている事が窺えた。(リンクは控える:東北電力 ホームページでGoogle検索)

原発冷却装置のバックアップ電源で大問題を起こした東京電力であるが、東北電力の送電線が福島第一原子力発電の近くを通っているにも拘わらず、それを利用しなかったのは単にお殿様の面子だけだったのだろうかと今になって感じる。原発事故の初動対応は寸刻を争う。放射能が拡散してからでは、被曝を考慮するため作業効率は落ちる。東北電力の送電線からバックアップ電源を引いておく事も可能であったのではないか。

朝日新聞のNET記事によると、東京電力の供給電力の逼迫は今年の夏だけでなく来夏まで及ぶと報じている。公平という美名の本、当初輪番停電と呼ばれていたが、それはすでに死語になったのか。東京23区は計画停電から除外されているのも、計画停電の恣意的な性格を示している。地区割りによる停電時間の不均等も指摘されている。長期的な停電が続くと想定されているのだから、その基礎データを開示して、利用者が納得できる停電を実施すべきである。

風の男 白州次郎(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/02/2000-114b.html)は公職を退いてから、東北電力の会長も務めたようだ。白州次郎に関しては山口増海氏のblog
http://www.iax.co.jp/subscriptions/impressions.htmlに記事があった。企業のDNAについても参考になる記事があった。東北電力は白州次郎のDNAを引き継いでいるのだろうか。ともかく電力会社は国家の基幹産業だ。その存在理由、社会的責任は自ら厳しく受け止めその実現に全力投入すべきである。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:ひとりの世界

歌題=ひとりの世界:

■点訳を 修羅の如くに 打ちつぎて 浮かび来る執念(しゅうね)き 棟方志功 52 菅井 しも

高齢でも人には負けじと点訳に執念を燃やすと、極度に視力の乏しい板画家棟方志功の仕事の姿が目に浮かんでくる。

追記:WIKIPEDIAで調べたら棟方志功は青森県の生まれ。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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