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2011年3月28日 (月)

かみつけ女流歌人 雅:折りをりに

2011/3/28
昨日はおだやかな晴天となり、外で土仕事。トカゲが一匹出てきた。冬眠から目覚めた直後のようで、動きはノロノロであった。昔は、きらきら光るカナヘビも見たが最近はお目に掛かっていない。周辺では絶滅してしまったのか。カキ菜を頂いた。もう年だから、放射能に当たっても良いだろうと冗談を交えつつお礼を言うが、やはり見えない危険は恐怖を招く。万一、放射能が、中国、ロシア、韓国、北朝鮮等隣国で検出されたらどうなるか。農薬入りギョーザ所ではない。原発が放射能を出し続け、春~夏に風向きが変わるとそのおそれが高まる。日本は一転して国際的な危険国になってしまう。お茶の雑談も余り盛り上がらない。

昨日の天気

TAVE= 5.1
TMAX= 10.2
TMIN= 0.3
DIFF= 9.9
WMAX= 6.7
SUNS= 11.1
RAIN= 0

身辺雑記:原発事故敗戦のシナリオは要らない

「東京電力は27日、電源復旧作業が進められている福島第一原子力発電所2号機のタービン建屋地下1階にたまった水の表面や周囲の空気から、毎時1000ミリ・シーベルトを超える高い放射線量を計測したと発表した。(YOMIURI ONLINE :2011年3月28日02時16分  読売新聞)」東京電力のホームページに飛んでみたが、内容がPDFなので読めない。ソフトが対応していないので、自分のパソコンのOSを変えなければならないがそのゆとりがない。パソコンだけでも引っ越しが大変だ。

東北関東大地震発生から二週間余経て、被災地以外では平常を取り戻しつつあるが、それと共に東北関東大震災の情報も少なくなっている。異常に高い放射能が検出されても、周辺住民は待避しているから直接的に危険ではない、海洋では漁場もないから拡散して濃度が下がるから危険でないというようなメッセージが繰り返し発せられるだけだ。心配なのは、そのような情報に隠されて、事態は刻々と悪化しているのではないかという点。

事故後数日は、核燃料プールらしい画像がTVで放映されていたり、核燃料棒が水面上に出ている長さが報道されていたが、それもいまどうなっているのか分からない。このような情報を国民の目から断ち、努力しているという姿だけ際立たせようとしているかのようだ。情報を知りたい国民の全てに開示すれば、国民は常識的な判断はできる。原子炉の核燃料棒が水面上に出ている長さを刻々と知れれば、それが安全安心の尺度にもなる。

現在、遠隔操作できるWEBカメラ等は広範囲に使われている。100万円もかければ1システム位導入できるのではなかろうか。各建屋に監視カメラを設置してその映像を24時間公開するならば、最高の情報公開になるだろう。NHK、民放連等に運用して貰い、リレー式であっても、切れ目無く現場映像を放映してもらいたい。日本赤軍の浅間山荘事件では長時間中継があった事を思い出した。事態が最悪に向かった場合を想定すると、福島第一原子力発電の情報開示を意識的に断つことにより、これだけやったがだめだったという、弁解・尻まくりが可能なるが、それは元々失敗のシナリオではないか。

米国では、原発事故現場で働く人々を、戦場の勇士と重ねて見ている人も多いようだ。原発事故現場で働く人々の姿が見えただけでも、国民に多くの勇気と希望を与えるのではないか。家族にとっては尚更だ。真実をありのままに報道することが結果の善し悪しにかかわらず、後世への最大の贈り物になるのではないか。東北関東大震災の可視化こそ日本の・日本人のすばらしさを自分自身確信しかつ世界に伝える基本ではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:折りをりに

歌題=折りをりに:

■木枯らしの 荒るれば訪ひ くる人もなし 日当る縁に  編めばはかどる 32 神成 のぶ子

ゆったりと、時の流れに身を任せて手仕事がはかどった風景を詠んだ。木枯らしが吹き荒れたからできた折りをりの歌。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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