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2011年9月

2011年9月20日 (火)

ざっそう句:ハエ

2011/9/20
昨日も晴れで真夏日。AMEDASによると20時頃より雨となる。お陰で夜はぐんと気温が下がった。最高と最低の気温差は14℃ほど。半袖シャツを羽織ったがまだ寒い。体調管理が必要だ。20~22日まで傘マークがあるので恵みの雨となりそうだ。昨日はK10区画の除草。日陰を追いながら。発汗が多いのでペットボトルの塩水を飲むが味覚的には味気ない。やはり純粋な塩水より梅干しウォーターの方がうまい感じがする。最近蠅が目立つ。暖かい所を求めて飛んでくるのか。

2011/9/19の天気

TAVE= 25.7
TMAX= 32.7
TMIN= 19.6
DIFF= 13.1
WMAX= 6.7
SUNS= 7.5
RAIN= 8

最高気温(℃) = 33.7  (13:19)
最低気温(℃) = 19.6  (24:00)

ハエが数匹飛び交っている。うるさく昼寝も集中できない。この「うるさい」の当て字が「五月蠅い」。昆虫は変温動物だろうから、温度が高くなると、活動が盛んになる。五月になればハエも活発に動くのでこの当て字が生きてくる。上り坂にさしかかった蠅が、車の運転の初心者のようでうるさく感じる。広辞苑によると「同じ事が繰り返される」ことが「うるさい」の要因と解説している。ハエがヒトに寄ってくるのもエサを求めての事だろう。ヒトはエサにされないように追い払う。ハエが数匹なら我慢が出来るが、戦場でハエを払いのけられないほど弱った兵士には肌が見えなくなるほどハエが群がる光景を戦記は伝えている。その後ハエはそこに産卵し、ウジが更に食い進みやがて白骨となる。これも自然の循環の一つであるが、現代はその厳しいが生物が生存にかける執念が見えなくなっている。ハエを追い払うとやがて戻ってくる。追い払われたら遠くに逃げ去ってしまった方が良いだろうと思うが、それでは生きてゆけない。追われてもまた戻ってくるのはハエが学んだ生存術なのだろう。追い払われたらやがて同じ場所に戻ってくるハエのような小形ロボットを作るには相当の知能と運動機能をそのロボットに与えなければ実現できないだろう。ハエ一匹と言えども侮りがたい存在だ。万物の霊長とうそぶいている人類もハエ一匹に相当するロボットを作る事すら当分不可能なようだ。九月のハエは活動の盛りを過ぎてまさに退場の時期を迎えているようでもある。ハエにも頭が下がるが、この記事が敬老の日に当たらずにホットした。最近の祝日は単なる休日に堕してしまった。名目はどうでも、休日さえ増えれば良いという大衆迎合主義で休日が決められている。現役時代、カレンダー通りの休日だとてっきり思い込み休んでしまったが、実は敬老の日の休日が振り替え出勤日になっていたのだ。仕方なく有給休暇扱いにしてもらった。まさか、勘違いしましたとは言えなかったが苦い体験の一つ。敬老の日の扱いが本気でもなかった例にも見えた一瞬でもあった。日本は老人・子供を大切にする国、国民だというのは過去の事になってしまったようだ。

ざっそう句:ハエ

■ウルセーといくら言ってもハエが上
■知恵比べ90%ハエが勝つ
■死なんとす老犬に寄る銀蠅群
■五月蠅同じ姿で九月蠅
■うるささも昇り下りの影帯びて
■ヒマならばハエと遊べよくそ爺

2011年9月19日 (月)

老人の寝言:墓は人類最大の文化的発明

2011//9/19
昨日も晴れの真夏日。真夏日は09月07日以来12日間連続だ。午前中は墓掃除。墓掃除に来ていた人が声をかけてしばらく立ち話。午後は暑さで家に引きこもった。

2011//9/18

TAVE= 28.3
TMAX= 33.6
TMIN= 25.1
DIFF= 8.5
WMAX= 4
SUNS= 6.3
RAIN= 0

最高気温(℃)=  34.0  (13:57)

老人の寝言:墓は人類最大の文化的発明

秋彼岸の準備で墓の掃除をした。同じように墓掃除にきた人が声をかけてきた。墓守に相応し年齢だ。
共有墓地なので、昔は地域の付き合いがあり、顔もお馴染みであったと思うが、最近はほとんど付き合いがない。家族制度も戦後は大きく変わった。墓を維持する事も色々難問が出ているようだ。一人の男性は、水利の仕事を一緒にやった事があり、顔なじみだ。墓の中の大木の枝が枯れて落下するのではというような話をした。もう一人は女性。旧家のようで当主は現在11代目との事で、自分の事は知っているようなので、声を掛けてきた。誰々と同級生と言われると確かにその通りだが、面識も付き合いもないのが現実だ。改めて地域の中での人間関係の希薄化を感じる。その人は、墓の中の大木を切る話をした。クレーン車が入らないので手作業になる。最近墓が良くなって、壊すとその弁償代が作業費用以上になる云々との事で、その大木は切られずに残っているとの事だ。我が家の墓石も大木の張った根で傾いている。中国から安い石材が入り、墓も大きく豪華になった。しかし、それを守れるのかという不安もある。我が家の墓域は露地で昔のまま。草も生える。それだけで頭が痛い。アゼカキ等の道具が入らない部分はタマリュウを植えて防草対策にしようと試行中である。墓周辺部に移植した曼珠沙華は蕾を付けていた。一般庶民が墓を作れるようになったのは江戸時代の中頃かららしい。戦後は家族制も墓地も大きく変わった。ともかく墓地が世代と世代をつなぐ文化的な施設である事には変わりがない。ところが、日本は男系社会で何々家の墓となると、子が女子だけで結婚して別性を名乗るとどの墓に入るかも問題になるようだ。女性史家の高群逸枝によれば日本にも母系制度があったようだ。家族制度も時代と共に変わっているのが歴史の真相なのであろうが、自分の墓をどうするかすら迷っているのが現代だろう。ともかく、我が家の墓が何を語っているのか考えるのも勉強になるのではないかと思った。今回の墓掃除ではたわしをもってゆき、へばりついた苔を少し落とした。そこから浮き上がった文字にちょっとした新しい発見があった。

2011年9月18日 (日)

読みかじりの記:「新版 チェルノブイリ診療記 福島原発事故への黙示」菅谷昭 著 (2011年 新潮社)

2011/9/18
昨日は曇り時々晴れ。ただし、気温は日中と夜間とも高く真夏日、熱帯夜であった。用事で外出。ついでに書店に立ち寄った。新刊書コーナーには原発・放射能関係の本が多く並んでいた。放射能が、危険で見えないだけに関心が高いようだ。

2011/9/17の天気

TAVE= 27.7
TMAX= 32.1
TMIN= 25
DIFF= 7.1
WMAX= 5.1
SUNS= 2.5
RAIN= 0

最高気温(℃)=  33.4  (12:46)

読みかじりの記:「新版 チェルノブイリ診療記 福島原発事故への黙示」菅谷昭 著 (2011年 新潮社)

今年7月に文庫版で再出版された本=菅谷昭 著 「新版 チェルノブイリ診療記 福島原発事故への黙示」(新潮文庫@400)は今手許を離れている。もう一冊と書店で探したが見あたらなかった。著者が医師としてチェルノブイリで診療活動をした内容を本にしたものだ。ざっと目を通したのだが、もう忘れかけている。印象に残っている部分だけでも書いておきたい。著者の専門が甲状腺医学との事で、幼児の時にチェルノブイリで被曝した少女が甲状腺癌になった話等は身につまされる思いがした。体内で甲状腺ホルモンを作るときにヨウ素が必要になるので、ヨウ素が甲状腺に集まる。

「ヨウ素;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A6%E7%B4%A0;(最終更新 2011年9月4日 (日) 06:12)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「チェルノブイリ原子力発電所の事故では、核分裂生成物の 131I (放射性同位体) が多量に放出されたが、これが甲状腺に蓄積したため、住民に甲状腺ガンが多発した。」という記述がある。

人体は通常のヨウ素と放射性ヨウ素の区別ができないので体内に放射性ヨウ素があればを甲状腺に取り込む、結果として甲状腺が内部被曝を受ける。多分、幼児の細胞は若いので、細胞分裂の回数が成人より多いのだろう。従って、細胞分裂の時に放射性ヨウ素が出す放射線が細胞内のDNAを損傷すると遺伝子の複製に誤りが生じる確率が高まる。従って、体内の放射線により損傷したDNAが癌化のトリガーになる。原発事故事故の直後にヨウ素剤を服用するのは、必要だけの通常のヨウ素を体内にとりこませてしまい、結果として放射性ヨウ素を取り込ませないようにするためのようだ。

東京電力福島原発事故の直後に、ヨウ素剤を配り服用させた自治体もあったようだが、何の対策もしなかった自治体もあるようだ。当時は情報が余りにも少なく、甲状腺癌予防の必要な対策が採られていない例の方が多そうだ。福島原発事故後の初期には半減期の短い放射性ヨウ素の濃度のニュースが多かったが、現在は半減期が長い放射性セシウムのニュースが多い。現在幼少年期にある福島原発事故による放射性物質被爆者は10年、20年後に思春期、青年期を迎える。その頃になると世間一般の福島原発事故への関心は相当薄れて居るだろう。そういう状況の中で、発ガンの恐怖や結婚をどうするかというような厳しい場面に直面することになるだろう。そのような部分が本書の内容と重なって見えてくるような気がするのだ。

追記(2015/7/12):
放射線被曝強度と発癌の確率は相関があるとするのが現代科学の知識と言える。ただし、放射線量が微少な的な場合は議論がある。一部専門家は微少量の被曝では発癌しないと主張しているようだ。その主張を否定するような調査結果が最近報道されている。放射線と遺伝子DNAが相互作用を起こすのは量子力学の原理に基づく確率現象である。放射線で破壊されたDNAはある程度修復されるのだろうが、何ら根拠も無く、「微少量の被曝では発癌しない」と主張するのは科学的な発言では無く、何らかの意図を持った政治的発言になる確率は高くなるだろう。下記のニュースはこの分野の新しい発展を示す成果だと思われる。日本はまともに放射線災害に取り組む気概を持っているのか。

Googleにてキーワード「甲状腺ガン」で本サイト内を検索(https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F)。(サイト内検索

47ニュースは、「放射線低線量でも白血病リスク 欧米作業員30万人を疫学調査。;http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015070201000814.html。(2015/07/02 09:49   【共同通信】))」というタイトルで、「【ワシントン共同】低線量の放射線を長期間にわたって浴びることで、白血病のリスクがごくわずかだが上昇するとの疫学調査結果を、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン)などのチームが1日までに英医学誌ランセット・ヘマトロジーに発表した。 欧米の原子力施設で働く30万人以上の被ばく線量と健康状態のデータを分析した。低線量被ばくの健康影響を統計的に示した研究は少なく、東京電力福島第1原発などで働く作業員や、放射線機器を扱う医療従事者の健康管理に役立つ可能性がある。」と報じた。(この記事へのリンク:書式ミスでNG)(この記事へのリンク

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2011年9月17日 (土)

ざっそう句:蚊取り線香

2011/9/17
昨日も晴れで真夏日。薄曇りの時間もありなんとか凌げた。昼前A_区画の除草終了。夕方からA_区画北側の除草。こちらも何とか終わった。雑草の山がいくつもできた。花水木の切り株が残っていたりで刈払機が使えない。刈払機が使えるような圃場整備が必要だ。ポーチュラカの花が咲いているが、すぐに名前を思い出せない。昨年のこぼれだねだが、面積は余り広がっていない。日当たりが良くなるような場所が必要なようだ。ポーチュラカは日中咲いて夕方には花を閉じる。オシロイ花は開いているのを見ないのでWIKIPEDIAで調べると夕方咲くとある。

2011/9/16の天気

TAVE= 27.8
TMAX= 31.8
TMIN= 25
DIFF= 6.8
WMAX= 3.7
SUNS= 3.8
RAIN= 0

最高気温(℃) = 32.3  (14:51)

ざっそう句:蚊取り線香

■日が落ちて仄かに赤い渦の先
■気休めに蚊取り線香煙ってる
■この夏もボウフラ退治しそこない

2011年9月16日 (金)

ざっそう句:曼珠沙華

2011/9/16
昨日は晴れ。相変わらずの真夏日。雨が欲しい。メダカの容器の水が蒸発して減ったので水を追加。昼過ぎまで地域行事。夕方A_区画周辺の除草を再開したが余り進まない。日没の時刻が早くなったと実感。伊勢崎の日の出・日の入り・南中高度(2011年):http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/00A_sankou_siryou.htmlで本日のデータを調べると:2011/9/16 5時26分 85.8 11:38:19 56.5 17時50分 274となっている。夏の雑草を引き抜いているが既に秋の雑草が芽を出しつつある。自然の方がしたたかだ。既にハナダイコンは発芽して育ち始めている。このハナダイコンを雑草代わりにしようと移植したり種を播いたりしている。徒労に終わるか。様子を見たい。無縁墓地の曼珠沙華が咲いている。こちらは雑草の中。

2011/9/15の天気

TAVE= 28.3
TMAX= 32.7
TMIN= 24.5
DIFF= 8.2
WMAX= 3.2
SUNS= 7.7
RAIN= 0

最高気温(℃) = 33.8  (14:54)

ざっそう句:曼珠沙華

■無縁墓地草に沈んで曼珠沙華
■ひっそりと夏草の後青葉出す
■そこに咲く由縁も知らぬ曼珠沙華

2011年9月15日 (木)

ざっそう句:酷暑無風

2011/9/15
昨日も晴れて猛暑日に近い暑さ。太平洋高気圧に覆われて日本各地の気温が上昇。この暑さは今週末まで続きそう。A_区画とその周辺の除草をしたが、ほとんど風が無く、ヤバイと感じて10時頃畑から退散した。AMEDASデータ:10時;気温=29.6℃、風向=南南東、風速=0.6m/s。体感的には2m/s以下の風では無風に近い。その後は扇風機にあたり部屋で宿題のデスクワーク。夕方自転車で外出。ポットの土が白くなっている。それでも灌水はサボってしまった。

2011/9/14の天気

TAVE= 28.5
TMAX= 33.9
TMIN= 23.6
DIFF= 10.3
WMAX= 3.5
SUNS= 10.9
RAIN= 0

最高気温(℃) = 34.5  (14:13)

ざっそう句:酷暑無風

■風が死ぬナウーシカ思う無風畑
■風がありゃ風力発電できるベエ
■ごっくりとお清塩のペット水
■草っぱら倒れりゃ即死つま諭す
■死が覗く無風高温熱中症

2011年9月14日 (水)

老人の寝言:資源小国の日本はエネルギーの自給自足が出来なければ世界の中で沈没する

2011/9/14
昨日も晴天の真夏日であった。B~C_区画の除草。気温が高いので適度に休んでオーバーヒートを避けた。今朝もコジュケイの一家に遭遇した。1m程度飛び上がって逃げた。抜去力が非常に強いアカザがあった。根が二段になっていた。ハルジオンの茎を剪定ばさみで切ってみると空洞があった。WIKIPEDIAのヒメジョオンとの識別法で確認。ハルジオンはすでに相当種子を飛ばしている。メヒシバの草丈も高い。1.5m位前後はありそうだ。茎が細いので、苗の高さを超えると直立できずに苗に寄りかかり日光を横取りする。ともかく、単子葉植物は細い隙間をくぐり抜けるのは得意のようだ。これは蔓草にも共通する。雑草の中からサルナシの株が姿を現した。毛がない小形のキウイフルーツのような実が垂れ下がっていた。サルナシの果実の実物を見るのは初めて。珍しさだけで植えている果樹だが味はどうか。

2011/9/13の天気

TAVE= 28.4
TMAX= 33.6
TMIN= 23.5
DIFF= 10.1
WMAX= 2.8
SUNS= 10.9
RAIN= 0

最高気温(℃) = 34.1)  (14:34)

老人の寝言:資源小国の日本はエネルギーの自給自足が出来なければ世界の中で沈没する

asahi.comは、「需給見通し1カ月ぶり「大変厳しい」 13日の東北電力;url=http://www.asahi.com/national/update/0913/TKY201109130464.html(2011年9月13日19時9分)」というタイトルで、「東北電力管内(東北6県と新潟県)で13日、需給が逼迫(ひっぱく)し、午後2時台にピーク時の供給力に対する使用率が94%に達した。東北電は、この日の「でんき予報」で8月10日以来約1カ月ぶりに「大変厳しい」との表現を復活させ、節電を呼び掛けた。 今月9日に管内の電力使用制限令が終わり、産業界の需要が増加。13日は東北南部で気温が30度を超え、冷房需要も伸びた。このため、東京電力からの融通電力を当初予定の30万キロワットから70万キロワットに増やし、供給力を1216万キロワットとした。最大電力は1143万キロワットだった。 」と報じた。

東北電力の2011/9/13の電力事情は以下のグラフの通り。かなり厳しそうなことは推測できる。電力他社からの電力融通が需給の安定化に果たしている役割が理解できる。
20110913_juyo_tohoku_ttl_s

サチーナは、「東北電力、今週一週間は東京電力から30万kWの電力融通を受電;url=http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0912&f=column_0912_003.shtml(2011/09/12(月) 07:23)」というタイトルで、「東北電力は2011年9月9日、東京電力から東北電力への電力融通について、同年9月12日から16日までの間、30万kWが行われることを発表した。これは従来東京電力が北海道電力から受電している融通分を、東北電力に譲渡したものである。また気温の上昇などで電力需給が厳しくなる場合、この30万kW以外に全国融通で追加の電力融通を受け取ることも検討している」と報じた。

上記サチーナの記事によれば、電力各社の間で電力が売買されている事が分かる。日本では戦後の電力再編以来地域一社に限定した電力独占体制が依然維持されている。東京電力福島原発事故の発生を契機に日本の電力体制も見直しが叫ばれている。その一例が、発電事業と配電事業の分離である。日本では電力の相互融通すら不十分のようだ。エネルギー基本政策の中で早急に見直しが必要だろう。

ざっそう句:十六夜の月

■夕焼けがやけに切ない空の雲
■夕焼けて十六夜の月昇り出す
■壊れ眼や怪しい月影形正す
■陽と月が一体になる我が地球
■大汗だシャツもパンツも足らぬ夜

2011年9月13日 (火)

ざっそう句:十五夜

2011/9/13
昨日は晴れ。真夏日。D_区画の除草。先ずそこにアクセスするため通路の草刈り。アカザ、ハルジオンは背が高い。その上にヤブガラシなどの蔓草が覆う。現場に踏み込むにも気合いが要る。桃の木も剪定した。枝が多すぎて風通しが悪い。その上にイシミカワが覆っている。イシミカワを引きずり降ろすと実がぽろぽろ落ちる。苗が姿を現すとほっとする。お茶の木が白い蕾を付けていた。由来は不明だが大きめの古株でまだ生き残っている。竹やぶ?⇒庭⇒畑と居場所を変えている。どこから来たのか、品種はなにか等は不明。自分が買ったヤブキタチャもどこかにあるはずだが。樹木も存在感が出るまでには相当な期間がかかる。コジュケイの親子が草むらの中にいて、飛び去った。1~2mの低空滑空。一度産卵した巣を放棄したのでどこかへ行ってしまったと思っていた。ともかく草ぼうぼうの畑が鳥には住み易そうだ。

2011/9/12の天気

TAVE= 28.0
TMAX= 33.1
TMIN= 24.3
DIFF= 8.8
WMAX= 2.9
SUNS= 8.3
RAIN= 0

最高気温(℃) = 33.5  (15:09)

昨日は暑い日で月曜日。東京電力の電力使用量をホームページで調べた。⇒2011/9/12,14:00,4551。
余力はありそうだ。ホームページの冒頭の社長のメッセージが、福島原発事故後半年の区切りとして更新されていた。

以下その後半~末尾までの一部(url=http://www.tepco.co.jp/index-j.htmlの冒頭より)
「東北地方太平洋沖地震発生から半年経過に際して:平成23年9月11日、東京電力株式会社
社長 西澤 俊夫 、~、

現在は「ステップ2」に移り、目標である「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている」状態を目指し、引き続き、取り組みを進めているところです。
 今後とも、避難されている方々に一日も早くご帰宅いただけるよう、全力で取り組んでまいります。

 あわせて、10月から開始いたします本格的な賠償を迅速かつ公正に実施するために、引き続きしっかりと準備を進めるとともに、今後も、政府・自治体と緊密に連携をはかりつつ、各方面からのご支援をいただきながら、当社グループの総力をあげて取り組んでまいります。」

ここで、「全力で取り組んでまいります」、「総力をあげて取り組んでまいります」という言葉に形式だけで心に響く誠意を感じられないのは自分だけであろうか。末尾の文は、「何に取り組むのか」主語、目的語すらはっきりしない迷文ではないか。何兆円もの賠償資金を東京電力のポケットから出すのならば、当然株主に対する責任も生じる。その責任は東京電力は未だ明確にしていないのではないか。東京電力が最初に行うべきは何兆円もの損失を生じさせた経営責任の明確化ではないか。


ざっそう句:十五夜

■十五夜やススキを探し走るつま
■植え置きしススキ一むら今は無し
■饅頭も月見も無縁草むしり
■若人の老後にありや季節感
■コジュケイの親子は観たか秋の月

2011年9月12日 (月)

ざっそう句:栗拾い

2011/9/12
昨日は晴れたり曇ったりの天気だったが、真夏日となった。別区画の下草刈り。小区画なので一日で終わった。その一角に栗の実が一つ落ちていた。近くの栗の木のものだった。ついでに蔓草退治をしながら栗拾いをした。蚊が多くて閉口する。虫食いや野ねズミが食べた実もあった。秋の味覚が楽しめそうだ。XPパソコンのCD-ROMからME機で使い慣れたソフトをインストールするとディスクを読まずに停止してしまった。原因はAUTO-RUNだろうと推測。CD-ROM(DVD兼用でデフォルトではDVDとして認識されている)が読めないので、ME機でUSBメモリーにコピーして、USB経由XPパソコンにインストール。OKだった。XPパソコンのDVDとCD-ROMの切り替えがうまくゆかないようだ。

2011/9/11の天気

TAVE= 27.9
TMAX= 31.4
TMIN= 25
DIFF= 6.4
WMAX= 4.3
SUNS= 4.1
RAIN= 0

最高気温(℃)=  32.7  (13:36)

ざっそう句:栗拾い

■雑草の中にちょこんと栗一つ
■栗の実は木の卵だと新発見
■一尺の栗の幼木親の陰
■虫鼠人にも恵む木の実かな
■一本の木が育つにも実は何万

2011年9月11日 (日)

歴史の転換:東北関東大震災発生後6ヶ月と米国同時多発テロから10年

2011/9/11
昨日は晴れ。真夏日となった。午前に打合せあり。朝夕別区画の雑草退治をした。太くなったアカザやアメリカセンダングサは抜くのが大変だ。苗の救出。できるだけ早く日光にあててやりたい。植えた苗も少しずつ実付け始めている。摘果はしていないので実が生りすぎて枝垂れしている木があった。樹勢が弱まるので後日摘果したい。1週間ほど前にモズの高鳴きを聞いた。自分の縄張りを知らせるために鳴くようだ。秋の気配は日々深まってきている。数日前キジバトが木の枝をくわえているのを見た。これから巣作りをして産卵するのだろうか。野鳥の繁殖期は春と思っていたが。

2011/9/10の天気

TAVE= 28.6
TMAX= 34
TMIN= 23.4
DIFF= 10.6
WMAX= 3.4
SUNS= 10.6
RAIN= 0

最高気温(℃) = 34.4  (14:48)

歴史の転換:東北関東大震災発生後6ヶ月と米国同時多発テロから10年

本日、東北関東大震災発生後6ヶ月と米国の同時多発テロから10年となる日が重なった。二つの事象も既に起こってしまった事であるが、その影響は今日も続いている。この地上のあらゆる現象も、物質の運動という自然現象という事実からは孤立できない。無数の原因と結果が今日の世界を動かしている。

2011/9/10現在の警察庁ホームページによる「東日本大震災[2011年9月10日]」によると死者は15781人、行方不明は4086人、負傷者は5932人となっている。一方、福島原発事故による被災者数の統計資料を未だ見ていない。人的被害と物的被害と機会損失的な被害等色々な被害が発生しているがそれを正確に把握しない限り復興のシナリオさえ描けないのではないか。当局は東北関東大震災と福島原発事故に関する一元的な統計資料・データベースを早急に作成して発表すべきではないか。「震災発:url=http://www.shinsaihatsu.com/url=http://www.shinsaihatsu.com/data/110311gaiyo.html」に「東北地方太平洋沖地震・東日本大震災 データで見る概要 (8/28)暫定値」があった。

福島原発事故に関してその被害の全容をどのようにして把握できるのか。大きな事故・事件も10年も経過すると人々の記憶から薄れて行く。しかし、福島原発事故の影響は確実に今後10年、20年、..と何年経っても完全な収束はないだろう。米国は同時多発テロの発生から大義の無いテロとの戦いを始めた。どこかかの政治家の暴力装置云々という発言の通り国家自体が他国に対する暴力装置を持っている事実は今も昔も変わっていない。その暴力装置を他国に向けることから、実態の分からないテロにも向けたのが同時多発テロ以後の米国であった。

サーチナは、「中国が日本を抜いて米国債保有国1位に;url=http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1119&f=business_1119_038.shtml(【経済ニュース】 2008/11/19(水) 17:27 )」というタイトルで、「米国財務省が発表した最新の国際資本流動報告(TIC)によると、9月末までに中国の米国債保有額は5850億ドルに達し、中国は日本に取って代わって米国債の最大保有国になった。
 中国は9月に米国債の持ち高を436億ドル増やした。これは前月の買い増し額の223億ドルの約2倍で、今年の米国債の月間買い増し額の記録が再び更新された。1月から9月には、合計1074億ドルを買い増し、7月以降の買い増し額は大幅に伸びている。 一方でこれまで米国債保有残高が首位だった日本は2カ月連続の売り越しとなり、持ち高は8月の5860億ドルから128億ドル減の5732億ドル。イギリスは3384億ドルで3位を維持している。」と報じた。

第二次世界大戦後の米国はその物資の豊富さと経済力、軍事力の卓越性を世界に誇示してきたが、明らかにこの10年は没落の傾向を示してきたのではないか。経済力の基本である米国のドル通貨自体が世界経済の不安要因になっている。軍事的な仮想的国であった中国が米国国債の最大保有者になっている。中国が保有する米国債をどのように扱うかで米国自体が大きな影響を受ける環境が生まれてしまった。米国は経済の血液である石油も輸入に頼っているのが現実だ。国内の原油は使い惜しみしているようだがエネルギー多消費型の経済体質からの脱却に米国民が耐えられるか分からない。そのためには、何が何でも石油権益の確保が必要だ。戦前の日本と同じ状況に米国がなりつつある。もはや中国が喧嘩の相手ではなくなった。米国の軍事力はどこに向かうのか。その結論がテロとの戦いだったのだろうか。銃弾より札束。下手に銃弾を使うと大変な事になる。その点、中国の札束の使い方にはいかにも老大国の狡猾さを感じるが、それが現実だ。

東北関東大震災、福島原発事故からの復興も巨額の国費を投入する。その国費がどのように循環するかが、本当の再生から復興に、更に次への成長へとつながる生き金になるか、単なる焼け石に水程度の効果で終わるかの分岐点になるだろう。そのためには、復興資金の使い方にもゼネコンを排除し、現地雇用を徹底する等々の枠をはめて、資金が地域復興のために効率的に循環するよう徹底する必要があるのではないか。その最も確実な方法は、全資金の活用を地方自治体に任せ、その運用の監視を地域住民にさせる事に尽きるのではないか。

この十年間で世界は大きく動き出したのではないか。2000年。21世紀の始まりとして世界の人々の希望がふくらんだ。以下のスマトラ島沖地震も津波が日本だけでないことを教えてくれた。

尚、スマトラ島沖地震 (2004年)(WIKIPEDIA:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%A9%E5%B3%B6%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87_%282004%E5%B9%B4%29#.E5.90.84.E5.9B.BD.E3.81.AE.E8.A2.AB.E5.AE.B3.E7.8A.B6.E6.B3.81(最終更新 2011年9月2日 (金) 12:55))に記載されている、インド、スリランカ、タイ王国、ミャンマー(ビルマ)、マレーシア、モルディブ
その他各国の死者・行方不明者の概数を計算すると23万8千人であった。

東北関東大震災、福島原発事故、米国同時多発テロも新しい歴史にふさわしい転換点になってほしいものだ。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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