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2012年1月

2012年1月11日 (水)

東北の海よ:3・11東北地方同時発生三大災害より10ヶ月

2012/1/11
昨日は晴れ。恒例の行事は欠席して用事外出。出かけたついでに建物高階で両毛三山や浅間山、男体山等の山々を見た。空が晴れ、空気が澄んでいるので素晴らしい見晴らしだった。デジカメでその風景を写したが、カメラアングルはほぼ水平かやや上向きだったと思い出している。ついつい、カメラのファインダーからあの風景を覗いていたのだが、自分の眼にしっかり焼き付けておいた方がよかったのではなかったのかと思った。風景が心の中にスーット入って来て、ふと思い出すのは、カメラという借り物の眼を通してではなさそうだ。しかし、遠方の山々と自分の眼の位置を重ねて見た風景はそれなりに懐かしい思いがする。数年前そこに呆然として佇んだ事があった。点滴を下げた青年が言った。生きて帰れればいいんだ。だれをもやさしくつつんでくれる故郷の懐かしい風景の有り難さを感じた。

2012/1/10の天気

TAVE= 4.9
TMAX= 10.4 最高気温(℃)  11.1  13:52
TMIN= 0.6 最低気温(℃)  -0.4  06:26
DIFF= 9.8
WMAX= 4.2 最大瞬間風速(m/s)
SUNS= 7.1
RAIN= 0

東北の海よ:3・11東北地方同時発生三大災害より10ヶ月

2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震と津波、それに起因する東京電力福島原発事故と三つの過酷な災害が起きてから10ヶ月になる。2011年3月11日以来、人生や生活が一変してしまった人が多いだろう。その衝撃は日本だけでなく世界にも及んだ。自分の生活パターンにも影響が出ている。そうして自分なりに、このような歴史を見つめて行きたいと思った。しかし、復旧・復興というかけ声と共に自分の意識も変化を始めているようにも感じる。そうして、2012年の新年を迎えて改めて自分の記憶を振り返っている。その記憶のポケットとして「東北の海よ」というカテゴリーを作った。自分の東北地方のイメージとして海が漠然と浮かんできた。そうして、東京電力福島原発事故を通して、原子力発電所が原子炉の冷却水を取り入れ、冷却した温排水を流すために、海に面して立地している事を知った。大学時代までは電気工学とい強電の世界を主に学んだが、卒研はエサキダイオードの応用に関するもので、就職後はエアコン・冷蔵庫等モーターがらみの仕事になるのかと思ったが、半導体部門に配属され、数mAという弱電の世界で仕事をしてきた。残念ながら技術者としては強電(電力)の世界を冷静にみる事が出来なかった。復旧・復興も金を投入してかけ声を掛けただけでは進まない。やはり、その地域にしっかり根をおろした根元的な何かが不可欠だ。その根元的な何かを探求してきたのが哲学者の梅原猛氏だったのかも知れない。東北の海よ:哲学者・梅原猛さんの思い;http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/04/post-6834.htmlに関連記事を書いた。「海」は生命の起源でもあり、母なる胎内でもある。そうして、海に出れば世界はつながっているのだ。あの過酷な3・11東北地方同時発生三大災害も海につながるのだが、海が東北地方復旧・復興のキーワードとして常に思い出されることを願いたい。

平成24年1月10日付けの警察庁緊急災害警備本部の発表「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置;http://www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/higaijokyo.pdf」によれば、人的被害では、死者=15844人、行方不明=3450人、負傷者=5891人、建物被害では、全壊=127212戸、半壊=232458戸、全半焼=281戸、床上浸水=12918戸、床下浸水=13964戸となっている。

地震、津波関係ではこのように、被害状況が数字で把握できるが、この地震、津波と同時に起きた東京電力福島原発事故に関しては、被害状況を数値的に把握できるデータがどこにあるのか分からない。自分なりに「3・11東北地方同時発生三大災害」と名付けたが、それは地震、津波、原発の災害・災過を一体的に把握する必要が必要であると痛感しているためである。原子力災害対策特別措置法;http://www.bousai.go.jp/jishin/law/002-1.htmlはあるが、東京電力福島原発事故は災害としてではなく、交通事故と同じような事故と矮小化して捉えられているような印象を受けている。原子力損害賠償法;http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S36/S36HO147.htmlという法律があるが、驚くべき事にこの法律の中で、「事故」という語を検索しても見つからなかった。事故はなくとも損害だけはありうるというのだろうか。立法者の貧困なる精神を疑わざるを得ない。

事故に相当する英語はACCIDENT。WIKIPEDIAでは福島第一原子力発電所事故を「Fukushima Daiichi nuclear disaster」と表現している。

http://dictionary.reference.com/browse/disasterによると「dis?as?ter
   [dih-zas-ter, -zah-ster] Show IPA
noun
1. a calamitous event, especially one occurring suddenly and causing great loss of life, damage, or hardship, as a flood, airplane crash, or business failure. 」と出る。

http://dictionary.reference.com/browse/ACCIDENTによると「ac?ci?dent
   [ak-si-duhnt] Show IPA
noun
1. an undesirable or unfortunate happening that occurs unintentionally and usually results in harm, injury, damage, or loss; casualty; mishap: automobile accidents.
2. Law . such a happening resulting in injury that is in no way the fault of the injured person for which compensation or indemnity is legally sought.
3. any event that happens unexpectedly, without a deliberate plan or cause. 」と出る。

英語ではdisasterとACCIDENTを使い分けているのが分かる。その視点は事態の大きさ・規模のようだ。日本語の場合、「日本航空123便墜落事故(WIKIPEDIA):運輸省航空事故調査委員会による事故調査報告書[1]によると、乗員乗客524名のうち死亡者数は520名、生存者(負傷者)は4名であった。死者数は日本国内で発生した航空機事故では2012年1月の時点で最多であり、単独機の航空事故でも世界最多である[※ 2][※ 3]。」とある。

福島第一原子力発電所事故発生から10ヶ月を迎えて、これを単なる事故と捉えるべきか未だに違和感がある。事故の範囲の広さ、事故に巻き込まれた人数の多さ、与えた被害・損害の大きさ、そのどれをとっても単なる事故と大きく性格が異なるのは確かだ。これを単に福島原発事故と言ってしまうと事態を矮小化してしまうように感じるのだ。福島原発事故の被害者から見れば災過としか言いようがないのではないか。しかし、その衝撃は今も多数の人々の生活に及んでいる。地震、津波、原発も家財や生命に及ぶ経済的・精神的危機の原因になっている事は共通している。その危機を避けるための家屋・防潮堤・格納容器等の構造物の強度設計やマージの取り方も考え方としては共通している。物事も共通・一体的に捉えることにより、より広い視点に立ち、事態の解決も総合的に対応できるようになるのではないか。あらゆる方面に波及している専門化・縦割りの弊害を3・11東北地方同時発生三大災害は警告してくれているのではないか。

東北地方太平洋沖地震に起因する災害は、最初は東北関東大震災と呼ばれたが、政府が東日本大震災と命名した事により、東日本大震災という語が多く使われるようになった。2012/1/9時点でのGoogleキーワード検索ヒット数は、東日本大震災:約 197,000,000 件。東北関東大震災:約 17,200,000 件。かなり接近している。一つの単語としたときのヒット数(”KW”で検索)は、”東日本大震災”:約 140,000,000 件。”東北関東大震災”:約 77,100,000 件。

被害としては、東北地方が圧倒的に大きいのだから、その実態と歴史的意義を含めて東北関東大震災と呼んだ方が良いと思う。そのためには東北関東大震災を使い続ければよいのだ。歴史を作ることの前提には歴史を忘れてはならない。官製の”東日本大震災”が1億4000万ヒット数に対して、東北関東大震災はその半分以上のヒット数を維持している事に注目したい。

この3・11東北地方同時発生三大災害より10ヶ月、「ことば」に関しても色々考えさせられた。人間、言葉という刺激で物事を思い出すことしかできない哀れな機械にすきないようにも思われた。言葉はデジタルなのだ。一つの言葉を選ぶことにより、それ以外の言葉を捨てなければ言語表現は出来ない。従って、言葉と言葉の中間を読みとらなければその言葉の意味さえ掴めない。「直ちに健康に影響を及ぼすものではない」というような言葉を何回聞かされた事か。しかし、ふと漏らされた言葉のなかににきらりと輝くことばもある。そのような言葉に耳を傾けたい。

2012年1月10日 (火)

老人の寝言:過去最小122万人の新成人に期待

2012/1/10
昨日は晴れ。成人の日。寒気の流れ込みがなく、風もない穏やかな晴天で、新成人はどんな気持で成人の日を迎えたことだろうか。総務省統計局にアクセスしたがサーバーンがタイムアウト。新成人は何人と関心を持つ人の多さを示すものだろう。詳細については下記のlivedoorニュースが伝えている。老人の肩身は益々狭くなりそうだ。夏みかん等収穫。圃場の整理。夏にジャングルだった区画だ。雑木に枯れ草が倒れかけ荒涼たる風景。ともかく、先ず風通しと日当たりを確保したい。昼過ぎ、メダカの容器を覗いたら子メダカが数匹泳いでいた。動きは緩慢だ。餌を与えたが食いつかない。子メダカの日向ぼこと言うところ。

2012/1/9の天気

TAVE= 2.4
TMAX= 8.4 最高気温(℃)  8.8  15:13
TMIN= -2.6 最低気温(℃) -3.3  07:30
DIFF= 11
WMAX= 2 最大瞬間風速(m/s)  4.3(東)  14:39
SUNS= 9.1
RAIN= 0

老人の寝言:過去最小122万人の新成人に期待

我々戦後のベビーブーム世代は、世代人口の多さで色々な不利益を被った。いわば、全体的に生存競争が厳しかった。頭割りにすると社会的な配分も薄くなった。年金の給付年齢も引き上げられた。マクロ的な人口構成は、ほぼ推計通り推移するのだから社会制度もその推計に従って補正していれば、問題を先送りする事はなかった思われる。現実は理想通りに進んでいない。生活水準も上り坂の場合もあれば下り坂の場合もある。制度設計の善し悪しで世代間格差が生じるのも、生きる意欲という点で問題がある。今年又はこれから新成人になる世代人口は漸減傾向であるが、その世代が今後の日本を牽引して行かねばならない。老人が「新成人に期待」等と書くと、何をと言われるかも知れない。ともかく回りだしている時代の流れは変えようにも変えられない。しかし、より現実的な方向に変化することはあり得ることだ。悲観するより楽観した方が良いのかもしれない。戦前と戦後は非連続に大きな変化が起きた。それでもなんとか世の中はつながってきたのだ。見方によれば新成人は欲しい物のほとんどを手に入れているのではないか。その先には何があるのだろうか。価値観の変換、パラダイムシフトで世の中の見方・見え方は変わるだろう。物質的な豊かさより精神的な豊かさを期待したい。

livedoorニュースは、「2012年の新成人は122万人・過去最少値…新成人人口の推移をグラフ化してみる;url=http://news.livedoor.com/article/detail/6162705//(2012年01月02日06時41分)」というタイトルで、「総務省統計局は2011年12月31日、2012年1月1日現在における「辰(たつ)年生まれ」の人口と「新成人」の人口の推計データを発表した。それによると辰(たつ)年生まれの人口は1022万人で、新成人人口は122万人という推計となった。新成人人口は統計データが残っている1968年以降は起伏を繰り返しながら全般には減少傾向にあり、昨年に続き総人口に占める割合が1%を割り込むことが確認されている。また、記録を始めてからもっとも多かった昭和45年(1970年)の246万人に対し、半数を初めて下回ったことになる【発表リリース】)。」、「今回発表された2012年の新成人122万人は、データが残っている範囲では過去最低数で、冒頭でも触れたようにもっとも多かった1970年の246万人の半数を割り込んでいる。さらに総人口に占める比率も減少し続け、こちらも昨年同様に1%未満。これは「人口そのものの減少」「若年層人口の減少」の2つの状況を表していることになる。」と報じた。

2012年1月 9日 (月)

果樹を楽しむ:ニラジュース記事引用のブログ?

2012/1/9
昨日は晴れ。晴天続きで空気が乾燥している。道路沿いの植栽の手入れをした。大きくなる雑草を重点に除去。月見草、セイタカアワダチソウなどは減ってきた。今回はヨモギと名前を知らないイネ科植物等を除去。ムクゲ、サルスベリ等の剪定。ネコヤナギは花が開いていた。花が猫の毛に包まれているようで寒冷な時期に咲くよう進化した結果か。蝋梅は蕾を残して枝を切る。枯れた葉が落ちずに枝に付いているので歯切れが悪い。寒アヤメが咲いていた。白のシバザクラが数個咲いていた。これは狂い咲きか。「名前を知らないイネ科植物」は何か?植物図鑑を調べると幾つか候補があった。その一つがカモジグサ:WIKIPEDIA⇒。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%82%B0%E3%82%B5。辞書によると、かつて少女等がこの草で雛人形を作って遊んだらしい。この「名前を知らないイネ科植物」は今地面にへばりついている。リュウノヒゲの株の中にも交じって生えている。リュウノヒゲを綺麗に管理しようとするとこの雑草が急に目障りになる。

2012/1/8の天気

TAVE= 3.2
TMAX= 7.8 最高気温(℃)  8.4  13:00
TMIN= -0.2 最低気温(℃)  -0.4  06:26
DIFF= 8
WMAX= 6.8 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 8.9
RAIN= 0

果樹を楽しむ:ニラジュース記事引用のブログ?

かつて「風の谷(伊勢崎)のニラーシクァ ジュース」という記事を書いた。;http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/12/post-d4a8.html。NET検索してみると、どうもその記事を引用しているらしいBLOGに出会った。

http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=nonkitoya&logNo=10126259698&redirect=Dlog&widgetTypeCall=true

このサイトは残念ながら日本語ではない。ハングルのようだ。内容は不明だがリンクアドレスが同じ。このページのトップが辰年なので勇ましい辰の画像のテンコモリ。いよいよ興味が湧いてきた。Googleの翻訳を試してみた。翻訳BOXにアドレスを入れて、韓国語⇒日本語に設定。

翻訳結果の一部:「にらは、中国人がよく利用するのに他の野菜に比べて鉄分が多く含まれている。 また、大小腸を補い機能があり、疲労が蓄積され、いつも元気がない人が食べると体ボハルできるようになる。 食べ物にチェヘ下痢をするときに味噌汁に入れてクルヨ食べれば終わる。 」

なんだか、意味不明だが、全くのピントはずれでもない。「ソース-体質?年齢?職業による保養指針韓国人の精力剤」というようなフレーズもあり、あの画像の勇ましさは「ニラ」と関係あり?画像には「独眼龍」等という文字もあり、いよいよ分からない。ともかく悪用されてはいないようだ。NETの世界が簡単に国境を越えてしまうと痛感した体験だった。

追記:「ソース」は引用したリンク先を示している?内容は変わっているようだ。ともかくジュースの写真は同じようだ。

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2012年1月 8日 (日)

半端道楽:異身同体の不思議

2012/1/8
昨日は晴れ。午前中は宅内。午後畑に出たが土が凍結していた部分もあった。午後ミカンを収穫。1作業。ミカンは収穫が遅れると果実の水分を失いスカスカになる。そのスカスカが多い。12月中前後の収穫が適期かもしれない。2010年の実生夏みかんは豊作だったが今年は2011年は裏年となり数が激減。果実の水分も親(樹体)からの貰い物。乾燥で水分不足になると親が果実の水分を引き上げてしまうのか。裏作は親株の充電期間。果樹の出来映えも生理的に考えると納得できる。植物が自分で出来ない所を人間が手伝ってやるのが農業の極意のようだ。

2012/1/7の天気

TAVE= 3.4
TMAX= 8.1 最高気温(℃)  8.4  13:00
TMIN= 0.5 最低気温(℃)  0.2  23:45
DIFF= 7.6
WMAX= 6.3 最大瞬間風速(m/s)
SUNS= 8.9
RAIN= 0

半端道楽:異身同体の不思議

辞書を引くと「一心同体」という言葉は出てくる。この世の中、動物も植物も個体が基本的な生存形態だ。従って物理的に「一心同体」は難しい筈だ。「一心同体」とはバーチャルな精神的な概念だろう。従って「一心同体」が叫ばれるのは、組織が分裂するのを結束させようと言う時などだろう。所が、植物の接木は「異身同体」のようにも見える。台木品種(rootstock)と穂木品種(scion)が同居して生きている。台木品種(rootstock)と穂木品種(scion)の接合面をその両方の品種が生存できるようにするのが接木技術。その接合面では台木品種と穂木品種の細胞が「キメラ」になっているとの事だ。植物の接木技術は台木品種と穂木品種の良い点を利用しようとするものだ。WEB情報を見ていたら、たまたま以下の記事に出会った。『世界初「キメラ」猿』が誕生したようだ。動物で、このような有史以来存在したことのない新しい品種が生み出された。『キメラ」猿』ができるなら『キメラ」人間』も出来そうだ。新年早々の話題だが複雑な心境だ。

YOMIURI ONLINEは、「世界初「キメラ」猿…遺伝的に異なる細胞混在;url=http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120106-OYT1T00277.htm?from=main8(2012年1月6日10時43分)」というタイトルで、「 【ワシントン=山田哲朗】遺伝的に異なる2種類以上の細胞がモザイク状に入りまじった「キメラ」のアカゲザルを作ることに米オレゴン健康科学大学が世界で初めて成功した。 米科学誌「セル」電子版で5日、発表した。 同大の立花真仁研究員らは、人工授精で作った複数の胚(受精卵)を凝集させたうえで母胎に戻したところ、健康な子ザル3匹が生まれた。全身が、3~6種類の胚に由来することを確認。本来、別々に生まれる「兄弟」の遺伝子が混じっていることを意味する。うち1匹は、最大6種の胚が混合していることから、日本語で「ロク」と命名した。 マウスではすでに、胚性幹細胞(ES細胞)からキメラ個体を作ることは一般的。黒い毛のマウスと白い毛のマウスを使ってキメラを作ると、子供は白黒のまだらになる。しかし、サルではこの方法は通用せず、ES細胞より早い段階の「4細胞期」と呼ばれる胚を使う必要があった。」と報じた。

毎日jpは、「声の低い男性は精子数が少ない?;url=http://mainichi.jp/select/science/nationalgeo/archive/2012/01/06/ngeo20120106001.html(2012年01月06日)」というタイトルで、「男性の深みのある声は女性にとって魅力的に響くが、声の低い男性は精子の数が少ない傾向にあるという。
 従来の研究で、女性は突き出た顎(あご)、豊富な筋肉量、低い声などの男性的な特徴を好む場合が多いとわかっている。これらの特徴は質の高い配偶者の証だと考えられてきた。例えば、男らしい方が精子数が多いという説もある。 だが、新たな研究では、低い声が女性にとって魅力的である一方、その男性は精液中の精子濃度が低い傾向にあると判明した。進化の過程で女性にとって魅力的になるために多くのエネルギーを投資した男性は、精子数などに不足が生じる可能性があるという。」と報じた。「今回の研究は「PLoS ONE」誌に2011年12月21日付けで発表された。」そうだ。

毎日jpの記事は常識の盲点を示しているようで興味がある。生物は子孫を残すために進化上色々な工夫をしてきたようだが、この記事はどう解釈すべきか。どうもこれが科学的に完全に実証できたかという問題と話題先行でたまたまそういう傾向があったという事に過ぎないのか。どうも風が吹けば桶屋が儲かるという論理に近いようだ。ある一つの事象が真実でも、その事象だけを根拠に全ての場合にその判断を適用すべきではないというのが自明な科学的な真理でもある。

Googleでキーワード「PLoS ONE LEE SIMMONS 2011 DEC 21」で検索:url=http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0029271に「Low Pitched Voices Are Perceived as Masculine and Attractive but Do They Predict Semen Quality in Men?」がヒット。Total Article Views: 2117。

上記記事には相関データも含まれているが、その相関係数は?そもそも音声の魅力を数値化する精度はどうなのか。

2012年1月 7日 (土)

ざっそう句:冬眠

2012/1/7
昨日は晴れ。穏やかな晴天。午後は用事外出。午前は苗の越冬対策。軒下を活用する。局所的な気候は屋根一枚、立木一本でも異なるのを実感している。暖かそうな場所も探せば見つかる。メダカの容器の水位が下がっている。晴天続きで空気は乾燥し、水分の蒸発が多い。生命活動に不可欠なのが水と空気と気温・水温だ。生物が必死に生きる姿が冬に見えてくる。同じ水温の別の容器の水を追加。メダカは見えないので冬眠しているのか。1月6日は小寒だった。これから本格的な寒さの時期となる。大寒は1月20日ごろ。その次は立春で2月4日ごろ。この寒さを乗りこえれば春の訪れが聞こえてくる。

2012/1/6の天気

TAVE= 4.6
TMAX= 10.6 最高気温(℃)  11.1  14:04
TMIN= -0.9 最低気温(℃) -1.1  07:13
DIFF= 11.5
WMAX= 5.4 最大瞬間風速(m/s)
SUNS= 9.2
RAIN= 0

ざっそう句:冬眠

■子メダカや 冬眠中か 氷屋根
■タンポポの 花一本のみ 通り道
■厳冬に 耳を澄ませば 生きる音

2012年1月 6日 (金)

雑木の歌:赤城に雪が

2012/1/6
昨日は晴れ。午後は風が強かった。郵便局:年賀状返信等。午後は屋内で1作業。赤城山を見ると斑に降雪していた。

2012/1/5の天気

TAVE= 2.6
TMAX= 7.5 最高気温(℃)  8.4  13:48
TMIN= -2.2 最低気温(℃) -3.0  04:10
DIFF= 9.7
WMAX= 8.2 最大瞬間風速(m/s) 16.0(西北西)  14:48
SUNS= 8.7
RAIN= 0

雑木の歌:赤城に雪が

■三が日 過ぎてもらった 年賀状 赤城に雪見る 投函帰り
■予期もせず 頂く賀状 福の神 一筆添えて マンネリを断つ
■里は風 赤城は小雪 背を屈め 今年を思う 枯れ草の畑

2012年1月 5日 (木)

雑木の歌:日の出

2012/1/5
昨日は晴れ。朝方は定例の仕事。暗い内から開始。素晴らしい日の出を見ることができた。残念だが地平線は見えないが、最初は雲が輝いてくる。遠方に太陽が顔を出した所までは直視できるが、その後からはグングンと陽が昇り直視できなくなる。風がないので助かった。

2012/1/4の天気

TAVE= 2.1
TMAX= 9 最高気温(℃)  9.9  11:47
TMIN= -3.3 最低気温(℃) -4.3  06:47
DIFF= 12.3
WMAX= 7.6
SUNS= 4.7
RAIN= 0

雑木の歌:日の出

■辰年の 陽は隆々と 登り立ち 地平の雲も きらり輝く
■何もかも あの太陽が 生み出した 太古の姿 今もあるここ
■毎日を 日の出と共に 迎えたい 世間にすねず 寝言も無用 

2012年1月 4日 (水)

果樹を楽しむ:石地みかん

2012/1/4
昨日は晴れ。灌水。ミカン収穫。花水木の枝落とし。地上高1.5m程に切りつめて枯れるのを待ったが細い小枝が沢山出ていた。枯れる様子がないので小形のツルハシで枝を付け根から剥がすようにして除去した。切り株が残らないように枯れてからテコの原理で倒そうと思っている。根が腐るまで数年かかる。気長にやる意外にない。

2012/1/3の天気

TAVE= 4.4
TMAX= 8.4 最高気温(℃)  9.6  12:25
TMIN= 1.5 最低気温(℃)  1.4  07:06
DIFF= 6.9
WMAX= 7.1 最大瞬間風速(m/s)  13.3(北北西)  14:50
SUNS= 7.5
RAIN= 0



果樹を楽しむ:石地みかん

今までは余り実を付けなかったが今年は十数個収穫できた。品種が思い出せなかったが、植栽図を調べるとイシジと分かった。植えたのが2006年であった。余り樹勢は強くないが何とか実を付けた。苗は枡井農場から取り寄せたものだった。セトカもその時の仲間で昨年から実を付けた。品種名に馴染みがないのでこれから調べたい。味は「果汁の多少は中,甘味はやや高,酸味及び香気の多少は中」。「11月中下旬に成熟する温州みかん」との事だが育成地と異なるので特性が変わるかもしれない。

枡井農場については以下に記事を書いた。苗を植えて実が生るまで4~5年かかるのを改めて実感した。
桝井農場の果樹苗⇒。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/09/post-355e.html

http://www.maff.go.jp/chushi/kohoshi/mag_newsletter/pdf/111111_34newletter.pdfによると「他の樹に比べて浮き皮果がなく味がよかった」、「「石地」は、既存品種に比べ収量が3割ほど少ないという難点があります。」とある。

実際に食べてみると収穫適期を過ぎたのか水分が少なかった。次回はもう少し早く収穫してみたい。

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石地は新品種として登録されている:http://www.hinsyu.maff.go.jp/gazette/touroku/contents/141touroku.html

1 品種登録の番号及び年月日   第8449号   平成12年11月7日

2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称

   かんきつ   石地(いしじ)

3 登録品種の特性の概要

 この品種は,「杉山温州」の中から発見された変異樹であり,果形が扁球,果実の重さが中,果皮色が濃橙の育成地(広島県安芸郡倉橋町)では11月中下旬に成熟する温州みかんである。

 樹姿はやや直立,樹の大きさは中,樹勢は強である。枝梢の太さは太,節間長は長,とげの多少は少である。葉身の形は紡錘形,波状の程度は弱,大きさは小,葉身長及び葉身幅は中,網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡,葉柄の長さは短,太さは中である。花序の形成は単生,花(花蕾)の重さは重,花弁の形は紡錘形,長さ及び幅は中,色は白,数は5枚,花糸の分離の程度は一部合一,花粉の多少は少である。果実の形は扁球,果形指数は中,果頂部の形は平坦,放射条溝の有無は無,凹環の有無は不明瞭,果梗部の形は切平面,放射条溝の多少は少である。果心の充実度,大きさ及び果実の重さは中,果皮の色は濃橙,油胞の大きさ及び密度は中,凹凸は平,果面の粗滑はやや滑,果皮の厚さ及び果皮歩合は中,剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟,さじょうの形及び大きさは中,色は濃橙である。果汁の多少は中,甘味はやや高,酸味及び香気の多少は中,種子数は無,胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は早,成熟期は中で育成地においては11月中下旬である。隔年結果性はやや高,浮き皮果の発生はかなり少,裂果の発生は無,貯蔵性は中である。

 「南柑20号」と比較して,葉が小さいこと,果心の充実度が密であること,浮皮果の発生が少ないこと等で,「杉山温州」と比較して,葉が小さいこと,果心が小さいこと等で区別性が認められる。

4 育成者権の存続期間   25年

出願公表の年月日   平成11年2月1日

8 登録品種の育成の経過の概要

 この品種は,昭和49年に育成者のほ場(広島県安芸郡倉橋町)において,41年から栽培していた「杉山温州」の中から変異樹を発見,以後,増殖を行いながら広島県安芸津地域農業改良普及センターの協力を得て特性の調査を継続し,平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。

 なお,出願時の名称は「石地温州」であった。

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2012年1月 3日 (火)

雑木の歌:冬の鳥

2012/1/3
昨日は晴れ。風が強かった。神仏にお供え。天下太平。家内安全。商売繁盛。月並みの祈願だ。午後来客。今朝起きると喉が痛みハナやタンが出る。身体の節々も痛い。風邪の症状だ。インフルエンザ流行レベルマップ - 厚生労働省:https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/index.htmlを見ると群馬県は白地で注意報レベル以下のようだ。朝のコーヒーも忘れていた。忘れずに水分補給をしよう。

2012/1/2の天気

TAVE= 3.1
TMAX= 10.8 最高気温(℃)  11.3  11:18
TMIN= -3 最低気温(℃)  -3.5  04:52
DIFF= 13.8
WMAX= 9.9 最大瞬間風速(m/s)  18.2(北西)  11:46
SUNS= 6.8
RAIN= 0


雑木の歌:冬の鳥

■柿の実の赤く輝く元旦に椋鳥集いて競い食い入る
■あの柿が尽きたら次ぎに何食うか餌を探せばまだありそうだ
■白雪に鳥の眼は赤い実の虜になって飢えを凌ぐか

2012年1月 2日 (月)

ざっそう句:税

2012/1/2
昨日は晴れ。やや雲が多かったが風も少なくまずまずの元旦。冬日:日最低気温が0度未満の日。 真冬日:日最高気温が0度未満の日。 との事。12/24以来連続の冬日だった。神仏にお供えをして朝食。餡入り餅にした。区の新年会。部屋の整理続行。年賀状を受け取る。現役時代の付き合いがほとんどだ。お互い消息を確認し励みとしたい。新聞の折り込み広告を見た。大物商品は千円台、万円台という区切りの良い値段が多い。しかし、生活必需品や食糧は最後の1円の桁が問題だ。WIKIPEDIAによると:1989年(平成元年)4月1日 - 消費税法施行 税率3%。1997年に税額変更(国:4%、地方:1%)となり現在に至っている。そうして、消費税の値上げが今年の目先の課題になっている。8%、10%との二段構えで国民の懐が狙われる。その先は15%、20%という時代も来そうだ。最初は恐る恐るが、時と共に大胆になる。これでは財布の口は益々開きにくくなりそうだ。

2012/1/1の天気

TAVE= 2.2
TMAX= 8.5 最高気温(℃)  9.2  15:05
TMIN= -2.6 最低気温(℃)  -3.3  07:34
DIFF= 11.1
WMAX= 2.6
SUNS= 6.1
RAIN= 0



ざっそう句:税

■初夢や財布開けば請求書
■口先でうまい汁吸う税の虫
■ゼイゼイとこのゼンソクは治らない

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)