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2012年1月

2012年1月21日 (土)

老人の寝言:企業エゴが罷り通る三流国日本の電力料金値上げを憂える

2012/1/21(土)
昨日は雨から雪になった。大きな牡丹雪がふわりふわりと降る。雨量換算で0.5~1㎜/Hでそれ程の大雪ではなかった。昨年のレビュー等で室内で過ごした。会社時代にはビューアンドレビューというのがあって、過ぎた一年を振り返り、これからの一年の目標を定めた。一時流行った成果主義の前身みたいだったが、それで本人の実績を評価するほど厳密な物ではなかった。それでも、そのような作業を続けることで、成果も課題も見えてくるのは事実だ。昨年は東北関東大震災と東京電力福島原発事故という大きな災害が発生して、自分の生活や生活パターンも変化した。節電も気になるようになった。さらに根元的な物質文明も気になってきた。今年は地に足を着けてもうすこし老人力を発揮したいと思う。夕方~夜にかけて降雨が止んだ。夜用事外出。

2012/1/20(金)の天気

TAVE= 1.3
TMAX= 2.5 最高気温(℃)  2.9  00:07
TMIN= 0.4 最低気温(℃)  0.3  03:30
DIFF= 2.1
WMAX= 2.4 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 0
RAIN= 11.5

老人の寝言:企業エゴが罷り通る三流国日本の電力料金値上げを憂える

生活や産業の基礎を支えるエネルギー政策も時代と共に変わってきた。発電は水力から火力に変わった。火力の燃料は石炭から石油に変わった。このエネルギーの転換が起こる過程で、煤煙、排気ガス等の環境問題が多発した。そのようなエネルギーシフトの中で、原子力エネルギーの比率が密かに上昇していた。そうして、原子力発電が途方もなく危険な存在だと暴いて見せたのが東京電力福島原発事故のように見える。現在日本には54機の原発あり、稼働中は5機との事だ。その5機も定期点検に入り全機が停止する可能性もあるという。東京電力は事業者向けの電気料の値上げを発表した。その理由が原発から火力への比重が増大した石油燃料代との事だ。エネルギーという面で、自分自身を防衛する能力のない事業者を、原発を人質に取り値上げという銃口を向けているようでその企業エゴの醜さが透けて見える。その値上げが家庭用の電力にも及ぶ。値上げは電力会社の権利だとちらりと本音が漏れた場面もあった。東京電力のホームページには既に値上げ情報が掲載されている。そうして、法人税や電力料金が高くなったりすると日本の企業は外国に出て行かざるを得ないという説も流れる。外国の安いエネルギーが永久に使えるのかは疑問だろう。日本企業が外国で稼ぐと言う事は日本の環境問題も経済問題もその国に持ち出す事になるだろう。新興国の国民意識は刻々と高揚している。企業誘致優遇策が永続する保証はない。人件費の安さだけで海外シフトをした企業はシフト先を転々と変えてきたのが実態ではないか。日本が戦争を起こしてアジアに進出したのも食糧や石油等の資源確保するという意図があったのは事実。この戦争という歴史は数世紀と言う時定数を持つだろう。問題を掘り起こせばいつでも経済関係はひっくり返せる。日本は一流国と自負したいところだが、今はそんな自己満足の時ではないだろう。三流国がいやならせいぜい2.5流国で我慢する時ではないか。官民が原発無しで3年も我慢できればその後の目鼻は付くだろう。知恵を出せば無駄なエネルギーはまだまだ絞り出せるだろう。電力企業は電力の売買による利益追求に第一義的な目的がある。それを値上げでだけで実現しようとするのは既に倫理意識の崩壊の兆候を示しているのではないか。電力会社の言い分は破綻し掛けている。日本は公害問題を解決して、エネルギーの効率化を実現した実績を持つ。その問題解決に官民と国民のベクトルが合ったから出来た事かも知れない。今の実態はどうなっているのだろうか。エネルギー問題は多様なエネルギーの価値を生み出すことによりより合理的な解決に向かうのではないか。エネルギー基本政策の策定が水面下に沈んで、議論が進まない所は三流国日本の面目躍如というふうに感じられる。

2012年1月20日 (金)

雑草雑木句歌:長期乾燥

2012/1/20(金)
昨日は晴れから雨になった。今朝外を見ると雪だった。区内行事と打合せ。午後、桑と栴檀の株各一本を堀上げた。両方雑木だが、残しておこうという気持もあった。やがて手に負えなくなると思って決断。来客ありしばらく回顧談。地域の古老だ。古老達の百姓にかける思いに耳を傾けることにより見えてくる物がある。自分も老境に向かいつつあるが、その思いを伝える若い世代は見えない。

2012/1/19(木)の天気

TAVE= 4.1
TMAX= 9.4 最高気温(℃)  9.8  13:41
TMIN= -2.9 最低気温(℃)  -3.4  06:47
DIFF= 12.3
WMAX= 3.7 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 6.1
RAIN= 1.5

雑草雑木句歌:長期乾燥

■ひいひいと 記録に迫る 冬の乾燥
○朝の陽は 見事な暈(かさ)に 囲まれて 夕方近く 灰色の空
■いやでも良し 雨を連れ来る 低気圧
○ぬばたまの 寒夜かすかに 雨の音 瞑想巡る 小用の床
■ビシャビシャと タイヤの音に 異変聞く
○起き見れば 夜来の雨は 牡丹雪 久しぶりだな 石油ストーブ

2012年1月19日 (木)

雑草雑木句歌:圃場の夕暮れ

2012/1/19(木)
昨日は晴れ。朝7時、最低気温-5℃を記録。降霜の白が一段と○○...。この「○○」を表現する言葉が見つからない。むかし、ある検事総長の「秋霜烈日」を思い出す。正義に対する気概を感じる語句だった。あの夏草も秋霜でしおれて今は見る影もない。その秋霜以上の霜だろう。昨年は検察も大いにたがが緩んだ。今年は挽回の年か。せめて、夏は夏らしく、冬は冬らしく願いたい。「烈霜秋日」。庶民はいくら冬が厳しくとも夏が冷夏でもそれをしのいでゆくしかできない。宮澤賢治の〔雨ニモマケズ〕の世界だ。昼頃から圃場の整理をした。以前、群馬県蚕糸園芸課が頒布した桑苗の一ノ瀬が枯れていた。カミキリムシの食害が原因だったようだ。幼少時は桑の品種など知らなかった。昔養蚕をしていたのだからと養蚕用の「一ノ瀬」の苗を見本として3本手に入れたが全滅。その他入手した品種=多胡早生、大唐桑、類無、白じん桑、カタネオ、ミラン5号、フィカス、米国13号。これらは桑の実を期待したが、味は期待はずれ。今は大木になってしまった。新品種のポップベリー、ララベリーも全滅。色々な苗の残骸があるが、生き残りもある。なぜ生き残っているのか。

2012/1/18の天気

TAVE= 1.6
TMAX= 8 最高気温(℃)  8.4  14:14
TMIN= -4.9 最低気温(℃)  -5.2  07:06
DIFF= 12.9
WMAX= 2.6 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 9.2
RAIN= 0

雑草雑木句歌:圃場の夕暮れ

■夕焼けて柿の古木の黒い骨
●餌並べ 野鳥を待てど 来ぬという 山野の餌で 不自由ないか
■柿終わり 半分消えた ピラカンの実
●大相撲 聞きつつ歩く 荒れ圃場 徐々に冷えだす 長靴の底 
■拾われぬ 栗の実すべて 虫の穴
●ヒメウコギ 名前につられ 苗植えて トゲに戸惑う 山菜の幸

2012年1月18日 (水)

ざっそう句:天地人

2012/1/18(水)
昨日は晴れ。冬日で最高気温は10℃以下だったが穏やかな天気。庭の手入れ。雑木の根を堀上げた。カタログでうまそうだ、めずらしいとつい買ってしまった果樹苗が実を付けずに無惨な姿になっている。果樹は植物家畜のようでそれなりに餌をやり飼育してやらなくては応えてくれないようだ。実も花もと欲張ったサクランボの木も堀上げた。先日、「税と社会保障の一体改革」と書いたが、新聞を見ると「社会保障と税の一体改革」とあった。なるほど、こちらの方が一段と羊頭狗肉に近い。サスガ日本PRマンは見上げた物だ。税は羊頭の下に申し訳なさそうにぶら下がっている。それなのに真っ先に売り込むのは税だ。かみさんはテレビの白眼帯の人物をみて同情しきり。1/17は阪神淡路大震災が起こった日。改めて昨年の記事を読み直した。歴史の転換:阪神淡路大震災を越えた東北関東大震災の死亡者数;http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/03/post-5171.html。新井正明氏が松下政経塾理事長。その塾生が野田首相だ。かみつけ女流歌人 雅:絆(きづな);■まどろみの なかの幼日 春の野を 探せよ探せ 母に逢ふため 6 阿部 貞子の歌も読み直した。

松下政経塾報は、「成熟した国家づくりを願って;url=http://www.mskj.or.jp/news/9501jkokadakunihiko.html(1995年1月)」というタイトルで、「成熟した国家づくりを願って
岡田邦彦/松下政経塾第1期生
 第3回松下幸之助研究大会は「100年目の出発~いまアジアの世紀(とき)へ~」をテーマに、昨年11月27日(松下幸之助塾主の誕生日)、松下政経塾講堂(神奈川県茅ヶ崎市)で開かれた。
 鳴海國博氏(全日空顧問)らを来賓に迎え、新井正明理事長、宮田義二塾長、上甲晃副塾長をはじめ、ちにか会員5人、塾員・塾生35人が参加した。 大会は「松下政経塾100年の大計づくり」の基礎・基盤をつくることを目的に平成4年から毎年開催されているもので今回は3回目。今回は塾主生誕100年に当たるため、これを記念し「21世紀には繁栄はアジアにめぐってくる」という松下政経塾創設の背景ともなった塾主の「アジア観」を正しく理解し、あわせて、ちにか会員、塾員・塾生がともに次代を考える出発点とすることを目的として開催された。 塾主の生前の肉声と映像(松下政経塾塾主講話「第6集 21世紀はアジアの時代」第1節より)が会場内に流されて開会。宮田塾長のあいさつ、鳴海氏(政経塾で「中華通論」を担当)の講演があった。」と報じた。

首相も新井正明氏の謦咳(けいがい)に接していたかも知れない。陽明学精神で時代を切り開いて頂きたいところだ。政権の長短より、ベルトの縮み具合に注目。

2012/1/17の天気

TAVE= 3.3
TMAX= 8.6 最高気温(℃)  9.0  14:28
TMIN= -0.8 最低気温(℃)  -1.4  23:25
DIFF= 9.4
WMAX= 5 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 8.2
RAIN= 0

ざっそう句:天地人

■冬空を斜めに分断飛行雲
■庭隅の日向水木に小さな芽
■白眼帯独眼龍の凄みかな

2012年1月17日 (火)

雑木の歌:非力

2012/1/17(火)
昨日は終日曇り。日ざしが無いので平均気温3.1℃と終日寒い一日。ほとんど宅内で過ごした。久しぶりで東京電力のホームページを覗いた。新着情報:『2012年1月16日;「よくあるご質問」に除染に関する項目を掲載いたしました。 』とあった。福島原発事故以来10ヶ月以上経てようやくこのような記事を出す傲慢さに底知れぬ非人間性を感じる。しかも除染作業は国や地方自治体に丸投げの態度がありあり。

2012/1/16の天気

TAVE= 3.1
TMAX= 5.4 最高気温(℃)  1.3  22:54
TMIN= 1.7 最低気温(℃)  -0.8  00:01
DIFF= 3.7
WMAX= 6.4 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 0.1
RAIN= 0

追記(2012/1/18):AMEDASの瞬時最高最低気温に転記ミスがあったようだ。左の1H毎のデータと合わない。確認のため、2012/1/16AMEDASの10分毎のデータをグラフにしてみた。FIRE FOX⇒エクセルでは表をエクセル形式で詠み込まない。IE⇒エクセルで読み込んだ。当日は朝9寺頃一時晴れ。その後曇った。温度の低下がそれを反映しているようだ。日中は雲の温室効果で低温ながら気温は安定している。瞬時最高最低気温(測定条件不明)は1H平均の±1℃程度に納まりそうだ。体感的には瞬時的な±1℃程度の変化はノイズに近く捉えにくいが、風による気流の影響等を反映しているのか。
Amedas_temp_isesaki_120116_s

雑木の歌:非力

■放射能 為す術もなく 我非力 紙人形に 釘打つ如く
■この国の 主人は誰も 木偶の坊 嘆け悲しめ 木偶の心で
■爺ちゃんよ 冷水無用 もう年だ 甘酒飲んで テレビでも見よ

2012年1月16日 (月)

老人の寝言:「除染」という不可解な造語?に日本語のあいまいさを嘆く

2012/1/16
昨日は晴れ。庭の手入れ。ポット灌水。一昨年だったか実生の夏みかんが枯れた。推定1994年頃種まきしたもの。カナムグラがその上を覆いそのまま放置したのであっけなく枯れた。昨年根本にキノコが生えていた。その木を押してみると難なく倒れた。樹木としては材は緻密でないので弱さもあると思うが、キノコの菌類が腐食を進めた可能性もある。

2012/1/15の天気

TAVE= 3.6
TMAX= 7.4 最高気温(℃)  8.3  13:22
TMIN= 0.1 最低気温(℃)  -0.8  00:01
DIFF= 7.3
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 6
RAIN= 0

老人の寝言:「除染」という不可解な造語?に日本語のあいまいさを嘆く

最近、言葉についての信頼感、安心感についてなんとなく疑問を感じている。「税と社会保障の一体改革」等その例であろう。「社会保障」という羊頭を掲げ、「税」という狗肉を買わせる下心を「一体改革」という美辞麗句に見てしまわないだろうか。増税法だけは先に成立させ、社会保障法は置き去りにされる懸念は大きい。

また、最近は「除染」の問題が実生活の中に忍び込んできている。自分は「除染」を「除洗」と勘違いしていたふしがある。WEB辞書で調べてみた。「除染(和英)url=http://eow.alc.co.jp/%E9%99%A4%E6%9F%93/UTF-8/?ref=sa。decontamination(英和);url=http://eow.alc.co.jp/decontamination/UTF-8/:decontamination【名】汚染除去、除染」。「研究社 新英和中辞典;decontamination
音節de・con・ta・mi・na・tion 発音記号/di`?k?nt`?m?ne'???n/=【名詞】【不可算名詞】1 浄化. 2 (毒ガス・放射能などの)汚染除去.」

英語として放射性物質を除去するとい情報を発信するならば、decontamination=汚染除去を使うべきなのだろう。

原子力防災基礎用語集url=http://www.bousai.ne.jp/vis/bousai_kensyu/glossary/si32.html
除染:「身体や物体の表面に付着した放射性物質を除去するあるいは付着した量を低下させることを除染という。除染対象物によりエリアの除染、機器の除染、衣料の除染、皮膚の除染などに分けられる。 物の除染には浸漬、洗浄、研磨などが行われ、除染剤には合成洗剤、有機溶剤などが用いられる。また、身体の皮膚の汚染には、中性洗剤、オレンジオイルなどが用いられる。」とある。

原子力防災という視点からも、放射性物質による汚染は、比較的範囲が狭いに「除染」という用語を使うように受け取れる。数十ha等広範囲に及ぶ放射性物質による汚染から有害物を除去する事を「除染」と言えるのか疑問符がつくのではないか。

原子力防災用語集(原子力安全保安院=TOPページ > 用語集 > 原子力防災用語集)url=http://www.nisa.meti.go.jp/word/12/0586.html「し行=除染 0586 :衣服などが放射性物質によって汚染 した場合に、必要に応じこれを除去すること。除染の方法としては、衣服の洗濯、全身シャワーによる除染などがある。緊急時においては、1次除染 、2次除染 がある。「1次除染 0003;url=http://www.nisa.meti.go.jp/word/71/0003.html=頭髪、皮膚、衣服などの身体表面に放射性物質が付着していると判定された被災者に対して、まず最初に衣服の更衣や付着した放射性物質の除去を行うこと。応急除染ともいう。」「2次除染 0013;http://www.nisa.meti.go.jp/word/71/0013.html=身体表面に放射性物質による汚染 がある場合、シャワー施設及び薬品により放射性物質を除去すること。」

上記の原子力安全保安院の「除染」の定義も放射性物質による汚染を比較的狭い範囲にとらえていると理解される。「頭髪、皮膚、衣服などの身体表面に放射性物質が付着」した場合は外部被曝となる。
放射性物質が身体に付着すると体内に進入し内部被曝の原因になる。それを防止するのが「2次除染」という事だろう。

ところで、日本語として気になるのがなぜ「除染」という言葉が作られたかという点。漢字の「除」は動詞として取り除くを意味するだろう。そういう点からは「除草」はイメージにぴったりする。電子辞書で「除菌」はあるが「除染」はない。比較的新しい造語だろう。なぜ取り除くかを考えると「除」に「危険、不快」等好ましくない意味が含まれるのも事実。除塵、除湿等々。動詞の「除」の次ぎに目的語が来れば理解しやすいが「染」とは?「除染」が使われる文脈からは「汚染」と類推される。「染」という漢字は水にインクをたらした時のように、その色がじわじわと拡散するさまを示すが、そこにはまだ善悪、快不快という概念はない。今日では、「除染」とは有害物質がジワジワと拡散するのを取り除くという意味に拡大解釈されているようだが、曰く意味不明な言葉である。「汚染」の「汚」を取り除いて「染」を残したと考えると、羊頭狗肉と同様に、臭い物に蓋をした役人の造語に違いないと勘ぐりたくなるのだ。なぜ「汚染除去」と真実を言えないのか。きれい事で済ますのが日本語なのだろうか。

東京電力福島原発事故の放射性物質対策として「放射性物質汚染対処特措法」が制定された。その正式な名称が「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法(平成二十三年八月三十日法律第百十号);http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H23/H23HO110.html」である。これでは、法律の名前すら思い出せない。国民は法律など読むなと言っているように感じる。

上記法律が規定する定義は;「(定義)
第二条  この法律において「原子力事業者」とは、原子力災害対策特別措置法 (平成十一年法律第百五十六号)第二条第三号 に規定する原子力事業者をいい、「関係原子力事業者」とは、事故由来放射性物質を放出した原子力事業者をいう。
2  この法律において「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの(土壌を除く。)をいう。
3  この法律において「土壌等の除染等の措置」とは、事故由来放射性物質により汚染された土壌、草木、工作物等について講ずる当該汚染に係る土壌、落葉及び落枝、水路等に堆積した汚泥等の除去、当該汚染の拡散の防止その他の措置をいう。 」

驚くべき事に、上記法律でも「除染」の意味や定義がされていないのだ。「除染」という言葉が一人歩き初めているようで日本語のあいまいさに改めて失望するのだ。原子力安全保安院の用語定義の「除染」ならば、「除染」が人体やその周辺環境と特定されるが、限界がない地球環境への放射性物質の拡散に対して「除染」があてはまること自体に妄想があるように思えて仕方ない。

2012年1月15日 (日)

ざっそう句:小正月

2012/1/15
昨日は晴れ。乾燥した日が続いている。足の霜焼けがかゆい。終日宅内。夜新年会。午後も外気温5℃程度であった。氷がとけて子メダカが容器水面に浮かんでいた。生きているのかとコンと容器をたたいたら下の方へ泳いでもぐった。ともかく子メダカは元気だ。水は空気よりずっと比重が高いので日中暖まった水温は外気温より少しは高いのだろう。容器の下はコンクリート。コンクリートも保温効果がある。庭の踏み石の下はモグラのねぐらや通路になっている。これも動物の知恵だ。

2012/1/14の天気

TAVE= 2.7
TMAX= 6.4 最高気温(℃)  7.0  13:50
TMIN= -1.4 最低気温(℃)  -3.0  00:01
DIFF= 7.8
WMAX= 6.5 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 9.3
RAIN= 0

ざっそう句:小正月

■新年会終わって気付く小正月
■増税の布陣占う初仕事
■歯車がキリキリと巻く地獄夢
■鳥逃がす慈悲の極みか十手番
■腹合わせ腹探りつつ白髪掻く

2012年1月14日 (土)

雑木の歌:根性

2012/1/14
昨日は晴れ。庭の手入れをした。蝋梅を剪定。徒長枝を切り蕾と花を残した。雑木の根を堀上げた。根が枯れないである限りまた芽を吹いてくる。手に負えないが植物の根性強さも感じる。黒竹を植えた鉢を堀上げた。この鉢の中で管理しようとしていたが、やがて側根が出て鉢の外に根が伸びた。鉢の中の根は枯れてとぐろをまいていた。植物も長い目で見ると足が出て歩いたように見える。

2012/1/13の天気

TAVE= 3.9
TMAX= 12.2 最高気温(℃)  12.4  14:20
TMIN= -2.5 最低気温(℃)  -3.0  00:01
DIFF= 14.7
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s)  12.9(北西)  20:39
SUNS= 8.5
RAIN= 0

雑木の歌:根性

■じっと見よ 植物の根は 馬鹿でない 涙ぐましい 根性がある
■荒れ畑の 隅に生えてた 黒竹は 鉢に植えられ 鉢を這い出す
■植物の 見えない呼吸の ある限り 動物はいる 人はいなくも

2012年1月13日 (金)

技術 回顧と展望:情報を探す技術はどこへ行く(「横井庄一」さんを探す)

2012/1/13
昨日は晴れ。寒気が到来して終日寒かった。強風にはならなかった。終日宅内で過ごした。うっかりして床の何物かを踏みつけた。よくよく見るとキャットフードが交じっている。猫がもどしたのだ。猫に文句も言えないので、かみさんに一言。あの猫もうおばあさんだから仕方ないとの事。猫と共に自分たちも老いているのだが。

2012/1/12の天気

TAVE= 1.2
TMAX= 6.1 最高気温(℃)  6.7  13:42
TMIN= -2.8 最低気温(℃)  -3.1  23:58
DIFF= 8.9
WMAX= 6.5 最大瞬間風速(m/s)  11.7(北北西)  00:07
SUNS= 9.3
RAIN= 0

技術 回顧と展望:情報を探す技術はどこへ行く(「横井庄一」さんを探す)

WEB検索も色々な入り口がある。それなりに便利だ。特に検索エンジンはブラウザのお気に入りを過去のものにしてしまった。会社時代もWEBから色々な情報を探して利用した。英文契約書の雛形等もあって、そのような便利なサイトはお気に入りに登録した。WIN95の自作機を使っていた。当時はNECのPC98が主流で、DOS/V機は主にパソコンマニアが得意にしていた。会社でDOS/V機の普及をさせたのがそれらのパソコンマニアであった。彼らがPCパーツを集め、DOS/V機を組立、それを社員に割り当て、管理やメンテも行った。正式な業務ではなく、芸が身を助けるというような形だった。やがて彼らが、職場のIT部門の担当へと育っていった。需要と供給という関係から、パソコンのサービス業務が生まれて行く姿を見ていた。ある時、あてがわれた自作機のHDDがつぶれてパニックになった。当然バックアップは必要だという事は頭では理解しているが現実が伴わない。失ったデータで影響が大きかったのがメールアドレスとお気に入りだった。当時はネットワーク利用も進みある程度のデータはサーバーに残っていた。当然だが、パソコンのCディスクのデータが失われた。その次ぎにあてがわれたのがWIN2000を搭載した自作機。最近の会社のパソコン事情はよく分からないがセキュリティ管理は非常に厳しくなっていると思う。当時はパソコンウイルスの蔓延でパソコン使用が禁止になった時もあった。

最近色々な検索エンジンが普及しているが、その検索エンジンも所詮その機能を提供している企業の利益が最終目的なので中立性とかで不満もあるようだ。あるキーワードで検索すると、そのキーワードに関連する広告が最初に出る場合がありギョットした事があった。WEBを覗いていると、国立国会図書館サーチ」(NDL Search)が正式運用に入ったという記事に出合った。こちらは、国立国会図書館が提供するサービスでその信頼性等に関しては期待できるのではないかと思う。

ともかく検索エンジンも巨大なデータベースと言えるだろう。ところで、検索エンジンは各サイトにロボットを巡回させて情報を集める仕組みらしいが、ライバルの検索エンジン同士がお互いのサイトを覗き合っているというような事はないのかとお節介な考えが浮かんでしまう。物の本によるとあらゆるWEB情報を全て飲み込んで使ってしまおうと野望もあるようだ。検索エンジンや情報検索でたどり着いた情報にはどんな意味があるのか。

昔、コンピュータに疎い人から、コンピュータはこちらが頼めば何でも計算してくれるのかいと聞かれた事がある。素人なりに盲点をついた質問だと今でも思い出す。ともかくコンピュータに何か入れれば何かを出してくれる。IT技術は自分の性にあったのを程々に使うべきなのかもしれない。

国立国会図書館サーチにアクセスして、早速「横井庄一」を検索したら、検索結果114件と出た。そのトップに「横井庄一のサバイバル極意書/もっと困れ! 横井庄一 著 小学館 1984 (Be-pal books) 」が出てきた。この本は横井庄一さん最初の自著だと思う。多分読んだ記憶も残っている。タイトルの「もっと困れ!」に微笑ましさを感じた。この厳しい現実の中で横井さんのサバイバル精神は忘れられない。自分が一番驚嘆したのは、数十年のジャングル生活で、日々の暦が狂わなかった事。当然一人暮らしで、食事から針仕事まで全部自分でやった。横井庄一さんのサバイバル精神をもう一度見直したい。

2012年1月12日 (木)

雑木の歌:無用のベンチ

2012/1/12
昨日は晴れ後曇り。午後西から黒い雲が出てきて風も強くなった。天気予報ではかなりの寒気が流れ込むとのことだ。処分に困っていた丸太等を使ってベンチを作った。11.手作り木製ベンチ;http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/WEBPAGE12.html。材料にした花水木の枯れ木は父が植えた物。実用的とは言えないが父の思い出となるオブジェになるかもしれない。今回は電気チェーンソーを使った。コードがあるので自由度が少ない。古いのでオイルが出ない。休み休み使う。ガソリンエンジンチェーンソーはしばらく使っていない。かつて父が大木を切って倒れそうになっている時、自分はどうしたことか倒れそうな方向に逃げたと言われる。はっきりした記憶はないのだがとっさの時の行動は予期できないこともあるだろう。農機で不幸な目にあった例を幾つも聞いている。ガソリンエンジンチェーンソー、刈払機、トラクター、耕耘機等使い始めると便利だが、何となく危険を感じて使いたくない。機械よりローテクな道具の方が性にに合っているのだが、機械も少しずつ使い方の練習をしたいと思っている。

2012/1/11の天気

TAVE= 2.3
TMAX= 7.9 最高気温(℃)  11.1  13:52
TMIN= -1.7 最低気温(℃)  -2.4  06:46
DIFF= 9.6
WMAX= 9.1 最大瞬間風速(m/s)  16.6(北西)  17:09
SUNS= 4.1
RAIN= 0

雑木の歌:無用のベンチ

■仕事場の 木っ端の台が 父の椅子 遊びに作る 無用のベンチ
■ごろごろと 無用の丸太 捨て難く 無用の用と 一人向き合う
■ちんばでも 瞑想しよう このベンチ 春陽を浴びて 心休めば

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やさしい科学・SCIENCE

  • 日経サイエンスのウェブページ
    「日経サイエンス」とは:「日経サイエンス誌は,1845年に創刊された長い歴史と伝統を持つ米国の科学雑誌「SCIENTIFIC AMERICAN」の日本版で,世界の最先端の科学技術動向を日本の読者に届けています。」
  • SCIENCE IS FUN in the Lab of Shakhashiri
    University of Wisconsin-Madison Chemistry Professor Bassam Z. Shakhashiri のサイト

みかん栽培関係情報

ISESAKI  有情2

ISESAKI  有情1

嗚呼 伊勢崎 非情

BOOKS

  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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MEMO 海外の博物館・美術館

  • https://www.artic.edu/collection?place_ids=Japan&page=6
  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)