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2012年5月

2012年5月10日 (木)

環境雑録:野良猫と狸はどう違う

2012/5/10(木)
昨日は曇り一時雨。昼頃まで下草刈り。鎌で手刈り。昼頃からパラパラと降雨。午後は屋内に引っ込んだ。5/6日の竜巻で茨城、栃木に大きな被害が出た。それを受けて天気予報で竜巻への注意が為されていた。この季節としては異例の寒気が上空に進入して大気が不安定になっているとの事だ。雨で、いざ畑から引き上げる時に、物が動く気配。よく見るとキジが茂みに隠れてじっとしている。動き出したところをデジカメ撮影。10m程度まで接近した。キジが我が家の周辺に住んでいるのは何となく田舎気分になれる。狸がでてきたらどうかと思った。
Kiji_120509_a_and_b

2012/5/9(水)の天気

TAVE= 17.5
TMAX= 20.9 最高気温(℃)  21.2  12:56
TMIN= 15.1 最低気温(℃)  14.5  04:38
DIFF= 5.8
WMAX= 5.4 最大瞬間風速(m/s)   8.7(西北西)  16:52
SUNS= 0
RAIN= 1.5

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環境雑録:野良猫と狸はどう違う

子供の頃は、色々な昔話を聞いた。狐や狸が良く出てきた。「かちかち山;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%A1%E3%81%8B%E3%81%A1%E5%B1%B1。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年4月7日 (土) 02:37 )(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「かちかち山(かちかちやま)は、老婆を残虐に殺したタヌキを、老爺に代わってウサギが成敗する日本の民話。 題名の「かちかち山」とは、タヌキが背負った柴にウサギが火打石で火をつけようとした際、石の音を怪しんだタヌキに対して答えたウサギの言葉によるといわれる。江戸時代には「兎の大手柄」とも呼ばれていた。」。

昔聞いた「かちかち山」の話は、話し手がかなり想像(創造)やアドリブを入れて、面白かったが、今はその記憶も定かでない。狸は、化けてもずる賢い事をするというイメージが残っている。一方、狐が化けるのは、若い娘だったりして、お金をくれたが、気付いてみると木の葉だったりする。自分が聞いた話では、お金は小判、木の葉は馬糞だったように覚えている。狐は悪意というより、人間の弱さを現した人間の化身のような存在に見えた。しかし、よく考えれば、狸も人間の化身かもしれない。猫は化け猫が題材になったが、昔話より、漫画や童話の世界だったのかも知れない。化け猫とは幽霊と同じ類で、化けて怨念を晴らすとうような意味では、これも人間的だ。

最近、聞いて、聞いてと狸がでるという口コミを聞いた。まるまる太った狸が人家に出没するらしい。その家のご当主は、屋外で猫を飼っている。猫が可愛くて、たっぷりと餌を与える。猫は、食べきれずに、その餌を残して、散歩に出かけてしまう。それを見計らって、タヌキ君が、残り物を失敬にくるのだそうだ。おかげで、タヌキ君はまるまる太っているそうだ。

同じように、屋外で猫を飼っている家があり、野良猫がいて迷惑なので、何とかしてくれという相談があったという話を聞いた。その、野良猫が、子猫を数匹生んで、それが更に迷惑らしい。タヌキが出てくるという家のご当主は、猫と一緒にタヌキ君を飼っているのだろうか。人間、多少とも生物には憐憫の情を抱くのが正常ではないか。昔は、飼い猫が子猫を生んで、貰い手が無い場合は、自宅から遠く離れたところに捨てた例もあった。これも、憐憫の情の現れだろう。捨て猫がかわいそうだからと、野良猫に餌を与えている話を聞いた事もある。これは微妙な問題だが、生き物に対しては人それぞれに思い入れがあり、健全なバランス精神が必要ではないか。生物も生まれて来た以上その生命を全うしてもらいたい。生き物を飼うのにも程度を弁え程々が良いのだろう。

先日、外出した時、路上にはねられた動物の遺骸をカラスが持ち去ろうとしていた。かみさん曰く、カラスは自然の掃除屋さん...。カラスと言えば、昨年の事を思い出した。老人の寝言:カラスの恩返しは期待していないが鳥達とも仲良く暮らしたい(2011年5月15日 (日))http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/05/post-447c.html。我が家の周辺には、野良猫が数匹生存している。彼らはまだ自前で狩りをしたり、残飯をあさったりして生きているようだ。野良猫でも、その姿が見える現実が素晴らしい。野にある生物を見て、人間も生物であると自覚できるのだ。

2012年5月 9日 (水)

日々農天気:大豆の種子袋にあった「種子を水に浸けるな」の意味

2012/5/9(水)
昨日は穏やかな晴天。水に浸けた柿の種を播いた。10日ほど水浸けで置いたので種子が太ったようだ。大豆栽培の基本技術(佐賀県農業試験研究センター)を読んで、朝早速、大豆の播き床に灌水した。その後は、カナムグラ等を鎌で刈る。圃場をまわる。ジャングル探検のようだ。キジが鳴いている。まだ、あのキジは元気なようだ。ツキミソウ、ギシギシ又はスイバ(区別がつかない)等大きな株を引き抜く。延寿梨はアブラムシが重くなるほど付いている。枯らしたハナミズキを一本引き倒した。一人相撲のようで大変だった。幹の上部を切って枯らしてから、細根が腐り引き倒せるようになるまで4年ほどかかった。上部を切ったが枯れない株もある。上部を切るのはテコの原理で引き倒すため。
Hanamizuki_kareki_2pix
左:引き倒したところ。右:鉄パイプを立てた所が重量バランス点:根部が重い。

2012/5/8(火)の天気
11時:不完全データ。

TAVE= 20.0
TMAX= 26 最高気温(℃)  26.8)  13:55
TMIN= 13.9 最低気温(℃)  13.7)  05:33
DIFF= 12.1
WMAX= 3.2 最大瞬間風速(m/s)   6.7)(南))  14:00
SUNS= 6.1
RAIN= 0

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日々農天気:大豆の種子袋にあった「種子を水に浸けるな」の意味

種まきをする時、発芽率を向上させるため、大きな種子は水に浸したくなる。大豆の場合、「種子を水に浸けるな」の意味が分からなかった。種子袋には、注意事項程度しか記載が無く、その理由が分からない。大豆栽培の基本技術(佐賀県農業試験研究センター)の記事に「1-1-2.土壌水分と発芽 :大豆の発芽は、子実が含水率50%に吸水した時に始まるので、土壌水分が少ないと(PF3.5以下)発芽出来ない。 播種後土壊水分が少なく、子実含水率20~30%で数日間不発芽で経過すると、その間に土中で種子の活力が失なわる。その後降雨あるいはかん水して水分を補給しても、順調な発芽は望めない。この現象は6月播で少なく7月下旬播で著しい。 他方、大豆は水分過剰でも発芽しない。これは発芽には多量の酸素を要するが、水分が多い場合は酸素の補給が阻害されるからである。http://www.pref.saga.lg.jp/web/at-contents/shigoto/nogyo/kenkyu/ai/saibai/daizu/tokusei1.html」とある。

大豆種子は、水分不足でも過剰でも発芽しにくいようだ。発芽率を一定に確保できなければ、種子を多めに播いて、間引いて一本にするという手法も納得が出来る。しかし、これでは種子の効率も良くないし、間引く手間もかかる。最適な方法はあるのか。大豆モヤシもあるので最適な発芽法もあるのかも知れない。
Daizu_mizusaibai
大豆種子数を数えている時、床に転がってしまった物が一粒見つかった。チューリップの水栽培のようにして、発芽の観察をする事にした。水分補給はペットボトルの水をティシュペーパーをよって毛細管現象で吸い上げる。台座は納豆のタレが入っていたプラ袋を切った物。この仕掛けなら、種子が水浸しにならずに空中酸素の補給もできそうだ。

2012年5月 8日 (火)

日々農天気:雑草で頭が一杯で害虫についてほとんど無知だった

2012/5/8(火)
昨日は晴れ。穏やかな晴天。大豆の種まき。枝豆用だが収穫できるまでがんばれるか。以前、かなり草丈が大きくなるまで育てたが、ホウジャクの食害で葉が透けて見える位の被害を受けてがっかりした記憶がある。以来、大豆には手を出していない。昔は、田圃の畦に、大豆や小豆を播き、自家用に使っていた。爺さん婆さんの片手間の仕事だったようだ。収穫した豆は一升瓶に入れて冷暗所に保管した。虫に食われないようにするため。豆科植物は根に窒素を固定する根粒バクテリアが共生しているので、田圃の畦で作っても何とかそこそこの収量があったと推測している。多分無肥料に近い栽培ではないか。

2012/5/7(月)の天気

TAVE= 16.9
TMAX= 23.6 最高気温(℃)  24.4  15:43
TMIN= 9.4 最低気温(℃)  9.0  02:30
DIFF= 14.2
WMAX= 4.5 最大瞬間風速(m/s)   9.0(東南東)  13:29
SUNS= 11.2
RAIN= 0

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日々農天気:雑草で頭が一杯で害虫についてほとんど無知だった

かつて栽培した大豆が虫害を受けて、「ホウジャクの食害」とその犯人をホウジャクと思っていたが、念のためWEBで調べると、その成虫はハチドリのような蛾であった。幼虫はイモムシのような毛の無い虫。どうもホウジャクは無罪かもしれない。もう一度調べてみる。「大豆栽培 害虫」で検索。

「菜園おじさんのエコ野菜づくり(SEESAA BLOG)」に、「大豆の害虫(マメコガネムシ);http://saienojisan.seesaa.net/article/159321796.html(2010年08月13日)」というタイトルで、「8月8日、11日の早朝、大豆畑を点検しているとスケスケ状の葉が目に留まる。大豆の葉を一匹のマメコガネムシが食い荒らしていた。」とあった。

「3 大豆栽培の基本技術(佐賀県農業試験研究センター)」には、「3-6-1.病害虫防除の考え方;。http://www.pref.saga.lg.jp/web/at-contents/shigoto/nogyo/kenkyu/ai/saibai/daizu/kihon8-1.html」というタイトルで、「3-6-1.病害虫防除の考え方 大豆は、害虫防除を欠くことが出来ない作物である。 開花期から粒肥大期にかけての3回(8月中旬、9月上旬、9月下旬)の基本防除は、カメムシ等が必ず加害しているので害虫の有無にかかわらず実施する。」とあった。

何と、大豆栽培には害虫防除は必須のようだ。前記「菜園おじさん」は有機・無農薬野菜づくりに挑戦しているとの事で、主要な害虫以外も手抜きが出来ないようだ。種まきした大豆は極少量。ともかく、収穫に向けて、色々作戦を練る楽しみ(悩み)がまた増えた。ところで昔、田圃の畦に、大豆や小豆を作ったとき、害虫の被害を受けたのか。周囲は稲や雑草がほとんどで、大豆や小豆の比率は低い。作物も大量に作付けするとそれを狙った病害虫が増えるのか。とりあえず、鳥害を防ぐためにカンレイシャを敷いた。

2012年5月 7日 (月)

愛しきもの 生き物(環境雑録):アマガエル(モスグリーン)

2012/5/7(月)
昨日は曇り時々晴れ。午後、強風が吹いた時間もあった。雷雨もあり不安定な天気だった。竜巻被害が出た地域があったようだ。昼前頃雷雨。雷鳴もあった。落雷対策でMODEM、PCをACラインから外そうかと考えている間に雷は去った。遅蒔きながらカボチャの種をポットに播いた。かつて、ミニカボチャを播いたが途中で沈没。今回は普通サイズで挑戦。

朝、自転車で散歩。何かおかしな表現。一層のこと、「自転車」を名詞だけでなく、「自転車を漕ぐ」と言う意味の動詞で「自転車スル」と使えば、ようやく英語並の用法になる。まさに日本語は欠陥言語?朝はプラリと自転車し、空を仰いで深呼吸。あちこちの門に咲く花は、そこに住む主人の笑顔。軽快に自転車すれば、花があいさつしてくれる朝。云々。

その後、プラリと圃場観察。昨年高継ぎしたモモは今年花が着き、小さな実がなっている。病気か葉がよれている。他の苗には、カイガラ虫?が付き枝が枯れた。このカイガラ虫?をこそぎ落とすのに百均の十徳ナイフ(切れないナイフもどき)が役だった。枝を切ろうと本当のナイフ部を使ったが切れない!こちらは研ぎ直しをしたい。圃場で使う小物は、棒状のキーホールダーを根付けのようにしてベルトに吊している。ポケットに入れるより安全で紛失防止に良いようだ。

Momo_takatugi_aftr1y
左:幼果;右:接木部(茶色の節)(DSC=2012/5/6)
Kaigaramushi_q_momo_tugiki
左:太枝枯死;中左:カイガラ虫?;中右:ナイフもどき、右:カイガラ虫?除去後(DSC=2012/5/6)

2012/5/6(日)の天気

TAVE= 16.6
TMAX= 21.8 最高気温(℃)  22.3  13:32
TMIN= 11.7 最低気温(℃)  11.4  23:56
DIFF= 10.1
WMAX= 8.2 最大瞬間風速(m/s)   16.7(北西)  15:36
SUNS= 2.5
RAIN= 1.5

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愛しきもの 生き物(環境雑録):アマガエル(モスグリーン)

アマガエル(雨蛙)は夏の畑の風物詩でもある。夏は木の葉の色の緑~黄緑色をしている事が多い。冬眠前後には、周辺の色に合わせて体色を変えている個体にお目に掛かる。モスグリーンのアマガエルは、屋外に置いたポットの雑草の中から飛び出してきた。隠れて、物体のかげから顔を出した所を何とかDSCに納めた。もう少し格好よくポーズをとって、撮影しようとした所で飛び跳ねて周囲の雑草の中に消えてしまった。周辺は雑草や枯れ草が入り交じり、モスグリーン色は保護色としてはうまく機能した。
Amagaeru_120506_moss_green

01H_愛しきもの 雨蛙 コレクション
「いとしきもの」の中の、雨蛙の記事、DSC等を集めてみた。

http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/01h_AMAHAERU_CLCTN.html

2012年5月 6日 (日)

老人の寝言:日本の半導体はどこへ行く

2012/5/6(日)
昨日は晴れ。穏やかな晴天。夏日になった。外出。連続の雨天だったので行楽客が一斉に繰り出したようで渋滞に巻き込まれた。準備・調査不足で目的地に到着できずに終わった。方向を誤り想定外の経験が出来た。紛れ込んだ場所は土日、休日のみオープンだった。運が良かった事にする。毎日が月曜日の百姓が5月連休の車のラッシュを経験すると、こんなに多くの自動車があるのかと、井戸の中の蛙の如くびっくりする。安近短が庶民の選択。他県のナンバープレートを見て暇な人がいるな~と言うと、連休にしか動けないと天の声。そんなもんかな~。ともかく、安近短の家族サービスはできた。

2012/5/5(土)の天気

TAVE= 20.6
TMAX= 27.3 最高気温(℃)  27.7  16:09
TMIN= 15.3 最低気温(℃)  15.0  03:36
DIFF= 12
WMAX= 6.2 最大瞬間風速(m/s)   11.8(北西)  09:28
SUNS= 10.2
RAIN= 0

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老人の寝言:日本の半導体はどこへ行く

読みかじりの記(2012年4月18日 (水)):「わが 半導体 経営哲学 意志ある所、道あり」 川西 剛 著 (1997年 株式会社 工業調査会)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/04/1997-81e0.html)の記事でエルピーダメモリの再建について書いた。交渉相手として検討された東芝、韓国勢、中国勢をしのいで、米マイクロンが買収する方向になったようだ。

YOMIURI ONLINEは、「エルピーダを2千億円で買収へ…米マイクロン;url=http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120504-OYT1T00842.htm(2012年5月5日09時26分  読売新聞)」というタイトルで、「4日の入札で最も有利な条件を提示し、エルピーダ側が高く評価した。今年2月の破綻前から包括提携を目指していた日米連合がようやく実現し、DRAM市場の占有率で2位に浮上、サムスン電子など韓国勢に対抗する。」と報じた。

米マイクロンはかつては日米半導体戦争で苦境にたたされていたような記憶がある。それがどのようにして立ち直り、今日のように日本の有力な半導体メーカーを傘下におさめることが出来るようになったのか興味があるところだ。やはりメモリーの専業メーカーとして技術力だけでなく、生産力、経営力等々あらゆる点で勝ってきたという事だろうか。

東京電力福島原発事故で、日本の原子力産業の技術力というのが、残念ながら見えなかった。まだ、日本の原子力技術は米国の技術の物まね段階のように見えてしまったが、半導体は、最初は米国から技術導入された部分は多いが、日本は世界の先端を走っているように思えた。たかが、産業のねじ・釘にすぎないかも知れないが、日本の半導体産業が弱体化する事は日本全体の産業が弱体方向に向かっているようで、何となく侘びしさを感じる。更に、日本の原子力産業が、原子炉の廃炉という非生産的な方面で今後数十年生き延びて行くという事にも、技術者の夢が描けないように思う。魅力や夢を失った産業には優秀な技術者は集まらないだろう。

2012年5月 5日 (土)

環境雑録:植物の光合成に必要なクロロフィルと動物血液の酸素運搬に必要なヘモグロビン

2012/5/5(土)
昨日は午前まで雨。雷鳴もあり。午後は晴れ間が出たが、夕方また雷鳴がありまた降雨といった、不安定な天気だった。買い置きの野菜苗を植えた。5/4はみどりの日。緑の羽根が配られた。5月連休を増やすために設けられたような休日で、その趣旨が今ひとつ分かりにくい。落葉樹の芽が出そろい、それが空間に広がって、畑の見通しが悪くなった。風通しも悪くなる。ジャングルの出現だ。ジャングルが怖い。

5/5日本の50基の全原発が停止すると伝えられている。稼働させようとしても、稼働できる状況でない事を直視しておく必要がある。そこに国民の偽らざる意志がある。国民も少しずつ腹を決めてくるだろう。東京電力福島原発事故は世界最大の人災事故ではないか。人間の信頼性が裏切られたのだ。卑しき日本人とは決別し生まれ変わる必要がある。河北新報は、「揺らぐ再稼働/原発ゼロ、東北から問う(上);http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120504t71027.htm(2012年05月04日金曜日)」というタイトルで、「「安全誰が信じるのか」 国内の商業用原発で唯一運転していた北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が5日、定期検査のため停止する。50年近い日本の原発の歴史で、異例の「原発ゼロ」状態となる。焦る政府は関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を急ぐが、福島第1原発事故の爪痕は深く、反発は強い。原子力施設に地域の未来を託す青森県などは不安を募らせる。原発再稼働はどうなるのか。東北の実情を追い、課題を探った。(原子力問題取材班)」と報じた。

2012/5/4(金)の天気

TAVE= 18.2
TMAX= 22.3 最高気温(℃)  23.4  14:50
TMIN= 16.1 最低気温(℃)  16.0  22:45
DIFF= 6.2
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s)   9.9(西北西)  21:50
SUNS= 4.4
RAIN= 11.5

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環境雑録:植物の光合成に必要なクロロフィルと動物血液の酸素運搬に必要なヘモグロビン

圧倒的な緑の量をもつジャングルが人間の能力を超えた植物という存在を現しているように感じる。クロロフィルは葉緑素の緑色の、グロビンは血液の赤色の色素と言えるだろう。共に、植物の生存と動物の生存に直結している高分子である。両者の分子構造が非常に似ている事に自然の神秘を感じる。なぜそれほど似ているのか、まだ納得できる科学的な説明に出合っていない。地球上には植物が先に現れ、その後にその植物を食べる動物が現れたのだろうか。地球上の高分子としては、クロロフィルが先に合成され、その後にヘモグロビンが合成されたのか。
Chlorophyll_a_and_heme_b
左:クロロフィルa、右:ヘモグロビン(出典:WIKIPEDIA)

春から夏にかけて、植物が生い茂り、辺り一面が緑色が満ちあふれて来ると、何となく怖さを感じてくる。動物が植物を超えられない構造的欠陥はその細胞内に葉緑体を持たないことなのか。緑色のクロロフィルが、赤色のヘモグロビンとどこかでつながっているからなのか。クロロフィルは太陽から送られてくる光エネルギーを植物が利用できるように変換する。ヘモグロビンは動物の体内でエネルギーを発生させるのに必要な酸素を運搬する。太陽エネルギーは、植物を通って、動物に流れ、その動物内部のエネルギーもやがて微生物により分解されたりして、自然の中を循環する。

動物の細胞も植物の細胞も真核細胞であり、非常に類似した構造を持つ。細胞内のエネルギー工場と言われている、ミトコンドリアは動物の細胞にも植物の細胞にもある。しかし、葉緑体は植物細胞だけにある。辺り一面の緑色の怖さとは、我々人間には直接見えない圧倒的なエネルギーの蓄積量にあるのだろうか。動物の絶対数が増えて植物を食べ尽くそうとしても、動物が自然界で最後まで生き延びるとは考えにくい。動物の寿命は長くても二百年以下が多いだろう。地球上の動物が地球上の植物を食べ尽くして動物が絶滅して数百年経つと新しい植物が生えてくるだろう。植物の種子の寿命は動物の寿命以上のものが多数あるだろう。そんな事を考えると、人間とは何と傲慢で手前勝手な動物なのかと思えてくる。

2012年5月 4日 (金)

身辺雑記:雨天決行の農業用水路の草刈り

2012/5/4(金)
昨日は雨。2日の雨が3日の夕方まで続いた。農業用水路の草刈り。その後は恒例行事に参加。朝8時に刈払機を持って現地集合と号令が掛かっている。刈払機は今シーズン初めての使用だが、メンテナンス無しでこの時になってしまった。早起きして混合ガソリンをタンクに注入。スターターを引いたが、最初の数回は応答せず。その後、一回トコトコと音がする。更に2~3回引くとエンジンがかかった。数分間アイドリング運転。回転刃の駆動部にグリースを練り込む。これで何とか恥をかかずに済むと安堵。

2012/5/3(木)の天気

TAVE= 17.2
TMAX= 19.2 最高気温(℃)  19.6  09:27
TMIN= 15.9 最低気温(℃)  15.7  23:42
DIFF= 3.3
WMAX= 4.8 最大瞬間風速(m/s)   10.3(東南東)  11:08
SUNS= 0
RAIN= 18.5

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身辺雑記:雨天決行の農業用水路の草刈り

農業用水路の草刈り区域は、水利組合により地区毎に決められている。今年の草刈り当日は、念のため、鎌も持ってサラリーマン君と現地へ同行する。予定のほぼ30分前に出発。このサラリーマン君がH24年度の用水役になるのだ。このサラリーマン君は予定時間に間に合えば良いと考えているようだ。今日は雨だ。想定外が起こる可能性もある。それを取り戻しができるのは時間の前倒ししかない。老人の知恵か。ご本人は、草刈りするか否かはH23年度の用水役が現地判断と電話で聞いたと話していた。自分自身遅刻の常連だが、老爺心から、○○時間と言うのがある。○○時間というのは定刻の20~30分前なのだと車中でそれとなく話す。現地に着いてみると既に現・用水役は一人で刈払機で10m程刈り始めていた。いざスタート。我が刈払機は何回スターターを引いてもウントモスントモ言わない。一瞬冷や汗が出る思いだった。もう一度ポンプを押して混合ガソリンを吸い上げさせる。運良くエンジンがかかり、何とかブビーにならずに着手出来た。長靴、雨合羽、ゴーグル着用。7~8名の共同作業なので刈払機の操作にも神経を使う。現・用水役も故郷を出て事業を始めたが、現在は父の後を継いで立派に農業をしている。作業が終わり、缶茶を飲んで雑談して解散。現・用水役、次期・用水役と自分の三人が更に雑談。現・用水役は山林作業もしたらしく危険予知訓練の話をした。話は当地区のかつて水利役員に及び、昔はだれさん、その次はだれさん。俺が子供の頃、その次のだれさんが、俺の父への渡し物を頼んだ。その次のだれさんは後で、俺の父にそれを確認して、間違いなくその用事ができたので、その後は俺を信用してくれたと現・用水役。実は、その次のだれさんが、次期・用水役の新人サラリーマン君の爺さんなのだ。雑談と言っても、昔話の入ったOJTのようなものでもあった。農家で若い新人と言っても、もう立派なおじさんだ。農業用水路の維持管理は水田を持つ者が昔から共同作業としてやってきた。自分が背負ってきた役を次の役に引き継ぐ事の重要性はその役に付いて初めて分かるのだろう。マニュアルも記録も無い。ほとんど口頭で仕事のやり方や決め事を代々引き継いできたのだ。帰りの車中で、老爺心から、再度サラリーマン君に今日のことはちゃんとメモしておきなと話した。

2012年5月 3日 (木)

花と実を楽しむ:アメリカハナミズキ

2012/5/3(木)
昨日は雨。朝方は曇り。種籾消毒終了。その後、定例の仕事。それが終わったところで雨が降り出した。聞くところによれば種籾を薬液に浸す時間は24~48Hとの事。水洗しないで乾燥させた方が効果があるとの事だ。薬液には殺虫剤と殺菌剤を混合している。それが籾殻を通して種子の内部に入って効果が出るのだそうだ。種子消毒も基本は野菜と同じらしい。イネ以外の種子にも参考になりそうだ。

2012/5/2(水)の天気

TAVE= 17.2
TMAX= 19.2 最高気温(℃)  19.6  09:27
TMIN= 15.9 最低気温(℃)  15.7  23:42
DIFF= 3.3
WMAX= 4.8 最大瞬間風速(m/s)   10.3(東南東)  11:08
SUNS= 0
RAIN= 18.5

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花と実を楽しむ:アメリカハナミズキ

ハナミズキが一斉に花を付けるとその並木等は見事な景観となる。その花弁のように見えるのは総苞との事で、花の散り際をみると確かに、サクラとは違う。ハナミズキの本当の花は、総苞の中にある小さな花の固まりとの事だ。ハナミズキの花弁と思っている部分はサクラのようにはらはらとは散らないようだ。WIKIPEDIAによると、当時の東京市長であった尾崎行雄がアメリカへサクラを送ったのが1912(明治45)年。明治元年に日本の最初のハワイ移民が始まる。その後、日本から米国への移民や出稼ぎが増大した。かつては、日本もこのような人材輸出国であった。労働力だけでなく、学問やビジネス開発で渡米した人材も多数いたようだ。そのような歴史の中で、アメリカ国内に、排日運動が起こった。当時は、日本人にとってもアメリカは新天地だった。このような、世界史の一ページをめくると、日本がアメリカの首都ワシントン市にサクラの苗を送り、その返礼にアメリカから日本の首都東京にハナミズキの苗を送ったと言う、両国の外交史にも、世界史の大きな流れを感じる。現在の日本はかつてのアメリカの立場も担っている。

「ハナミズキ;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年1月16日 (月) 14:16)(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「ハナミズキ(花水木、学名:Benthamidia florida)はミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。北アメリカ原産。別名、アメリカヤマボウシ。 ハナミズキの名はミズキの仲間で花が目立つことに由来する。また、アメリカヤマボウシの名はアメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。~特徴 [編集]:ミズキ科の落葉小高木。樹皮は灰黒色で、葉は楕円形となっている。北アメリカ原産。花期は4月下旬から5月上旬で白や薄いピンクの花をつける。秋につける果実は複合果で赤い。庭木のほか街路樹として利用される。栽培する際には、うどんこ病などに注意する。またアメリカシロヒトリの食害にも遭いやすい。 日本における植栽は、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、1915年にその返礼として贈られたのが始まり。なお、2012年に桜の寄贈100周年を記念して、再びハナミズキを日本に送る計画が持ち上がっている。」。
Hanamizuki_120430
ハナミズキ(ピンク、右は枯れたらしいハナミズキ)(DSC=2012/4/30)

ところで、statesymbolsusaは、「The National Flower:url=http://www.statesymbolsusa.org/National_Symbols/National_flower.html」というタイトルで、「Rose:The rose was designated the official flower and floral emblem of the United States of America in 1986. The rose has been around for about 35 million years and grows naturally throughout North America. The petals and rose hips are edible and have been used in medicines since ancient times.」と記している。日本語WIKIPEDIAによるとアメリカの国花は「セイヨウオダマキ」とある。http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_official_United_States_national_symbols」によると、「National flower: Rose、National tree: Oak」とある。日本語WIKIPEDIAでは、慣習上の日本国花は「桜、菊(いずれも慣習上)」とある。英辞郎で「ハナミズキ」調べると「dogwood《植物》〔米国ノースカロライナ州の州花〕、flowering dogwood《植物》〔米国バージニア州の州花〕」とある。

1914年に第一次世界大戦が始まる。ref/WIKIPEDIA/⇒第一次世界大戦:「第一次世界大戦(だいいちじせかいたいせん、英語:World War I)は、1914年から1918年にかけて戦われた人類史上最初の世界大戦である。 ヨーロッパが主戦場となったが、戦闘はアフリカ、中東、東アジア、太平洋、大西洋、インド洋にもおよび世界の多数の国が参戦した。」

1915年当時のワシントン市長を調べる(url=http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_mayors_of_Washington,_D.C.)とOliver Peck Newman(Presidents, Board of Commissioners) :1913 ~1917である。url=http://genealogytrails.com/washdc/mayors/mayors&officials.htmlによると、「1913-1917 :Oliver Peck Newman :Birthplace=Iowa」である。

「1860 Apr 25, The first Japanese ambassador to the US, Niimi Buzennokami, and his 74-man staff arrived in Washington to present their credentials to Pres. James Buchanan.」url=(www.trivia-library.com/b/world-history-1860.htm)より引用。

「1912 Mar 27, The first cherry blossom trees, a gift from Japan, were planted in Washington, D.C. First Lady Helen Herron Taft and the Viscountess Chinda, wife of the Japanese ambassador, planted two Yoshina cherry trees on the northern bank of the Potomac Tidal Basin, near the Jefferson Memorial. The event was held in celebration of a gift, by the Japanese government, of 3,020 trees to the US government for planting along Washington's Potomac River. (HN, 3/27/98)」url=(http://timelines.ws/states/DC.HTML)より引用。

「尾崎 行雄;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E5%B4%8E%E8%A1%8C%E9%9B%84#.E6.88.A6.E5.BE.8C。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年4月24日 (火) 12:09)(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「尾崎 行雄(おざき ゆきお、安政5年[注釈 1]11月20日(1858年12月24日) - 1954年(昭和29年)10月6日)は、日本の政治家。日本の議会政治の黎明期から戦後に至るまで衆議院議員を務め、当選回数・議員勤続年数・最高齢議員記録と複数の日本記録を有することから「憲政の神様」、「議会政治の父」と呼ばれる。~東京市長・憲政擁護運動 [編集]:桂太郎弾劾演説、1913年(大正2年)2月5日(大正政変) 1903年(明治36年)から1912年(明治45年)まで東京市長に就任。夫人の逝去を受けて尾崎三良の娘・テオドラと再婚したが、混血児との結婚は尾崎に対する種々の誤解を生じさせたようである。結婚後は軽井沢に別邸を設け、莫哀山荘は軽井沢の名所とさえなった。

1904年(明治37年)2月、日露戦争の開戦後に第1次西園寺内閣が発足、西園寺公望が桂太郎の反撃を受けて総辞職し、第2次桂内閣が発足すると、1908年(明治41年)12月21日、尾崎は猶興会を改組して紅葉館で河野広中らと又新会を成立させるが、自身は西園寺総裁の下で再び政友会に復帰する。他方、犬養毅や大石らは立憲国民党を結成した。この時、幸徳秋水らの大逆事件と南北正閏問題が起こり、桂内閣は西園寺を推薦して総辞職した。

陸軍大臣・上原勇作の声明で、西園寺公望が二個師団増設案で退陣に追い込まれ、長州軍閥による毒殺で桂園時代が終わると、桂太郎が宮中・府中の別をみだるものと難じ全国的な国民運動が巻き起こった。1912年(大正元年)の憲政擁護運動では立憲政友会を代表して質問を行い、「玉座を胸壁とし詔勅を弾丸とするもの」と首相・桂を糾弾する演説を行って大正政変のきっかけとなった。これらの集会は全国で行われ、各地に咢堂会が生まれ、尾崎が壇上に立つと聴衆からは「脱帽々々」と喝采が鳴り止まず、しばしば口を開かせなかった。」。

ここまで来ても誰が日本にハナミズキの苗を送ったのか分からなかった。WIKIPEDIAでワシントンD.C.の歴史等を調べる。ワシントンがアメリカの行政都市として計画された人工都市だという記憶が甦る。そうすると、尾崎行雄がサクラの苗を送った時の大統領は第27代のウィリアム・タフトWilliam Howard Taft(共和党)だと分かる(歴代アメリカ合衆国大統領の一覧。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E4%BB%A3%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7)。しかし、日本にハナミズキの苗が送られた1915年には、既に第28代のウッドロウ・ウィルソンThomas Woodrow Wilsonが就任している。タフトは前職の地位に甘んじていた筈だ。

Dayton大学のホームページは、「Happy 100th!(日本のサクラ100周年おめでとう!とう風なタイトルだ。);http://www.udayton.edu/news/articles/2012/04/taft_cherry_trees.php()」というタイトルで、「President Taft sent flowering dogwood trees to Japan in 1915 to reciprocate the gift of the cherry trees.  Today, the Taft family legacy remains strong.」と報じていた。この記事では、前オハイオ州タフト知事の祖母が、タフト家はDayton大学とも日本とも深い関係があるようだ。その、家族の中で、この日本サクラについての伝説が活き活きと語り継がれていることに驚きを感じた。この記事は、アメリカの大学が地域によく根ざしていることも伝えているようだ。

「ウィリアム・タフト;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%88。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年5月1日 (火) 20:35 )(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「ウィリアム・ハワード・タフト(英: William Howard Taft, 1857年9月15日 - 1930年3月8日) は、第27代アメリカ合衆国大統領および第10代連邦最高裁判所首席裁判官。両方の職を務めた唯一の人物である。~最初かつ唯一の任期でのタフト大統領の国内課題は独占禁止、官公庁の改革、州際通商委員会の強化、郵政業務の改善および憲法修正第16条の通過に強調された。対外政策では自ら「ドル外交(英語版)」と呼んだ手段でラテンアメリカおよびアジアの発展途上国の経済発展を促進しようとした。しかしながら、有権者は彼から遊離し、二期目を目指した1912年の大統領選では大敗し再選に失敗した。」。

尾崎行雄がタフトに桜の木を送った(3月27日)1912年という年は尾崎が東京市長を引退し、タフトが大統領二期目の選挙で大敗した年である。100年前の歴史をひもとくと、日本の政治家尾崎行雄とアメリカの政治家ウィリアム・ハワード・タフトの間には、計り知れない精神の交流があったように見える。当時は日本もアメリカも世界の歴史の中では青年期に入ろうとしていた頃だろう。1914年が第一次世界大戦が始まる年であり、サクラ&ハナミズキ外交も世界史の転換期の中の一こまだったように見える。今回の、ハナミズキ外交は赤い色の実を結ぶだろうか。政治とはサクラの花のように散ってはダメだ、ハナミズキのような咲き方もあるぞと教えるために、失意の中にあったタフトはその苗を日本に送ったのかも知れない。そう考えると、尾崎行雄が議会政治にかけた執念が理解できるような気がしてくる。

2012年5月 2日 (水)

愛しきもの 根っ子(身辺雑記):クサノオウ

2012/5/2(水)
昨日は曇り一時晴れ。15時過ぎ雨が降り出し断続的に降った。朝、種籾消毒。雨が降り始める前まで畑片づけ。作物を作る準備をする。数年前に、消毒の期日を数日繰り上げて5月1日にする事になった。田植え時期を早めるためである。薬液容器は不要になったステンレス浴槽を借用。薬剤の使用量は2/3になった。コメは今後どうなるのか。野田首相は訪米中だが、支持率最低の事態になっており、人気を落とすTPP等どこまで踏み込んだ日米交渉になったのか気になる。100年前の日米、ハナミズキ&サクラ外交が話題にされた。現在、日米外交に100年後に評価される外交素材が無いことを象徴しているかの如くである。先人の努力にただ乗りするしか外交能力がなくなったのか。100年後云々とスピーチしても空虚に響くだけだ。雨になったので、買い物に出かける。生姜苗は4月末頃まで、サツマ苗は5月10日頃から店頭に出るとの事だ。野菜苗を数点購入。

2012/5/1(火)の天気

TAVE= 19.0
TMAX= 22.6 最高気温(℃)  23.1  13:42
TMIN= 17.2 最低気温(℃) 17.1  04:55
DIFF= 5.4
WMAX= 3.7 最大瞬間風速(m/s)   9.6(南東)  15:12
SUNS= 1
RAIN= 8.5

Q
Q

愛しきもの 根っ子(身辺雑記):クサノオウ

畑の中に堂々と生える雑草は作物にとって害草となる。そのような害草は嫌々ながらも名前を覚える。クサノオウは、図鑑で調べたことはあったが直ぐ忘れてしまう。花は黄色で目立つが、咲いている場所が、畑の隅や樹木や草の中の目立たない場所が多い。そういう点では余り目立たず、実害も少ない。名前の代わりに、あの毛が生えていて、黄色い花が咲く嫌らしい雑草と言ったりしている。茎を切ると黄色い汁が出てきて、アルカロイドを含むとの事だ。この成分が時には毒となり時には薬となるようだ。自分にとっては、薬草と言うより毒草のと言う意識が強い。草の王(クサノオウ)とは薬草という価値を表現しているようでもある。

 01C_愛しきもの 根っ子のページのクサオウの項へ

備忘録:
IE6 ⇒「クサノオウ」の項に飛んだ。
FF12⇒「クサノオウ」の項に飛ばない。

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2012年5月 1日 (火)

花と実を楽しむ:チューリップに実はなるか

2012/5/1(火)
昨日は曇り。朝配り物。モロヘイアを苗箱に種まき。散水ノズルに藻が詰まって出なくなった。ヒビが入って水漏れするのもある。ついつい安物のプラスティック製を買ってしまう。ジョウーロも同じ。高くても良い物を買うべきか。手入れ、後片づけをしっかりすればもう少し長持ちするはずだが。名前が分からない花が咲いていた。多分相当前に買った球根だろう。Scilla_ka_q_3 WEBで調べるとシラーに似ているが。

2012/4/30(月)の天気

TAVE= 19.3
TMAX= 22.9 最高気温(℃)  23.2  15:33
TMIN= 15.6 最低気温(℃)  15.4  04:40
DIFF= 7.3
WMAX= 3 最大瞬間風速(m/s)   5.7(東)  23:22
SUNS= 0
RAIN= 0.5

Q
Q

花と実を楽しむ:チューリップに実はなるか

庭に植えたチューリップは立派な花を付けた。あの花弁は、よくよく見ると受粉のために昆虫を誘うだけでなく、雌しべ雄しべを守り、種子を作るための家のように感じた。鳥で言えば巣のようなものだ。花弁は立派な防風壁でもある。雄しべから、花粉がこぼれ落ちる頃、他の花の雌しべに付けて人工授粉をすると、子房が膨らんできたようにみえた。ところが、ある日突然その花が無くなった。大方、その訳は推察ができた。ともかく、同じ花を見ていても、考えることが全く違うことが現実となった。こちらが常識外れなのはある程度自覚しているので当面知らぬふりをしている。WIKIPEDIAによると、「繁殖は主に分球で、実生(タネ)からは開花までに5年以上かかる。」とある。見方によれば、大きな花を咲かせるのも、豚を太らせるのと同じ。花を楽しむなら、太った豚を楽しむような無粋さも無用ではないかとも思う。小さな花には小さな花の良さがある。毎年、チューリップから種子をとり、それを播いてゆくと、草丈は小さくとも、毎年花が咲き、毎年数が増えてゆくのではないか。現実はそう甘くはなく、むやみに小さなチューリップは生まれそうにないが、小さな花の需要は相当あるのではないかと思う。箱庭ではなく、コップフラワーガーデンなどは面白そうだ。そいうふうに、身近に花を見るゆとりが生まれれば、ストレス解消にもなるだろう。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)