05A_永遠のアナログTV&アナログいろはカルタ

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2010年5月17日 (月)

地獄の沙汰:いとしきもの

2010/5/17

アナログいろはカルタ:地獄の沙汰

ち :

■地獄の沙汰も腹次第

浄土(仕事の完成)に至るまで次々と試練難関はつきまとう。そんな時悩むより腹をくくって

平常心を取り戻すのが第一。いろはカルタに○ ちりつもって山となる ○地獄の沙汰も金次

第 等があるようだ。技術者の悪戦苦闘という目先の試練難関は際限なく続く。最後は腹をく

くる以外にない。しかし、そんな境地に達すると何とか脱出の機運が訪れる時もある。地獄も

所詮人間をテストする修練場であろう。腹を据えれば試練の構造も見えてくる。地獄の沙汰

も金次第も勧善懲悪の世界に現実世界の処世術を持ち込んだ逆転の発想ではある。金は

ある人もない人もいる。腹は誰にもあるが、胆力となると個人差がある。これは現場で鍛える

以外にない。

2010年5月14日 (金)

年寄り:いとしきもの

2010/5/14

アナログいろはカルタ:

と :

■年寄り(ベテラン)の思いつき

冷や水は体に良くないという老婆心もあればベテランが思いつきで大失敗をやらかすことも

ある。 いろはカルタには○年寄りの冷や水○ 遠くの一家より近くの隣○ 豆腐にかすがい等

があるようだ。ベテラン技術者が老婆心から思いつきでアドバイスしてくれる事がある。直ぐ

に解決すべき壁にぶち当たっている時にベテラン技術者が親切にもあれもこれもと思いつき

でアイデアを出してくれると対応に困ってしまう。逆にベテラン技術者本人も思いつきで大失

敗をやらかす事もある。ある技術者が回路設計を任された。信じられない位うまく出来た。し

かし、回路が完成してから開発仕様を見直して腰を抜かしてしまった。消費電流が桁外れに

大きく再設計を余儀なくされた。ベテランに仕事を任せたのだから開発仕様まで細々指示を

しなかった。信じられない位うまく出来た事に疑問を持つべきであったのか。思いつきだけで

なく見過ごし・過信もあったのだろう。その後は悪戦苦闘で開発スケジュールは遅れに遅れ

た。

2010年5月11日 (火)

ラジエーション :いとしきもの

2010/5/11

アナログいろはカルタ:ラジエーション

へ:

■ 屁をひって尻つぼめよはラジエーション

屁なら実害はないが見えないラジエーションは怖い。ケイタイ電波等の放射を被り続けた子

供達の30年後の吉凶は如何。いろはカルタには○ 屁をひって尻つぼめる○ 下手の長談

義 等があるようだ。高周波回路になると微弱な電磁界の影響を受けやすくなる。逆に高電

圧、大電流もラジエーション の元凶になる。これを見過ごすと、シールド板をとりつけたり、デ

カップリングコンデンサを付けたりと手間とコストがかかってしまう。ともかく微弱と強大な信号

が同居する環境ではお互い相手方への配慮が大切だ。何か人間の世界のようでもある。分

業の世界ではラジエーション が人間関係にも及んでくる。お前の方が悪い云々と対策が口

論になったりする。

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MEMO:

朝方、以下のようなエラー表示がされて、編集とか保存データの読み込みができなくなった。当然書き込みもできない。しかし、ブラウザからブログ記事は読める。どうもブログ作成経路に障害がありそうであった。インターネットもメールもOKなので自分のシステムの問題ではなさそうだったが、原因が分からないとお手上げである。夕方、念のためとログインすると使える状態になっていた。ようやく、本日分が投稿できた。

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申し訳ございません
エラーが発生しました。リクエストされたページが表示できないか、投稿に失敗しま
した。トップ へ戻ってください。
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2010年5月 6日 (木)

目の子算 :いとしきもの

2010/5/6

アナログいろはカルタ:目の子算

ほ :

■骨折り損のくたびれ儲け、その前ちょっと目の子算

rule of thumb :事の初めと途中におおざっぱな経験則評価(オーダーの見積もり)が有効 。

いろはカルタでは○骨折り損のくたびれ儲け○ 惚れたが因果○ 仏の顔も三度というのがあ

るようだ。一所懸命計算して見たが骨折り損のくたびれ儲けで終わる事がある。そんな時、

目の子算で大体の予想を立てておくと役に立つ。無駄な仕事をせずに済む。NTSCのVIFは

58.75MHzで、この周波数での1PFのインピーダンス値を計算して覚えておくと重宝した。πは

3で計算する。自分の歩幅で大体の距離を測定する云々。ともかく数値で第一近似値を把握

する事は次の仕事の段取りに大切な事である。

2010年5月 4日 (火)

にくまれっ子:いとしきもの

2010/5/4

アナログいろはカルタ:にくまれっ子

に :

■にくまれっ子世にはばかり仕事繁盛

にくまれっ子をスペック外と読み直すとその状況を実感すると思う。 スペック外を出す仕事を

するおかげで対策の仕事はいくつもあるが誰(何)を相手にしているかで技量が見抜かれて

しまう。いろはカルタには○にくまれっ子世にはばかる○ にくまれっ子頭( かみ)堅し○ 二階

から目薬等があるようだ。客先のクレームで頭を下げる、歩留まり低下で製造部門から文句

を言われる。これも修練の一こまかもしれない。にくまれっ子の常連にならぬよう自戒した

い。しかし、一見にくまれっ子と言われてもあの人ならと大目に見てもらえる人もいる。新しい

仕事で問題山積みでもそれをせっせとこなしてゆく人もいる。ライバル会社からにくまれっ子

として目をつけられるようになれば技術者としてそれ以上の冥利はないのかも知れない。当

然ライバル会社を出し抜く点で。

2010年4月30日 (金)

五官:いとしきもの

2010/4/30

アナログいろはカルタ:五官

は:

■花より団子測定器より五官

精度は無いが大雑把な点で五官の信頼性も捨てがたい。いろはカルタには○ 花より団

子 ○針の穴から天覗くというのがあるようだ。五官:聴覚(A)、視覚(V)、触覚(皮膚感覚)、

味覚、嗅覚。前三者は物理刺激であり、後二者は化学刺激であり、技術者も五種のセンサ

ーを持っている。民生用の電子機器もAVの占める比率が圧倒的に大きい。従って、大抵の

製品には主要性能スペックが規定されており、それを測定する測定器がある。しかし、プロ

の技術者が最終判断をするのは測定器ではなかった。かつてソニーの試聴室を訪問して、

技術者の評価の様子を見た事があった。耳の良くない自分にはその感覚的な言葉の意味を

聞き分ける事が出来なかった。テレビメーカーも同様な試聴室を持っている。暗室のような真

っ暗の実験室で画像の輝度を下げてゆくと色々なノイズが目立ってくる。評価される対象、評

価する環境、評価する人間が一つのシステムを作っている官能評価システムとも言える。し

かし、官能的な評価だけでなく定量的な測定値による評価を導入する事も重用だ。テレビの

映像信号の直線性を評価する指標にDG(微分利得)/DP(微分位相)があり、放送分野では

使われていた。非線形動作を伴う変調・復調機器の性能を示す指標でもある。TV用集積回

路の開発でDG/DP測定器の導入をした事も記憶に残る。

2010年4月24日 (土)

運:いとしきもの

2010/4/24

アナログいろはカルタ:運

■ん:うんうんともがいて運に頼るより役に立つのは基礎理論

いろはカルタでは最後が○京の夢大坂の夢  ○京に田舎ありという句であるらしいが、その

由来が分からない。アナログいろはカルタはその点順序通りで内容も当たり前。最後は運に

任せるというギリギリの判断が必要な時もある。その時、基礎理論が少しでも脳裏を横切れ

ばしめたものかもしれない。というより、基礎理論とはそういう時のためにあるのかも知れな

い。基礎理論という網で四方八方から獲物を包囲すれば大抵獲物はそのの中にいるだろ

う。顧客がクレームで息巻いている時なども動揺して冷静になれない。一歩引いて冷静にな

るのも基礎のひとつか。しかし、戦場を放棄してはならない。

2010年4月18日 (日)

クレーム解析:いとしきもの

2010/4/18

アナログいろはカルタ

ろ :

■論より証拠、クレーム解析

議論に終止符をうつには行動以外にない。いろはカルタには、○ 論より証拠 ○六十の三つ

子○ 論語読みの論語知らず等があるようだ。技術の現場では、技術者同志では不具合は

起こりうるという暗黙の了解はある。人間のやる事は神の仕業ではない。しかし、クレームが

議論になってしまうと収集がつかなくなる。そんな時の最後の決め手はクレーム解析。思うに

地道なクレーム解析が技術の進歩を後押ししていたと思う。本気にやると勉強にもなる。顧

客と徹夜で立ち合い試験などを行うと妙に同じ運命の下にいるのだという連帯感も生まれ

る。一番困るのが再現性のないクレームである。ともかく異常があったという前提からクレー

ム解析は始まるが、原因不明で終息する場合もある。

2010年4月17日 (土)

ANALOGY:いとしきもの

2010/4/17

アナログいろはカルタ:ANALOGY

いろはカルタにこじつけてあなろぐなアナログいろはカルタを作った事があった。アナログ技

術者の体験や失敗談もいわく語りがたい部分がある。現役を離れて今は農と工の

ANALOGYにうつつを抜かしている。こじつけ力も時には役にたつかもしれない。

い:

■一を聞いて十を知る類推勘(アナログ感覚)

ANALOGYは機械に代え難い人間の高度な能力。いろはかるたの先頭には、○一を聞いて

十を知る○ 石の上にも三年○一寸先闇の夜○いやいや三杯等があるようだ。所で、一と十

は数字だから計数量/デジタルと考えるのも律儀で結構だ。何か問題に直面すると「あれがク

サイ」と表現する上司がいた。何よりも大切なのがセンシング能力なのである。問題はその

信号の大小にかかわらず検知することである。一を聞いて十を知るには、それだけのダイナ

ミックレンジが必要なのだ。後で読み直したら「一(マイナス)を聞いて十(プラス)を知る」とも

読める。REVOLUTION ! これがアナログ感覚の極致かもしれない。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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  • https://www.artic.edu/collection?place_ids=Japan&page=6
  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)