08C_老人の寝言

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2011年12月 2日 (金)

老人の寝言:いつまでたっても堂々巡りの冷温停止

2011/12/2
昨日は曇り。未明に少し降雨。日中でも7℃台の寒い天気だった。外出。ついでにウインドショッピング。目的もなくぶらりと入ると新しい発見がある。95円均一というコーナーもあった。100均より10円安い。衣料店でループエンドを発見。ヒモ輪を閉じる用具らしい。麦わら帽子の顎ヒモの処理に使えそうなので買ってみた。ループエンドとはなんじゃ。日本語で何というのか。辞書で「ループエンド」をあたったが該当なし。ループ=輪、エンド=端で超直訳すれば、輪端具。英語辞書にもないので和製英語?コンピュータ用語では演算ループが終わることらしい。ともかく、ぐるぐる巻きになっている尻尾をきっちり処理するには「ループエンド」にしたい。その最大の課題が福島原発事故の冷温停止。

2011/12/1の天気

TAVE= 7.1
TMAX= 9.4
TMIN= 5.7
DIFF= 3.7
WMAX= 6
SUNS= 0
RAIN= 2

最低気温(℃)  5.6  20:35
最高気温(℃)  10.3  00:03

老人の寝言:いつまでたっても堂々巡りの冷温停止

最近になって、気になるニュースが流れた。東京電力福島原発事故の問題となっている原子炉の内部状態だ。現在は原子炉の暴走を防ぐために原子炉を冷温停止状態に持って行く事を最大の目標に工程表が組まれている。その課題が注水と排水。放射性物質を含んだ排水が多くなるとその保管と処理が大変になる。注水を減らせば冷却効果が低下して原子炉が暴れ出す。注水と排水はトレードオフの関係になる。

NHK NEWS WEBは、「燃料溶融 廃炉には厳しい課題;url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111201/t10014325321000.html(12月1日 5時19分)」というタイトルで、「東京電力は、福島第一原子力発電所の事故でメルトダウンが起きた1号機から3号機について、溶け落ちた燃料が原子炉の底を突き破り、格納容器の底を浸食するまで広がったという解析結果を示しました。今後の廃炉に向けて、格納容器の底にまで広がった燃料を取り出さなければならないという世界でも例がない厳しい課題を突きつけられたことになります。 東京電力は、福島第一原発の1号機から3号機で、メルトダウンで溶け落ちた燃料の状態を調べるため、原子炉への注水や温度の変化から解析しました。このうち1号機では、最悪の場合、溶け落ちた燃料のすべてが原子炉の底を突き破り、格納容器に落下して、格納容器の底にあるコンクリートを溶かし、65センチの深さまで浸食したと推定しています。コンクリートは最も薄いところでは、格納容器の鋼板まで37センチしかないということで、事故の深刻さが改めて浮き彫りになりました。また2号機と3号機でも、最悪の場合、それぞれ57%と63%の燃料が格納容器に落下し、2号機で12センチ、3号機で20センチの深さまで格納容器の底のコンクリートを浸食したとしています。1979年に起きたアメリカのスリーマイル島の事故では、溶けた燃料が原子炉にとどまっていて、今回の解析結果は、福島第一原発の今後の廃炉に向けて、格納容器の底にまで広がった燃料を取り出さなければならないという世界でも例がない厳しい課題を突きつけたことになります。東京電力は、格納容器の底には水がたまり、燃料は冷やされているので、コンクリートの浸食は止まっていて、年内を目標にしている原子炉周辺の温度が100度を安定して下回る「冷温停止状態」の達成に影響はないと説明しています。しかし、1号機の格納容器の底には水が40センチほどしかたまっておらず、燃料を安定して冷やせるかどうか不透明で、「冷温停止」の判断ができるか疑問を残す形になっています。」と報じた。

東京電力の発表は、重大な事実を隠し、軽微な順から発表する傾向が強い。その論拠が原子炉の中が直接見えないからというのだから世人をこれほど馬鹿にしている事はないのではないか。原子炉の状態は間接にしか把握できないのだ。その正確な状態を把握するためには観測された全てのデータと全ての科学技術的な知見を動員しなければならない。解け落ちた核燃料が、コンクリートを溶かし、「格納容器の鋼板まで37センチ」に迫っているという事は、さらにその影響を精密に分析しなければならない事を示している。更に、「1号機の格納容器の底には水が40センチほどしかたまっておらず」という事は何を意味しているか。高温でコンクリートがボロボロになり、更に地震で格納容器に亀裂が入っていれば、高濃度の放射能汚染水が地下に漏れ出すのは目に見えている。「1号機の格納容器の底には水が40センチほどしかたまっておらず」という事は水収支を考えて異常と思わざるを得ない。

url=http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/plant/2/231125-2-7.pdfによる1号機の状態。
福島第一原子力発電所 プラント関連パラメータ(水位・圧力・温度などのデータ)

原子炉注水状況:給水系ラインを用いた淡水注入中。流量7.7m3/h(11/18 5:00 現在)
原子炉圧力容器まわり温度:まわり温度給水ノズル温度:34.6 ℃、圧力容器下部温度:35.6 ℃
(11/18 5:00 現在)。

福島原発事故を起こした1号機原発は、使用期間が40年と最も古く、老朽化が進んでいると見られ、最も危険な状態にあるのではないか。まだ熱交換機による循環冷却系は稼働していないようだ。そうなると、注水量から、蒸発、炉内貯留、排水各量を差し引いた残りが、外部環境へ流出している事になる。炉内温度が低いとは蒸発量は相対的に少ないだろう。シミュレーションでは炉内の水位も低い。そうなると、外部環境へ流出している量が多いと言えないか。今回の東京電力の発表は、工程表第二ステップの見直しや尻まくりをするための露払いのようにも見える。そうなると、工程表第二ステップは何だったのかということになる。又堂々巡りが始まり、「ループエンド」にはならないのではないかと気にかかる。

2011年12月 1日 (木)

老人の寝言:今年の冬も節電フィーバーに苦しむのか

2011/12/1
昨日は晴れ。気温は温暖であった。ケヤキの落葉は7~8割まで進んでいる。落ち葉を片づける頃は正月近くになりそうだ。用事が出来て携帯に電話したが出ない。持ち忘れで、黒電話で掛け直し。ポータブル機器は場所が定まらないのでいつも身につけておく習慣を付ける必要があるが、自分もそれができていない。携帯を使いそうな時だけ持っているのが実状。これではすれ違いがおこるのも当然。

2011/11/30の天気

TAVE= 11.9
TMAX= 17.8
TMIN= 4.8
DIFF= 13
WMAX= 3.5
SUNS= 8.2
RAIN= 0

最低気温(℃)  4.2  06:49
最高気温(℃)  18.1  14:14

老人の寝言:今年の冬も節電フィーバーに苦しむのか

携帯で思い出したが、そのルーツは自動車電話等に遡るようだ。重くて持ち歩くのが大変。それが現在ではポケットにはいるようになった。半導体や電子部品の小型化と高性能化により実現した。動作時間を長くできたのは、低消費電力化と電池の高性能化。いよいよ、12月に入り冬季の電力消費が伸びる時期になった。東京電力管内はなんとかしのげるらしいが、原発比率が高い関西電力は相当の節電が必要らしい。関西電力ホームページによると「12月19日(月)~3月23日(金)の平日、9時~21時の間、10%以上の節電にご協力をお願いいたします。」とある。「関西電力管内の節電効果は昨夏比3・8%減程度だった。」という情報もあり、関西電力管内の住民には厳しい冬になりそうだ。関西電力はホームページで、「電気事業の強みについて;url=http://www1.kepco.co.jp/ir/private/info04.html」というタイトルで、「当社は、他電力と比較して原子力発電の比率が高く、今後とも安全最優先で原子力発電所を運転していくことで、原子力発電の強みを最大限発揮してまいります。」と報じている。そのページの原発比率は、ほぼ50%を超えている。東の東京電力福島原発事故の余波が西の関西に飛び火したようで、その動向が注目の的である。省エネも設計段階から徹底すると相当効果があるだろう。部品、部材の削減は製造者のコストダウンになり積極的に行われているが、省エネに関してはどうだろうか。現役時代、ISO9001/14000活動の中で、集積回路のBi-CMOS化の促進を行った事がある。Bi-CMOSとはバイポーラとMOSの二つに同時対応できるプロセスで、プロセスコストは高くなるが、高性能化、集積度の向上、省エネ等で付加価値も高める目的があった。今日のような状況では、省エネも国がその政策を主導して進める必要があるだろう。

2011年11月28日 (月)

読みかじりの記:「進化しない日本人へ  その国際感覚は自画像の反映である」 杉本良夫 著 (1988年 株式会社 情報センター出版局)

2011/11/28
曇り一時晴れ。畑の清掃。蔓退治。アケビとムベの棚に使っているパイプハウスにカナムグラが這い上がっているのを除去した。木質のツルに一年草の蔓草が挑んでいる。日陰になったムベの実はまだ熟さず青いままの物もぶら下がっていた。ノブドウも一株堀上げた。蔓性の植物には蔓性の似たものが集まってくるようにも見える。

2011/11/27の天気

TAVE= 6.6
TMAX= 12
TMIN= 1.7
DIFF= 10.3
WMAX= 2.4
SUNS= 2.9
RAIN= 0

最低気温(℃)  1.4  06:53
最高気温(℃)  12.3  14:46

老人の寝言:市選挙管理委員会が開票結果をホームページに公表しない不思議

NHK NES WEBは、「大阪市長選 橋下氏が当選;url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111128/t10014236382000.html(11月28日 0時59分)」というタイトルで、「現職と前の大阪府知事の対決となった大阪市長選挙は、27日、投票が行われ、大阪維新の会の新人で前知事の橋下徹氏が初めての当選を果たしました。 大阪市長選挙は、開票が終了しました。▽橋下徹、維新・新、当選、75万813票。▽平松邦夫、無所属・現、52万2641票。前の大阪府知事の橋下氏が、現職の平松氏を破って初めての当選を果たしました。橋下氏は、42歳。弁護士でタレント活動も行い、平成20年の大阪府知事選挙で、自民党と公明党の地方組織の支援を受けて、当時、知事としては全国最年少の38歳で初当選しました。就任後は、大胆な歳出削減に取り組むとともに、歯に衣着せぬ発言で注目を集め、府と市を再編する「大阪都構想」を掲げて、地域政党・大阪維新の会を立ち上げました。4月の統一地方選挙で、府議会で過半数、市議会でも第1党を占めると、「大阪都構想」を実現するには大阪市役所にみずからトップとして乗り込む必要があるとして、任期途中で知事を辞職して市長選挙に立候補し、知事選挙とのダブル選挙を仕掛けました。2期目を目指す現職の平松氏との対決となった今回の選挙では、民主党系と自民党の市議団、それに共産党が平松氏の支援に回ったのに対し、橋下氏は100人を超える大阪維新の会の地方議員を率い、「大阪都構想」の実現を訴えて、知事選挙に立候補した松井一郎氏と一体となった運動を展開しました。その結果、大阪維新の会の支持層や、いわゆる無党派層に加え、民主党、自民党、公明党の支持層からも幅広く支持を集めるとともに、20代、30代の若い世代で支持を伸ばし、初めての当選を果たしました。 橋下氏は、大阪維新の会の地方議員や支援者を前にあいさつし、「まずは有権者の皆さんに感謝を申し上げたい。そして、大阪市役所、大阪府庁の公務員、大阪府の教育委員は、この選挙結果を重く受け止めるよう、お願いしたい。公務員や教育委員会の組織は激しい抵抗をしていたが、今回、有権者がこのように判断したわけなので、しっかり受け止めてほしい」と述べました。さらに、橋下氏は「大阪全体のことは大阪府知事が決定権と責任を持つ。こうした決定権を巡り、大阪府と大阪市の間に100年にわたる争いがあったが、これで100年間の戦争に終止符を打ちたい」と述べました。 一方、敗れた平松氏は、「この町がほんまにええ町やという思いと、それを支えているのは人の力であるという思いを、自分の発信力不足、表現力不足で、もっと分かりやすいことばで言い切らないといけなかったという思いがある。本当に申し訳なく、力不足だったということに尽きます」と述べました。 大阪市選挙管理委員会によりますと、今回の大阪市長選挙の投票率は60.92%で、前回に比べ17ポイント余り高くなりました。大阪市長選挙では、今回と同じくダブル選挙になった昭和46年の投票率が61.56%で、そのとき以来50%を超えたことがなく、40年ぶりの高い投票率となりました。」と報じた。

以上はNHKの報道であるが、大阪市選挙管理委員会url=http://www.city.osaka.lg.jp/senkyo/を見ると、投票の確定票は公表されているが、2011/11/28 6:00AM現在で、開票結果は公表されていない(url=http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu240/sokuho/kaihyo_data_10.html=投票日当日はこのホームページで開票結果を公開します。とあるだけ。)。NHKがWEBに乗せた時刻が(11月28日 0時59分)であるから、すでに開票結果確定後5時間は経ている筈だ。他のWEBニュースによると選挙システムにも不具合があり、二重投票となったとの情報があった。そうなると、投票の確定票にも疑問符が付く。大阪市選挙管理委員会が次ぎに来る市長が怖くて発表ができないようだと、次の市長の思うつぼではないか。更に、大阪市選挙管理委員会は大阪市のホームページに開票結果を公表する前にNHKに開票結果をリークしたという事なのだろうか。選挙管理委員会は絶対公正中立を維持する責任があるのではないか。世間が注目する選挙であったが、その大阪市選挙管理委員会は、投票結果に関心を持つ人々に十分なサービスをしたのか。確定値が出せないなら、暫定開票結果、確定率99.99XX%、未確定票何票、というような発表も許されるのではないか。そのような判断を行う人物がいなかったということなのだろうか。

大阪市のホームページの投票確定値:大阪市計=当日有権者(人):2,104,977 、投票者数(人):1,282,318、 投票率(%):60.92 、前回投票率(%):43.61であった。

読みかじりの記:「進化しない日本人へ  その国際感覚は自画像の反映である」 杉本良夫 著 (1988年 株式会社 情報センター出版局)

「杉本良夫;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E6%9C%AC%E8%89%AF%E5%A4%AB;(最終更新 2011年11月2日 (水) 11:25)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「来歴・人物 [編集] 兵庫県西宮市生まれ。洛星高等学校を経て、京都大学法学部に入学。在学中に米国のスワースモア大学 (Swarthmore College) に留学。京大卒業後、毎日新聞社勤務を経て、1967年に渡米。歴史社会学を専攻して、1973年にピッツバーグ大学 (University of Pittsburgh) で社会学博士の学位を取得。同年より、オーストラリア・メルボルンのラトローブ大学社会学部(La Trobe University, School of Social Sciences)にて教鞭を取り、現在は同大学教授(比較社会学理論/方法論・オーストラリアを始めとした社会不平等・日本社会/文化・アジア入門)。 この間1988年 - 1991年にラトローブ大社会学部長。1981年にはラトロープ大学・モナシュ大学など4大学の連合で設立されたメルボルン日本研究センターの初代所長に就任。1988年以来、オーストラリアン・アカデミー・人文系(Australian Academy of the Humanities)フェロー。筑波大学、東京都立大学やドイツのハイデルベルク大学、フランスのエブリー大学などの客員教授を務めた。
 オーストラリアの複合文化社会の研究を通じて、日本社会を問い直す日本論・日本人論などに関する著作を数多く発表。日本を単一均質社会とする枠組みに対して、多様性や階層構造に焦点を当てたマルチカルチュラル・モデルを構築し、日本社会論・日本文化論の新しいパラダイムの展開に主導的役割を果たした。Cambridge University Press 発行の An Introduction to Japanese Society は、英語圏で最も広く読まれる教科書の位置を占めている。 1980年代から、Kegan Paul International や Cambridge University Press の日本研究シリーズの責任編集者を務めたが、1999年、主として日本の社会科学の業績を英語出版することを目標とした出版社 Trans Pacific Press 社をメルボルンに設立。その代表として、100点を超える英文書の編集・出版に関わってきている。 現在の研究分野は「現代日本の国民国家と市民社会」「アジアに於ける文化相対主義」。」とある。

WIKIPEDIAの冒頭には「杉本 良夫(すぎもと よしお、1939年 - )は、日本の社会学者・文化人類学者。オーストラリアのラ・トローブ大学名誉教授。」とある。

本書を読んで著者は自分を「日本の社会学者・文化人類学者」と規定するだろうかと思った。WIKIPEDIAの記事の通り、著者が関係する国は、日本、アメリカ、オーストラリア。著者の国籍はオーストラリアとの事だ。本書の最後に著者はコスモポリタンについて書いている。著者の立場はコスモポリタン的な立場か。社会学者としては、評論家的な主張は避けているように見える。

ある人を規定するとき、国籍、人種、職業、性別、身分、影響を受けた教育文化等色々ある。いわば、そこには何らかの枠組みがある。その枠組みを絶対化すべきか。著者はそのような枠組みを相対化することの重要性を本書で述べているようだ。本書が出版されてから既に20年以上たつが、本書に示されている事例は今も通用するように思われる。この20年以上の間に、日本に住む外国人も非常に増えて、異文化理解とか異文化共存という言葉が定着しつつあるようにもみえる。それでも、まだ大方の日本人の意識には外国という見えない国境があるように考え・行動しているのではないか。日本人の国際感覚はほとんど変わっていないようにも見える。

首相がTPPに関して度々口にしている、「アジア太平洋地域の成長力を取り込み」というおまじない文句を本書の趣旨で解釈するとどうなるだろうと思ってしまった。情報・通信の発展で首相の言葉は瞬時に世界を巡ってしまう。「成長力を取り込み」という表現が、日本以外のアジア太平洋地域の国民には、いかにも日本がエコノミックアニマルであるととられかねないのではないかと思った。これが、国家間の関係となるともっと厳しい現実になるのではと思ってしまう。TPPと言えど詰まるところは国家間の利害の調整に過ぎない。しかし、調整となると相手が必要なのだが、「成長力を取り込み」とは国内向けの唯我独尊的発想に過ぎないように見えて、著者の言うように、国際感覚がマヒしているように見えてしまう。

本書は日本人の国際感覚チェックの教材として未だに捨てがたい本のようだ。

2011年11月23日 (水)

技術 回顧と展望:S.Jobsとhp9100A(改題):老人の寝言:日本はどこへ行くのか。111123。

2011/11/23
昨日は晴れ。朝7:30の室温は12.9℃。外に出ると霜が降りていた。AM宅内で残務。PM外出。前橋初霜平年:11月13日との事だ。平年は10年毎に見直されている。今年がその見直しの年の筈。温暖化で紅葉が遅くなったと言われている。初霜の平年値も遅くなったのか。ラジオでは熊谷・前橋に初霜と報じていたので当地でも初霜だと思う。

2011/11/22の天気

TAVE= 8.5
TMAX= 14.4
TMIN= 3.6
DIFF= 10.8
WMAX= 4.5
SUNS= 9.7
RAIN= 0

最低気温(℃)  3.5  01:01
最高気温(℃)  14.4  15:01

技術 回顧と展望:S.Jobsとhp9100A(改題):老人の寝言:日本はどこへ行くのか

外出のついでに書店に立ち寄る。週刊誌はパナソニック株式会社の業績不振を報じていた。その不振を押し広げているのが会長の出身部門。身内に甘かったのが傷口を広げたのではという指摘をしていた。

アップルはどうだったか。アップルが不振の時それを立ち直らせたのがS.Jobs。S.Jobsの翻訳伝記本が店頭一等席に山積みされていた。第1章をペラペラとめくってみた。家族のこと、幼少年時代のことに興味があった。育ての父の存在が後のS.Jobsへ与えた影響が大きかったようだ。

また、シリコンヴァレーという最新の技術的雰囲気が満ちた地域とそこでの人間関係がS.Jobsをコンピュータに目覚めさせたのが分かった。そうして、ヒューレットパッカード社のhp9100Aというコンピュータに衝撃を受けたような事が書かれていた。

このhp9100Aを頭の中にたたき込んだ。調べてみると、Hewlett Packard HP 9100A electronic programmable calculator, 1968.とあった。S.Jobsはこのコンピュータに中学生か高校生の頃に会っていたのだ。

そうして、その写真を見ると何と自分がSパラメータからYパラメータの変換に使ったコンピュータと同じであった。自分もS.Jobsと同じ物を見ていた。

その記憶はhttp://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/02/post-c796.htmlに書いた。当時のSパラメータ測定システムは、SG、ベクトルボルトメータ、Sパラメータ測定ユニット、それにデスクトップコンピュータであった。

このシステムを導入した上司は後にエレクトロニクス部門に異動し、コンピュータの開発に従事したようだ。また、Sパラメータ測定システムは後にはトランジスタ等のパラメータ抽出システム、抽出したデータを活用する回路設計CADへと展開して行った。

このような技術の流れを振り返ると、ヒューレットパッカード社が現在でも世界のパソコンシェアランキングで第一位である理由が何となく分かる。
hp9100Aの写真
Hp9100a

url=http://4ki4.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-5efb.htmlによるとそのTOP10は(世界のパソコンシェアランキング(2009年) 順位  PCメーカー  国名  シェア
1  HP  アメリカ  19.7%
2  DELL  アメリカ  12.6%
2  Acer  台湾  12.6%
4  レノボ  中国  8.2%
5  東芝  日本  5.2%
6  ASUS  台湾  4.1%
7  アップル  アメリカ  3.7%
8  サムスン電子  韓国  2.1%
9  SONY  日本  2.1%
10  富士通  日本  1.8%)
である。

ヒューレットパッカード社は元々は計測機器メーカとスタートした企業だが、1999年にその計測機器部門を現アジレント・テクノロジーとして分離させている。ともかく、自分が入社した当時はhpの測定器にはよくお世話になった。

その中心はhp608EというVHF帯域信号発生器。url=http://www.messmuseum.de/hp608e.htmにその概要があり懐かしかった。Weight :62 lbs ( kg)、Power :220 watts、Technology :tube, transistorとあり、真空管式で鉄の固まりのように重かった。測定器をフル稼働すると、冬はシールド室はほかほか暖かかった。夏は地獄。昼食後は睡魔が襲った。

S.Jobsが長じて理工系と文化系の中間の分野に向かったのにも、S.Jobsが生まれ育った環境が大きく影響していたのだと思った。日本では理工系離れが叫ばれて久しいが、地域の企業等がもう少し小中学生達へ関心を持たせるような活動をしても良いのではないかと思った。

自分も子供達を自分の職場へ連れていって仕事をしている所を見せてやりたいとい思ったことがよくあった。結局一度も実現しなかった。親がどんな仕事をしているかも子供にはブラックボックス。職場もブラックボックス。当然そこで使っている機械類もブラックボックス。子供達はそのブラックボックスを打ち壊して成長するのではないか。

S.Jobsが、育ての親が自動車の修理や器具の製作をしているのを見て、父親は凄いと尊敬していたが、ある日、父親より自分の方が優れていることに気付いた場面の記述が印象に残る。

父親は子供が最初に乗りこえるべき存在なのだ。それが、子供が独立して行くための最初の踏み台なのだ。このような体験が勇気と自信を与えるのではないか。

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追記(2017/11/16):記事整形、過去BLOG再読、印象・コメント等

Googleで「S.Jobs」を検索。そのトップに下記のように表示される:

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スティーブ・ジョブズ - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/スティーブ・ジョブズ

スティーブン・ポール・“スティーブ”・ジョブズ(Steven Paul "Steve" Jobs、1955年2月24日 - 2011年10月5日)は、アメリカ合衆国の実業家、資産家、作家、教育者。 アップル社の共同設立者の一人。アメリカ国家技術賞を受賞している。

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この記事はS.Jobs死亡後、二ヶ月以内に書いていたので、その死亡を念頭に書いたような記憶がある。ブランド名としては有名だが、製品として余りお付き合いをしなかったのが、日本ならソニー、米国ならアップルであった。当時、S.Jobsの翻訳伝記本が発売されており、少し立ち読みした。その後、古本を入手したが、ツンドクのままだ。

S.Jobsが死亡してから6年程経った。この間に、日本の家電メーカーの経営状況は壊滅的に悪化してしまった。再び、過去の栄光を取り戻せるのか。もはや、日本の家電の繁栄は過去の物になってしまったのか。

電気製品は、基本的には道具であり、安くて信頼性が高ければ、あまりメーカーにはこだわった事も無い。そんな訳で、パソコンはDOS/Vの流れに乗ってきた。子供達には、自作のDOS/V機を与えたが、知らぬ間にMAC派になっていた。今では、MACもDOS/Vも使えるので、それで良かったのだろう。

DOS/Vパソコン (2009年2月 4日 (水)の記事へのリンク)

道具あれこれ記:半端道楽:デジカメで撮影したノートパソコンの異音?;爺婆の 迷子が絶えぬ バス旅行。171116。(東芝テレビ事業を売却)

最近の日本の電気メーカーは、壊滅状態になりそうだ。何が、問題なのだろうか。やはり、経営者という人材不足なのか。製造業、サービス業への投資が不足なのか。長期的な視野に立って、戦略的投資を決断できる銀行家という人材難もあるのか。

ともかく、人材、人の動き、経営、政治、経済、産業、教育、文化、何事を見ても、刹那的なのが、最近の日本の現状のようだ。今が良ければ、それだけで満足だという状況の先に何が起こるのか。


2011年11月21日 (月)

老人の寝言:原子力事業者は原子力損害賠償に関して国に「おんぶにだっこ」なのか

2011/11/21
昨日は晴れで暖かだった。15時頃から西風が強くなった。突風で帽子が吹き飛ばされた。道路沿いの畑の手入れ。除草、タマリュウ改植等。暗くなってから回覧板を回しに行く。南東の空のやや高くに木星が見える。南西のそらの低いところに金星が見えた。西の空には不気味な真っ黒な雲が出ていた。デジカメで写して見たが真っ黒。画像ソフトで明度とコントラストを調整するとようやくそれらしい画像が現れてきた。とっさの一言ではなく、シャッターのとっさの一押し。ちゃんと調整すればもう少しまともに写るのかもしれない。11/20より政策仕分けが始まったとの事だ。

Kuroikumo_s

2011/11/20の天気

TAVE= 16.4
TMAX= 23.3
TMIN= 10
DIFF= 13.3
WMAX= 9.7
SUNS= 6.5
RAIN= 0

AMEDASデータ(10分間):時刻、雨量、気温、平均風速、最大瞬間風速、日照
14:50 0.0 19.3 8.0 北北西 14.8 北北西 10
17:10 0.0 15.1 10.2 北西 15.9 北西
昼前後は東南東の風向き。13:40から北西の風向きに変わった。

YOMIURI ONLINEは、「もんじゅ抜本見直しを提言…政策仕分け開始;url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111120-OYT1T00545.htm(2011年11月20日20時07分  読売新聞)」というタイトルで、「政府の行政刷新会議(議長・野田首相)は20日、政策や制度の問題点を公開で検証する初の「提言型政策仕分け」を都内でスタートさせた。 初日は原子力政策が取り上げられ、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の研究開発を抜本的に見直し、2012年度予算で試験運転の再開費の計上も見送るよう提言した。しかし、原子力発電を含む日本のエネルギー政策の方向性については見解を示さなかった。」と報じた。

「初日は原子力政策が取り上げられ」とあるが、「もんじゅ」でお茶を濁しただけなのか。文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は智慧を司る仏とされるらしいが、会議は知恵も出さず、汗もかかずというのか。なぬ、議長は野田首相ではないか。

老人の寝言:原子力事業者は原子力損害賠償に関して国に「おんぶにだっこ」なのか

福島第一原子力発電所の事故の被害の大きさが明らかになるにつれて、損害賠償の問題がクローズアップされた。そこで登場したのが、「原子力損害の賠償に関する法律」であるが、調べてみると「(昭和三十六年六月十七日法律第百四十七号)」とあり、意外にも早く成立していた。東京電力の起こした福島第一原子力発電所事故の損害範囲も、直接的な損害から、風評損害、精神的な損害と際限なく広がっている。気になるのが、この膨大な損害の加害者である東京電力が、いまでもその社会的・経営的な責任を十分果たさず、損害賠償額など気にせずに対応しているように見える事だ。

以下に「原子力損害の賠償に関する法律」の要点を抜粋してみた。

(目的)
第一条  この法律は、原子炉の運転等により原子力損害が生じた場合における損害賠償に関する基本的制度を定め、もつて被害者の保護を図り、及び原子力事業の健全な発達に資することを目的とする。

(無過失責任、責任の集中等)
第三条  原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。

第七条  損害賠償措置は、次条の規定の適用がある場合を除き、原子力損害賠償責任保険契約及び原子力損害賠償補償契約の締結若しくは供託であつて、その措置によ り、一工場若しくは一事業所当たり若しくは一原子力船当たり千二百億円(政令で定める原子炉の運転等については、千二百億円以内で政令で定める金額とす る。以下「賠償措置額」という。)

(国の措置)
第十六条  政府は、原子力損害が生じた場合において、原子力事業者(外国原子力船に係る原子力事業者を除く。)が第三条の規定により損害を賠償する責めに任ずべき 額が賠償措置額をこえ、かつ、この法律の目的を達成するため必要があると認めるときは、原子力事業者に対し、原子力事業者が損害を賠償するために必要な援助を行なうものとする。
2  前項の援助は、国会の議決により政府に属させられた権限の範囲内において行なうものとする。
第十七条  政府は、第三条第一項ただし書の場合又は第七条の二第二項の原子力損害で同項に規定する額をこえると認められるものが生じた場合においては、被災者の救助及び被害の拡大の防止のため必要な措置を講ずるようにするものとする。

「原子力損害の賠償に関する法律」第七条によると、原子力事業者は、損害賠償として「一工場若しくは一事業所当たり若しくは一原子力船当たり千二百億円」用意するだけでよい。これでは原発周辺住民は安心できない。「賠償措置額」は原発1基に、例えば5000億円程度確保させる等大幅に拡大すべきではないか。(国の措置)として 第十六条があるが、政府が行う「損害を賠償するために必要な援助」とは何か。損害賠償積立金でまかなえない損害賠償額を国にツケまわししても良いという事なのか。ともかく、このような損害賠償の枠組みだけでは、原発立地地域の住民は言うに及ばず、国民も、安心して眠ることもできないのではないか。国が支払う損害賠償も、結局は国民にツケが回ってくるのだから。

第三条:(無過失責任、責任の集中等)は余り、議論されていないが、福島原発事故当初は、これは政府の基本的な立場のように政府自身も述べてきたが、現在は東京電力の「おんぶにだっこ」を認めているようにも見える。

「無過失責任;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%81%8E%E5%A4%B1%E8%B2%AC%E4%BB%BB;(最終更新 2011年8月3日 (水) 08:49 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「無過失責任(むかしつせきにん)とは、不法行為において損害が生じた場合、加害者がその行為について故意・過失が無くても、損害賠償の責任を負うということである。」、「概要 [編集]:元来、不法行為においては被害者が加害者の故意・過失を立証しなければならないという過失責任主義を原則としていたが、科学技術の進歩・交通機関の発達などにより、公害をはじめ企業の活動により多くの被害者を出すようになったことから、過失責任主義における矛盾が生じ、それを是正するために講じられるようになったのが無過失責任である。」とある。

「不法行為;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%B3%95%E8%A1%8C%E7%82%BA#.E4.B8.80.E8.88.AC.E7.9A.84.E6.88.90.E7.AB.8B.E8.A6.81.E4.BB.B6;(最終更新 2011年9月22日 (木) 04:54 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「不法行為(ふほうこうい)とは、ある者が他人の権利ないし利益を違法に侵害した結果[1][2]、他人に損害を与えたという場合に、その加害者に対して被害者の損害を賠償すべき債務を負わせる制度である(民法709条)。そのような違法な利益侵害行為自体も不法行為と呼んでいる[3]。」、「一般的成立要件 [編集]:一般不法行為の成立要件は以下の通りである(709条)故意・過失、、権利侵害(違法性の存在)、損害の発生、侵害行為と損害発生との間に因果関係があること、責任能力、違法性阻却事由(違法性が正当化される理由)がないこと、違法性阻却事由は不法行為責任の不成立を主張する被告側が主張すべき要件である。 」とある。

原発事故の損害賠償責任が民法レベルに留まらないことは、その質量規模の大きさ等から明かだろう。また、損害賠償も追求すれば際限が無くなる。しかし、小さな損害ならば切り捨てて良いとすると倫理崩壊が起こる。損害は大から小まで連続的に起こっているのだ。

毎日新聞は、「東日本大震災:福島第1原発事故 東電監査役に提訴請求 株主、5兆5045億円求め;url=http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111115ddm041040117000c.html(毎日新聞 2011年11月15日 東京朝刊)」というタイトルで、「福島第1原発事故で東京電力が巨額の損失を出したことについて、一部の株主は14日、監査役に対し、勝俣恒久会長ら新旧役員計61人を相手に損害賠償訴訟を起こすよう請求した。株主側代理人の河合弘之弁護士によると、賠償額は総額5兆5045億円。会社法の規定で、監査役が60日以内に提訴しなかった場合は株主代表訴訟に移行する意向だ。」と報じた。

いよいよ、東京電力福島原発事故の損害発生に対する経営陣の経営責任の追及の動きが出てきた。会社法の経営責任は「原子力損害の賠償に関する法律」の無過失責任よりより広い意味の責任が対象になるのだろう。ところが、株主代表訴訟を起こすには、訴訟費用だけでも膨大になるだろう。今後の動きに注目したい。それにしても、裁判は起こってしまった事の後始末の一つだ。このような原子炉事故の再発を招かないためにも、「原子力損害の賠償に関する法律」を叩き直して、原子力事業者は安心して眠れない程度厳しい損害賠償に対する「賠償措置額」を確保させたり、事故を起こさせないよう注する責任がある等の条項を追加する必要があるのではないか。今の政治家は得点目当てに目先の対策だけを優先させるが、再発防止の法令対策は未着手だろう。無過失責任を謳っているが、その賠償責任の上限は余りにも低すぎる。「原子力損害の賠償に関する法律」は、まだ、大きな原発事故が発生する前に制定されていたのだろう。不完全とはいえ、この法律があったからこそ、対応の筋道がつけられたのだろう。しかし、その法律が現在では余りにも、ザルに近く、再発防止にも不十分であるのも明瞭だ。そう言う意味で、もう一度福島原発事故を教訓に「原子力損害の賠償に関する法律」を抜本的に再構築すべきではないか。

2011年11月18日 (金)

老人の寝言:羊の皮を纏った虎は世界中にはびこっているのか

2011/11/18
昨日は終日晴天。ケヤキの落ち葉が多くなったてきたが、まだ葉が樹上に残り、骨格である枝の先端の方が見えてきた段階。町内行事。先日、八幡沼に浮かぶカモにデジカメを向けたらカワウが飛び上がって逃げ去った。その点、カモは集団で泳いでいるので安心しているのか警戒心はカワウほど強くないようだ。カワウは鮎等の川魚を食害するので漁業者の目の敵となり、時には銃砲を向けられる事もあるようだ。カワウは鳥体も大きいので食べる量も多いので、被害も多いのだろう。その点、白鷺や白鳥等は同じように餌をたべてもそれほど目くじらをたてる人も少ないようだ。灰色の羽毛を持つ五位鷺は夕方や夜に活動する。子供の頃から、五位鷺が夜鳴きながら飛んでいたのは知っているが、振り返るとその姿は余り見ていない。ともかく、カワウの警戒心も人間との関係で学習した部分もあるのではないか。今年は、熊や鹿の猪の出没や被害も目立った。これらは野生のほ乳類で、自然界では体位が大きい部類だ。生物の多様性云々が叫ばれているが、身体が大きい物は生物界ではピラミッドの上位にいるようだ。そこでヒトと利害が衝突している。カワウからヒトをみると、ヒトは怖いのだろう。

2011/11/17の天気

TAVE= 11.7
TMAX= 17
TMIN= 5.8
DIFF= 11.2
WMAX= 8.9
SUNS= 9.6
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最低気温(℃)  4.8  22:31
最高気温(℃)  17.3  13:59

老人の寝言:羊の皮を纏った虎は世界中にはびこっているのか

WEB記事を何となく見ていたら以下のような記事があった。いつか延暦寺の句を作った記憶があった。それを探したら、

■暴力団も回向をしたり延暦寺

という句であった。祖先を敬い回向を手向けるのは人間の心情として否定しがたいものがあるだろう。冒頭の句は丁度その頃作成した物だったようだ。この記事に書かれたように香典として多額の金が動いたとは知らなかった。この記事から、それが事実なのか、疑惑なのか、犯罪なのかよくわからない。暴力団は法律に規定されているのだから会社と同じ類という皮肉な見方もある。記事にあるように、「10月までに全国で暴力団排除条例が施行。」され、暴力団に対する攻勢の体制が充実してきたのだろうか。延暦寺だけでなく、神社関係も暴力団との関係を見直すという趣旨を同記事が伝えている。

asahi.comは、「歴代組長の位牌参拝を拒否 延暦寺、山口組に通知;url=http://www.asahi.com/national/update/1117/OSK201111170131.html(2011年11月17日22時5分)」というタイトルで、「天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)が指定暴力団山口組(総本部・神戸市)に対し、寺が安置している歴代組長の位牌(いはい)への参拝を控えるよう伝えていたことが、寺への取材でわかった。家族の参拝も断る、としている。山口組側は了承したという。 延暦寺によると、位牌は初代~4代目のもので、阿弥陀堂に安置されている。2006年4月、直系組長ら約90人が集まって開かれた法要の際、まとめて永代供養を頼まれたという。滋賀県警は、香典として数千万円が山口組に上納された疑いがあるとみている。 この法要を引き受けたことについて、「軽率な行為」などとの批判を受け、翌5月、寺の執行部7人全員が引責辞任。その後は「個人の参拝まで拒むのは難しい」として毎年、組側からの連絡を受けて親族の参拝を受け入れてきた。 しかし、滋賀県警によると、親族ではない組関係者の参拝も確認されたという。寺は、山口組が仕切る法要が定例化したことを危惧し、排除に向けて昨年から検討。今年5月、家族を含めて関係者の参拝を一切認めないことを決め、6月下旬に組側へ文書で通知。組側から7月上旬、承諾する旨の文書が届いたという。 延暦寺の小林祖承総務部長は位牌の扱いについて「宗教上、返還は許されない」と安置を続ける意向を示しつつも、「社会の一員として、暴力団排除について誠実に対応をしていく」と話した。 10月までに全国で暴力団排除条例が施行。天台宗も加盟する全日本仏教会(東京)は12月1日の理事会で、暴力団排除への取り組みを再確認する予定だ。 」と報じた。

最近は、暴力団の手口も巧妙化しているようだ。一方では警察と暴力団の癒着という事件も起きている。同じような現象は、マルチ商法にもありそうで、国会で質疑があった。自分から手を下さず、一次、二次、三次、四次と下へ下へと実務の実行は遠いところでさせるようになったのも最近の現象のようだ。自分から手を下さなければ、悪いことをしても少しは良心の咎めが薄まるからなのだろうか。それにしても良心が薄まってしまったのも現代のようだ。というより、良心という羊の皮を被り、追跡が及ばない遠いところで悪事を働くという悪知恵に過ぎないのか。

追記:最初のタイトル「老人の寝言:虎の皮をまとった羊は世界中にはびこっているのか」と、入力ミスで虎と羊が入れ替わっていた。投稿後検索してみたら早速、「「いとしきもの: 老人の寝言:虎の皮を纏った羊は世界中にはびこってい」」とGoogleに取り込まれていた。その間の時間は短い。訂正後再チェックすると、更に、「 もしかして: 老人の寝言:羊の皮をまとった虎は世界中にはびこっているのか 」というリンクも表示されている。これには参った。コンピュータ侮り難し。

2011年11月16日 (水)

老人の寝言:世界が注目する国家首脳の会談で言った言わないの腹芸が通用するのか。111116。

2011/11/16
昨日は穏やかな晴天。夕方の風に冬の寒さを感じた。AMEDASの気温は13℃台だった。タマリュウ改植。ハナダイコン移植。しばし、プラ容器のメダカをながめた。親メダカの方は姿をみせないが、子メダカの方は元気に泳ぎ回っている。子メダカの数はかなり多そうだ。40~50匹はいそうだ。大きさのばらつきがかなりある。メダカの産卵は一度に一斉にするのではなく、継続的に産卵するらしい。大きさのばらつきは産卵時期のばらつきになるのだろう。

ポケットラジオで国会中継を聞いた。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議から帰国した首相を迎えての国会討論で、自民党の山本一太議員の追求には気迫迫るものがあった。ラジオだから顔色はうかがえなかったが、総理の顔面が一瞬蒼白になったのでは思った部分もあった。それでも、言った言わないの腹芸の世界に失望した国民は多かったに違いない。

2011/11/15の天気

TAVE= 12.4
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TMIN= 8.5
DIFF= 8.9
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SUNS= 8.3
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最低気温(℃)  8.3  23:17
最高気温(℃)  17.9  13:59

老人の寝言:世界が注目する国家首脳の会談で言った言わないの腹芸が通用するのか

あの山本議員も言いそびれた事が一つあったのではないか。というより、感情的より、クールにロジカルに攻めるという工夫も出来たのではないか。

いやしくも、米国大統領と日本国首相の会談である。発表する文書の文言は、発表前に両国で綿密に確認された筈だ。先ず、最初にその事実を確認しなければならないようだ。確認してなければ、それだけで外交の失点だ。確認して、「Prime Minister Noda's statement that he would put all goods, as well as services, 」という文言が事実や首相の意図に反するのであれば、その時点で、主張を主張しなかったと言う点で、これも外交の失点だ。

しかし、問題はさらに奥深いのではないか。発表が事実に反し、首相の主張にも日本の国益にも反するならば、首相は日本国と自分の名誉にかけて、謝罪と訂正を求めるべきだ。

首相の国会答弁では謝罪も訂正も求める意向がないらしい。外交文書はお互いの成果を誇示する目的も持つ。オバマさんは国内向け・大統領選挙向けに大きな得点が誇示できる内容だ。野田さんのポイントはなんだろうか。日本はTPPに入れてくれ入れてくれとおねだりしており、オバマさんがそれを歓迎した。これで、外交の得点をしたと誇示できるのか。前首相の失点も回復できない。

もし、日米両当局がこの発表内容に同意していたとすれば、主張のすれ違いを認め合い、口裏合わせで両国の国民をだまそうという事にならないか。

ところで、問題の文書はホワイトハウスが発表したこれではないか(http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2011/11/12/readout-press-secretary-presidents-meeting-prime-minister-noda-japan)。その全文は以下の通り。

「The White House

Office of the Press Secretary
For Immediate Release
November 12, 2011
Readout by the Press Secretary on the President's meeting with Prime Minister Noda of Japan
The President and Prime Minister Yoshihiko Noda had a good discussion today on a range of issues, including APEC and the upcoming East Asia Summit, and next steps on Futenma relocation.  The leaders also talked about Japan's interest in the Trans-Pacific Partnership (TPP) agreement.  Prime Minister Noda noted that he had decided to begin consultations with TPP members, with an eye to joining the TPP negotiations.  The President welcomed that important announcement and Japan's interest in the TPP agreement, noting that eliminating the barriers to trade between our two countries could provide an historic opportunity to deepen our economic relationship, as well as strengthen Japan's ties with some of its closest partners in the region.  The President noted that all TPP countries need to be prepared to meet the agreement's high standards, and he welcomed Prime Minister Noda's statement that he would put all goods, as well as services, on the negotiating table for trade liberalization.  The President noted that he would instruct USTR Kirk to begin the domestic process of considering Japan's candidacy, including consultations with Congress and with U.S. stakeholders on specific issues of concern in the agricultural, services and manufacturing sectors, to include non-tariff measures.  Prime Minister Noda also explained the steps he had taken to begin to review Japan's beef import restrictions and expand market access for U.S. beef.  The President welcomed these initial measures, and noted the importance of resolving this longstanding issue based on science.  We are encouraged by the quick steps being taken by Prime Minister Noda and look forward to working closely with him on these initiatives.」

これをGoogle翻訳で翻訳した結果。
「ホワイトハウス

報道官のオフィス
即時リリース用
2011年11月12日
日本の総理大臣野田と大統領の会談に関する記者長官による読み出し

大統領と総理大臣野田佳彦は、APECと今後の東アジアサミット、そして普天間の移設について、次の手順などの問題の範囲に今日は良い議論がありました。リーダーはまた、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定における日本の関心について語った。首相は野田氏は、TPP交渉への参加を視野に、TPPのメンバーとの協議を開始することを決定したことに留意した。大統領は両国間の貿易障壁を排除することだけでなく、中の最も近いパートナーの一部と日本の関係の強化、我々の経済関係を深めるための歴史的な機会を提供することができることを指摘し、その重要な発表とTPPの合意で、日本の関心を歓迎地域。社長は、すべてのTPPの国が合意の高い基準を満たすために準備する必要があると指摘し、彼は貿易自由化交渉のテーブルにすべての物品だけでなく、サービスを、置くことを内閣総理大臣野田の声明を歓迎した。大統領は、USTRカークは、非関税措置を含むように、議会とし、農業、サービスと製造業部門における懸念の特定の問題に関する米国の利害関係者との協議を含め、日本の立候補を考慮の国内プロセスを、開始するように指示することに留意した。首相は野田氏はまた、日本の牛肉の輸入制限を検討し、米国産牛肉の市場アクセスの拡大を開始するためにとった手順を説明した。社長は、これらの初期の措置を歓迎し、科学に基づいて、この長年の問題を解決することの重要性を指摘した。我々は、内閣総理大臣野田で撮影し、これらの取り組みで彼と密接に働くことを楽しみにされている簡単なステップによって奨励されています。」

この翻訳は機会機械(コンピュータ)翻訳で滑稽な部分もあるが、問題の部分は、「社長は、すべてのTPPの国が合意の高い基準を満たすために準備する必要があると指摘し、彼は貿易自由化交渉のテーブルにすべての物品だけでなく、サービスを、置くことを内閣総理大臣野田の声明を歓迎した。」と首相の説明より明快に思える。首相は牛肉解放というお土産も持って行ったが、問題はそれだけではない。農業もサービスも対象とある。アメリカの手の平の中で踊っている姿が哀れだ。それが日本の現状か。腹芸はいつまでも続くのか。

*************************
追記(2017/11/15):記事整形、過去BLOG再読、印象・コメント等
タイトルの文字サイズ拡大、文字色変更、文節に分けて読み易くした。投稿期日を追加。丁度6年程前の記事だ。内閣総理大臣は3.11東北三大災害時は菅直人、そしてその後はあのドジョウで名を馳せた野田佳彦に代わっていた。現在は、当時の民主党政権から自民党政権に代わっている。民主党野田政権から始まったTPP参加問題は、米国が離脱をして、残りの11ヶ国が発効を目指して協議中だ。輸出・輸入・関税は国家の存在そのものの反映である。関税は国家や国力のアンバランスを調整する調整弁だ。それを取り払うという発想は一見理想的に見えるが、国境を無くし世界を一つの国にする理想と瓜二つで、現実を見ればそれが人類の夢の段階に過ぎない事が直ぐ分かる。やはり、世界を平和に繁栄させる為には、無数の地球国民が無数の調整弁を少しずつ調整する以外に方法はないだろう。

「老人の寝言:日本のTPP参加はOBAMAさんを助けるだけなのか(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/11/tppobama-61db.html)。(2011年11月15日 (火))」(この記事へのリンク

YOUTUBE:「H23.11.15 参院予算委・山本一太 1/2【TPP参加表明について】(https://www.youtube.com/watch?v=anXOGmbsgsQ)。(eight2525:2011/11/15 に公開;視聴回数 24,555 回)」(このサイトへのリンク

2/2へのリンク

2011年11月15日 (火)

老人の寝言:日本のTPP参加はOBAMAさんを助けるだけなのか

2011/11/15
昨日も穏やかな晴天。ポット苗手入れ。種子採取。落果していた渋柿を食べてみた。中が黄色で水分が多いものは渋みは抜けていてが、甘みが少なかった。中が茶色でゴマが入ったようなものは、ねっとりとしており甘みも抜群であった。やはり渋柿も種が入った方がうまいのか。そこまで注意してみなかった。カキの種も、人間や動物を介して種の拡散・子孫繁栄を実現している。そうなると、種子が沢山出来ている方をより美味くする事は目的にかなっていると思う。柿の木がそう思って養分の分配を行っているのかは分からないが、何か違いがあるとき、その違にはどういう理由があるのだろうと考えてみるのも面白い。カキの本を読んでいたら、猿蟹合戦に出てくる柿木は渋柿だろうと述べていた。柿の専門家はやはり、柿ならば色々な事に興味を持つのかなと思った。

2011/11/14の天気

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RAIN= 0

老人の寝言:日本のTPP参加はOBAMAさんを助けるだけなのか

TPP交渉は既に始まっている。日本はその交渉に途中乗車しようとしている。その乗り物の性格が分からないのに交渉に飛び乗ってしまった。最初からの交渉なら色々条件は出せるだろう。交渉の筋道も理解できる。ところが途中から乗せて下さいでは立場が弱くなるのは世界の常識だろう。国論が真っ二つに割れているのに、途中下車も出来るとも言う人物が政権の要職についている。政権内の意志を統一・決定できないで、まだ腰が定まっていないのだ。米国内にも、そんなトラブルメーカーになりそうな国は交渉が決着してから入れた方が良いという意見もあるようだ。そうなれば、日本は交渉権を行使できないのは自明だ。要するに途中乗車という不完全な交渉権、外交に弱いという政権の特徴、外交実績に乏し首相いというトリプル不安要件が揃っているのが日本が参加しようとするTPP交渉なのだ。以下は日本の動きをアメリカがどう見ているか気になって覗いてみたワシントンポストの記事の頭と尻の部分。

Washingtonpost.comは、「Japan will take part in trade talks, PM Noda says;url=http://www.washingtonpost.com/world/japan-will-take-part-in-trade-talks-pm-noda-says/2011/11/11/gIQANw63BN_story.html(By Chico Harlan, Published: November 11)
というタイトルで、「TOKYO ― Prime Minister Yoshihiko Noda announced Friday that Japan will participate in talks on a broad, U.S.-backed Asia-Pacific free trade agreement, a divisive move that could both aid an ailing economy and fracture the government’s ruling party.
 By joining negotiations on the Trans-Pacific Partnership (TPP), Japan would clear the way for potentially major changes to its economy, the world’s third-largest, such as slashing tariffs, allowing cheaper imports and lowering prices for consumers.
But the pact also threatens to level Japan’s farming industry, whose many powerful advocates say that Noda is threatening national unity ― and ultimately eroding his base of support ― by making big decisions on his own. Japan’s involvement in the talks marks a boost for President Obama, who set a goal of doubling U.S. exports over five years, and helps Washington strengthen its ties to Asia. Noda and Obama will discuss the pact when they meet Saturday during the Asia-Pacific summit in Hawaii.」と報じた。そうして最後を「“As for TPP, I am fully aware of both great benefits and numerous concerns,” he said, adding: “I love Japan from the bottom of my heart. My mother’s family are farmers. . . . I still remember the smell of the soil.”Special correspondent Ayako Mie contributed to this report.」と締めくくっている。

YOMIURI ONLINEは、「TPP合意目標時期は2012年7月?;url=http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111114-00000610-yom-int(最終更新:11月14日(月)15時11分)」というタイトルで、「【ホノルル=岡田章裕】シンガポールのリー・シェンロン首相は12日、大枠合意に達した環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について、ホノルルで一部記者団と会見した。 TPP交渉の合意目標時期について、米大統領選が本格化する前の2012年7月との見方が各国内で出ていることに対し「交渉を早め、長引かせない圧力になる。早期に合意するための一つの手法だ。野心的だが、強い意志があれば可能だ」と積極的に評価した。」と報じた。」【ホノルル=岡田章裕】シンガポールのリー・シェンロン首相は12日、大枠合意に達した環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について、ホノルルで一部記者団と会見した。 TPP交渉の合意目標時期について、米大統領選が本格化する前の2012年7月との見方が各国内で出ていることに対し「交渉を早め、長引かせない圧力になる。早期に合意するための一つの手法だ。野心的だが、強い意志があれば可能だ」と積極的に評価した。

WEB情報によると大統領選挙は2012年11月6日らしい。すでに大統領選挙の前哨戦が始まっている。Washingtonpostの言っている、「Japan’s involvement in the talks marks a boost for President Obama, who set a goal of doubling U.S. exports over five years, and helps Washington strengthen its ties to Asia. 」という言葉は、日本のTPP交渉参加表明はオバマさんの政策翼賛になるのだ。オバマさんが再選されれば、オバマさんに恩を売って置いた事が役立つ。俺の政権寿命もいつまで持つか分からない。野田内閣は2011年(平成23年)9月2日発足。菅内閣は2010年6月8日~2011年(平成23年)9月2日。せめて菅さん並の寿命をと次元が低い覚悟をされては泣くにも泣けない。負け戦を承知で戦場に向かうのか。Washingtonpostの締めくくりは「My mother’s family are farmers. . . . I still remember the smell of the soil.」という一節だ。いまだ土の香りを思い出すだけでは、農業など苦もなく切り捨てられそうだ。

TPP交渉で完全な盲点になっているのが知的所有権やサービスだ。すでに遺伝子特許等については読みかじりの記で書いた。特許に関税は無関係かもしれないが、特許が通商の障壁となる可能性は避けられない。攻める側では特許は障壁であるが、守る側ではまさに自国産業保護の生命線になる。アメリカは、たとえばビジネス特許等を国内でどんどん成立させ、それを武器に乗り込んでくる可能性も大きい。ビジネスモデル特許はアメリカが最も得意だ。IT関連のビジネス特許で攻められたら日本のIT産業は崩壊しないだろうか。当然、アメリカの弁護士や弁理士、会計士もどんどん乗り込んでくる。日本は弁護士が多すぎて失業云々と言っているが、弁護士業界などはTPPに対して何の対応も出来ていないだろう。言語障壁を作るな等と言って、アメリカの弁護士が膨大な英語文書を突きつけて乗り込んできてたら、弁護士は失業するし、裁判所はパンクするしで、日本のサービス分野の業種もアメリカに席巻される心配もある。かつて、半導体業界ではテキサス・インスツルメントが保有するキルビー特許に怯えた事があった。喧嘩をしても勝ち目はない、それよりも、物を作って稼いだ金で特許料を払えば良いと安直に考えたのだと思う。大半の日本の半導体メーカーはTIにキルビー特許の特許料を払ったと思う。現在、その日本の半導体メーカーは、青色吐息の状態で半導体部門は事業の足枷になっている。

「キルビー特許;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E7%89%B9%E8%A8%B1;(最終更新 2011年6月20日 (月) 02:17 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「キルビー特許(キルビーとっきょ、Kilby patents)とは、テキサス・インスツルメンツ (TI) のジャック・キルビーが発明した半導体集積回路の基本特許。キルビー特許と言うときは、半導体集積回路の重要な基礎技術として捉える側面のほかに、日本では特許の成立が遅くなり、普及した技術を用いる製品に対して多額のライセンス料が課せられた、言うなればサブマリン特許に近いイメージで捉える側面がある。」

キルビー特許でアメリカは濡れ手に粟の如くに膨大な特許収入を手に入れた成功体験を持っている。日本はその時を黒船として眺めているだけでどれだけの対応をしているのだろうか。つまらない特許侵害ででも、中小企業を訴えれば、中小企業はたちまちお手上げになるだろう。特許と裁判が連携すると、とんでもない影響力を発揮するのだ。アメリカの裁判事情は色々伝えられているが、ビジネスとなれば、禿げたかの如く、奪える物は尽く奪われてしまうのではないか。日本では製造や技術云々と大企業から中小企業までTPPに賛成のようだが、製造や技術云々の稼ぎより、その上を行く、特許料や知的所有権に基づくサービス料が今後は圧倒的に増大するのである。口先でお題目を唱え、無策、無思想で政権延命を図るだけでは、日本の将来に希望が持てないのだ。

2011年11月13日 (日)

老人の寝言:これは便利だと安穏に暮らしている先に落とし穴がある

2011/11/13
昨日は晴れ。夕方から雲が多くなった。ポット苗手入れ。ゴム手袋をして除草。使い捨てのポリ手袋が疲れなくて楽らしい。起床時には指先がこる。少しストレッチをしてから起床する。秋が深まっている。ケヤキやカキの葉が落ち始めている。葉が紅葉・黄葉するのは落葉樹。植物の葉が緑色に見えるのは、日光の赤色と青色の成分を吸収するためらしい。葉緑素という色素がその波長の光を吸収する。それなら、葉が赤や黄色に色づくのはなぜか。

2011/11/12の天気

TAVE= 15.4
TMAX= 19.5
TMIN= 9.9
DIFF= 9.6
WMAX= 3.1
SUNS= 6.8
RAIN= 0

最低気温(℃)  9.3  06:06
最高気温(℃)  20.0  13:08

「紅葉;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E8%91%89#.E7.B4.85.E8.91.89.E3.81.AE.E5.8E.9F.E7.90.86;(最終更新 2011年11月6日 (日) 02:39)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「紅葉の原理 [編集] :葉の赤色は色素「アントシアン」に由来する。アントシアンは春から夏にかけての葉には存在せずに、秋に葉に蓄積したブドウ糖や蔗糖と、紫外線の影響で発生する。
黄葉の原理 [編集] :葉の黄色は色素「カロテノイド」による。カロテノイド色素系のキサントフィル類は若葉の頃から葉に含まれるが、春から夏にかけては葉緑素の影響により視認はできない。秋に葉の葉緑素が分解することにより、目につくようになる。なお、キサントフィルも光合成によってできた糖から出発し、多くの化学変化を経てできたものである。
褐葉の原理 [編集] :黄葉と同じ原理であるが、タンニン性の物質(主にカテコール系タンニン、クロロゲン酸)や、それが複雑に酸化重合したフロバフェンと総称される褐色物質の蓄積が目立つためとされる。黄葉や褐葉の色素成分は、量の多少はあるがいずれも紅葉する葉にも含まれており、本来は紅葉するものが、アントシアンの生成が少なかったりすると褐葉になることがある。」とある。

百姓をしていて疑問なのは、葉緑素が光合成をするのだが、緑の葉が作った栄養分は落葉前に根や幹、枝に環流、蓄積して、落葉モードに入る条件は気温だけなのかということ。植物は惜しみなく落葉するように見えるが、落葉する前に葉の中の養分は本体に全部送ってしまうのではないか。従って葉に残る養分は極少ないのではないか。もう一つは、発色する色素物質は葉だけで合成できるのか。色素分子が合成されたり、分解されたりで葉の色が変わるのも不思議だ。樹種による黄葉・紅葉・褐葉の違いが色素の合成やそのさじ加減で変わるのが面白い。

老人の寝言:これは便利だと安穏に暮らしている先に落とし穴がある

IT技術の発展でこの四半世紀は便利になった。半世紀前は自分は青少年時代で、世界中を自由に飛び交う事が出来る電波にあこがれがあった。小学生の頃にゲルマラジオを作って電波の不思議を感じたこと。我が家の真空管ラジオを改造して短波放送を受信できるようにしたこと。中学生時代は友人とアマチュア無線の国家試験を受けて揃って落第したこと。思い出すと色々な記憶がよみがえる。家庭に電波機器が入ってきたのは、コードレス電話頃からだろうか。コードレス電話は盗聴の問題が指摘されていたと思う。コードレス電話の子機の機能を大幅に拡大したのがPHSだったと思う。PHSの前にポケベルが大流行した事もあった。ポケベルはカエルコールで使った事があった。会社でも夜勤の時に持たされた。PHSになったときは、出張の時も使うようになった。その次は携帯である。携帯は自社製品の販促で0円で買った。まさに欲呆け商法の典型。その携帯も退職してほとんど出番がない。契約料だけは取られている。この間にインターネットも普及して、LANも当たり前となった。最近では無線LANも数千円で、初期の頃の1/10程度の値段になっている。配線も不要、手間も省けて、見栄えも良い。そろそろ無線LANにしようかと誘惑を感じる。

YOMIURI ONLINEは、「グーグル、ストリートビュー撮影時に通信傍受;url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111112-OYT1T00019.htm?from=main2(2011年11月12日07時30分  読売新聞)」というタイトルで、「インターネット検索大手「グーグル」(東京都港区)が、街並みの画像を閲覧できるサービス「ストリートビュー」作成のため全国を車で撮影して回る傍ら、他人の通信を傍受していたとして、総務省は11日、電気通信事業法に基づき、同社に傍受したデータの廃棄と原因を究明するよう指導した。」、「同社は「誤って情報を集めた」と説明している。 同省によると、同社は2007年末から昨年5月まで、全国を車で回り、ストリートビュー用の映像を撮影。この際、車に無線LAN受信アンテナを搭載し、通信を傍受していた。駅構内やカフェなどに設置された無線LANでパソコンやスマートフォンを使っている人のメール送受信やウェブサイト閲覧記録が含まれるとみられるが、同社は収集したデータ量や内容を明らかにしていない。」と報じた。

このニュースを見てびっくりした。Googleは世界有数のIT企業ではないか。世界有数といえども、通信の秘密は先ず第一に守られなければ、正常な社会生活は成り立たなくなる。当局の指導は生ぬるいのではないか。違法行為を行っているのなら摘発して徹底的にその犯罪を暴かなければ安心できない。

ところで、傍受するだけで犯罪になるのだろうか。何事も自己責任なのか。当然、無線LAN関連業者は判読に困る位の小さな字で傍受される旨注意事項を書いているかもしれない。しかし、何事もなかったように傍受され、その情報が密かに使われているとなると心安らかではない。

調べてみると以下のような情報があった。メール盗聴とその確認法もそのページにあった。データの暗号化で安心というが、それを解除するソフトを提供する業者もいる。これはパソコンウィルスと同じ。便利さの盲点にビジネスありなのか。

「2.無線LANの通信傍受:有線LANと同様に無線LANにもパケットスニッファがいくつか存在します。しかも有線LANと違って、電波さえキャッチできれば外からでも傍受が可能です。もちろんこうし危険を考慮して、無線の場合にはWEPキーによるデータの暗号化が施されていますが、これもAirSnortなどで解除可能といわれており、過信は禁物です(url=http://web110.com/cyberacademy/ch06_2.html。)」

ともかく無線LANも極論すると人間の会話と同じ。声が電波に変わって見えないだけだ。ところで、ウェブサイト閲覧記録がこっそり盗まれたらどうなるか。

2011年11月 7日 (月)

老人の寝言:TPPは血液凝固阻止剤「ワーファリン」ではない。劇薬を飲むより体質改善が先だ。

2011/11/7
昨日は曇り時々雨。AMEDASでは、3~4、14~16時に雨が記録されている。宅内で雑用をして過ごす。夕方話し相手が来て雑談。話は世界情勢から歴史とあちこち飛んだ。EUはギリシャが国民投票を回避して何とかEU内部の結束が保たれた。ところがイタリアが危ないというニュースも耳に入る。

2011/11/6の天気

TAVE= 16.5
TMAX= 18.2
TMIN= 15.5
DIFF= 2.7
WMAX= 2
SUNS= 0.1
RAIN= 7

老人の寝言:TPPは血液凝固阻止剤「ワーファリン」ではない。劇薬を飲むより体質改善が先だ。

ユーロとはまさに通貨のTPP版だろう。EU内部では無条件にユーロが闊歩する。EU構成国の経済力が均衡していればお互い様だが、不均衡だといつ問題が勃発するか分からない。通貨レートも関税もその不均衡を調整するための調整弁である。その調整弁を無くそうというのがTPPだから、無謀という以外にない。これは、人体や生物が安定して機能するように働くホルモン等から類推すれば自明な事だ。採血をするとき、血液をサラサラにする薬を飲んでいますかと聞かれる。血液も血管内をがんがん流れれば良いというモノではない。適度の粘性と凝固性を持たなければ生体に大きな負担を与え、ついには生体システムは暴走してしまうだろう。21世紀はIT革命の時代でもある。通貨レートが固定レートから変動制になったのも、経済の動きが早く、通貨レートの固定制ではコレステロールのような役割しか果たせなくなったからだろう。国家間の関税もIT技術で、時々刻々と変えれば、潤滑な経済の流れが実現することは目に見えている。TPPを「ワーファリン」のつもりで丸飲みするようでは国も国際関係も持たない。「ワーファリン」はそれを必要とするものに必要量だけ処方すればよい。

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)