09D_かみつけ女流歌人 雅 観賞

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2011年4月 3日 (日)

かみつけ女流歌人 雅:ひとつ蟋蟀

2011/4/3
黄色いチョウチョが飛び回っていた。気温があがり、上着をぬいで仕事をした。おかげで、計画停電はしばらく無いようだ。しかし、原発事故の抜本的な進展はなく、放射能漏洩は増大し、憂鬱な気分からは解放されていない。原発の現状はどうかと、原子力安全保安院のサイトを覗き、原発3号(プルサーマル)機の水位を調べた。pdfファイルを開くと、何と、第1ページが天地逆であった。pdfリーダーで、90度回転を二回して読む始末。4/2のデータは、燃領域A=-1850mm、燃領域B=-2250mmとあった。この数値が東京電力の株価に相関するとも言われている。多数の人が真剣に見るデータであろう。それにしては、いかにも緊張感の感じられないデータ公表態度である。

昨日の天気

TAVE= 10.7
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DIFF= 17.4
WMAX= 11.3
SUNS= 6
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技術断想:原発事故のシミュレーション

「原発の全電源喪失、米は30年前に想定 安全規制に活用」という記事があった。

(.asahi.com/international/update/0330/TKY201103300512.html:2011年3月31日16時39分)
その記事は「東京電力福島第一原子力発電所と同型の原子炉について、米研究機関が1981~82年、全ての電源が失われた場合のシミュレーションを実施、報告書を米原子力規制委員会(NRC)に提出していたことがわかった。計算で得られた燃料の露出、水素の発生、燃料の溶融などのシナリオは今回の事故の経過とよく似ている。NRCはこれを安全規制に活用したが、日本は送電線などが早期に復旧するなどとして想定しなかった。
 このシミュレーションは、ブラウンズフェリー原発1号機をモデルに、米オークリッジ国立研究所が実施した。出力約110万キロワットで、福島第一原発1~5号機と同じ米ゼネラル・エレクトリック(GE)の沸騰水型「マークI」炉だ。 」と述べている。

このようなシミュレーションが30年前に実施されて、安全規則に適用されていたという事実に、日米の原子力技術の質の差を感じてしまう。シミュレーションとはある条件が与えられた時に、どのような結果が現れるかを推測する技術といえよう。実験ができない大規模なシステムや破壊や危険を伴う現象の理解には不可欠の手法である。天気予報もすでにシミュレーション技術の上に実用不可欠なレベルに達している。地球温暖化の行方もシミュレーションがなければ科学的な根拠を失うだろう。後者の破壊や危険を伴う現象の理解には、まさに原発事故の解明や核兵器の開発で使われている手法であろう。

米国が、なぜこのようなシミュレーションを原子力発電の初期段階で行っていたのか。その原点には広島、長崎への原爆投下という重い歴史的な反省と責任感があったのではないか。原爆投下より十数年後には、米国の原発が稼働を始めているようだ。その原発の前身が原子力潜水艦の原子炉らしい。原子力が戦争から平和へと用途を広げてきたのは事実だろう。米国は原子力という超越的な軍事力の独占に今日も執着している。軍という組織の中では、原子力の管理は何とか可能であったろう。それが、民間で使われるとなると軍の下にあるような徹底した管理が不可能になる。万一、原子力の平和利用で、大きな問題を起こしたとき、それが軍に跳ね返る。原発も原爆もその根っ子は同じだ。ともかく、どういう目的で30年前に原発のシミュレーションが行われていたのか、真の目的は定かではないが、民主主義を標榜する国家として、国民を不安のどん底に落としこむ原発の危険を未然に防止しようと言う、国家の意思がそこにあったのではないか。まさに、原発事故は国民を守る軍が国民を恐怖にかりたてる以上の恐怖を国民に与えてしまう。米国は核兵器をバックとした世界平和の守護神としての意識と共に、原爆使用という加害者としてのトラウマをいまだ持っているだろう。日本は原爆の被害者としてのトラウマを忘れてしまったのか。

原子力安全保安院が、東京電力に対して、作業者全員に線量計を装着するよう口頭で注意したとの記事があった(sankei.jp.msn.com/affairs/news/110401/dst11040112090038-n1.htm):
「【放射能漏れ】
保安院、東電を注意 作業員の線量計不足で
2011.4.1 12:07
 東京電力福島第1原発事故でアラーム付きの個人線量計が不足し、作業員全員が線量計を持てない状況だったことが明らかになり、経済産業省原子力安全・保安院は1日、放射線管理に問題があったとして東電を口頭で注意した。」

この記事を見て、なんともいえない不快感を感じた。子供の使いではないだろう。この期に及んで、事態の後追いだけしかしないような仕事ぶりならば、その存在意義は無いだろう。事態の推移を予想して先行指示を出し、それを公表するのが任務ではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:ひとつ蟋蟀

歌題=ひとつ蟋蟀:

■人は皆 所詮ひとりと 立ち上がり 黄の水仙の 香り深く吸ふ 92 水島 美智子

人生を達観しつつ、居直り、行動を起こす姿を黄の水仙の香りを深く吸うと明るく表現した。

2011年4月 2日 (土)

かみつけ女流歌人 雅:春なれや

2011/4/1
かつて作った句:嘘ニュース作って苦笑四月馬鹿。こんな句もあった:辛き世よバカ言えばバカ四月バカ。昨日はAPRIL FOOLであったが、まだ冗談を言える気分にもならない。畑にピンクかかったスモモの花が咲き出した。受粉用に植えたのだが名前が思い出せない。植栽図でみるとハリウッドであった。昨日は県会議員の選挙告示。早速、選挙カーから大音声が響いてきた。

昨日の天気

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身辺雑記:何事も集めれば初めて見えてくるものがある

閣議で、今回の震災を「東日本大震災」と呼ぶ事を決めたそうだ。NHKラジオニュースが報じた。NHKは「東北関東大震災」を使っていた。「東北関東大震災」という表記は「東日本大震災」より一文字多いが、地震の真相を伝えているので、「東北関東大震災」という表記の方が相応しいように感じる。地震自体の名称が「東北地方太平洋沖地震」なので、被害が拡大した事実を反映したのかも知れない。しかし、東日本大震災と言うと、後世の人々が災害の歴史を学ぶときに、「東北地方太平洋沖地震」に伴う、大津波や東京電力の福島第一原子力発電に伴う事故等の被災の想起が困難になるのではないか。東日本というと、先ず東京を思い出してしまう。余りにも範囲が広すぎるように感じる。東北地方の巨大被害を歴史の中に葬ってはならない。あれもこれも、場当たり的によさそうなことは全て盛り込む。その為には大風呂敷を広げればよい。あちこちに○○本部というような組織が林立して、どれが本当の本部かすらはっきりせず、情報の一元化ができていない弊害が「東日本大震災」で際立っているとあちこちから批判が出ているのが実状である。それならば、情報一元化本部を作ったらいかがか。また、数日前、人前に出ようとしない東京電力会長が、ようやく記者会見に臨み、福島第一原子力発電所の原子炉の廃炉やむなしと述べた。福島県知事はこの発言に激怒したと伝えられている。原子炉からの放射線物質の垂れ流しに目鼻がつかず、現場で必死に働いている人々の心情もはからず、自分のみ生き延びようとする敵前逃亡に見えたのではないか。原発事故の最高責任者として口が裂けても言うべき事ではない政治的発言をしたという事ではないか。その激怒を復興の原動力として頂きたい。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:春なれや

歌題=春なれや:

■桑の葉に  露おくよるは 億万の  虫のこゑする 神谷のはらは 68 田辺 典子

数えることもできないほど多くの虫のこゑを億万と誇張しつつ自然豊かな神谷のはらを詠った。

2011年4月 1日 (金)

かみつけ女流歌人 雅:何處からか

2011/4/1
昨日はハナダイコンを移植した。畑にははこべ等の雑草が地面にはいつくばっているが、これらの雑草をハナダイコンで抑えようとしている。昨年柿の木の下で繁殖したもの。ゴウゴウと強い風が吹いた。AMEDASのデータ:最大瞬間風速(m/s)=15.1 (風向(16方位))= (北北西)  16:34 。

昨日の天気

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身辺雑記:東京電力の驚愕すべき作業員の放射線被曝管理

今朝、6時のNHKニュースで東京電力は作業員の放射線被曝管理をする計測器を一部の作業員に所持させずに作業させていた報じた。その理由は震災による計測器の故障等だとの事で必要数が確保できなかったから。従って、計測器の数に作業員数を合わせるという。

このニュースを聞いて本当に逆転の発想が東京電力でまかり通っていると感じた。作業目的、作業量に併せて作業員を手配するのが常識だろう。原子力発電所の作業は放射線被曝管理が適正に行われるという前提で成立するのではないか。このニュースを裏読みすると、放射線計測器を装着せずに常態的に作業をさせられた作業員がいたのではないかと推定される。当然、放射線被曝管理は各個人毎の累積値を管理する必要があり、各個人毎に本人専用の放射線計測器を割り当てるのが前提だろう。そうでなければ、管理体制が非常に面倒にになる筈だ。その道の専門の外部の人が福島第一原子力発電所の内部に入れば、やっている事は一目瞭然である。作業員の安全を無視した管理体制がまかり通っているのがばれてしまうというのがまずいと言うのが発表の根底には無かったか。いままで、放射能の管理も満足にされないで作業をさせられた作業員は自分を虫けらのように扱われたと憤慨するのではないか。法は最低の道徳とも言われる。東京電力の法学部出身の経営層は違法すれすれの経営をするためにだけにしかその法律を使用することができなかったのか。ニュースで報道された内容は労働安全衛生法に照らして適法であったのか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:何處からか

歌題=何處からか:

■気楽さと 寂しさを秤に かけてみて 一人の暮らしを 納得したり 48 島崎 梅子

秤にかけてと自己を客観視することにより女の強さが生まれ心のバランスがとれた歌。

2011年3月31日 (木)

かみつけ女流歌人 雅:竹似草咲くみち

2011/3/31
昼は晴天。苗を植えた。ランニング中のオジサンが話しかけてきた。道路沿いの水仙が良く咲いているが、うちのは丈だけ伸びて咲かないと言う。肥料が多すぎて成長モードに入り花芽がつかないのでは等話が始まる。見知らぬ人だが長話になった。マスターの中距離選手だという。夜になり雷鳴がしたが雨はわずか。降雨に期待した苗植だったが残念。今朝、早朝のNHKニュースで福島第一原子力発電所の現場体制が変わると報じられた。WEB検索をしたら、以下のようなニュースがあった。

「東電 作業員の環境改善進める(NHK NEWS)
3月30日 21時52分 
福島第一原子力発電所の復旧作業に当たっている作業員が厳しい環境に置かれていることについて、東京電力は、これまでおよそ600人が寝泊りしていた態勢から、200人ほどに絞り込んで、第二原発などに移動させ、環境の改善を進めていると説明しました。」

このニュースを聞いてふと疑問がわいた。「復旧作業に当たっている作業員が厳しい環境に置かれている」のは今分かった事ではないだろう。実際は600人どころでもないのではないか。今まで、何の気遣いもなく多くの作業員を酷使してきたことを言い直すとこういう美辞麗句になるのだろうか。政府、東京電力は外国や各種機関の支援を受け入れつつある。当然、表向きは支援というミッションを持っての入国、原発現場入りとなるだろう。支援を受ける立場からは、特別な理由が無い限り、視察や調査に条件を付ける事は難しいだろ。結局、福島第一原子力発電所は丸裸になり調査される。そうして、政府、東京電力が言ってきた事の虚実をしっかり掴んでしまう。それは当然、外交やビジネスにフィードバックされて行く。太平洋戦争時に大本営が撤退を転進と称したことが思い出される。「600人が寝泊りしていた態勢から、200人ほどに絞り込んで」という事は撤退ではないのか。今更嘘を言っても通らなくなる。WEB記事には、原発を石棺に入れるという、コンクリート詰め対策も出初めている。東北の地に何十年、何百年も立入の出来ない廃墟を作ろうとするのか。もしそうなれば、百年後にはまた大地震、大津波が発生する可能性も大きい。その時、この廃墟が崩壊して再び放射能を吐き出し、その放射能は地球規模で拡散する危険が残る。日本は、世界の孤児どころか、世界一の危険国になってしまう。

昨日の天気

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読みかじりの記:証言・私の昭和史 ②戦争への道 きき手・三國一朗 テレビ東京編(文春文庫)

自分にとって未だしっくり理解できない事がある。日本はなぜ無謀な戦争に突入し、悲惨な破局に至ったかという疑問であり、問いかけである。この本は、敗戦30年余後に、その戦争や戦争に至る現場にいた人々の証言をラジオ放送の録音から編集して出版された物である。この本を読んで、歴史の歯車は着実に戦争に向かって回転してしまったように感じた。記事の中に「斎藤隆夫の反戦演説」という項がある。昭和15年の第75帝国議会の民生党斎藤隆夫の代表質問に関する記事だ。当時の社会情勢から言いたくも言いにくい事を、勇気を持ってずばりと直言した2時間ほどの大演説で、その反響も大きかった。しかし、歴史は戦争へと回転を続ける。「ノモンハン敗戦の真実 - 一連隊長の証言 -」の項は父の従軍体験と重ねて読んだ。詳細は本書に譲るが、ノモンハン敗戦と同じパターを太平洋戦争全体で繰り返して、日本の敗戦という終局を迎えた。今、真相を振り返る事ができるなら、軍人も政治家も国民も何か足らない物があったのではないかと思える。その何かとは何か。島国という人為的な危機の少ない環境で、未だ比較的大きな変化に対応するという訓練・習性が育っていないのか。ともかく日本では大事を為すに船頭が多すぎる。責任は分散どころか霧散してしまう。日本軍は転進という名目でじりじりと戦場から追いつめられてきた。最後は玉砕だと叫ぶが、誰が戦争責任をとったのだろうか。「人間近衛文麿 - その登場と死 -」の項では自決にいたる経緯が述べられている。戦争への道は容易に突き進んでしまう。本当に難しいのは名誉ある撤退であろう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:竹似草咲くみち

歌題=竹似草咲くみち:

■新緑の 山へ行きたし 木の芽摘み 足萎え我を 山が誘ふ  25 岡田 艶子

体力は低下しても、気力と春の生命力を感じさせる一首。

2011年3月30日 (水)

かみつけ女流歌人 雅:女人の作務衣

2011/3/30
春らしいのどかな晴天。畑の隅に土筆が数本出ていた。蕗の薹は白い花が咲きそうだ。米国の環境団体が福島第一原子力発電の放射能漏れを評価して、排出された放射能はスリーマイルアイランドをはるかに越えていると試算、危険度は6に相当とする上毛新聞の記事を見て愕然とする。

昨日の天気

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身辺雑記:第二次計画停電はどうなるか

東京電力の計画停電が、実施され大きな不満が巻き上がっている。東北電力は計画停電を実施すると表明しているが、まだそれが必要とうするほど電力が逼迫していないようでまだ実施していない。計画停電も見方によれば、プラスの効果もあるだろう。最大の効果は電力の重要性を身を以て知らしめた事であろう。次ぎに、不要不急の電力消費を控え、突発的な停電を避けようとする予防意識が高まった事。これを裏返して見ると、電気配線は各家庭毎に接続されており、自分だけ良ければという個人主義を抑圧し、個人の連帯を意識させた事であろう。自分の節電は電気を必要とする誰かの役に立っているという意識が停電の不満を抑える働きをしている。見方によっては、避けようのない計画停電により、自ら危機管理行動をしたという、危機管理対応訓練が何百万世帯で実施できた事が最大の効果であるとも考えられる。

ところが、東京23区は計画停電から除外された。その理由や弁解は現在聞きたくもない。しかし、東京23区に及ぶ大地震が発生したとき、東京23区の住民は大規模停電に対する貴重な危機管理対応訓練をしなかった。出来なかったというべきか。従って、今後の停電に対する備えが甘くなるのではないかという予想が浮かぶ。

電力10社は、北海道電力、 東北電力 、東京電力 、中部電力 、北陸電力、関西電力 、中国電力 、四国電力 、九州電力、沖縄電力 である。何と、道州制のように地方毎に分割されている。名称が特異なのが関東地方をテリトリーとする東京電力だけだ。東京電力は関東電力と言った方が現実の電力供給体制に相応しいはずだ。首都東京という意識が反映された会社名なのか。東京23区はまさに電力界の将軍の城下町に相当するだろう。それだから計画停電からお目こぼしされているのだろうか。ともかく、東京23区が電気供給約款に基づく正当な理由もなく、計画停電から除外されている事に対して、東大法学部出身の多い東京電力経営幹部は、自分の法意識と東京電力の企業理念と照合して適切な対応をとるべきではないか。

最初の計画停電は整合性が大きく欠如し、利用者の不満が高まり、それが小幅な手直しされて実施されているのが現状であり、骨格は変わっていない。この第一次計画停電というべき計画停電は4月末で終了するとされている。問題はそれ以後の、年間で電力消費が最大となる夏の、いわば第二次計画停電をどうするかである。もしも、東京23区除外の計画停電を続行すれば、東京電力の法令コンプライアンスの是非にまで問題が拡大するだろう。東京23区は高層ビルが林立し、ヒートアイランド現象も際立つ。しかし、それは隣接都市でも全く同じである。そんな状況のなかで不公平が際立つ。東京23区を除外できる法律的根拠があるのだろうか。非常に厳しい状況であるが、東京23区の住民はそれを乗り越える力を持っているだろう。しかし、唐突に東京23区を含める第二次計画停電を実施すれば、その反対論と不満は爆発するかもしれない。が、憶測かもしれない。実際はどの地域も、その地域相当の計画停電は受け入れるだろう。第一次計画停電で市民は多くの学習をしただろう。そうなってこそ、計画停電の不便さと危機管理対応訓練という前代未聞の経験を共有できるのではないか。少しでも、その共通体験があれば、それが次なる大天災時に、身についたマニュアルとなり、混乱を和らげ、人々が連帯できる基礎となるのではないか。終戦前後、配給物資など気にせず優雅な生活ができた人々もいたという。東京23区がそんな特区でない事を望みたい。大天災時は、不公平は連帯の阻害要因であり、不便も危機もその意識と行動を共有することによって連帯が生じ、問題解決への行動つながるのではないか。

追記:夏期の電力ピークは昼間に生じる。気温が最高になるのは15時頃。冷房も停電直後は室温は急激に上昇しない、我慢の限界等を考慮して、1時間程度の都会での計画停電は不可能なのか。ともかく、順番停電はその停電時間を確認するだけでも大変だ。電力消費を分散化する地区別定時停電等は不可能なのか。定時停電にすれば、予定も組みやすいだろう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:女人の作務衣

歌題=女人の作務衣:

■貂二匹 重みの違ふ 足の跡 冬耕済みし 畑をよこぎる 15 石井 テル子

仕事の歌だが、貂という動物の足跡の違いを歌にできる観察眼が素晴らしい。

2011年3月29日 (火)

かみつけ女流歌人 雅:百歳の姑逝けり

2011/3/29
穏やかな天気だったが、仕事途中に雑用で外出。耕耘機やトラクターから燃料を抜いて車に使った人もいたようだが、ガソリンもかなり出回ってきた。軽油のみのスタンドもあった。行きつけのGSでは無かったが、給油に入ると、カードはあるかと聞かれた。無いと言うと、今度はうちに来たことはあるかと聞くので、何回か来たと答えると通してくれたが、セルフの店であった。勝手が分からないので聞いたら教えてくれた。ようやく、安心して車に乗れる。本日、福島原発2号機だったか、建屋の屋外に抜けるダクトから高濃度の放射能が検出されたというニュースがあった。予想通り事態は更に悪化してきた。

追記:福島第一原子力発電敷地内でプルトニウムが検出されたというニュースが流れたので、東京電力のホームページで確認。概要は以下の通り。

以下東京電力発表の冒頭。
*******************************************
福島第一原子力発電所構内における土壌中の放射性物質の検出状況について

                             平成23年3月28日
                             東京電力株式会社

 周辺環境のモニタリングの一環として、東北地方太平洋沖地震で被災した福島第
一原子力発電所の敷地内(5地点)において、平成23年3月21日および22日に採取
した土壌中に含まれるプルトニウムの分析を行った結果、この度、別紙の通り、プ
ルトニウム238、239、240が検出されましたので、お知らせいたします。
*******************************************

自然界のものではなく、原発のものも含まれるとしている。ついに、隠し通せぬ事態になったように感じる。今後、数値はエスカレートするのか。それにしても、サンプル採取から1週間も遅れて発表するのは意図的な情報操作を疑われても仕方ないのでは。別紙はpdfで読めず。

昨日の天気

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WMAX= 2.7
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身辺雑記:エネルギー多消費文明とツケを後世に残すごみ処理

東北関東大震災で日本の各地電力会社は原発の津波対策の見直しをしているとの事。原発の一番怖いことは、核燃料を燃やした後の廃棄物の処理。一般の家庭や業務用の廃棄物同様に、焼却・埋め立て・投棄等の最終処分が非常に困難なことが大きな問題である。群馬県は地震に対して比較的安全であると言われている。

関東大震災にからんで調べてみた。「関東地震」:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)によると、関東大震災を起こした関東地震は「200年以上の周期で繰り返し発生していると考えられている。」と述べている。

その脚注1に「 福和伸夫. “繰り返しやってくる巨大地震” (HTML). 2008年8月1日閲覧。」という記事があり、「東南海地震の発生確率は、今後30 年で50%、50年で90%、南海地震はそれぞれ40%、80%とされている。ちなみに、2003年に発生した十勝沖地震は30年発生確率60%、1995 年兵庫県南部地震の場合は最大でも8%の発生確率だったと言われる。今、最も地震発生確率が高いのは宮城県沖地震の99%である。宮城県沖では、30年程度の時間間隔で地震が発生しており、前回の1978年宮城県沖地震から26年が経とうとしている。これらの地震の切迫性が理解できる。」と述べている。何と、「今、最も地震発生確率が高いのは宮城県沖地震の99%である。」述べており、その予想が的中したように東北地方太平洋沖地震が起きてしまった。

また、脚注5に「早川由紀夫ほか. “『類聚国史』に書かれた818年の地震被害と赤城山の南斜面に残る9世紀の地変跡 (PDF)” 1ページ. 2008年10月29日閲覧。」という記事があり、群馬県の赤城山の南斜面に相当巨大な地震が起きたことがあると述べられている。歴史的に見ると、群馬県でも大地震があり、かなりの被害が出ている(最近の新潟県中越地震(2004.10.23
(平成16 年)では、負傷者6 人、家屋一部損壊1,055 戸)等。

群馬県は内陸で原発も無いので、東北関東大震災と比較すると、津波、原発の被害は無いと思うが、山間部の土砂崩れ、河川の氾濫等の可能性はあるだろう。当然、道路、建物の損壊も起こる。東北関東大震災で特に目立った点は、ライフラインの中でもエネルギーの確保の重要性。特に電力とガソリン。何をするにも人力のみでは地震後の仕事がほとんど進まない。しかも、一般家庭では両方備蓄が困難だ。地震・津波多発地域では、それを想定した防災計画が立てられ、訓練も行われていたようだが、群馬県では地震対策はまだまだ改善の余地があるのかもしれない。行政組織も、合併等で集中化が行われているが、いざ地震の時、末端地域情報を確実に収集でき適切な対応がとれるようになっているのか等は検証が必要だろう。

東北関東大地震が発生した3月11日は、厳冬、猛暑の時期ではなく、何とかしのげる時期であったと思う。そのため、インフルエンザ、食中毒等二次的災害は比較的少なく抑えられたのではないかと思う。もし、夏期に地震が起きて、停電となり、冷蔵庫が働かなくなると腐敗・食中毒の発生等の食糧問題が拡大すると思われる。また、地震では損壊により多くの廃棄物が発生する。

MSN産経ニュース - 2011/03/25(http:/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110325/dst11032517580063-n1.htm)は、「ごみ急増に悲鳴、焼却工場ダウン間近 仙台市:東日本大震災以降、仙台市のごみの量が急増している。家庭からの燃えるごみは焼却能力の1・5倍を超え、限界間近。これとは別に震災に伴う大型ごみも大量に出ており、市の担当者は「今後は桁違いのごみが予想される。国レベルで対応を検討してほしい」と訴えている。」と伝えている。前橋市は市内の廃棄物処理工場を集約して、新工場を作る計画らしいが、最近の報道では「 前橋市の高木政夫市長は25日の定例記者会見で、東日本巨大地震で生じた材木などの廃棄物5万トン分を被災地から受け入れる方針を明らかにした。計画停電などの影響でごみの焼却が進んでいない県内市町村からも3万トンのごみを引き受けて処理するとしている。((2011年3月26日  読売新聞))」とまだ処理能力に余力があるように見える。

廃棄物処理工場を一つに集約した後、地震等の被害でその工場が稼働できない場合の被害は相当広範囲に及ぶだろう。東北関東大地震で茨城・千葉で生じた液状化現象も気になる所である。原子力発電所も大艦巨砲主義で大きい方が効率が良いからと大型に向かってきたようだ。しかし、安全性を考えると小型化の考え方もあるようだ。その場合、数を多く作る必要がある。事故の場合発電能力がゼロにならず、事故時の対応も小型なので容易になるものと推測する。数を多くして保険の役をさせるのは生物も行っている。前橋市も当然今回の東北関東大震災を契機に防災計画等の再点検をするものと思う。新設廃棄物焼却工場の小型化、分散化と大型集約化のメリット、デメリットを再評価するよう期待したい。今回の福島第一原子力発電所事故は原発が単に電力の生産工場だけでなく廃棄物貯蔵所でもあると教えてくれた。原発が一般ゴミのように廃棄物を最終処理が出来ないことを知るのも勉強になる。廃棄物は次世代へ永久に残す危険物というつけ・負の遺産でもある。原発のおいしいところだけ先食いしているのが現状だ。

廃棄物焼却工場も見方によればゴミ発電機である。しかし、ゴミで発電するのが主目的ではないだろう。ゴミは再利用すれば相当の削減が出来る。というより、今後はゴミを出さないような生産と消費の仕組みを作らなければ資源小国の日本は生き残れないと思う。今回の東北関東大震災で日本の国力は確実に低下すると考えられるので、輸入する石油価格の高騰も経済や家庭の負担になる事は見逃せない。エネルギーも多様化して保険をかける必要があるだろう。ゴミ運搬車が消費するガソリンだけでもかなりの量になるだろう。もし、家庭でゴミを処理できるような燃焼器兼発電機のようなものが出来れば、焼却用ゴミ運搬車は無用になる。これは、価値観を変えれば現在の日本の技術で可能だろう。大艦巨砲主義の大型ゴミ焼却工場はダイオキシン等の有害物質の発生を減らすだけで万能ではないと思われる。焼却でCO2は発生を続ける。それを無視して、地球温暖化対策云々を行っている。ともかく、東北関東大震災は一般ゴミも核のゴミも大量に出す現代文明に対して大きな教訓を与えているように思われる。持続可能な社会という綺麗な言葉が流行っているが、このままでは先が危ないという意識の裏返しのように感じてしまう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:百歳の姑逝けり

歌題=百歳の姑逝けり:

■遠からず 天に召さるる 姑なるか 看護れるわれに 両の手合す 8 荒木 みよ子

百歳で惚けても、尚介護する嫁に両の手を合わせる姑の姿に神々しさを感じたようだ。

2011年3月28日 (月)

かみつけ女流歌人 雅:折りをりに

2011/3/28
昨日はおだやかな晴天となり、外で土仕事。トカゲが一匹出てきた。冬眠から目覚めた直後のようで、動きはノロノロであった。昔は、きらきら光るカナヘビも見たが最近はお目に掛かっていない。周辺では絶滅してしまったのか。カキ菜を頂いた。もう年だから、放射能に当たっても良いだろうと冗談を交えつつお礼を言うが、やはり見えない危険は恐怖を招く。万一、放射能が、中国、ロシア、韓国、北朝鮮等隣国で検出されたらどうなるか。農薬入りギョーザ所ではない。原発が放射能を出し続け、春~夏に風向きが変わるとそのおそれが高まる。日本は一転して国際的な危険国になってしまう。お茶の雑談も余り盛り上がらない。

昨日の天気

TAVE= 5.1
TMAX= 10.2
TMIN= 0.3
DIFF= 9.9
WMAX= 6.7
SUNS= 11.1
RAIN= 0

身辺雑記:原発事故敗戦のシナリオは要らない

「東京電力は27日、電源復旧作業が進められている福島第一原子力発電所2号機のタービン建屋地下1階にたまった水の表面や周囲の空気から、毎時1000ミリ・シーベルトを超える高い放射線量を計測したと発表した。(YOMIURI ONLINE :2011年3月28日02時16分  読売新聞)」東京電力のホームページに飛んでみたが、内容がPDFなので読めない。ソフトが対応していないので、自分のパソコンのOSを変えなければならないがそのゆとりがない。パソコンだけでも引っ越しが大変だ。

東北関東大地震発生から二週間余経て、被災地以外では平常を取り戻しつつあるが、それと共に東北関東大震災の情報も少なくなっている。異常に高い放射能が検出されても、周辺住民は待避しているから直接的に危険ではない、海洋では漁場もないから拡散して濃度が下がるから危険でないというようなメッセージが繰り返し発せられるだけだ。心配なのは、そのような情報に隠されて、事態は刻々と悪化しているのではないかという点。

事故後数日は、核燃料プールらしい画像がTVで放映されていたり、核燃料棒が水面上に出ている長さが報道されていたが、それもいまどうなっているのか分からない。このような情報を国民の目から断ち、努力しているという姿だけ際立たせようとしているかのようだ。情報を知りたい国民の全てに開示すれば、国民は常識的な判断はできる。原子炉の核燃料棒が水面上に出ている長さを刻々と知れれば、それが安全安心の尺度にもなる。

現在、遠隔操作できるWEBカメラ等は広範囲に使われている。100万円もかければ1システム位導入できるのではなかろうか。各建屋に監視カメラを設置してその映像を24時間公開するならば、最高の情報公開になるだろう。NHK、民放連等に運用して貰い、リレー式であっても、切れ目無く現場映像を放映してもらいたい。日本赤軍の浅間山荘事件では長時間中継があった事を思い出した。事態が最悪に向かった場合を想定すると、福島第一原子力発電の情報開示を意識的に断つことにより、これだけやったがだめだったという、弁解・尻まくりが可能なるが、それは元々失敗のシナリオではないか。

米国では、原発事故現場で働く人々を、戦場の勇士と重ねて見ている人も多いようだ。原発事故現場で働く人々の姿が見えただけでも、国民に多くの勇気と希望を与えるのではないか。家族にとっては尚更だ。真実をありのままに報道することが結果の善し悪しにかかわらず、後世への最大の贈り物になるのではないか。東北関東大震災の可視化こそ日本の・日本人のすばらしさを自分自身確信しかつ世界に伝える基本ではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:折りをりに

歌題=折りをりに:

■木枯らしの 荒るれば訪ひ くる人もなし 日当る縁に  編めばはかどる 32 神成 のぶ子

ゆったりと、時の流れに身を任せて手仕事がはかどった風景を詠んだ。木枯らしが吹き荒れたからできた折りをりの歌。

2011年3月27日 (日)

かみつけ女流歌人 雅:韓国の旅

2011/3/27
昨日は気温も低く、強風が吹き荒れた。AMEDASの最大瞬間風速(m/s)は18.9(北西)(10:22)を記録した。幸い、計画停電は無かったので家にこもり東北関東大震災の新聞各社記事等を調べた。福島第一原子力発電所事故に関しては明るいニュースが少ない。放射線強度は日増しに高まっているような気配だ。当局の発表はその漏れた現場を直接的にとらえていないから、原子炉から水が漏れている可能性があると、事実を依然ぼかしたような内容しか発表していない。危険レベルは5から上がっているのではないか。それなら、5と6の中間でもよいから5.4とか小数点ででも連続値で公表してもらいたい所だ。事態がどの方向に向かっているのかが皆目わからない。事態がどちらに向かっているのかだけでも教えてくれというのが被災者の悲鳴ではないか。その悲鳴に答えないのは被災者を人質にとっているようで本当に情けない。

東京電力のホームページのトップページを見るとタイトルの無い社長のメッセージと東京電力からのお願い、プレスリリースとかしか眼に付かない。タイトルのない社長メッセージがどんな意味で発信されているか理解に苦しむ。電力の使用状況グラフという情報が開示されたのはちょっとした前進かもしれない。しかし、そのトップページから本来の広報的なコンテンツに張られたリンクがみえない。小さな「サイトマップ」からしか、元のホームページに入れない。これが東電流情報隠蔽術なのか。PDFの資料はVERSIONが高いのかACROBAT READERのVER6では読めない。広報的な文書にSECURITYは無用ではないか。貧弱なパソコンにも配慮を願いたい。

昨日の天気

TAVE= 4.9
TMAX= 8.5
TMIN= 1.4
DIFF= 7.1
WMAX= 11.5
SUNS= 11.3
RAIN= 0


歴史の転換:東京電力の復活は人間復活から

たまたま、「電気事業起業家と九電力体制」という志村嘉一郎氏の記事に出会った(https://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/kshimura30.pdf)。この記事の著者は元朝日新聞社の経済記者としてエネルギー業界を担当していたと本文中に述べている。戦前から戦後までの電力業界の動きが、そこで活躍した人物と共に活写されており大変参考になった。PDFで155Pまである労作である。日本の電力事業再編に白州次郎が大きな貢献をしていた事も知った。東北電力に白州次郎のDNAがまだ伝わっているのではという予感もした。精読するにも大変だが、電力業界の人々にも読んで貰いたい程だ。

東京電力にも、木川田、平岩等日本の産業界の指導者たる人物がいた。これらの社長は、自分が20~30才台に活躍したので名前だけは知っていたが、『昭和36 年7 月、東電の4 代目社長に就任した木川田一隆は、「人間尊重の経営」を旗印に掲げた。』とその経営に関して詳しく述べている。『東京電力6 代目の社長の平岩外四は、戦前に東京電燈に入社、東京電力時代には木川田一隆の薫陶を受け、東電社長、電気事業連合会会長、経団連会長として、電気事業だけでなくわが国の経済界をもリードしてきた。業界・財界人としてはもちろん、陽明学に通じ万巻の書を読んだ読書家としての評価も高い。』等の記事を読むとやはり、産業界のリーダーとして、日本を導いて行くという自覚・責任感があったように思えてくる。

自分の記憶では、電力業界が政治献金を止めるまでは電力に関心があったが、政治献金の再開後に関心が薄くなったように記憶している。志村氏は、『「電気料金は政府の認可で決まる。費目には政治献金は計上されていないが、認可料金にはたしかに政治献金も含まれている。消費者からすれば、電力は地域独占企業で電力会社を選択できない。政党の支持は消費者の自由であり、政治献金を電気料金の原価に含めるのは、たしかにおかしい」というのが木川田の結論だった。』と書いている。木川田一隆は経営者として東京電力の存在基盤を確認し、政治献金に決着をつけた。その後の東京電力の経営者はこの木川田一隆のDNAをどのように引き継いだのか、それが今回の福島第一原子力発電の放射能漏れという大事故を検証する手がかりになるのではないかと思った。東京電力は東北関東大震災による福島第一原子力発電の放射能漏れの事故とそれに伴う停電に関する人身・経済的損失の賠償責任で存亡の危機にあると言われている。その解決策は、先人経営者達が築いた路線に安住する慢心の中には無いだろう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:韓国の旅

歌題=韓国の旅:

■煩悩を 断ちて功徳を 備へしとふ  同じ文化の 羅漢に出会ふ  97 茂木 全子

隣国を理解するにも、旅に出て身近で共通する文化を知るのが良いと教えている。

2011年3月26日 (土)

かみつけ女流歌人 雅:夫逝きて

2011/3/26
ツルハシで、ユキヤナギ、ベニカシワの根を掘る。花や葉が綺麗な時に根を掘るのは未練が残る。今後手入れが難しくなりそうなので省力化の為である。既に後手にまわりそうだが。ユキヤナギは青い芽を出し、花が咲き始めようとしている。樹高が低く、花が咲くと春になったと感じる花木であるが、植え場所が不適切であった。小枝が横に広がりやすい。ベニカシワは繁殖力旺盛で放置すると後で手が着けられなくなりそうなので根絶しようとしている。午後になり曇って、雨がぽつりぽつりと降る。福島原発の放射能が気になり早々に切り上げた。まだ、朝晩は寒い日が続いている。東北関東大震災、原発被災者の苦労がしのばれる。

昨日は、原発内部で仕事中の作業員が放射能被曝を受けて入院するという放射線人身事故が発生した。かつて、東西冷戦が厳しかった頃輸出管理令で放射線対策をした半導体の輸出が制限されていた。放射(α)線が半導体の動作に悪影響を及ぼすことが、メモリーのソフトエラーという現象が自然界に存在するα線によって生じることがはっきりしてから、半導体にも放射線対策が施されるようになったと思う。素人的には、情報を蓄えるメモリーセルにα粒子が激突すると、記憶を蓄えている電子が飛び散ってしまい、0か1かを誤って読みとってしまうと理解している。重粒子線を癌治療に使う核医学も同じ線上にあるだろう。生体細胞にとって放射線が弱ければ、細胞は傷つき、強すぎれば死滅する。DNAの一つの分子の配列が狂っても細胞の癌化は起こる。放射線レベルが安全か危険かはあくまで確率問題にすぎない。放射線を被曝しても癌が発症するまでには時間がかかる。対策を怠り問題を先送りして被害を増大させた事例は数多くある。また、同じ愚を繰り返すのか。その被害者になるのはいつも弱い人々なのか。

昨日の天気

TAVE= 5.9
TMAX= 10.7
TMIN= 0.3
DIFF= 10.4
WMAX= 4.1
SUNS= 6.3
RAIN= 0

身辺雑記:歴史は繰り返すのか

外部電源が導通して、ようやく原発暴走の危機に明るさが見えてきたところで、原子力発電所各号機の状況がどうなっているのかの報道も少なくなった。朝ドラも復活している。しかし、放射線物質の汚染はどんどん拡大している。一体どうなっているのか。悪いニュースは少しずつ小出しに出されて、それがなんとなく既成事実化されてゆくようで戦前のような感じを受ける。今時、露地のキュウリはないと思う。市場に出ているのはハウスキュウリだろう。それが安心だと知事が食べて見せるのも大本営発表のようで白々しく見える。どうせ食べるならば露地栽培のチジミホウレンソウを食べてみせて欲しかった。

3号機はMOX燃料を使うらしい。WIKIPEDIA:MOX燃料(http://ja.wikipedia.org/wiki/MOX%E7%87%83%E6%96%99:最終更新 2011年3月21日 (月) 10:46 )によると「MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、使用済み燃料中に1%程度含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜてプルトニウム濃度を4~9%に高めたものである[1]。

主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、核設計を行ったうえで適正な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。これをプルサーマル利用と呼ぶ。

MOXとは(Mixed OXide)の頭文字を採ったものである。

」とあり、その危険度は

「問題点 [編集]
ウラン新燃料に比べ放射能が高い(特に中性子が著しく高い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の不要な被曝に十分配慮して行う必要がある。
ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。これにより燃料が溶けやすくなる。また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。これにより燃料温度が高くなりやすくなる。
核分裂生成物が貴金属側により、またプルトニウム自体もウランよりも硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しい。
FPガスとアルファ線(ヘリウム、ガス状)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる。
性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムの塊(プルトニウムスポット)が生じてしまう(国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない)。 」とある。

福島第一原子力発電の原発燃料は依然完全に制御された状態になく、まだまだ危険な状況にある筈ではないかと思う。余り楽観的情報を流されると最後に裏切られたという結果にならないか心配である。

数日前、東京電力のホームページを覗いていたらようやく社長名のメッセージが掲載されていた。事故の重大性を考えると遅きに失していると思わざるを得ない。そこで、東京電力が送った電力利用者に対するメッセージらしい部分は、「 加えて、当社の原子力発電所、火力発電所、および、流通設備等が大きな被害を受けたことにより、安定した電気の供給を行うことが困難になったため、計画的に停電を実施させていただくことになり、当社供給区域の皆さまには大変なご迷惑をお掛けしますことを、重ねて深くお詫び申し上げます。」とあり、まだ「迷惑をお掛けします」という程度の認識なのかと失望した。

東京電力は電気事業法で国の許可を得て電力事業を行っている。どのような内容で事業を行うかを国に承認された電気供給約款で取り決めている。ようやく、WEB上で探し出した東京電力の電気供給約款の一部のを「供給の中止または使用の制限もしくは中止」を参考に以下に引用する。PDFで最終が108ページの膨大な契約書である。「40 供給の中止または使用の制限もしくは中止」と「41 制限または中止の料金割引」を読むと、今回の地震という「ニ 非常変災の場合」でも割引料金を適用すると読める。東京電力が計画停電当初、JR等にも一律に計画停電を求めたのも、この電気供給約款を遵守するという意味だったように見えた。それほどに、電気供給約款は東京電力の事業運営の基幹部分にあると言えるのではないか。電力の安定供給の基礎は、日々の生活で電力を使用する各家庭への供給が基本であり、それが不可能ならば、企業活動も、公共事業も意味をなさない事は自明であろう。東京電力が生活者として社会の基本的な構成要因である家庭に対してどのような態度をとるのか、今回の東北関東大震災への対応リトマス試験紙になるのではないか。しかし、依然「よらしむべししらしむべからず」が罷り通っているのが日本の現実のようだ。末端の人々が見えない電力事業運営は末端の人々が見えない国家運営と同じで、その行き着く先には、日本の敗戦というような破局しか見えない。

以下電気事業法の一部:
************************************************

「40 供給の中止または使用の制限もしくは中止
(1) 当社は,次の場合には,供給時間中に電気の供給を中止し,またはお客
さまに電気の使用を制限し,もしくは中止していただくことがあります。
イ 異常渇水等により電気の需給上やむをえない場合
ロ 当社の電気工作物に故障が生じ,または故障が生ずるおそれがある場

ハ 当社の電気工作物の修繕,変更その他の工事上やむをえない場合
ニ 非常変災の場合
ホ その他保安上必要がある場合
(2) (1)の場合には,当社は,あらかじめその旨を広告その他によってお客
さまにお知らせいたします。ただし,緊急やむをえない場合は,この限り
ではありません。
41 制限または中止の料金割引
(1) 当社は40 供給の中止または使用の制限もしくは中止(1)によって
定額電灯,従量電灯および低圧電力に対する電気の供給を中止し,または
電気の使用を制限し,もしくは中止した場合には,次の割引を行ない料金
を算定いたします。ただし,その原因がお客さまの責めとなる理由による
場合は,そのお客さまについては割引いたしません。
イ 割引の対象
定額電灯については需要家料金,電灯料金および小型機器料金の合計
とし,その他については基本料金(力率割引または割増しの適用を受け
る場合はその適用後の基本料金とし従量電灯Aの場合は最低料金とし
また,従量電灯Bで最低月額料金の適用を受ける場合は最低月額料金と
いたします)といたします。ただし,26(料金の算定)(1)イ,ロまた。
はハの場合は,制限または中止の日における契約内容に応じて算定され
る1 月の金額といたします。
ロ 割引率
1 月中の制限し,または中止した延べ日数1 日ごとに4 パーセントと
いたします。
ハ 制限または中止延べ日数の計算
延べ日数は1 日のうち延べ1 時間以上制限しまたは中止した日を1
日として計算いたします。
(2) (1)による延べ日数を計算する場合には,電気工作物の保守または増強
のための工事の必要上当社がお客さまに3 日前までにお知らせして行なう
制限または中止は, 1 月につき1 日を限って計算に入れません。この場合
の1 月につき1 日とは,料金の算定期間の1 暦日における1 回の工事によ
る制限または中止の時間といたします。
(3) 臨時電灯,公衆街路灯,臨時電力および農事用電力に対する供給の中止
または使用の制限もしくは中止についても(1)および(2)に準じて割引を行
ない料金を算定いたします。」

************************************************

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:夫逝きて

歌題=夫逝きて:

■逝きて後 柿の根方へ  かけやりぬ  咳出る夫に  作りしカリン酒  81 橋本 泰子

少しでも良くなって欲しいと作って飲ませたカリン酒の残りをかけてやるのも供養の気持そのもの。

2011年3月25日 (金)

かみつけ女流歌人 雅:生活の中から

2011/3/25
昨日は所用で外出。東北関東大地震以前に給油した残り少ないガソリンでマイカーの軽トラを走らせた。用事が終わり、書店で週刊誌の立ち読み。在職中原発の設計に関与した元技術者の話等が実名で出ていた。そういう話は墓場まで持って行くのではと思っていたので予想外にうれしかった。文庫本1冊。退職後、元の職場や仕事の不具合や、自分の職歴や失敗談を話すのは大変勇気の要る事だ。そういう行為は、東北関東大地震が自分が関与した原発開発の歴史や設計上の問題点を是非多くの人に伝えるべき唯一の機会ではないかという悲壮感も込めたメッセージでもあるように感じた。原発は本当の所は専門でなければ分からない事がほとんどだ。新しい技術は専門さえ分からない部分が多い。そういう事を考えると元技術者には頭が下がる。自分の失敗談も具体的には話し難いので、アナログいろはカルタ等という形で書いている程度である。これは、自分の退職を機会に何かの役にたつかも知れないとまとめてみた。電気店、DIY店も廻ってみた。電池の棚は、特殊な物を除いて大方空であった。行きつけのGS店も閉店で給油できず。しかし、朝のラッシュ時は平常と同じ程度の車の数。夕方は少し少ない感じ。計画停電で5PM頃閉店した店があった。

昨日の天気

TAVE= 4.3
TMAX= 9.1
TMIN= -0.4
DIFF= 9.5
WMAX= 4.5
SUNS= 5.4
RAIN= 0

AMEDASで最高最低値も出るようになっていた。このデータは瞬間値のようだ。

                 データ        時刻
最低気温(℃)    -0.7          05:57
最高気温(℃)     9.9          14:27
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位))
                 9.4(北西)    00:15

読みかじりの記:法窓夜話(穂積陳重 著 岩波文庫)

本の表カバーに、「日本近代法の制定にあずかった著者(1855-1926)の、人生が無味乾燥でないならその大法則である法律の話とて無味乾燥であるはずがない、それを人々に伝えたい、という熱意からまとめられた100話。」とある。

母は何かの時か、技術者になっても良いところは法律家が持って行くというような事を言っていた。要は理工系は下働き、組織の上層は法文系が占めているというような意味で言っていたのではないかと思っていた。事実、法律がどんなものか理工系の人間は余り興味を示さない。しかし、この法窓夜話を拾い読みするとそのカバーする範囲が広く、現代ではこのような本を書ける法学者は少なそうだと勝手に思ってしまう。法律も専門化しすぎてよそ見していたら埋没の危機に陥る。でも人間や社会を理解できなければ法も空しい物になってしまうだろう。著者自身がこのような本を出そうと心がけて話題を集めたようでもあり、興味研究の幅がそれだけ広かったようでもある。WEB資料によると東京電力の現社長以前の社長は東大法経が3名、東北大工1名で、現社長は私大経であった。現内閣総理大臣は国立大理工で、東京電力も政府もそのトップは異例のようだ。そう言う意味では、学閥・学歴にとらわれない流れも生まれてきているのか。その点では、頑張ってとも言いたくなる。

興味を覚えたのは、明治維新以後西洋の法律体系を日本に導入しようとした先人達の努力に付いてであった。医学に関しては解体新書等でおぼろげな姿は教えられるが、法律に関しては一般人は余り縁が無いだろう。西洋の法律用語を日本語に移すだけでも大変だったようだ。以前、和魂洋才について考えてみたが、どうも法律分野でも西洋学問の輸入という部分があったようだ。原発も同じで米国から日本に導入する初期の頃は教えてもらえないブラックボックスがあったようだ。自分が開発担当をしたTV用の集積回路も米国メーカー品のデッドコピー、よく言えばリバースエンジニアリング技術で開発した。試行錯誤の勉強の時期があった。法律も一つの論理体系と見ると曖昧さを排して整合性を求めて進化するのではないか。思うに、日本で法律を徹底できる物心両面で十分な素地が出来ているのかという疑問がある。時と場合で、俺が言った事が法律だというような場面があるのではないか。

東北関東大地震が未曾有の国難であるという認識は国民に共通だと思う。災害対策基本法に「災害緊急事態の布告」という条項があり、内閣総理大臣はこれを布告することなく、事態の対応を行っている。災害対策基本法が何のためにあるのか疑問になってしまう。というより、国民が法律として内閣総理大臣に委任した法の執行を内閣総理大臣が無視した事に対して法治国家の威厳が保てるのか不安になる。NET上には「災害緊急事態の布告」すべしという意見も多く見られる。何故ならば、災害対策基本法なので、この法律に基づき執行すれば、関連法規が整備されているので事後の対策をスムーズに行えるためだろう。現内閣総理大臣は理工系出身だから、原発は俺に任せろというのは筋違いではなかろうか。

以下災害対策基本法の一部:「第八章 災害緊急事態
(災害緊急事態の布告)
第百五条  非常災害が発生し、かつ、当該災害が国の経済及び公共の福祉に重大な影響を及ぼすべき異常かつ激甚なものである場合において、当該災害に係る災害応急対策を推進するため特別の必要があると認めるときは、内閣総理大臣は、閣議にかけて、関係地域の全部又は一部について災害緊急事態の布告を発することができる。
 2  前項の布告には、その区域、布告を必要とする事態の概要及び布告の効力を発する日時を明示しなければならない。」

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:生活の中から

歌題=生活の中から:

■戦中に 松根堀りにし  松山が ログハウス村に 変わりてゐたり 58 瀬沼 仁子

戦時中航空機燃料の代用にした松の根と戦後のログハウスとなった松を対比して歴史の変化を教えてくれる歌。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)