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2012年4月

2012年4月20日 (金)

環境雑録:植物の個性と人間の個性

2012/4/19(木)
昨日は晴れ時々曇り。町内行事。苗調整・移植。AMEDASによると7時から17時までの各時間帯の日照時間は0.1、0.9、0.3、0.2、0.8、0.1、0.6、0.2、0.7、1、0.4時間である。昔は気象用語で雲量というのがあったように思う。雲量も時間と共に変わる。雲量100%が1時間続けば日照時間はゼロ?薄日が射したときの日照時間?ともかく、雲が厚い空模様だったようだ。庭に植えたチューリップが開花した。これと同時に買った兄弟分の球根は屋外で水栽培。こちらは開花するか不明だが、ストレスにめげず頑張っている。

2012/4/19(木)の天気

TAVE= 14.6
TMAX= 18.7 最高気温(℃)  19.2  15:02
TMIN= 11.9 最低気温(℃)  11.9  06:05
DIFF= 6.8
WMAX= 5 最大瞬間風速(m/s)  8.9(東南東)  15:20
SUNS= 5.3
RAIN= 0

Q
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環境雑録:植物の個性と人間の個性

入社、入学の履歴書や自己紹介では、協調性があるとついつい書いてしまう。なかなか個性があるとは書けない。皆が協調性があるという集団と皆が個性があるという集団を比較するとどんな差があるのだろうか。最近、S.Jobsの伝記本を拾い読みしているが、すこぶる個性的人物だと思う。アメリカでも問題児?または厄介児だったようなのだから、日本ではそれ以上の扱いを受けるのではないか。未来のS.Jobsになりうる人物も日本では若い内に踏みつぶされてしまうのではないか。S.Jobsの人生にも生みの親と育ての親という葛藤があったようだ。DNAという遺伝的要因がその個性の基盤にあるのかも知れないが、後天的な環境要因を克服する中で、人間性も事業も形成されていったように思える。

たまたま、ものぐさ半分で、水栽培の容器を屋外に放置して、チューリップの兄弟分の生育具合の差異が観察できた。庭の地面に植えた球根は立派に育ち、綺麗な花を咲かせた。水栽培だが、時には水が切れて水分不足になり、屋外放置で球根の底部が、氷結したり解氷したりをくり返した球根も何とか生き延びている。こちらは花を咲かせるか定かではない。ここに、順境と逆境の差が見られるのだが、この差異から何を学べるのだろうか。

Tulip_120419_2

評価という判断は画一化も場合によっては必要かもしれない。それよりも統一した厳密な基準が必要な場合もある。放射能の基準レベルなどはころころ変えるべきではないだろう。一方、長期的な人物評価などは、後からその評価者の面目丸つぶれになる場合が、無きにしもあらずかもしれない。他人の評価などが及ばないような個性は自ずと作られるものなのか。まちまちの生育状態のチューリップ各球根はどのように評価されるのか。その経歴が分かるとまた評価も変わるように思う。

2012年4月19日 (木)

心象の足跡:子供の頃育てたおじぎそう

2012/4/19(木)
昨日は晴れ。春眠暁を覚えず。朝からウグイスが鳴いていた。鳴き方も上達して、ついつい耳を傾ける。オジギソウとカモミールの種子を播いた。苗を堀上げて移植。夜は座談会。移植元からワラビの根が、移植先から黒竹の根が沢山出てきた。黒竹は大きな菊鉢から根を地下に広げて、元気良く陣地を広げてしまった。知人が水仙を貰いに来た。今を盛りに咲いている水仙を堀上げて植えても、しおれて見る影もないだろう。ワラビをつんでもらった。ついでに、堀上げたワラビの根を献上。後で困っても知らね~ヨと断って。オジギソウとカモミールは、某コンビニ雑貨店の二袋@105円というもの。オジギソウの種子は、園芸コーナーでも余り見あたらない。意外な所に列んでいた。追記:種子の袋のDSC。
Ojigisou_and_kamomiru

2012/4/18(水)の天気

TAVE= 14.4
TMAX= 21.4 最高気温(℃)  6.8  05:33
TMIN= 7 最低気温(℃)  6.8  05:33
DIFF= 14.4
WMAX= 5.5 最大瞬間風速(m/s)  10.6(東南東)  17:52
SUNS= 11.2
RAIN= 0

Q
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心象の足跡:子供の頃育てたおじぎそう

植物は自分から動かないと思いこんでしまう。幼少の頃、オジギソウを育て、その葉を触り、葉が閉じるのを不思議に思った。自分の幼少の頃を思い出させてくれる、草花としては、アネモネ、ヒナギク、オジギソウ等々がある。現代では、地味すぎてこれらの花も余り人気がないのではと思う。オジギソウが葉を閉じる動きが早いので、好奇心旺盛な子供にとっては特別に興味があった。

WIKIPEDIAによれば、「オジギソウ(お辞儀草、含羞草、学名:Mimosa pudica)とはネムノキ科(新エングラー体系とAPG植物分類体系ではマメ科に含めてネムノキ亜科とする)の植物の一種。別名ネムリグサ(眠り草)、ミモザ。」。WIKIPEDIAにも、オジギソウが葉を閉じるメカニズムについては説明がなかった。植物も竹の根を見ると、長い目では、動いている。それはワラビも同じ。植物も、動物も、より良い生存環境を求めて、動く。どうも我々は、動物を「動」物と思い込み、植物は、「動」物以外の生物と思いこんでしまう。

幼少時代に遊んだ自分だけの小さな庭、遊び疲れた物を入れておく箱(ジャンクボックス)等々は子供の成長に大きな影響を与えているように感じる。「箱庭:いとしきもの(2010年4月14日 (水))。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/04/post-049c.html」。多分、オジギソウを育てたのも庭の一角だったと思う。それ以来、半世紀程経て、幼い頃に退行したい願望があるようだ。でも、そういう体験があればこそ、老後はそれなりの彩りがあるのではないか。

オジギソウの種子の大きさは大根と菜種の種子の中間くらい、一方のカモミールの種子の大きさは砂粒ほどであった。ひとつまみの種子が全部育ったら、植える場所も足らなくなりそうだ。雑草対策のグランドカバーとして使えるかもしれない。ハーブとして香りも楽しめそうだ。雑草の事を考えると、昔の夢が、現実味を帯びてしまう。幼少時の記憶には、雑草というやっかいなものは一切登場しない。あの、アメリカセンダングサの実も焼き饅頭を食べる竹のフォークのようで、魚捕りの網にへばりついたのを取り除いている光景さえなつかしく思出される。

2012年4月18日 (水)

読みかじりの記:「わが 半導体 経営哲学 意志ある所、道あり」 川西 剛 著 (1997年 株式会社 工業調査会)。120418。

2012/4/18(水)
昨日は晴れ時々曇り。午後、短時間だが雷鳴がして雨がパラパラ降った。用事外出。買い物。イチゴのポット苗1つ買ってみた。セルフスタンドで給油。150円台の下/㍑。前回の給油時に、店員が満タンですかと聞いたので、うっかり「満タン」と言いそうになってしまった。ガソリン価格は上昇中。「満タン」とはしばらくご無沙汰している。夕方打合せ。WIN VISTAでパワーポイントを操作。両方、ほとんど使っていないので、思うように動かせない。

2012/4/17(火)の天気

TAVE= 13.4  
TMAX= 19.2 最高気温(℃)  20.5  14:07
TMIN= 9 最低気温(℃)  8.9  05:27
DIFF= 10.2  
WMAX= 3.3 最大瞬間風速(m/s)  8.3(北北西)  15:12
SUNS= 5.4  
RAIN= 0  

Q
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読みかじりの記:「わが 半導体 経営哲学 意志ある所、道あり」 川西 剛 著 (1997年 株式会社 工業調査会)

日本の半導体業界の中で飯を食ってきたので、最近の日本半導体の凋落ぶりに耐え難い悲哀を感じている。以前、会社更生法適用申請をしたエルピーダメモリに関して記事を書いた(技術 回顧と展望:日本の産業劣化に経営者の品質劣化は無関係か?2012/2/29(水)http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/02/post-994c.html)。

企業としての半導体事業は、まさに常在戦場というビジネス環境の中で、淘汰をかけた総力戦を戦ってきたといえるだろう。たかが、産業のコメ、産業のねじ・釘に過ぎない部品事業が、企業の中で最も金遣いの荒い部門になり、投資と戦略を誤れば、経営者本人だけでなく、企業母胎も、立ち上がれないほどの損失を被る。

エルピーダメモリ株式会社のホームページを見ると、「企業情報 当社及び当社子会社の会社更生手続開始決定に関するお知らせ(2012年3月23日)」以後の新しい、告示事項は無かった。東芝が、エルピーダメモリの再建支援に乗り出すのか。支援が取りざたされた背景として、東芝の半導体部門は、健全性を保っているという見方があるのだろう。

本書の著者は、東芝の半導体の草創期から半導体事業が最も輝いていた1995年頃まで、一貫して東芝の半導体の現場や最後には半導体部門の経営に従事されて、本書は著者の半導体人生前半の総集編として書かれているように思われる。

著者は「第8章 わが半導体人生 4 私の現在から未来」で、1994年東芝役員退任後、「何か仕事を与えられた時の原則」を掲げている。
①四十年間余お世話になった東芝にプラスになること。
②長い間お世話になった、半導体、液晶業界に少しでも寄与できること。
③長年携わった国際関係に貢献できること。

著者はこの三原則を掲げて、第二の人生に乗り出したようだが、その節目に書かれた本書は、著者と一回りほど遅れて、一兵卒として半導体業界で暮らしてきた自分にとっても、大変参考になった。

仕事、生活、人生等々語れば際限がないテーマだ。それを、色々な支点から見直して、整理する事により哲学が生まれてくるのだろう。本書の川西式経営哲学は、かつての半導体業界を乗り切った哲学でもあろう。出版後15年ほどになるが、本書はまだ価値を失っていないと思う。

現役の半導体経営者はどんな哲学を以て経営に臨んでいるのか。現在現役の半導体経営者は最早自分の哲学を語るチャンスすら無いのだろうか。自分も半導体業界は日々疎くなっている。それでも、人生の大半を過ごした体験や知識は捨て難く感じている。職が変わり、相手が変わっても生き続けて活用できる知恵が哲学と言うのに相応しいような気もする。

「東芝:設立 1904年(明治37年)6月25日(株式会社芝浦製作所)」ref/WIKIPEDIA/⇒:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E8%8A%9D#.E6.B2.BF.E9.9D.A9。とある。後2年で設立110年となる総合企業である。その長い歴史の中で、半導体事業は、明らかに新規の起業に匹敵するだろう。WIKIPEDIAのリンクから、創業者「田中久重」へ跳ぶとその語録が目に入った。

「田中久重;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E4%B9%85%E9%87%8D。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2011年11月12日 (土) 15:29)(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「語録 [編集]:高い志を持ち、創造のためには自らに妥協を許さなかった久重は以下の言葉を残している。

「知識は失敗より学ぶ。事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである」」。何と本書の内容の大半を要約するような言葉が並んでいる。先人の知恵はそれを感得した人に受け継がれて行くのか。

「第7章 明日を見る眼 9 忍耐と創造」で、桃栗三年柿八年の喩えで、メモリーは柿だったと述べている。忍耐の必要性を説いている。

本書を読みかじって、意外に失敗事の記事が少ないように感じたが、「田中久重」の語録の通り、失敗は次なる挑戦の踏み台であり、語らずもがなの事なのだろう。

多趣味のテニス、将棋、園芸等々も、経営の視野拡大に役立てている姿には著者の人生に向かう哲学が見えるようでもある。本書は著者が第二の人生に出発する時の本でもあり、とりわけその部分に共感を覚えた。また末尾の謝辞も印象に残る。特に母への謝辞が。

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追記:ひょっとしたらと思い、「半導体シニア協会」のホームページを覗いてみた。その会報に掲載された記事を拾い読みしていた時があった。会社時代は仕事を通して人に接することが多いが、退職後の先輩・上司の活躍を見ると、また意外な側面があったのだと思う楽しさがあった。

「半導体シニア協会」は「半導体産業人協会」に変わっていた。なんと、そのホームページに掲載されていた最新号であるEncore74号の読者の広場の欄に、「私の半導体人生」というタイトルで、TEK コンサルティング代表 川西 剛氏が執筆していた。著者は「半導体シニア協会」の会長も歴任されている。

この記事から、本書出版以後の様子を知ることができた。この記事で、失敗例としては、「アメリカでのFAB、ザイログ社との提携等であった。」という内容は本書の補足としても興味深い。

著者は学生時代は「無線工学で著名な森田清教授についてアンテナ工学を専攻した」とのことだが、配属されたのは通信関係の職場ではなく、受信菅の現場であったと述べている。いわば、半導体や真空管は想定外の仕事だったが、半導体がライフワークとなったらしい。

自分の場合も、電気工学科に入って、卒研は電子工学的な内容であった。入社したら、モーター関係の仕事をさせられるだろうと予想していたが、半導体部門に配属された。半導体ビジネスは好況不況という山と谷が大きい業界だが、マクロ的には成長産業だと上司から言われ、部下にもそう言ってきた。

現在、その産業の未来を占うことが難しくなってきた。しかし、半導体の誕生から今日まで蓄積してきた技術・ノウハウ等々は一夜に消滅する事はないだろう。問題は、そのような蓄積を使い果たす前に、次の飯の種を探して育てることが可能かどうかだろう。著者はアンコール74号の「グランドシニアーの一言」で、その辺を示唆しているように見える。

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追記(2017/11/16):記事整形、過去BLOG再読、印象・コメント等
東芝のテレビ事業部門売却のニュースに接して、東芝関係の過去記事を再読した。半導体事業は、日本の超優良企業の中でも鬼っ子だったようだ。そんななかで、東芝元副社長まで上り詰めた川西 剛氏のインタビュー記事が下記サイトの(「週刊ダイヤモンド」委嘱記者 村井令二)による記事。企業の優良成長部門を育てた経営トップが、その現状を、「それで皆で育てた半導体事業を売りに出さなければいけなくなるなんて、本当に信じられないミスとしか言いようがなくて、残念です。」と語って、身につまされる。


東芝はなぜ経営危機に陥ったのか? 元副社長が語る最大の原因(http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/01/diamond-online-toshiba_n_16906432.html)。(2017年06月01日 20時18分 JST)」(ハフィントンポストの記事へのリンク)(このサイトへのリンク

道具あれこれ記:半端道楽:デジカメで撮影したノートパソコンの異音?;爺婆の 迷子が絶えぬ バス旅行。171116。(この記事へのリンク)

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00001_アクセスランキング記録2017-PART2

2012年4月17日 (火)

科学ニュースに独り言:巨大科学のリーダーに邪心は無用か

2012/4/17(火)
昨日は曇り。仕事で身体を動かすには適した気温。リンゴの接ぎ木実験。詳細はこちら:

  02F12_接木に挑戦(2)のページの接木実験の項へ

。ポット苗を屋外に出した。苗堀上げ。冬眠からさめたばかりなのか、白っぽく変色した雨蛙がポットから飛び出してきた。デジカメに納めようとファインダーを向けたがぴょこぴょこ跳ねてなかなかシャッターを押せない。ともかく何とか撮影できた。「ニュートリノが光より早いという」ニュースの続編で、それが間違いだと分かった。更に、そのニュースの続編として研究グループのリーダーが辞任したというニュースがあった。どこの世界でも辞任で問題が完全に解決するわけではないだろうが、何かしなければ片が付かないと言うことか。
Amagaeru_shiro

2012/4/16(月)の天気

TAVE= 11.4
TMAX= 14.2 最高気温(℃)  14.8  14:23
TMIN= 7.2 最低気温(℃)  6.5  01:38
DIFF= 7
WMAX= 1.8 最大瞬間風速(m/s)  4.5(南南西)  12:04
SUNS= 0.8
RAIN= 0

Q
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科学ニュースに独り言:巨大科学のリーダーに邪心は無用か

「ニュートリノが光より早いという」ニュースにわくわくしたものを感じた。この世界の現象を突き詰めて行くとき、「光より早く伝わるものはない」というスピードの上限があることに何となく限界感も感じる。この基本原則があてはまらない現象があれば、今まで科学で説明できないことも説明できるのではと期待感が高まったのも事実だろう。

Nature News Blogは、「Leaders of faster-than-light neutrino team resign;url=http://blogs.nature.com/news/2012/03/leaders-of-faster-than-light-neutrino-team-resign.html(30 Mar 2012 | 15:54 BST | Posted by Eugenie Samuel Reich | Category: Physics & Mathematics, Policy )」というタイトルで、以下の通り報じた。

以下、Nature News Blogからの引用。
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「A month after revealing errors in their high-profile claim that subatomic neutrinos had been clocked traveling faster than the speed of light, two leaders of the Italian OPERA collaboration have resigned. Both spokesman Antonio Ereditato of the University of Bern in Switzerland and physics coordinator Dario Autiero of Lyon’s Institute of Nuclear Physics in France, who presented the stunning result in September 2011 to a packed auditorium at CERN (pictured), sent out resignations today.

Autiero says that both men have been concerned about the existence of a large split within OPERA’s 170-strong collaboration, and want to make way for an alternative leadership that can provide more unity. Ereditato, reached by phone, says firmly, “my comment is no comment.”

OPERA had clocked neutrinos traveling 730 kilometres from CERN near Geneva, Switzerland, to Gran Sasso National Laboratory near L’Aquila, Italy, finding that they arrived 60 nanoseconds faster than a light beam would do. This seemed to conflict with Einstein’s Special Theory of Relativity, which bans faster-than-light travel. But a subsequent investigation of the experiment’s systematics revealed a troublesome cable and timing device that cast doubt on the certainty of the result. OPERA still plans to repeat its measurement in May with the goal of quantifying the effect of its errors.

Autiero denied that he was stepping down because of mistakes in the measurement, saying that the discovery of an unknown systematic error is an inevitable hazard for any scientist doing a precision measurement. “In science you cannot pretend to be the owner of any absolute truth,” he says. Instead, he says that he and Ereditato felt that tensions that had always existed within OPERA were becoming impossible to bridge. He acknowledges that these were exacerbated by the publication of the provocative result, with some complaining from the beginning that the findings were likely to be wrong. He also agrees that the spectacular degree of media attention has brought pressure to bear. Despite the fact that OPERA itself never claimed to overturn Einstein’s theory, keeping its claims narrowly to the report of an anomalous measurement, many newspapers depicted it that way. ‘They played with the sensationalism of the story,” he says.

Yves Declais, also of Lyon’s Institute of Nuclear Physics in France, who was spokesman of OPERA from 2002 to 2008, says that OPERA has always been difficult to lead. There are cultural splits between the Italians and Northern Europeans, and a lot of personality conflicts that make it hard to have a quiet scientific discussion, he says. He believes that part of the problem is that the leaders are elected by a collaboration board of 20--30 people, consisting of one person from each participating institution, and not by the whole collaboration, so many do not feel it is truly representative.
*********************************************
以上 引用終わり

タイトルは「ニュートリノが光より早いという実験結果を出した研究チームのリーダーが辞任Leaders of faster-than-light neutrino team resign」という意味だろう。実験結果が間違っていたから辞任でもなさそうだ。実験結果の評価と検証が甘かったという点は結果として明らかになったようだ。物理学の基本原理を証明する実験データの精度と再現性も甘かったようだ。個々の実験をいくら正確にしても、他の実験との整合性が説明できない基本的問題があったが、「新発見」と功をあせったというのが、自分の邪推であった。研究チームのリーダーが辞任して片が付く問題でもなかろう。上記の記事によれば、巨大な科学研究チームも人間が作った組織に過ぎず、そこに派閥や学閥や地域閥的集団要素が紛れ込んで、複雑なグループダイナミックスが働いているようにも見える。辞任という事を裏から見ると、グループ間の足の引っ張り合いと言うことなのか。巨大な科学研究組織を指揮するにも、またそれなりの資質と能力が要求されるようだ。

2012年4月16日 (月)

ざっそう句:庭のワラビ

2012/4/16(月)
昨日は晴れ。夕方雲って寒くなり脱いだセーターを着直した。ニンニクの植え付け。元肥少々。マルチ床。全て拙速。マルチは防草の積もりだが、作業をしていると地温を上げているのが実感できた。選別B級残り苗植え付け。夕方には腰が痛くなった。雨蛙が鳴いた。AMEDASデータによると15時日照時間1H、16時日照時間0H。晴れから曇りに変わったのだが、雨蛙が鳴いたのも丁度この時間帯だったように思う。初鳴きの天気予報はまずまずか。昼食のラーメンの具にワラビが入っていた。かみさんにワラビが出ていると話すと早速収穫。そのワラビの苗は数年前どこかで買って庭に植えた。ところが、何と元々庭に生えていて処分に困っていた雑草と同じであった。スギナと同じで地下に根を張り巡らしあちこちから出てくる。わらびとはこんなものかとがっかりしたが、実物を理解できたのは最大の収穫かもしれない。夏にかけて草丈は1m以上にもなる。困った。でも無農薬山菜で有り難い。複雑な心境だ。桃の花が満開。極早生桃の春雷も風格が出てきた。以下その栽培メモ:Y06初回結果。Y080412花終わる。Y0905結実多い。桃の開花も今年は遅れているようだ。

2012/4/15(日)の天気

TAVE= 11.2
TMAX= 17.9 最高気温(℃)  18.2  14:33
TMIN= 5 最低気温(℃)  4.9  04:54
DIFF= 12.9
WMAX= 4.8 最大瞬間風速(m/s)  9.1(東南東)  19:05
SUNS= 7.4
RAIN= 0

Q
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ざっそう句:庭のワラビ

■花木咲く 庭変わり果て ワラビ畑
■首傾げ 芽茎を伸ばす たくましさ
■無味無臭 貧乏爺に 春の幸
■貰いたる コゴミの株も またこわい
■花だけが 人生じゃない 隠花植物

2012年4月15日 (日)

愛しきもの 花と実(日々農天気):水栽培のチューリップの根っ子

2012/4/15(日)
昨日は雨。気温が上がらず寒い日であった。打合せ。その後は宅内。雨が身体には休養になった。一昨日見たら、延寿?という梨に(多分リンゴに似ているから「リンゴナシ」という説明で苗を買ったと思う。)につぼみが付き開花しそうになっていた。調べると2006年に植えただけの放任。授粉樹が無い。水仙の花が雨で傾いていた。屋外のチューリップは咲き出したが、水栽培のチューリップは咲くか?

2012/4/14(土)の天気

TAVE= 9.6
TMAX= 11.4 最高気温(℃)  11.5  13:01
TMIN= 8.3 最低気温(℃)  8.2  24:00
DIFF= 3.1
WMAX= 2 最大瞬間風速(m/s)  4.9(南南東)  00:02
SUNS= 0
RAIN= 37.5

Q
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愛しきもの 花と実:水栽培のチューリップの根っ子

屋外のペットボトルで水栽培中のチューリップは咲いてくれるか?根は余り伸びていないが、水分を吸収できる球根は葉の伸びがよい。酒のとっくり型では水分吸収が難しいので葉の伸びが途中で止まった。猫が掻きだした球根は植えずに屋外放置。最近植えてやった。環境ストレスが異なり、それぞれ特徴のある生き方をしている。脇に芽をだして分球の準備をしているようなのもある。脇芽が根のように下を向き水分を吸収しているように見えるのもあった。結果はどうなるか?
Tulip_roots_s2
髭根は下側、上側は芽か根か?

2012年4月14日 (土)

老人の寝言:科学・技術に国境はない?

2012/4/14(土)
昨日は午前は晴れ。午後から曇り。夜から雨。今朝は朝から雨音が聞こえる。朝方は定例の仕事。リンゴ苗数本を植える。品種はフジだろうか。台木は多分マルガカイドウだろう。失敗した苗のヒコバエが育ったものだ。一回苗を植えて失敗しても、その台木を育てて再チャレンジができるのがうれしい。近所の夫婦が、散歩でイヌを連れて通りかかり、立ち話。いよいよシーズンですね。その「シーズン」にぎくり。雑草だ!パソコンスタートアップに自分のブログを登録。パソコンが起動すると自動でBLOG画面が開いた。これで、一つ手抜きができた。よく見ると日付と曜日が修正されていない。コピペの手抜きが残っていた。北朝鮮が予告していた『「衛星」打ち上げ』は失敗したようだ。夜7時のNHKテレビニュースを見ていたが、ほっとした雰囲気を感じた。

2012/4/13(金)の天気

TAVE= 16.8
TMAX= 22.2 最高気温(℃)  22.9  13:13
TMIN= 10.8 最低気温(℃)  10.7  05:57
DIFF= 11.4
WMAX= 7.1 最大瞬間風速(m/s)  13.9(北北西)  09:42
SUNS= 7.2
RAIN= 3.5

Q
Q

老人の寝言:科学・技術に国境はない?

中国の文化革命の頃だったか、毛沢東主席は「愚公移山」という故事を喩えにして、国民の奮起を促していたと記憶している。Googleによる「愚公移山」の検索では約 3,250,000 件ヒットした。その「愚公移山」がもてはやされた当時、中国が有人人工衛星を打ち上げられるなどとは夢にも思わなかった。当時の中国の産業と言えば、農業が主力。人民公社が新しい方式として脚光を浴びていた。中国も、国民の食糧問題が安定してきてから、工業化が進んできたように思う。学校の社会や地理では、北朝鮮では、工業が盛ん(?)というような事を学んだような気がする。これは、地形や鉱物資源という見方からの知識だったのか。ともかく、歴史の流れから見ると中国と北朝鮮は友好国のようにも見える。ところが、長い歴史から見れば、日本や朝鮮は中国を先進国として中国文明圏の中にあったと思われる。北朝鮮は中国の辿ってきた歴史をモデルにしているのか。ともかく、空中や宇宙をとばせる物体は飛翔体である。予定の落下地点が公表されている事から考えると、地球を廻る衛星になる設計ではなさそうだ。そのような飛翔体を何と呼ぶべきなのか。

時事ドットコムは、「北朝鮮、ミサイル発射失敗=直後に爆発、黄海落下-田中防衛相「日本への影響なし」;url=http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2012041300158(2012/04/13-13:02)」というタイトルで、「北朝鮮は13日午前7時39分ごろ、「人工衛星」の打ち上げと称して準備を進めていた長距離弾道ミサイルを発射した。北朝鮮の朝鮮中央通信は「衛星」打ち上げに失敗したと伝えた。日本の防衛省関係者は、上空約120キロまで上昇後に爆発、黄海上の9カ所に落下したとみている。藤村修官房長官は記者会見で「(発射は)失敗したと判断している」と表明、田中直紀防衛相は「(日本)領域への影響は一切ない」と述べた。北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)はミサイルは「テポドン2号」と発表した。 北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したのは2009年4月以来3年ぶり。朝鮮中央通信は、打ち上げが行われたが、「衛星」の軌道投入に成功しなかったと報道。失敗の原因究明を進めているとしている。 韓国国防省によると、北朝鮮は平安北道鉄山郡東倉里の発射場からミサイル1発を発射。ミサイルは1、2分程度飛行し空中で爆発、最終的に約20の破片に分離し、平沢-群山西方100~150キロの黄海の公海上に広範囲に落下した。
 日米韓はミサイル発射失敗とは関係なく、国連安全保障理事会決議違反として、安保理に提起する方針を確認。米国は2月の米朝合意で約束した北朝鮮への食料支援を凍結する構えだ。北朝鮮が反発し、さらに強硬策に出る可能性もあり、朝鮮半島情勢は一段と緊迫した局面に入りそうだ。
 ミサイルは沖縄県の石垣島など先島諸島上空の通過が予想されたことから、日本政府は、日本領域内への落下など不測の事態に備え、自衛隊のミサイル防衛(MD)システムによる迎撃態勢を取っていた。(2012/04/13-13:02)」と報じた。

時事ドットコムを詳細を分析すると色々な情報が得られるようだ。ともかく、北朝鮮が失敗を認めた事実は、冷静に考えると非常に重要な事に思われる。いわば、国家の威信をかけた巨大プロジェクトの失敗を認めた事は、その失敗を分析改良して次のステップに進める可能性を残しているのだろう。開発の初期の段階は失敗の連続といえるだろう。これはどこの国も同じだろう。情報統制がうまくできる時代なら秘密主義が通用するだろうが、今日では、日々探査衛星で監視されており、情報を隠しきる事は難しいだろう。

毎日新聞は、「北朝鮮:正恩氏、国防第1委員長に 党・国家・軍、権力継承を完了;url=http://mainichi.jp/select/news/20120414ddm007030063000c.html(毎日新聞 2012年04月14日 東京朝刊)」というタイトルで、「【北京・米村耕一】北朝鮮の最高人民会議(国会)が13日、平壌で開かれ、新指導者の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党第1書記が国防委員会第1委員長に就任した。父親の金正日(キムジョンイル)総書記を「永遠の国防委員長」とすることも決定された。正恩氏は党第1書記、党中央軍事委員長、朝鮮人民軍最高司令官をあわせ、党・国家・軍の最高ポストすべてに就任したことになる。昨年12月の金総書記死去後、4カ月弱の短期間で、3代にわたる権力世襲が完了した。朝鮮中央通信が伝えた。」と報じた。

北朝鮮は今回のロケット打ち上げと「新指導者の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党第1書記が国防委員会第1委員長に就任」という時期を重ねて、国家権力掌握を世界に誇示しようとしたのだろうか。ともかく重厚長大には世界の目を引く効果はあるだろう。日本の新聞は「ミサイル」という扱いが多いようだ。http://dictionary.reference.com/browse/MISSILE?s=tによると「ミサイル」の意味は、「mis?sile  [mis-uhl or, especially Brit., -ahyl] Show IPA noun
1.an object or weapon for throwing, hurling, or shooting, as a stone, bullet, or arrow.;2.guided missile.;3.ballistic missile. 」とある。武器や兵器という意味ではないか。

今回の事態で日本も対応に追われた。しかし、ややパフォーマンス過大の印象も受ける。兵器をおもちゃのように扱うべきではないだろう。goo辞書「パック‐スリー【PAC3】(http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/177300/m0u/)」によれば、「《Patriot advanced capability-3》米国製のパトリオットを改良し、弾道ミサイルの迎撃に特化させた地対空ミサイルシステム。および、そのミサイルの通称。パトリオットスリー。」との事。日本はミサイルを以て対応したのだ。戦争は国内政治の延長という冷めた見方もある。求められるのは、先ず軍事力ではなく、先ず外交力、それを支える経済・文化の力ではないか。科学・技術も使い方を誤ると大きな不幸を招く事を歴史が教えてきた。

北朝鮮の今回のロケット発射はまだ実験レベルに見える。実験なら失敗も当たり前。問題はその失敗から何を学んだかだろう。その結果は明日には出ない。公表された運行経路は海上にあるが、その到達距離内には、東京も北京もある。中国の動きは冷静で独自のように見える。中国の指導者の心中はどのように動いているのか。一方、日本の動きは余りにも底が浅すぎるようにも見える。国家の指導者は少なくとも50年、100年後を見据え、刹那的に動くべきではないのだろう。

2012年4月13日 (金)

半端道楽:本気で道楽ができない?

2012/4/13(金)
昨日は晴れ。気温は高くなった。唐辛子の種子を苗箱に播いた。リンゴ苗数本移植。午後から仲間と二人で修理作業。実生のロウヤガキ一年苗が芽を出した。種子を貰って播いた物で手入れをしたいが。以前に購入した実生苗は昨年実を付けた。盆栽仕立てにして楽しむのはいつになるか。ともかく老爺柿は雌雄異株なので、実生苗では半数は実を付けない予想。オスは授粉用だけを残して、その他にはメスを接ぎ木するのか。聞く所によるとそんな中途半端な株は余り価値がないようだ。幼少の頃は、近所のお爺さんのマネをして、凸凹した火山岩に石で叩いて穴をあけ、そこに苔か何か植えて遊んだ記憶がある。

2012/4/12(木)の天気

TAVE= 17.1
TMAX= 23.6 最高気温(℃)  24.0  15:52
TMIN= 11.5 最低気温(℃)  10.6  00:17
DIFF= 12.1
WMAX= 9.4 最大瞬間風速(m/s)  15.4(北)  05:44
SUNS= 11.3
RAIN= 0

Q
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半端道楽:本気で道楽ができない?

以前は老爺柿の値段もかなり高かったように思う。最近は老爺柿も珍しくなくなり値段も手頃になってきたようだ。そんな訳で、数年前実生苗を買った。更にその愛好家からも種子を貰った。実が生るまで3~4年かかるようだ。展示観賞用には人工授粉をしてやるとの事だ。どうもそこまで気力が続くか心配だ。老爺柿にも品種が色々あるとの事だ。幸い、現在は一つも品種の名前を知らない。品種名を覚えたりすると病気?になるのではと心配だ。

 

 ブログ内「02E2_柿(カキ)色々」 のページの老爺柿の項へ

2012年4月12日 (木)

ざっそう句:ウグイス鳴く

2012/4/12(木)
昨日は午前曇り、午後時々雨。総雨量は6mmと少ないが恵みの雨。用事外出。タカノツメのサヤにハサミを入れて種子を採取。そんな事を忘れて、目薬を付けたら眼から火が出るような激痛がした。手探りで洗面所に向かい、手と顔を洗ったがしばらく眼を開けなかった。最初、目薬に劇物が入っていたのかと思いこんだ。多分唐辛子の辛み成分のカプサイシンが原因だったのだろう。

「カプサイシン;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%B3。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2011年11月24日 (木) 05:06 )(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「カプサイシン (capsaicin) はアルカロイドのうちカプサイシノイドと呼ばれる化合物のひとつ。唐辛子の辛味をもたらす主成分で、辛味の指標であるスコヴィル値における基準物質。特性 [編集]:脂溶性の無色の結晶で、アルコールには溶けやすいが冷水にはほとんど溶けない。摂取すると受容体活性化チャネルのひとつであるTRPV1を刺激し、実際に温度が上昇しないものの激しい灼熱感をひきおこす。この機構はメントールによる冷刺激と同様である[1]。また、痛覚神経を刺激し、局所刺激作用あるいは辛味を感じさせる。体内に吸収されたカプサイシンは、脳に運ばれて内臓感覚神経に働き、副腎のアドレナリンの分泌を活発にさせ、発汗及び強心作用を促す。」。カプサイシンは常温では個体なので、種子採取の時極微量の粒子となって指先に付着したり、空気中に飛散したのが眼に入ったのではないか。それにしても、見えないことの怖さを身を以て味わった出来事だった。

一昨日は、竹やぶでウグイスが鳴いた。最近は仕事疲れで朝までぐっすり眠り、鳥の声で目覚める、優雅な?生活。「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞」~を思い出す。調べると、その続きは「夜来風雨の声 花落つること知る多少」(春暁 孟浩然作)である。「春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少」が漢文。中国で花と言えば何か?桃の花だろうか。ref/WIKIPEDIA/⇒国花;(日本):桜、菊(いずれも慣習上)、中華民国(台湾):梅との事だ。桃の花はこれからだ。

2012/4/11(水)の天気

TAVE= 12.9
TMAX= 14.4 最高気温(℃)  15.0  00:32
TMIN= 10.7 最低気温(℃) 10.6  23:51
DIFF= 3.7
WMAX= 2.7 最大瞬間風速(m/s)  4.9(西北西)  24:00
SUNS= 0
RAIN= 6

Q
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ざっそう句:ウグイス鳴く

■穴掘りの 季節となりて 上着脱ぐ
■ウグイスか シャベルの音に 耳迷う
■散る梅に 青芽ちらほら 春二番
■どこからか 何も無い田に 雲雀鳴く
■竹やぶで ウグイス鳴くも インジャネン

2012年4月11日 (水)

愛しきもの 根っ子(文化と文明雑感):ウッソー!東京スカイツリーの基礎杭は大木の根っ子に学んでいる?

2012/4/11(水)
昨日は晴れ。穏やかで暖かい一日。スモモの花が咲き始めた。ハリウッドで授粉させようとしたが、雄しべの花粉はほとんど飛んでしまい坊主になっていた。自然交配はタイミングが難しい。取りあえず花粉のありそうなハリウッドの花を摘んで少しだけ人工授粉を試した。リンゴの苗数本を移植。雨に期待。昨年に続きリンゴの根接ぎの実験。昨年は見事失敗。今年は本数を増やした。実験も一回だけして、それが失敗だったら諦めるのと、100回試して、一回でも成功すれば、更に成功の確率を高められると考えるのでは大きな差がある。可能性の検証は一回だけでも成功すれば良いのだと思う。日本のHⅡロケット開発では連続二回の失敗があった。その当時失敗学が脚光を浴びた。その失敗を克服してHⅡAで安定した実績を上げている。サーチナは、「北朝鮮の衛星打ち上げは成功するか? (1)~(3)=中国メディア。http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0410&f=politics_0410_011.shtml。(2012/04/10(火) 14:24)」というタイトルで、「北朝鮮が公表した情報によると、北朝鮮は「銀河3号」ロケットで地球観測衛星「光明星3号」を打ち上げる予定という。衛星の重さは約100キロ、高度500キロの軌道を運行し、寿命は2年とされている。衛星はカメラを搭載し、衛星管制総合指揮所に写真などの観測資料が送られる予定だ。中国網日本語版(チャイナネット)は9日付で、「北朝鮮の衛星打ち上げは成功するか?」と報じた。以下は同記事より。」と報じた。紹介された記事は、日本の報道より詳しく冷静に見える。日本では情緒的な動きが目立つように感じる。

2012/4/10(火)の天気

TAVE= 16.5
TMAX= 22.3 最高気温(℃)  23.3  13:21
TMIN= 8.5 最低気温(℃)  8.0  05:57
DIFF= 13.8
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s)  10.8(南東)  15:56
SUNS= 10.8
RAIN= 0

Q
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愛しきもの 根っ子(文化と文明雑感):ウッソー!東京スカイツリーの基礎杭は大木の根っ子に学んでいる?

東武鉄道株式会社と東武タワースカイツリー株式会社は「東京スカイツリータウン ® 2012年 5月22 日( 火)グラン ドオープン予定」と発表した(2011 年6月7日url=http://www.tokyo-skytreetown.jp/dl/pdf/2011060701.pdf)。いよいよ、その日が一ヶ月余り後に近づいてきた。相当な前人気が伝えられているが、地デジ電波が同じ日に東京スカイツリーから発射が始まるのか。まだその報道に接していない。総務省によると平成25年1月頃運用開始(予定)となるらしい(http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/bc/tv/chijyo/sky.html)。電波塔の花の部分と言えば、先端に設置されたアンテナ。衆人の目はそこに集まる。634mもの高さを支える根っ子の部分は最早見ようとしても見ることはできない。その点、植物を支えている根っ子はその気があれば自分で調べる事ができる。

日々農天気な心意気で根っ子を調べていると意外なことに気付く。農作物を元気に大きく育てるにはしっかりした根っ子作りも欠かせない。雑草退治にも根っ子の姿が目に浮かぶと色々感が働くようになる。先日、ポットに生えたハルジオンを根鉢を崩して取り出した。地上部はロゼット状だが、地下の根は立派に育っている。細根も張り巡らせている。こういう根っ子を越冬前に準備しておくことにより、春本番になって一気に伸びることが可能になるのではと思う。根の張り具合を想像するためにビールジョッキに水を入れ、その中で根を泳がせた見た。地中から引き抜くとき細根は切れてしまうので、細根を残すには、根を切らないように堀上げ、土を水に溶かすようにすれば万全だろう。そこまではできないので、根鉢を崩したのを利用した。
Harujion_ne_roots_3pix

植物も強風を受けて倒れることがある。永年作物の果樹などは倒れると大きな被害を受ける。それならば、東京スカイツリーは大丈夫かと気になった。東京スカイツリーの設計を行ったのが「株式会社 日建設計」でその事業内容は「建築の企画・設計監理、都市・地域計画および これらに関連する調査・企画コンサルタント業務 url=http://www.nikken.co.jp/ja/firm/outline.php」とのことらしい。日建設計の東京スカイツリー関係のホームページに、「ホーム > 構造技術の紹介 > 構造技術 [2]大樹のような地盤とのつながり方:url=http://www.nikken.co.jp/ja/skytree/structure/structure_02.php」という記事があり、「建物は、高くなるほど地震や強風時の揺れによって、基礎部分に大きな「引き抜き力」「押し込み力」がかかります。このタワーのように細長い場合には、特に大きな力がかかります。そこで、基礎の杭を、節の付いた壁状のものにすることで摩擦抵抗を大きくして、これに抵抗しています。この節は、いわば「スパイクシューズの靴底」のようなものです。また、この壁杭を連続させ、放射状に地中に張り巡らせることで、「木の根」のように地盤と一体化することを意図しています。また、地上に見えるタワーの鉄骨は、そのまま地下の杭に連続的に接続し、力をダイレクトに伝達しています。これを逆にいえば、「大地から生えてきた大樹のように建っている」ともいえるでしょう。」と東京スカイツリーの根っ子の部分の説明があった。「東京スカイツリー」が大木をイメージしたような名前の上、その根っ子(基礎)の部分にも、植物の根っ子に学ぶようなアイデアがあったようで、感慨を新にした。

強風や地震で「木(東京スカイツリー)」が倒れないようにする具体的な工夫が知りたい。調べてみると、東京スカイツリーを施工したのが大林組らしい。大林組のホームページに、「世界一のタワーを効率的につくるため2つの方法をドッキング 順打ち、逆打ち混合の「ハイブリッド地下工法」;url=http://www.skytree-obayashi.com/technique/detail/02/index.html()」というタイトルで、「また、タワーの足元(鼎)は複数の杭で1本の大きな鋼管柱を支えており、その接続部分は地盤面から10m以上掘り下げたところにあります。そのため、タワーの柱を逆打ち支柱としてあらかじめ地中に埋込んでおくことは難しく、タワーの三本足(鼎)は順打ち工法とせざるを得ません。」という記事と図面があった。専門的な事なので、内容はよく分からないが、色々な工法を組み合わせて、単独工法の欠点を避けて、総合的に問題解決を図った事を述べているように思う。確かに、タワーを支える三本足の地下部分は、植物の根っ子のように枝分かれしており、必死に大地を掴もうとする構造に見える。
Tokyo_sky_treeharujion_3pix

工学的な構造物の東京スカイツリーの根っ子と生物学的な構造物のハルジオンの根っ子を並べてみた。ハルジオンの草丈を1mと仮定すると東京スカイツリーはその634倍の高さである。ともかく、ハルジオンの茎の長さと根の長さの比はそれ程大きくなさそうだ。それに対して、東京スカイツリーの鉄塔部と地下の杭の部分の長さの比はどの位になるのか。樹木の根の長さはほぼ樹高程度はあると言われている。これは経験則とは思うが、東京スカイツリーが自然界のストレスに対してどれだけの耐力を持つのか興味を覚える。東京に震度7程度の地震が起こるとの想定がなされた現在何となく気になるのだ。

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嗚呼 伊勢崎 非情

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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