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2012年11月

2012年11月30日 (金)

ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):前橋駅前の復活はどこまで進むか

2012年11月30日金曜日
昨日は晴れたり曇ったり。最低気温(℃) 0.5 03:55 。ざっそう句:初氷 張らぬ桶あり しずくして。朝起きると一面降霜。初氷が張った。ポトポトと水が垂れていた桶は結氷せず。水が液体から個体へ相変移して氷になるには結晶が成長する必要がある。ポトリと落ちた水が結晶化を攪乱しているので氷が張らない。わずかなエネルギーが物の姿を変える例を見たような感じだ。暖かくなってネギ苗灌水。サザンカ、ツワブキが咲いている。ツワブキは咲き終わる頃。

2012年11月29日の天気(AMEDAS)

TAVE= 8.0
TMAX= 15.8 最高気温(℃) 16.5 13:16 
TMIN= 0.7 最低気温(℃) 0.5 03:55 
DIFF= 15.1
WMAX= 3.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.2(北西) 14:46 
SUNS= 5.4
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):前橋駅前の復活はどこまで進むか

先日、前橋駅に行ったついでに、開店(2012/11/15)直後のエキータでウィンドショッピングをした。駅前ビルからイトーヨーカドーが撤退後、早期の大型店の入居が期待されていたが、紆余曲折の末、食の駅が主店舗として入る事になった。駅前のにぎわいだけではなく、買い物難民という高齢化社会のひずみが現れて、成り行きが注目されていた。ビルは6階まであるが、まだ全階入居にはなっていなかった。一般の人が関係の深そうなのが、地下の食品、1Fの一般商品、2Fの食堂街であろう。地下の食品売場には、ショッピングカートを押している高齢者も見かけたので、買い物難民予防効果は出ているようだ。

前橋市も平成の大合併で周辺の町村を飲み込み恐竜化した。合併にどれほどのメリットがあるのかいまだよく分からない。統治の原則としては分割して支配せよという金言がある。細分化は情報とエネルギーを満遍なく流通させる手段でもある。そのような手段を取り払ったらシステムに不均衡が出てくるのは当然とも思える。イトーヨーカドーは会社組織としては大きいだろうが、前橋駅前には生息できなくなった恐竜に見える。利益が出なくなるとささっと撤退では地元も困るだろう。

「食の駅」を経営する「ファームドゥ株式会社 代表取締役 岩井雅之」の会社概要(http://www.farmdo.com/company.html):設 立 =1994年2月1日 。所在地(本部) =〒371-0855 群馬県前橋市問屋町1-1-1 NF2ビル3F 。資本金 =1億7090万円 (平成23年2月期決算) 。売上高 =74億2679万円/年(平成23年2月期決算) 。自己資本比率= 自己資本比率: 62.0% (平成23年2月期決算) 。従業員 =男162名/女415名/計577名(うち正社員 男50名/女16名) 。事業内容=『 農業資材専門店「農援’S」、農産物・特産加工品の直売所「食の駅」を経営。近年では、東京都内に小型農産物直売所「地産マルシェ」を拡大中。生産から販売まで農業をトータルでサポートする事業を展開し、農業経済の活性化と農業所得の増加に貢献しております。 』

「食の駅」の事業形態としては生産者と消費者を結ぶ中間流通部門を削減・合理化する食品販売業らしいが、小回りが効く体制ではあるようだ。恐竜にならないで長続きして欲しいというのが地元の期待ではないか。ただ、「食の駅」以外の役者も欲しい感じがする。開店したばかりのエキータが今後どのように変貌をとげるか注目に値するだろう。ところで、「エキータ」とはオヤジギャグ的な「駅北」のもじりなのか。
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2012年11月29日 (木)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しきもの 生き物):粕川公園の親子三頭の白馬像

2012年11月29日木曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -0.9 05:50 。ついに氷点下の寒さになった。夕方雲が厚くなり満月は見えなかった。ざっそう句:セシウムや 焼き芋出来ぬ 落ち葉焚き。朝方は宅内。その後、里芋が霜げないよう土かけをする。その上にメヒシバ、サツマの蔓等の干し草を敷いた。ネギ苗にカンレイシャトンネルをかける。ミカンを収穫。赤蕪、聖護院ダイコンを試し掘り。播種3回目の二年子ダイコンが発芽を開始。発芽まで2W弱で、やや期間が長いが生命力の強さを感じる。太いダイコン数本とハヤトウリを貰う。ダイコンは短冊に切って干した。

節電・省エネで、この冬の気温が気になる。気象庁発表の三ヶ月予報は下記引用の通りで、気温は平年並みより低くなりそうだ。

「関東甲信地方 3か月予報(http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/103_10.html) (12月から2月までの天候見通し) 平成24年11月22日
気象庁地球環境・海洋部 発表:この期間の平均気温は、平年並または低い確率ともに40%です。
 12月 平年と同様に晴れの日が多いでしょう。気温は、平年並または低い確率ともに40%です。 1月 平年に比べ晴れの日が多いでしょう。気温は、平年並または低い確率ともに40%です。 2月 平年と同様に晴れの日が多いでしょう。」

2012年11月28日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.6
TMAX= 10 最高気温(℃) 10.5 14:02 
TMIN= -0.5 最低気温(℃) -0.9 05:50 
DIFF= 10.5
WMAX= 3.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.9(西北西) 01:10 
SUNS= 7.6
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しきもの 生き物):粕川公園の親子三頭の白馬像

先日は、赤城山がよく見える天気で、展望台がある粕川公園の近くを走行中だったので寄ってみた。展望台に登っても周辺の樹木が障害となって赤城山はうまく見えなかった。公園を作ったときは植栽の樹木も背が低いので見晴らしが良かったのだろう。夕方だったので人影は少ない。外国人の家族らしい一団が過ぎ去った。どうも日本人は公園を見下して、金がかかり人だかりがする場所に向かいやすい。冬でも公園の空気を吸って心身を鍛えるのも大切ではないか。公園に注意を逸らす物が何もなければ、家族と交わす言葉も重みが増すだろう。当世日本は家族の絆を外国人に学ぶべきなのかもしれない。

現役時代、フィリピンの半導体工場から派遣され、設計技術の修得のため開発部門で研修をしていた青年がいた。彼は技術者なので、DOS/Vパソコンも自作出来た。CADを使うのでパソコンはお手の物。そんな雑談から話が家族の事になった。今後はどうするのかと聞くと、稼いだ金をためて弟を大学に出してやるんだと言った。フィリピンは家族を大切にする国だと聞いてはいたがその青年の言葉を聞いて本当にそう思った。日本でも戦前はそのような話を聞いた事がある。貧しくとも心の豊かさを失っていなかった。

展望台から見渡せる小さな広場に、親子三頭の白馬像が立っている。当地には、お馬の親子の絆の強さを教える実話がある。その実話を後生に伝えるために「お馬の親子」の碑が建てられている。その場所には上植木廃寺の基石も保存されている。あのお馬の親子の碑とこの公園の親子三頭の白馬像には何か関連があるのだろうか。母馬、父馬、子馬というお馬の家族が何か話し合っているように配置されている。親子三頭の白馬像が伝えようとしているメッセージはさまざまかもしれない。夕方の風景でデジタル画像は暗かったのでレタッチソフトで明るさを強調した。
Kasukawa_p_hakuba_3pix
kasukawa_p_hakuba_3pix.jpg(DSC=121121)

2012年11月28日 (水)

ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):JA佐波伊勢崎支所再編でコンビニ誕生。20121128。

2012年11月28日水曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 4.2 23:50 。ざっそう句:カラコロと 黄葉乱舞の 車風。用事外出。ついでに、書店と電気店。日本マイクロソフト株式会社が、新OS「Windows 8」を発売したのが2012年10月26日 だった。そのOSの値段も下がっている。パソコン、プリンター商戦はこれからのようだが、かつてのMSXと同じ方向に向かっているように感じた。母親と息子が電子ブックの展示品を見ていた。息子はすぐにコンテンツ収容カードを挿入する場所を見つけた。昔はファミコンのカセットが子供達の遊びのメディアでもあり、お互いに貸したり借りたりして遊んでいた。近い内に学校の教科書も電子ブック化されるだろう。後生畏るべしだ。最近の電子辞書もパソコン化して機能や性能が進歩している。実用十分で2万円台の物がある。電子辞書は電子ブックそのものなのだ。ところが、日本発の電子ブックが今ひとつ話題に欠ける。電子ブックに翻訳機能と辞書を連携させて1万円を実現すれば全世界にヒットするかもしれない。これなら布団の中で読める。日本の半導体復活にもつながるかも。

2012年11月27日の天気(AMEDAS)

TAVE= 8.3  
TMAX= 11.5 最高気温(℃) 12.0 00:08 
TMIN= 4.4 最低気温(℃) 4.2 23:50 
DIFF= 7.1  
WMAX= 7.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 14.8(北北西) 10:55 
SUNS= 9.1  
RAIN= 0  

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ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):JA佐波伊勢崎支所再編でコンビニ誕生

JA佐波伊勢崎は隣の赤堀農協と合併。これは平成の大合併で旧赤堀町が伊勢崎市に合併するのと歩調を合わせるようなタイミングであった。合併の次に始まったのが支所再編。言葉の響きは良いがリストラという側面がある。4年ほど前支所再編の説明会が始まった。殖連支所がそのトップランナーだという事であった。築10年足らずの支所を出払って、別の支所を新築統合すると聞いてどんな算盤をはじいているのか心配になった。資産は売却するという説明であったが、売却の見込みが立っていたのか。

新支所は支店と呼ばれるようになった。農協本所を本店と呼ぶ事にしたので。言葉が変われば変わったような気分になる貧相な発想に見える。農協の支所は、単なる金融機関ではない。組合員は会議や講習等で使える施設を近くに欲しがっているのは今も昔も変わらない。農家なのだから普段着、長靴姿で出入りが出来る施設が理想なのだ。それが、より金融機関的に化粧直しされてしまった。支所が無くなると支障があると、おやじギャグではなく本当にそう思った組合員が多い筈だ。新支店が営業開始してから、旧支所跡にコンビニができるという話を聞いた。そうこうしている内に、まだ耐用年数が十分ある旧支店は取り壊されて更地になってしまった。そうして、そのコンビニが姿を現し、ほどなく開店日(11月30日との事)を迎える。

現在のコンビニの南側に旧支所があった。その前身は、コンビニの東側にあったと思う。旧旧支所もなにかと用事があって行った事がある。その時は、長靴でも気にならないような雰囲気であったが、旧支所の頃は少し身のふりをかまう気持ちもでるようになった。新支店になったら気分的にはもう銀行と同じだ。今時、農協が店にどんと尻をすえて商売できるのか。説明会では、心配事がいりいろ出た。歳をとってから支店にいけなくなっらどうするのか。以前と同じレベルのサービスをして欲しいという要求も出た。それがきっかけか、限定的だが金融宅配サービスを行うようになったらしい。組合員数の見込みはどうかという質問に、ある幹部は増加していると胸を張った。現実は正組合員は減少し、準組合員が増加しているのが実状らしい。最近の上毛新聞は、今年になって初めて準組合員が正組合員数を上回ったと報じていた。農業組合が金融事業に邁進し、本業の農業をおざなりにするのは衰退の現れとみる向きもある。

ともかく、新しくコンビニができた場所は、小中学校も近く、地域の中心地でもあり、今後も中心になれる場所だ。その土地は、農業人口が多い時代から、農家が慣れ親しんできた場所でもある。それを売り払って、想定外の所有者に渡ってしまえば、地域が崩壊する心配もあるのでは危惧したこともある。歴史的に見れば、旧支所は三軒家遺跡の直近である。もしかすると三軒家遺跡内に入ってしまう可能性もある。農協が農業の象徴として確保し続ける価値は十分以上にあるのではないか。農協保有土地だけは安直に売り払わずに末永く有効に使ってもらいたいものだ。
Ministop_3pix_s
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追記(2019/05/15):タイトルに投稿期日を追加し、フォントの色・サイズを変更。ランキング8位に入る。本日のランキング記事に以下のコメントを追加:「コメント:「ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):JA佐波伊勢崎支所再編でコンビニ誕生」記事中のコンビニ(ミニストップ)は閉店してテナント募集中の看板が出て久しい。勿体ない。

2012年11月27日 (火)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):ゆるキャラ(R)グランプリ2012 ぐんまちゃん3位入賞

2012年11月27日火曜日
昨日は曇り一時雨。最低気温(℃) 4.5 05:14 。寒い一日だった。ざっそう句:頬杖を ついて居眠る 秋思かな。宅内閑居。新聞集金員が来る。来月は年末なので少し早めに来ると話す。またネギ苗の話。最近我が家のネギ苗は元気がない。アドバイスどころではない。あそこの畑でネギ苗を作っているから見たらと話した。カンレイシャかネットでトンネルを張っていた。防寒対策が必要かもしれないがまだだ。

2012年11月26日の天気(AMEDAS)

TAVE= 7.8
TMAX= 11.9 最高気温(℃) 12.3 22:36 
TMIN= 4.8 最低気温(℃) 4.5 05:14 
DIFF= 7.1
WMAX= 6.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.1(北西) 23:56 
SUNS= 0.3
RAIN= 1

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):ゆるキャラ(R)グランプリ2012 ぐんまちゃん3位入賞

以前、群馬県が知名度ランキングで最下位というニュースを聞いた。今回はそれに比べるとやや明るいニュースだ。ランキングは見方によれば画一評価の欠点をさらけ出す手法に過ぎない。「3位入賞」云々に浮かれていたら元の黙阿弥になりかねない。ぐんまちゃんの前にゆうまちゃんがいたような記憶があったので、WEB検索したら、群馬県のホームページがヒットした。

群馬県のホームページは、「ゆるキャラ(R)グランプリ2012 ぐんまちゃん3位入賞しました
http://www.pref.gunma.jp/01/b0110211.html。」というタイトルで、『「ゆるキャラグランプリ2012」は、日本全国や海外から合計865体が参加し、平成24年9月15日から約2か月にわたって開催されました。 平成24年11月25日(日)に埼玉県羽生市で開催された「ゆるキャラさみっとin羽生」において、最終結果の発表と表彰式が行われ、ぐんまちゃんは260,512票を獲得し第3位入賞となりました。』と報じた。

宣伝万能の時代になって、虚名を流してでも金になれば結構という事になるとどうしても世の中はそちらに流れて行きやすくなる。名を売ってから実を売るという作戦がしっかり立っていないのに名を売ることに汲々としているのは筋違いと言うことなのだろう。米国の大統領選挙は世界最大の宣伝戦だったようだ。巨額の金が宣伝費として消えたようだ。その点、ゆるキャラ程度ならユルせる範囲か。ともかく虚名に浮かれていてはやがて痛い目にあう。

「ゆるキャラ(ゆるキャラグランプリ )。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%82%8B%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9#.E3.82.86.E3.82.8B.E3.82.AD.E3.83.A3.E3.83.A9.E3.82.B0.E3.83.A9.E3.83.B3.E3.83.97.E3.83.AA。(最終更新 2012年11月26日 (月) 06:03 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「ゆるキャラとは、「ゆるいマスコットキャラクター」[1]を略したもので、イベント、各種キャンペーン、地域おこし、名産品の紹介などのような地域全般の情報PR、企業・団体のコーポレートアイデンティティなどに使用するマスコットキャラクターのことである。そういったかわいらしいイラスト全般を指す場合もある。 狭義では、対象が国や地方公共団体、その他の公共機関等のマスコットキャラクターで着ぐるみ化されているものに限られるが(後述の「ゆるキャラ三か条」も参照)、広義では大企業のプロモーションキャラクター等も含まれる。」とある。

「ゆるキャラ」はギスギスした世相がつける仮面という側面もあるだろう。「ゆるキャラグランプリ 」自体、まだ三回目であり、主催者名称もころころ変わっている。主催者が「ゆるキャラ 」ブームに後乗りしているようでもあり、メール投票と言うことで不正もあったようだ。従って、「ゆるキャラグランプリ 」も過渡的な状態にあり、順位自体過渡的と見た方が無難かもしれない。「ゆるキャラグランプリ 」の順位を逆さ読みすると知名度の低い団体の悪あがき順位とも取れる。一方、過渡的だから面白いのかもしれない。こういうイベントがビジネスになると、得体の知れない様相が深まり、つまらなくなる可能性もある。『「ゆるキャラ」という言葉自体も扶桑社とみうらじゅんによって2004年11月26日に商標登録されている(第4821202号)』というのも意味深長だ。

一番堅実なのが、本当に実体がある実の部分を売り込む事ではないか。老舗の商法とも言えるだろう。群馬県は古墳時代から文化が栄えた。それを象徴するのが馬。馬は古代では最先端の乗り物であり、機動力でもあった。群馬県庁脇に巨大な馬の埴輪をかたどったオブジェがある。ところが、この馬が十分活用されていない。ぐんまちゃんもゆうまちゃんも、マスコットという位置づけだけではやがて、飽きられて、忘れられる時が来るだろう。マスコットとして人気が落ちない内に、本命の群馬を売り込まねばならないのではないか。群馬ちゃんの着ぐるみと馬の埴輪型オブジェのデジカメ画像を見ながら、そんな事を考えた。
Gunmacyan_3pix
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2012年11月26日 (月)

日々農天気(愛しきもの 根っ子):根っこが長い自働蒔きダイコン

2012年11月26日月曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 2.3 07:12。ざっそう句:芋育ち 飢えずに済んだ 幼時。桔梗の種子を精製保存。ジニアのハナガラ乾燥。花弁と平たい種子が連結しているようだ。自働蒔きダイコンを収穫。頭部が数個と太い根が数本、割れ目もある個性丸出しでユニークな形をしていた(下の画像は自働蒔きダイコンの優等生で別物)。鮭のアラと煮て食べた。自働蒔きダイコンは色々楽しめる。

2012年11月25日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.7
TMAX= 11.8 最高気温(℃) 11.8 14:01
TMIN= 2.4 最低気温(℃) 2.3 07:12
DIFF= 9.4
WMAX= 3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.0(南東) 14:02
SUNS= 8.7
RAIN= 0

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日々農天気(愛しきもの 根っ子):根っこが長い自働蒔きダイコン

最近、両手で引いても抜けなかった自働蒔きダイコンをシャベルで堀上げた。その時のデジカメ画像。ダイコンの根の尻尾に相当する部分が太く長かった。芽を出した場所に競争相手が居なかった、除草をしたetcと生育条件は良かった。肥料は無し。下半分は煮物にした。小さい方は漬け物にした。葉はみそ汁か。まだ出番がない。
Daikon_jidoumaki_121120
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2012年11月25日 (日)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):伊勢崎駅はどのように変わるか

2012年11月25日日曜日
昨日は曇り後晴れ。最低気温(℃) 5.6 23:47 。ざっそう句:赤城山 小菊と語る 大絵巻。宅内整理。地区文化祭の展示作品鑑賞。多士済々でレベルも高いのには感心する。生活の中で創作をすることは生活そのものを豊にしてくれると思う。風景を楽しみながら講演会会場に向かう。JA佐波伊勢崎殖連支所が取り壊されて、その跡にコンビニ(MINISTOP)が出店準備中。今月末開店とか。地域誌『伊勢崎市八寸地区の歴史』の刊行を記念して、殖蓮公民館にて「古代上野国と伊勢崎佐波地域の歴史」という題名で、群馬県教育委員会文化財保護課の飯塚聡氏の講演が行われ、それを聴講した。地域の歴史が、その地域の地形や風土と密接につながっている事と共に、改めて、自分たちが住んでいる地域の素晴らしさを教えてくれた。皮肉な事だが、その素晴らしさにどっぷり浸かっているとその素晴らしさがかすんでしまう。歴史も風景も新しい価値を発見する道具として使えるのではなかろうか。

2012年11月24日の天気(AMEDAS)

TAVE= 9.7
TMAX= 13.9 最高気温(℃) 14.1 13:34
TMIN= 5.8 最低気温(℃) 5.6 23:47
DIFF= 8.1
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.5(北北西) 15:46
SUNS= 6.4
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):伊勢崎駅はどのように変わるか

先日、伊勢崎駅へ出かけた。現在伊勢崎駅は新駅舎を建設中である。駅周辺の区画整理も進行中であり、駅前の建物はほとんど姿が消えていた。かつては通勤通学で駅までは自転車を使った。その間は、ずっと同じ駅前の自転車預かり店だったので、店員と顔見知りになった。数十年後に同じ店員と顔を合わせて懐かしい思いをした記憶もある。駅南口が再開発され、駅舎が整い、区画整理が終われば、新しい伊勢崎駅と新しい駅前が姿を現すだろう。

その時、駅までの交通手段となる自転車置き場がどうなるのか気になるところだ。現在は駅に近い所に駐車場があり、それより遠いところに無料駐輪場があり、それなりに合理的ではある。ところが、実際に駅を多用するのは学生が多いようだ。次が通勤サラリーマン、一般客の順ではないかと思う。駅周辺の駐車場設置可能スペースは固定だ。駐車と駐輪では利用者当たり数倍の面積効率差があるだろう。駐輪場を駅に近づけ、環境整備をすれば、駅利用者が増え、駅の利用効率も当然高まるのではないか。遠い駐車場から駅まで歩く通勤者等の車利用者にはメタボ対策になり、遠い分駐車料金も安くなる。駅に人が集まらなければ駅はさびれて行く。駅利用の学生、サラリーマン等は固定客だ。駅周辺が魅力に乏しいだけに固定客は大切ではないか。

先日、帰り際に、駐輪場中の自転車に「放置自転車」の疑惑があるのか札付き自転車が多数あった。駐輪場が無料だからマナーが悪いのか。老人にとって無料駐輪場は大変有り難い。ともかく、老人・子供・学生は交通弱者でもある。交通弱者を救うのが行政・公共機関の責務でもあろう。更に、伊勢崎は平坦部が多いので、自転車利用には適した地域だ。駅周辺を自転車都市という意気込みで環境整備すれば、環境の時代を先取りでき、全国にその知名度が上がるのではないか。

駅のプラットホームから同聚院の大カヤが見えたのでデジカメに収めた。現在は駅の工事中なので良くみえるのか。新駅舎が営業開始になった時は、視野が完全に遮られてしまうか心配だ。残念だが、伊勢崎の風景を見渡すには高い所に登る以外にない。伊勢崎駅のプラットホームも今なら見晴らしが良い。願わくば、駅舎に四方八方を見渡せる仕掛けを作ってもらいたい所だ。
Isesaki_st_4pix_121118_3

2012年11月24日 (土)

老人の寝言:「勤労感謝の日」は国の役人も公休日だったのか

2012年11月24日土曜日
昨日は終日曇り。最低気温(℃) 3.8 04:35 。ざっそう句:散り具合 見つつ始める 落葉掃き。宅内で古新聞の整理。ついつい再読。今年も次々と色々なニュースが飛び交った。関心・興味のあるニュースも何時と無く新しいニュースに押し流されて消えてゆく。運動不足になりそうで落葉掃きをする。うす暗くなってから百均の夜光タスキをかけて散歩に出た。頭上の半月に暈がかかり何とも言えない雰囲気。20日が上弦だった。昨日が勤労感謝の日。その意義は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」(WIKIPEDIA国民の祝日)事。

2012年11月23日の天気(AMEDAS)

TAVE= 9.8
TMAX= 14.2 最高気温(℃) 14.3 14:11
TMIN= 4.4 最低気温(℃) 3.8 04:35
DIFF= 9.8
WMAX= 5.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 11.2(北西) 20:34
SUNS= 0.3
RAIN= 0

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老人の寝言:「勤労感謝の日」は国の役人も公休日だったのか

今年も首切り旋風が吹き荒れた。「勤労感謝の日」に「勤労をたつとび~」と言われれば、白々しく感じる人々も多いに違いない。Googleニュースで「勤労感謝の日 政府OR内閣OR厚生労働省OR経済産業省OR農林水産庁OR文部科学省」を検索。三件ヒットしたが官庁主体の行事等はヒット無し。尚、「勤労感謝の日」だけでは、「約 923 件 (0.09 秒) 」だった。以下はヒットした3件の内、「勤労感謝の日」に関係した1件。

47ニュースは、「過労死認定の困難訴え、家族の会が厚労省などに要請文 「5年も死と向き合い(神奈川新聞へのリンク。http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211200031/。)」。http://www.47news.jp/localnews/kanagawa/2012/11/post_20121121002027.html。」というタイトルで、「勤労感謝の日(11月23日)を前に、「全国過労死を考える家族の会」が20日、厚生労働省と地方公務員災害補償基金本部に要請文を提出した。衆院議員会館(東京都千代田区)では、「過労死防止基本法制定を実現する集い」(同法制定実行委員会主催)が行われ、横浜市立中学教諭だった夫を亡くした工藤祥子さんもマイクを握った。  集いでは、過労死遺族らが労災認定のハードルの高さを訴えた。」と報じた

この時勢だから国が「勤労感謝の日」に際して何らかのメッセージも出せたのでは。結果はその逆だったのかも知れない。まだ、ニュースとしてWEB上に現れていないだけなのか。何ともお寒い印象だが、「勤労感謝の日」だけの検索では、「約 923 件 (0.09 秒) 」のヒットがあり、国民は「たがいに感謝しあ」っているのかもしれない。

2012年11月23日 (金)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):旧伊勢崎市内のため池で唯一未整備の鯉沼の将来

2012年11月23日金曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 4.4 06:46 。小春日和。ざっそう句:霜枯れの 蔓を払って サツマ掘り。風のない好天気なので農作業。サツマ苗から育った二番蔓を植えたサツマイモを掘った。育ちの良い株には数個サツマができた。表皮の虫食い等による傷が多いのは一番蔓と同じ。脚立と高枝きりを使って柿取り。樹勢が強いレンギョウを縮伐。境界雑ボクの枝切り。柿の木の下にはえた雑木一本堀上げ。枝が車軸状に付いている。葉は丸みがある。鋸で枝と幹を切り、ツルハシで根を堀上げた。鋸の歯の感触から材は柔らかだった。調べたらどうもイイギリらしい。桐は材が柔らかで成長が早い。イイギリという名前も桐との連想で付けられたのかもしれない。鳥の糞で運ばれた種子が育ったようだ。すでに柿木の高さ程度に育ってしまった。雌雄異株で雌株に赤い実が付くようだ。落葉高木なので自然状態では成長が早いイイギリが勝つのではないか。以前田圃にいやらしい木が生えているから早く取った方が良いと忠告してくれた人が居た。その木が今回と同じ雑木。雑木と言って侮れない。

2012年11月22日の天気(AMEDAS)

TAVE= 8.9
TMAX= 15.3 最高気温(℃) 15.7 14:11
TMIN= 4.9 最低気温(℃) 4.4 06:46
DIFF= 10.4
WMAX= 2.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 4.5(東南東) 14:14
SUNS= 7.9
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):旧伊勢崎市内のため池で唯一未整備の鯉沼の将来

ため池は、それがある地域の農業と深く関係している。佐波郡 殖連村郷土誌には、村内にある、赤沼、西沼、新沼(八幡沼とも)、鯉沼、権現沼、上谷沼、天王沼が記載されている。現在、埋め立てられずに残っているのは、新沼(八幡沼とも)、鯉沼、天王沼だけだと思う。

鯉沼については以下のように記されている。
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(上植木ニアリ今ヨリ二百九十二年前慶長十八年領主稲垣平右衛門開鑿。土居敷千四百八坪大井戸ノ湧水ヲ引溜ス。寛文五年此ノ溜井ノ鯉六百尾ヲ捕ヘ領主城ナル前橋城の濠内ニ放テリ。鯉沼ノ名是ヨリ起ル。)
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この鯉沼も土地改良事業が行われた時に、埋め立ての議論が起こったと聞いた記憶がある。「大井戸ノ湧水」池は、この土地改良の時埋め立てられてしまった。「大井戸ノ湧水」池は現在の男井戸川の源流であり、子供の頃は魚捕りで川を遡って、たどり着く終着点であった。水深は余り深くないので泳いだりもした。ただ、わき水のため水温は低かったという記憶がある。

鯉沼も子供の頃は水泳をしたり、水を切って養殖の鯉を捕獲した後は自由に魚捕りが出来たので雑魚を捕った記憶もある。水泳をしたり、沼底に棲息していたカラス貝を捕ったり、ヒシの実をとって食べたりした事もあった。昭和30年代頃までは、鯉沼は子供達の遊び場でもあった。また、沼の中程には弁天島が不完全ながら残っていた。それが長い間に浸食されて現在では跡形もなくなっている。最近、その鯉沼の改修が行われると言う話を聞いた。弁天島については、「沼の弁天島の役割は?
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/11/post-0a74.html。(2008/11/13)」に書いた。波志江沼には立派な弁天島が作られた。何気なく見ている弁天島ではあるが、水の大切さを考えるとその意味が理解されてくるだろう。農林水産庁がため池百選という事業を始めたのもこれから将来にかけてため池には多面的な価値があるからだろう。というより、少子高齢化が進む中で、ため池を維持管理してきた関係者だけでは、最早ため池機能すら維持が難しくなっているという背景があるようだ。ため池に多様な価値を見いだすことにより、ため池の維持管理の層を厚くしてゆく事が地域の活性化にもつながる時代になってきたのだろう。鯉沼の弁天島復活も有意義ではなかろうか。思えば、鯉沼も歴史のある沼である。埋め立てられずに残ったのは何よりだが、その将来はどうなるのか気になるところだ。
Hashienuma_110303_and_koinuma_06041
hashienuma_110303_and_koinuma_06041.jpg
左:波志江沼の弁天島、右:鯉沼(水切り時:弁天島は見えない。シラサギが餌を探している。)

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追記1(2015/09/01):最近、国土地理院のホームページに空撮データがある事を知り、鯉沼周辺の写真をDLして、鯉沼周辺を編集加工して、終戦後と現在の様子を比較してみた。米軍が空撮した画像の明るさを下げると沼面の明るさに階調があり、弁天島の痕跡のように見えた。弁天島が波の浸食で水面下に隠れたが、当時はまだ水底の高低が残っていたと思われる。自分が幼少時、鯉沼で水泳をした時は、まだ水面近くに浅瀬があり、水面上に杭等が見えたような記憶がある。また、戦後は沼の南側の堰堤に樹木が多く生えていたのが分かる。2010年のデータでは、南岸の樹木は3本残っているのが分かる。西側の一本は大雪で倒れた。この三本は、現在進行中の護岸工事ですべて撤去されている。

Iob_koinumapastandnow

追記2(2015/09/04):「ハトよ 鳴いておくれ:この石造物は鯉沼の弁天島にあったのか?;グーグルが ユーチューブまで 追いかける。1509。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2015/09/post-543b.html)。(2015年9月 4日 (金))」(この記事へのリンク

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2012年11月22日 (木)

半端道楽(縮伐カット&トライ):縮伐で枯らした松

2012年11月22日木曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 4.6 22:25 。ざっそう句:斬り合って 選酷武将 どこへ逝く。好天気。XP2でちょっとスキャナーを使おうとしたがスキャンしない。今まで動いていたのだが。ドライバーに署名無しの表示もあったので、ドライバーを削除したり、再導入したり。思わぬ泥沼にはまった。理由も分からず復旧。こういうトラブルは困りものだ。用事外出。鳩山元内閣総理大臣が政界引退というニュースが流れた。自己都合引退なのだろうが支持者を見殺しにしていないか。当世の政治家には戦国武将の美学が欠如しているのではないか。

「鳩山由紀夫。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB。(最終更新 2012年11月21日 (水) 05:50 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「鳩山 由紀夫(はとやま ゆきお、1947年(昭和22年)2月11日 - )は、日本の政治家。学位はPh.D.(スタンフォード大学・1976年)。衆議院議員(8期)。民主党最高顧問(外交担当)。 東京工業大学工学部助手、専修大学経営学部助教授、内閣官房副長官、新党さきがけ代表幹事(第2代)、旧民主党代表(初代)、民主党代表(第2・7代)、内閣総理大臣(第93代)などを歴任した。」とある。

何と、管元内閣総理大臣と同様に、理工系の出身だ。WIKIPEDIAによると、「学習院初等科、学習院中等科、東京都立小石川高等学校を経て、東京大学工学部計数工学科を卒業。その後、スタンフォード大学の博士課程でオペレーションズ・リサーチを専攻しPh.D.を取得(1976年 博士論文はシステムの信頼性解析に関するもの)。」との事だ。オペレーションズ・リサーチ(OR)は元々は軍事作戦の研究が発端にあるようだ。国内政治、国際政治は人類が直面している最も複雑なシステムではないか。そのシステムが暴走せず安定的な機能を果たす事が「システムの信頼性」ではないだろうか。本当に引退するならじっくり政治家のバイブルにする意気込みで自伝でも書いたらいかがか。

2012年11月21日の天気(AMEDAS)

TAVE= 8.5
TMAX= 12.5 最高気温(℃) 12.7 13:54
TMIN= 5.1 最低気温(℃) 4.6 22:25
DIFF= 7.4
WMAX= 6.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 13.0(北北西) 10:50
SUNS= 9.6
RAIN= 0

Q
Q

半端道楽(縮伐カット&トライ):縮伐で枯らした松

庭木の樹形作りも趣味として始めると面白いらしい。父の植木いじりは少ない趣味の一つだった。マツやキャラボクに支柱を立てたり添え木をしたり枝を誘引したりと樹形づくりを楽しんでいた。その結果色々な庭木が残された。それを維持管理する番になるとどうしても気合いが入らない。自然樹形なら便利だが、人工樹形となると主観が入ってくる。手入れが難しくなる。頭に何かイメージを浮かべながら樹形作りをする。それが楽しいのかも知れない。盆栽は庭木以上で芸の世界に近くなるようだ。

なぜか、幼少時代に盆栽の真似事をした記憶がある。湯川秀樹が子供の頃の箱庭について書いていたのを思い出した。束の間でも自分の世界に入り、自分と対話できるなら、植木も、盆栽も、箱庭も同じような趣味の対象なのかも知れない。父が植木に凝ったのも、一面では植木生産を農業に取り入れようという意図があったようで、たまたま古い農協の広報誌を見たら、当時あった植木部会に所属していたようだ。長期間当地区の農業委員だったKさんがそのリーダー格だったようだ。このようね歴史は既に消えかけているようだ。時代は大きく変わってしまった。

見方を変えれば植木いじりも健康的で趣味としては捨てた物ではないと思うが深入りもしたくない。ともかく、手入れがしにくい植木や手間がかかる植木を縮伐の対象に選んだ。今年は強剪定したマツに蔓草が這い上がったり、日陰がひどくなったりで、二本枯れた。ほっとしたり、申し訳ないと思ったり、複雑な心境だ。
Matu_syukubatu_kare
matu_syukubatu_kare.jpg

2012年11月21日 (水)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):伐採された八幡沼の松の古木

2012年11月21日水曜日
昨日は晴れ。昼までは暖かで着込んだ上着を脱いで仕事。午後は少し風が強くなった。最低気温(℃) 3.3 01:59 。最高気温(℃) 16.8 12:30 。ざっそう句:草むらに 卵のように カラタチの実。そろそろ今年の家庭菜園シーズンも終わりかと思ったが、まだ色々な仕事があった。通路の近くにニラを移植。畑の中程だと食卓にあがらない。ニラの後がまにポットのキャベツ苗を定植。シシトウ、ナスを収穫して片づける。灌水手抜きのため苗箱のネギ苗を移動。極小さな桔梗の種子を抽出。ごみや砂を完全分離出来ない。アマランサスの種子処理を思い出した。桔梗の種子は食用でないのでごみにこだわらないことにした。もらった種子はごみもなくきれいだったが。サトイモの葉が枯れた。サトイモは暖地の作物で霜が降ると枯れやすい。初霜は11/19らしい。当日の初霜推定時刻のAMEDASデータ:時刻、気温、降水量、風向、風速、日照時間=4、2.9、0、北北西、1.4、0。11/20=2時、気温3.5、風速1.9は11/19より条件が緩い。自働蒔きダイコンを収穫。いくら頑張っても手で抜けなかった。シャベルで堀上げ。過去最大級。周辺の除草をしたので無肥料でも大きく育ったようだ。

TAVE= 10.0
TMAX= 16.5 最高気温(℃) 16.8 12:30 
TMIN= 3.5 最低気温(℃) 3.3 01:59 
DIFF= 13
WMAX= 7.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 14.9(北) 14:59 
SUNS= 9.3
RAIN= 0

Q
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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):伐採された八幡沼の松の古木

当地区の八幡沼の沼堤には、桜、松、櫟?の古木があった。桜、松は堤防の保護として意図的に植栽されたものと考えられる。植物の根張りで沼堤を強化する意図があったと推定される。古い地域誌によると、八幡沼は桜の名所という記述もあったと思う。ともかく、八幡沼とともに沼堤の古木は、地域住民の原風景として記憶の中に残っていたとおもう。自分も、機会があると、その風景を楽しんだ。我々戦後世代が幼少の頃は、沼面すれすれの松の木があり、そこから沼に飛び込む、肝試しのような遊びもあった。怖くて出来なかったが。その松の木もすでに相当前に伐採されたのだろう。

数年前、松枯れ病か、松が立ち枯れした例があった。その時は、枯れた松のみ伐採したのだと思う。ところが、ある日松の古木が全部伐採されているのに気付いた。現在、桜と櫟?は残されているのだが、松の古木を全て伐採した理由が分からない。それには、理由・背景があると思うが、農林水産庁が実施したため池百選の応募に関係して、その松の古木が織りなす風景も売り込んだので、一抹の寂しさがある。

真偽のほどは定かではないが、八幡沼の松は船津伝次平が赤城山の植林をしたときの苗の一部だという説にであった事がある。WEBで調べると、「赤城山に造林されたマツについて(中間報告)
http://www.jichiro.gr.jp/jichiken/report/rep_tokushima29/jichiken/3/3_2_07.htm)」という記事があった。船津伝次平が植えた松の樹種は黒松だったとの事。多分八幡沼の松も黒松だったと思う。船津伝次平が20代で名主になったころ、八幡沼開鑿指導者の川端宇兵衛は50代で、なんらかのつながりがあった可能性は否定できない。切り倒された松の樹齢はどのくらいだったのか。切られた松の幹の中央には空洞があったが、周辺部はしっかりしていた。総合的に見ると直ちに伐採すべきほど危険な状態ではなかったように感じるがどうだろうか。
以下は松の古木伐採前後の様子:
hachimannuma_matunokoboku_cut_ba_5pix.jpgをダウンロード

追記(関連記事):
「06B_川端宇兵衛 生誕200年記念講演(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/wp06b.html)」に関連年表( time-line_of_kawabata-uhei.pdfをダウンロード )。

「06B1_ため池百選候補になった八幡沼(伊勢崎市)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/06b1_HACHIMAN_NUMA.html)」。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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