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2013年8月

2013年8月21日 (水)

半端道楽;田舎老人徒然草:ビオトープならぬ水容器に生まれたオタマジャクシ

2013年8月21日(水)
昨日は晴れ夜一時雷雨。最高気温(℃) 34.1 14:44。ざっそう句:カハユクも オタマジャクシの 立ち泳ぎ。朝オクラ数本収穫。ミニトマトを数個つまみ食い。今年の株は元気が無く食卓に上がる前に消えてしまう。昼頃から用事外出。セルフで給油@154/㍑。買い物をして用事を済ませてからタウンウォッチング。伊勢崎駅南口の駅舎が半分くらい姿を現していた。昔の面影を残すのは、駅前通りのプラタナス一本と立ち退きしていない店舗一軒位であった。タクシー乗り場辺りからデジカメ撮影をしたら、タクシーから、オイXXじゃないか!と声をかけられてびっくりした。同窓生だった。一寸立ち話。無線呼び出しが入って別れた。気まぐれにオタマジャクシを見ているとメダカの行動と同じような行動をしている。魚類は鰓呼吸だと思うがオタマジャクシは鰓呼吸なのか肺呼吸なのか。変な疑問が浮かんできた。
 
2013年8月20日の天気(AMEDAS)

TAVE= 28.9 NO DATA
TMAX= 33 最高気温(℃) 34.1 14:44 
TMIN= 25.4 最低気温(℃) 24.9 19:51 
DIFF= 7.6  
WMAX= 2.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.5(北西) 19:30 
SUNS= 4.4 NO DATA
RAIN= 10.5 NO DATA

WIKIPEDIA「オタマジャクシ。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%B7#.E6.A7.8B.E9.80.A0)」によれば、「オタマジャクシ(おたまじゃくしとも記す。英: Tadpole)は、カエルの幼生の総称。胴体は球形に近く、四肢はなく、尾が発達し、鰓(えら)呼吸をする。水田や池など身近な淡水域で見られ、古くから親しまれている。」。

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半端道楽;田舎老人徒然草:ビオトープならぬ水容器に生まれたオタマジャクシ

我が家では、砥石が直ぐ使えるように容器の水に浸していたが、そこにカエルが産卵したらしい。その容器の中に沢山のオタマジャクシを発見した。カエルの種類は分からないが、オタマジャクシはカエルの子に違いない。

偶然発見したので、嬉しいのか厄介なのか微妙な心境だ。連日の猛暑で、畑の土もカラカラ。水容器を放置しておけば、オタマジャクシは干からびてしまう。

アマガエルの写真は撮っているので、それと無縁ではなかろう。しばらく様子を見よう。オクラの方は自家採種の種で、遅蒔きだったが何とか収穫出来た。今年は、種子専用株で良い種子を採取するつもりだ。
Iob_yuri_okura_otamajyakusi_4pix

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2013年8月20日 (火)

ツルよ 飛んでおくれ;歴史の転換;田舎老人徒然草:藤岡の七興山古墳で見た光景

2013年8月20日(火)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 36.9 13:55 。ざっそう句:パソコンの 調子が狂い 汗二倍。朝飯前仕事で、ゴボウ区画除草。オクラは二日連続で収穫したので収穫出来ず。オタマジャクシは容器にあぶくが見える状態なので、ベビーバスに移した。オタマジャクシが昨年のメダカの生まれ変わりのように感じてしまう。昨年のメダカと同じ容器で同じ餌を与えている。今まで主に使ってきたデジカメが故障したので、その予備機が現役に復帰した。試し撮りした画像をパソコンに取り込む途中でパソコンに異常が生じた。起動が極端に遅くなりついに強制終了を何回かしているうちに起動しなくなった。幸い予備のWIN7ノートPCがあるが、使い勝手が悪いし、常用ソフトも入っていない。最悪の事態。何とかマニュアルをダウンロードして、セーフモードをF8を押して起動。次ぎに正規モードで起動。不完全だが動作する。この状態で1日前のシステムに復元を行う。何とか復元した。原因を検討したが正確にはわからない。管理ツールのイベントビューワのシステム関係の内容をみるとディスク関係のエラーが多発している。どうも、画像データを取り込む途中でディスクが分からなくなったような感じだ。昨年の夏もトラブルが生じたが、まさか暑さが原因ではないと思うが。WIN7機で現用機の代用が出来るように環境を整えねばならないという課題がはっきりした。

2013年8月19日の天気(AMEDAS)

TAVE= 30.8 NO DATA
TMAX= 36.2 最高気温(℃) 36.9 13:55 
TMIN= 25.9 最低気温(℃) 25.8 05:08 
DIFF= 10.3  
WMAX= 4.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.5(南南東) 17:37 
SUNS= 11.7 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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ツルよ 飛んでおくれ;歴史の転換;田舎老人徒然草:藤岡の七興山古墳で見た光景

先月だったか、かみさんの発議で藤岡へブルーベリー狩りに出かけた。現地に着いたが、客はいなかった。係りの女性に聞くと、直前に多数の摘み取り客がきて取りすぎ、更に天気がすぐれず期待通り熟さず、熟果が少ないので閉園寸前だったとの事。そんな訳で、本日の摘み取りは無料でして下さいと言った。ご本人も、万一客が来たときの対応として出ているようだった。ヒマだろうから本でも読もうと本を持ってきたとの事。

そんな訳で、しばらくつみ取った物を食べてから、休憩場で雑談して帰った。飲み物まで頂いて恐縮した。聞くところによると、このブルーベリー園は元々は桑畑で、耕作放棄地のような荒れた状態だったらしい。そこを開墾して今日のブルーベリー園まで育てたので、よく頑張ったものだと思う。

一応、かみさんの義理は果たしたので、残り時間をどうしようかと思ったが、古墳巡りをすることにした。古墳をいくつか巡って、ララン藤岡で買い物をして帰る事にした。

「ツルよ 飛んでおくれ(愛しきもの 花と実):この木何の木古墳の木(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/10/post-c6d8.html)。(2012年10月6日土曜日)」

七興山古墳は桜が綺麗との事だったが、夏だったので草木が茂る青山という雰囲気だった。青山とは「人間至る所青山有り」と骨を埋める墓地の譬えでもある。

七興山古墳を見るのは二回目。打ち壊された五百羅漢像が古墳の中腹にある。その一部はコンクリートで復元されているのもあった。かみさんは登るだけで疲れかけているようすで何も話さない。ぐるりと一回りして、次ぎに古墳の埋納施設である石棺が展示してある宗永寺の境内を歩いた。

調べてみるとその寺は、曹洞宗の七興山宗永寺という寺であった。直心保育園という門標がデジカメに残っていた。かみさんはその庭に栴檀の木が植えてあるのに興味を示した。境内を歩くと、おやと破壊された跡が残る六地蔵の姿が目に入った。

首が無く、首の代わりに石を乗せているもある。これを見てようやく、七興山古墳の破壊された五百羅漢像との関係が見えてきたように感じた。あの五百羅漢像とこの六地蔵にも同じ破壊力が加わったのではないかと想像した。

七興山古墳の羅漢像や仏像、宗永寺の六地蔵に何の説明板も無いのだが、無言の内に何かを語っているかのように感じた。WEB上にも断片的な情報はあるが、明治時代初期の廃仏毀釈の熾烈さを伝えているようだ。

WIKIPEDIA「廃仏毀釈。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%83%E4%BB%8F%E6%AF%80%E9%87%88)」

直心保育園のホームページ(http://jikisin.jimdo.com/)によると、農繁期に子供を預ける無認可保育所として発足したとの事だ。同保育園のページに岡本太郎が七興山の五百羅漢像を訪問した時の写真が掲載されている(直心保育園:園の特徴(こどものためのステンドグラス)へのリンク)。

宗永寺の六地蔵は何も語らないが、七興山と関係付けると歴史が姿を現してくるように感じる。子供達もいつかその六地蔵から何かを学ぶことになるのではないか。

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左:1~4宗永寺DSC;5~7七興山DSC。

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2013年8月19日 (月)

文化と文明雑感(愛しき古里):パチンコ屋さんがやってきた!

2013年8月19日(月)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 36.5 14:59。最低気温(℃) 24.8 04:18。ざっそう句:猛暑日は パチンコしたし 金もなし。猛暑日は大抵最低気温が25℃以上の熱帯夜かそれに近い暑さでもある。生活のパターンがどうしても乱れてくる。朝パソコンに向かい、新聞を読み畑で一仕事しようとするともう気温は30℃程度になっている。成長が早いオクラだけは収穫。数本獲れた。ついでに不要な葉や側枝を切る。お玉杓子にメダカの餌をやる。インスタントビオトープの水質も悪化しているが何とか生きている。これだけで退散。一昨日と同様にノートPCを連れてお勝手避暑。今度はヒネオクラの白キャビアを納豆に入れて食べてみた。プチプチの歯ごたえは頭脳を刺激してくれる。味は納豆とタレの味で白キャビアの味はほとんど感じない。ともかく、食欲減退の夏には食べる工夫の一つにはなるだろう。エクセルの単純作業は何とか終了。パチンコ店へ避暑に行きたいところだ。チンジャラと大当たりするのが夢だ。長い人生、パチンコの大当たりはたったの一回。その夢が砕かれないよう我慢しよう。

2013年8月18日の天気(AMEDAS)

TAVE= 30.1 NO DATA
TMAX= 35.8 最高気温(℃) 36.5 14:59
TMIN= 25.1 最低気温(℃) 24.8 04:18
DIFF= 10.7  
WMAX= 3.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.6(東南東) 13:30
SUNS= 10.9 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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最近、青年時代の夢が再燃?して、何十年ぶりかにパチンコ店やオートレース場に足を踏み入れた。

「半端道楽;残照雑記:たまたまパチンコ店に潜入(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/08/post-d776.html)。(2013年8月6日(火))」

「ハトよ 鳴いておくれ;環境雑録;老人の寝言:イセサキオートレース場へ潜入(メガソーラー用地はどこだ?)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/08/post-38e4.html)。(2013年8月17日(土))」

以下の記事は、文化会館近くに新しいパチンコ店が開店した時に、下書きを書いていたもの。まだ、二ヶ月程度しか経っていないが、昔からあるように思えてしまう。今年のお盆の前に、パチンコ店の新聞折り込み広告が数件入っていた。パチンコ店にとってお盆はかきいれ時のように感じた。

かみさん連中に、何もしないで家でウロウロされるとウザッタイと、ヒマを持て余すおじさん連中が家から押し出されてパチンコやオートに出かけてくるのか。偏見を持っちゃダメらしい。最近はこの分野にも女性の進出が目立つとか。

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文化と文明雑感(愛しき古里):パチンコ屋さんがやってきた!

先日、閉店した地元のスーパーの跡に新たにパチンコ屋さんが開店したようだ。新聞折り込み広告が入っていてそれと気付いた。スーパーのあった一角には、百均店やラーメン店もあった。百均店にはかなり足を運んだ。それらの店が閉店してしばらくはそのまま残っているので、閉店したのはなぜだろうと思う。その後、それらの店が取り壊されて更地になると何かできるのかと期待感も湧く。

そこに、パチンコ屋さんが来ると聞いて少なからずショックを受けた。何じゃこれ。文化会館も目と鼻の先の立地。文化への挑戦(大げさ)。物欲文明の勝利(皮肉)。パチンコ屋も時代と共に大きく変わったようだ。パチンコで遊んだのは、電車の時間待ち程度。車通勤になってパチンコとも遠ざかった。

「パチンコ屋(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/08/post-b7ba.html)。(2009/8/3)」

「オートレース(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/08/2009.html)。(2009/8/4)」

昔は、クギ師という仕事があって、パチンコ台の出玉の調整をしていたのを見たこともある。WIKIPEDIA「釘調整。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%98%E8%AA%BF%E6%95%B4)」

上記、WIKIPEDIA記事によると、「釘調整を専門に行う人間は俗に「釘師(くぎし)」と呼ばれ、『釘師サブやん』(ビッグ錠)といった漫画の題材となったこともあるほか、近年では釘師養成のための学校も存在する。」とかで、パチンコが益々隆盛になっているかの印象をうけた。

自分が、パチンコで遊んだ頃は、玉を打つのがマニュアルと自動と両方式が併存していた。時間つぶしなので、当然マニュアルの台を使った。新聞折り込み広告によると、1円パチンコと4円パチンコがあるらしい。久しぶりに入ってみようかと思うこともあるが、もうその年でもあるまいという気持ちの方が強いようだ。

玉玉、仕事でパチンコ玉が穴に入ったのを検出する集積回路の開発に関わった。直接回路設計に関与はしなかったが、聞いた話では原理・原則は全く電気工学や機械工学の世界であった。その集積回路がパチンコ台に組み込まれて、色々電灯をぴかぴか光らせたり、チューリプを開いたり閉じたりする大本のセンサーの役割をする。

光電SWを同僚と開発したが、パチンコ玉検出器と同じ様な働きをする。光電SWは光の有無を検出するが、パチンコ玉検出器は鉄球の通過(有無)を検出する。昔は、パチンコ台に関するニュースもいろいろあったが最近は余り目立ったニュースがない。今日では、パチンコ台も半導体を筆頭に各種パーツの集合体で、そういうパチンコやゲーム器のメーカーに売り込みをしたいと営業マンから誘いもあった。

今日では、ビジネスの世界ではゲーム関係の業種もかなり存在感のある位置を占めているようだ。そのゲームを支えるハードも集積回路等半導体の塊ではある。古いデジカメ画像を整理していると、パチンコ屋さんよりずっと前に、忍者の如くパチンコ台メーカーさんが近くの工業団地に進出していた。

パチンコ玉検出器はセンサーライトとも類似なセンサーに過ぎない。それが、色々修飾されて、欲望の刺激装置に変貌し、無防備にその前に立つと、金も心も時間も吸い取られてしまう。広告で興味があったのは同じ日に別のパチンコ屋さんが広告を打った。玉だし競争多いに結構(それ違反?)。パチンコ屋さんは太っ腹で、片面広告が多く、裏側がメモ用紙に使えるのだ。貴重な広告二枚はメモ用紙に変身した。利用者がパチンコ屋さんを食っちゃう位になって初めて成人式を迎えられる事になるとすると、それは何時の日か。
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2013年8月18日 (日)

田舎老人徒然草;愛しき古里;半端道楽:お祭りの一日

2013年8月18日(日)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 35.3 15:04。ざっそう句:ひねオクラ 種を食べれば 白キャビア。朝オクラの様子を見たら、オクラが固くなる程大きくなっていた。初取りオクラの半分以上がヒネオクラ。そのまま捨てるのは勿体ないので、莢を開いて種子を取りだして油炒めにして試食。食感はプチプチそのもの。味はやや渋みと苦味がある。これは種子を守る食害対策なのか。コショウと納豆のタレで味付け。これを白キャビアと思えばマアマアの味ではないか。心頭滅却すれば火もまた涼しとは一種の強がり。連日の猛暑は強がりだけでは対策できない。またも台所で避暑。ノートPCに向かうが頭は空転ばかり。WINXPでは使えていたATOKやワードが暴走する。仕方なくMSIMEを使うが、使い勝手がイマイチ。

2013年8月17日の天気(AMEDAS)

TAVE= 29.5 NO DATA
TMAX= 35 最高気温(℃) 35.3 15:04
TMIN= 25.1 最低気温(℃) 24.9 05:53
DIFF= 9.9  
WMAX= 3.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.8(東南東) 18:33
SUNS= 10.3 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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田舎老人徒然草;愛しき古里;半端道楽:お祭りの一日

先日のお祭り二日目は子供屋台の活躍が楽しみであった。心配なのが天気。出かける前に立派な積乱雲が出ていた。お祭りのプログラムは順調に進んでいるかのようであった。鳶職人のハシゴのりの頃雷鳴が響き始めた。百人御輿は何とか無事終了。いよいよ屋台巡行の番になった頃雷雨となった。我が町内の屋台は祭典本部の判断を待って待機していたようだ。その間、避難のアナウンスが繰り返し流された。結局屋台巡行は中止になった。一方、すでに巡行準備のまま演奏をしている屋台もあった。

今年は、演奏をICレコーダーで録音しようとした。2~3年前に購入したがほとんど使っていなかった。初日の録音は電池切れか操作ミスで記録されていなかった。二日目はなんとかしようと期待していた。試しどりした、昔の街頭録音のような音声はちゃんと記録されていた。USB接続MP3録音。MP3プレーヤとしても使えそうだ。

数日前、今まで使っていたデジカメが故障し、レンズが引っ込まなくなってしまった。WEB情報を集めてその不具合対策を探った。エラー表示がでる。ある操作をするとファームウェアのバージョンが表示される。バージョンアップをしたがレンズが固まる症状は改善しなかった。ただ、SET UPと画像ビューワーの機能は復活した。十年以上古い機種だが初めてマイコンを使っていると気付いた。

マイコンは一種の順序機械なので、レンズを動かすメカ系統の動作を確認して次の作業に移るようだ。SET UPと画像ビューワーの機能はレンズ駆動を必要としないので、マイコンはその機能に関する動作をするが、動画と静止画の撮影ではレンズが動かない事を検知するので、エラー表示を出して停止しているようだ。

実は、現役時代の同僚がレンズ駆動用の集積回路を開発していた。レンズが動かない原因としては、集積回路の故障かアクチュエータの故障か埃等による可動鏡胴の摩擦等々が考えられる。結局修理には分解が必要になる。お祭りの本番で壊れなかったのが幸いだ。農作業の記録等にもデジカメを使っているので埃が入るのか、可動鏡胴が動かなくなる故障が多いように感じる。その点、ズムーム機構無しの昔のデジカメの方が信頼性が良いように感じる。
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2013年8月17日 (土)

ハトよ 鳴いておくれ;環境雑録;老人の寝言:イセサキオートレース場へ潜入(メガソーラー用地はどこだ?)

2013年8月17日(土)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 36.0 16:13。ざっそう句:アベのミックス テッパウユリで 咲カシテヨ。連日の猛暑日で夏バテ気味。盆棚を片付ける。ダラダラと気長に。ご先祖さまの位牌や過去帳を見る。故人をじっくりと偲べるのはお盆くらいだろう。幸い、我が家には戦死者はいないが、戦争がなかったらもっと幸せだったろうと思う親族はたくさんいる。庭に一株の白い鉄砲ユリが咲いている。これが親株だ。今年は種子が飛んだのか別の場所にも咲いた。一昨年親株から採取した種子を播いたら、今年は多数開花した。鉄砲ユリは種子で繁殖できるので雑草対策に期待できそうだ。雑草に埋もれても腰から上が出るだけで白い花が咲けば良い。鉄砲と白いユリの花はイメージが全然合わない。今年は、鉄砲ユリの切り花を盆棚に飾った。鉄砲・鉄砲と言葉に酔うとつい行動を起こしてしまいそうになるが、黒い鉄砲はいらない。

「歴史の転換:WEB上で「玉音放送」を聞く(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/08/16/)。(2012年8月16日木曜日)」

2013年8月16日の天気(AMEDAS)

TAVE= 29.8 NO DATA
TMAX= 35.6 最高気温(℃) 36.0 16:13
TMIN= 25.4 最低気温(℃) 25.3 05:00
DIFF= 10.2  
WMAX= 3.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.5(南南東) 17:42
SUNS= 9.3 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

Q
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ハトよ 鳴いておくれ;環境雑録;老人の寝言:イセサキオートレース場へ潜入(メガソーラー用地はどこだ?)

先日、ホームセンターに買い物に行った。近くのオートレース場がバカににぎやかだった。余りに暑かったのでオートレース場で涼んで一服しようという気持ちになった。ひょっとするとレースが観戦できるだろうとの期待感もあった。

実は、もう一つ別の目的もあった。伊勢崎市が安堀町の水源涵養地にメガソーラーを誘致しようという記事が公報に出ていたのでどの辺か見たかった。最初に広瀬川周辺を見て、次ぎにオートレース場に入ろうとした。ガードマンに入場料がかかるのか聞いたら無料とのこと。デジカメをぶら下げていたので、ただし場内の撮影は禁止ですとクギを刺された。

先ず、ペットボトルの熱中症対策特製ドリンク、と言っても塩水だけだが、それを飲みながら広瀬川の堤防沿いを歩いた。「水源涵養地」と言っても場所は全く分からない。

Googleによる「竜宮浄水場 伊勢崎市」の検索(http://www.google.com/search?q=%E7%AB%9C%E5%AE%AE%E6%B5%84%E6%B0%B4%E5%A0%B4%E3%80%80%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%B4%8E%E5%B8%82)。

伊勢崎市の竜宮浄水場はオートレース場の南側にある。当然地下水も川の流れと変わらないとすると「水源涵養地」は浄水場の上流・オートレース場の東側、広瀬川東岸一帯になるのだろうと推測したが場所は特定できなかった。とりあえず、広瀬川一帯とオートレース場裏側の風景をデジカメに収めてから、オートレース場に北側のゲートから潜入。

小さな売店らしい窓口におばちゃんがいたので、パンフレットあると聞いたら怪訝な顔つき。あそこにタダの出走表があると言うので、それを持って入場。観戦は屋内と屋外の両方で可能。どうせ見るならと屋外のベンチに座った。レースはあっという間に終わった。

「オートレース(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/08/2009.html)。(2009/8/4
)」

パンフレットは正面入り口の案内ブースにあった。ここだけは、おばちゃんではなさそうな女性がいた。余りに暑いので、そこに並んでいたウチワを貰おうとしたが、これは配布品でないと断られた。とりあえず、パンフレットは貰ったが、まだ目を通していない。ついでに、投票窓口にあった投票用紙を貰ってきた。何とマークシート方式であった。そうか、マークシート方式の試験勉強で成績はどうであれ、オートレースで投票する技量は身につくのだ。

ところで、オートレースもメガソーラも市が行う事業だ。メガソーラが事業として成立するのは再生可能エネルギー固定買い取り制度の賜物だろう。

再生可能エネルギー固定買い取り制度とは?

WIKIPEDIA「固定価格買い取り制度。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E8%B2%B7%E3%81%84%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%88%B6%E5%BA%A6)」

WIKIPEDIA「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E9%9B%BB%E6%B0%97%E3%81%AE%E8%AA%BF%E9%81%94%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%8E%AA%E7%BD%AE%E6%B3%95)」

更に、検索すると、伊勢崎市ホームページの記事「安堀涵養地メガソーラー発電事業の提案募集(http://www.city.isesaki.lg.jp/www/contents/1374801578624/index.html)」があった。

「安堀涵養地メガソーラー発電事業 仕様・設置条件書(http://www.city.isesaki.lg.jp/www/contents/1374801578624/files/mega_s_siyou.pdf)」

それによると、主要な地番は:伊勢崎市安堀町 1628番1 雑種地 19,599 ㎡。

WEB地図で調べたら、雑種地のためか、検索対象外であった。関連資料の公図調整図によると荒砥川の沿岸のようだ。広瀬川と荒砥川の合流近くか以北らしい。

計画が順調に進めば、オートレース場の北側に巨大なソーラー発電の構造物が出現する事になりそうだ。イセサキオートレース場に初めて入場した日は暑い日だった。太陽光発電には最高な条件だったと思うが、そんな事を考えるユトリは無かった。ところで、少子高齢化社会の到来で、オートレース事業の長期的見込みはどうなのか。あの広大な空間一面に太陽光発電パネルを設置し、全天候型施設にして稼働率100%を確保すれば市の財政も潤うような気がする。真夏の夜の夢か。
Iob_isesaki_auto_asuigenk_7pix_s_2 
IOB_ISESAKI_AUTO_A-SUIGEN-K_7PIX.jpgをダウンロード

IOB=IMAGES ON Beloved Ones

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2013年8月16日 (金)

環境雑録;愛しきもの 生き物:イモムシを捕獲!

2013年8月16日(金)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 36.1 14:57。ざっそう句:盆見舞い 消息聞いて 年を取る。買い物。お盆見舞い。出かけたついでに携帯調査。機種変更と他社への乗り換えを検討。経費を最低にしたいと考えているが昔のように本体0円というのが無い。電話もメールも月数回程度だと割引が効かず数万円の本体料金が月額料金をかなり押し上げる。更に、手数料や解約料も加わるとなると携帯ビジネスのあくどさを感じる。電話番号は変えずに乗り換えが出来るとの事なので自動更新期間に乗り換えるのが良さそうだ。電気店で聞くと通信会社の直営ショップより割安との事。スマホは数千円料金が高くなるので当面対象外。携帯を持っていれば安心という心理もあるが携帯から解放されたいという気持ちもある。

2013年8月15日の天気(AMEDAS)

TAVE= 29.7 NO DATA
TMAX= 35.4 最高気温(℃)  36.1  14:57
TMIN= 24.8 最低気温(℃)  24.5  05:19
DIFF= 10.6  
WMAX= 4.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位))  8.2(東南東)  16:49
SUNS= 11.1 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

Q
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環境雑録;愛しきもの 生き物:イモムシを捕獲!

先日、ヤブガラシの茎にイモムシがいるのを発見。ヤブガラシは憎らしい雑草の筆頭。それを食べているのだからこのイモムシは益虫?現実はそう簡単に益虫・害虫と割り切れないのかもしれない。

イモムシの外観はどうしても嫌悪感を感じる。外皮に毛が無いのでケムシの嫌悪感とは別物のように感じる。人間はなぜそのような嫌悪感を感じるのか。進化の過程で昆虫が色々な外観を獲得したのと同様に人間は進化の過程で嫌悪感を獲得したのか。単なる習慣に過ぎないのか。

とりあえず、手で掴むのがいやなので茎ごと移動させてデジカメに収めた。その一枚には、枯れ草の葉にしがみついて死んだふりをしているのがあった。動かないので死んだふりと言ったが、本当はどうなのか。高等動物が死んだふりをするのなら一種の知能と考えられるがイモムシの死んだふりは知能とも言えないようだ。こういう条件の場合こういう動きをするという条件反射なのか。

イモムシの動きは動きとして、外観もよく見ると綺麗とまでは言えないがそこそこのおもしろさがあるのに気付いた。
Iob_imomusi_2pix

またイモムシも動き出すとかなり活発に動く。メモリーに余裕があったのでその動きを動画に収めた。以前、キジの動画を作成した。聞くところによると、最近民家の近くでキジを良く見かけるが、狩猟目的で放鳥しているという話を聞いた。

「日々農天気(備忘録):初めての動画撮影(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/05/post-1c15.html)。(2012/5/25(金))」改めて、この動画を見たが、今ひとつ分かりにくい。

イモムシの動画の方はキジの動画より見やすい。ファイルタイプはAVI。
IOB_IMOMUSI_AVI.AVIをダウンロード

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2013年8月15日 (木)

読みかじりの記:井深大 盛田昭夫 日本人への遺産 「井深大 盛田昭夫の対談」から、我々は何を学ぶべきか  (財)幼児開発協会 編著 (2000年 KKロングセラーズ)

2013年8月15日(木)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 35.4 15:38  。ざっそう句:お勝手へ パソコン持って 避暑に行く。連続8日目の猛暑日。宅内閑居。余りの暑さに居場所を代えてお勝手に移動。WIN7ノートPCで宿題作業。画像の白黒が反転しているようでやりにくい。ノートPCなのでそういう設定の方が消費電力は小さくなると思うが。その設定変更が分からない。暑さとイライラで処置無し。冷蔵庫が新しくなり、氷り作りが自動化されているようだ。この機能には重宝している。この冷蔵庫を配達設置する時、業者の男性が背中に担いで運んだのにはびっくりした。暑さで商売の明暗が別れているようだ。エアコン、冷蔵庫等の売れ行きは好調だと思うが、猛暑の中での設置作業は大変だろう。

2013年8月14日の天気(AMEDAS)

TAVE= 29.8 NO DATA
TMAX= 35 最高気温(℃) 35.4 15:38 
TMIN= 25.7 最低気温(℃) 25.6 05:06 
DIFF= 9.3  
WMAX= 4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.4(東) 20:10 
SUNS= 11.3 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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読みかじりの記:井深大 盛田昭夫 日本人への遺産 「井深大 盛田昭夫の対談」から、我々は何を学ぶべきか  (財)幼児開発協会 編著 (2000年 KKロングセラーズ)

本書の腰巻きのキャッチフレーズ:『ソニーの奇跡は、ふたりの”夢”と”冒険”から始まった  未来だけを見つづけていたふたりが、過去を語り合った、最初で最後の一日』とある。

本書は「幼児開発協会」の機関誌『幼児開発』に掲載された「井深大と盛田昭夫」の対談を骨格に両者に関する出版物を再編集してまとめられたようだ。8月15日の終戦記念日は本日。本書を読みかじって、ソニーの前身の東京通信工業株式会社の設立が日本の敗戦(あえて終戦とは言わない)にあった事を再認識した。井深大が戦時中従事していたのが「日本測定器株式会社」。本書に掲載されている東京通信工業株式会社の設立趣意書に、「~私ト共ニ新兵器ノ試作、製作ニ文字通リ浸食ヲ忘レテ努力シタ、技術者数名ヲ中心ニ、~」とある。更に趣意書後半に「新シキ日本ノ発足ト軌ヲ同ジウステ我々の発足ガ始マッタ。~」とある。

いわば、大げさに言えば、軍事技術の民生への転用、敗戦で軍需産業は不可能、それなら民需産業へという大きな歴史的流れがあったと思う。日本の敗戦が無ければ今日のソニーも有り得なかっただろう。本書を読みかじって、井深大と盛田昭夫の青少年時代の科学・技術への傾倒ぶりを再認識。井深大と盛田昭夫という名コンビが生まれる縁のような物も本書で知る事ができた。

先日、ラジオニュースだったか、米国が迎撃ミサイルの実験に失敗したという短いニュースが流れた。その記憶を辿って、関連記事をWEB検索した。この実験の着目点は「長距離」、「迎撃」と言うことだろう。その背景に北朝鮮のミサイル能力が向上して、米国本土が北朝鮮のミサイルの射程に収まる事があるだろう。この実験に成功すれば、米国は北朝鮮に対する優位性を宣伝できるので国際外交上も大きな得点になると判断したろうと予想することも可能だ。

毎日新聞は、「米国防総省:「迎撃体分離せず失敗」7月の実験。http://mainichi.jp/select/news/20130718k0000e030198000c.html。(【ワシントン西田進一郎】米国防総省ミサイル防衛局のシリング局長は17日、上院歳出委員会の国防小委員会で、今月5日に失敗した地上配備型の迎撃ミサイル(GBI)実験について「迎撃体が(ミサイル本体の)ブースターから分離しなかった」と明らかにした。一方、「さらなる実験が必要だ」として2014会計年度(13年10月から14年9月)に2回の実験を行う方針を示した。 米軍は、北朝鮮による長距離弾道ミサイルの脅威などに対応するため、現在30基配備されているGBIを17年末までに44基に増やす計画だ。しかし、迎撃実験は08年12月の成功を最後に5年間で3回すべて失敗に終わっている。シリング氏は委員の懸念に対し、分離の問題は修正できると強調し、計画をそのまま進める考えを示した。」と報じた。

ロイターは、「Key U.S. missile interceptor test fails, Pentagon says。http://www.reuters.com/article/2013/07/06/usa-military-missile-test-idUSL2N0FC01220130706。(WASHINGTON, July 5 | Fri Jul 5, 2013 9:11pm EDT))」というタイトルで、「(Reuters) - A test of the only U.S. defense against long-range ballistic missiles failed on Friday, the third consecutive failure involving the interceptor system managed by Boeing Co, the Defense Department said. "Program officials will conduct an extensive review to determine the cause or causes of any anomalies which may have prevented a successful intercept," it said in a statement. The military has tested the so-called ground-based midcourse defense system 16 times. It has succeeded eight times, with the last intercept in December 2008. The Pentagon said this week that the test would not affect its decision to bolster the U.S. missile defense system. Defense Secretary Chuck Hagel announced the move in March following threats by North Korea. Under that plan, the Pentagon will add 14 new anti-missile interceptors at a total cost of nearly $1 billion. The United States currently has 26 interceptors deployed at Fort Greely in Alaska and four at Vandenberg Air Force Base in California. In Friday's test, a long-range ballistic missile target was launched from the U.S. Army's Reagan Test Site on Kwajalein Atoll, Republic of the Marshall Islands. The interceptor missile was launched from Vandenberg Air Force Base.」と報じた。

missile interceptor =ミサイル・インターセプター、迎撃{げいげき}ミサイル。

ソニーで思い出すのが、ベトナム戦争の時だったか、ソニーのCDDが電子の眼として兵器に利用されたという漠然とした記憶がある。

WIKIPEDIA「ベトナム戦争(年月日:1960年12月 - 1975年4月30日)。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E6%88%A6%E4%BA%89)」

WIKIPEDIA「CCDイメージセンサ。(http://ja.wikipedia.org/wiki/CCD%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5)」

ところで、現代の迎撃ミサイルを誘導するためにどのような技術が使われているのか。当然、発射されたミサイルの発見、追跡には軍事衛星、レーダー等が使われているだろう。飛翔中のミサイルを追尾して撃ち落とすためには更に高度な技術が必要だろう。

盛田は大阪大学で物理を学んだ。当時の理学部長が八木秀次教授。TV放送の中継局が出来る前はTVアンテナは東京タワーの方角を向いていた。使われたアンテナはヤギアンテナであった。VHF帯なのでアンテナの形状も大きく、かつてはそのアンテナの林立風景が高度成長期の3Cブームを象徴していた。大学では、そのアンテナの正式名称は八木・宇田アンテナというと学んだ。本書によれば宇田教授も当時大阪大学にいたようだ。戦時中、米軍はすでにヤギアンテナをレーダーに使用していたらしく、その話から戦争が単なる物量でけでなく、最新科学・技術の競争である事を知った。

本書に、井深と盛田が最初に会った軍の科学技術研究会に関する記事(熱誘導兵器の研究)がある。「この研究が、自ら舵をとって熱源に命中する熱線爆弾をつくるところまで進展した時、丁度終戦となったのである。」既に井深は日本測定器時代、海軍と磁気探知機の研究をしている頃盛田の存在を知っていたようだ。熱にしろ、磁気にしろ何らかの信号を検知しなければ飛翔体を正確に制御して、目標を捉える事は不可なのだ。当時井深が研究した直流増幅器、周波数選択継電器も今日では高性能オペアンプで実現できるのだろうと感じた。

井深と盛田を結びつけた朝日新聞の「青鉛筆」というコラムも面白い。一般の中波受信機を短波受信機に改造する附加装置の紹介記事である。ここにも、禁止されていた短波放送の解禁という終戦後の社会状況が反映されているようだ。短波放送は到達距離が長いので外国の放送も受信できる。広い世界の情報を知りたいという憧れを実現できるわけだ。自分の少年時代には確か、トリオが類似のコイルパックを販売していたと思う。小遣いをためてトリオのコイルパックで自宅のラジオを短波受信可能に改造した記憶がある。

WIKIPEDIA「ケンウッド。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89)」(設立=1946年12月21日:有限会社春日無線電機商会)

気になるのが、本書の編著者である「幼児開発協会」。WIKIPEDIA「井深大。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E6%B7%B1%E5%A4%A7)」に「教育活動:教育活動に熱心にとりくみ、1969年(昭和44年)に幼児開発協会[4]、1972年(昭和47年)にソニー教育振興財団を設立し理事長に就任。」とある。公益財団法人ソニー教育財団のホームページ沿革によると、「2001 平13・11・20 (財)幼児開発協会と統合し、(財)ソニー教育財団と名称変更。 」とある。

自分が結婚して子供が出来た頃、井深の「幼稚園では遅すぎる」を読み感銘した。それをかみさんに話すとかみさんは、残業・休出ばかりの会社人間にそんな事を言う資格はないとつれなかった。

WIKIPEDIA「井深大。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E6%B7%B1%E5%A4%A7)」
WIKIPEDIA「盛田昭夫。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%9B%E7%94%B0%E6%98%AD%E5%A4%AB)」

本書を読みかじって、井深も盛田も青年時代に自分から科学・技術の世界に飛び込んでいった様子がよく分かる。アップル創業者のS.Jobsの伝記を読んで同じ様な印象を受けた。企業も創業者の目が届く範囲なら成長可能であるが、巨大化した企業を運営する極意まで本書では教えてくれない。本書出版が2000年3月。

井深 大(いぶか まさる、1908年(明治41年)4月11日 - 1997年(平成9年)12月19日)。盛田 昭夫(もりた あきお、1921年(大正10年)1月26日 - 1999年(平成11年)10月3日。スティーブン・ポール・ジョブズ(Steven Paul Jobs、1955年2月24日 - 2011年10月5日)。

WIKIPEDIA「ソニー。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC)」
ソニーの歴代社長:歴代社長[編集]:1.前田多門、2.井深大、3.盛田昭夫、4.岩間和夫、5.大賀典雄、6.出井伸之、7.安藤国威、8.中鉢良治、9.ハワード・ストリンガー、10.平井一夫。

「未来だけを見つづけていたふたりが、過去を語り合った、最初で最後の一日」

ソニー ホームページで「社史」を検索:「ソニーの歴史(ttp://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/)」がヒットした。ここで、設立趣意書(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/prospectus.html)の全文が参照できた。「ところが、はからざる終戦は、この夢の実現を促進してくれた。」と終戦はソニー(井深・盛田)の夢の実現の出発点であったようだ。改めて戦争のない世界が日本の原点だと想う。これこそ、日本が敗戦により勝ち取った唯一の財産ではないか。

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2013年8月14日 (水)

日々農天気:オクラの生育状況

2013年8月14日(水)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 35.0 14:38 。ざっそう句:盆棚が 出来て息つく 氷水。全国的に暑い日が続いている。朝方はチガヤを綯った。そこへ知人が萩を貰いに来た。一寸立ち話。刈払機で要所の草刈り。それから盆棚の組立。息子がお盆迎えから帰ってもまだ盆棚作りは終わらず。暑さのため作業が思うように進まない。夕方何とか完成。そこへ電話が鳴る。兄弟が来るとの事。間にあってよかった。

2013年8月13日の天気(AMEDAS)

TAVE= 29.7 NO DATA
TMAX= 34.4 最高気温(℃) 35.0 14:38 
TMIN= 25.6 最低気温(℃) 25.2 02:38 
DIFF= 8.8  
WMAX= 4.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.9(東) 18:11 
SUNS= 9.4 NO DATA
RAIN= 3.5 NO DATA

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日々農天気:オクラの生育状況

6/3に二回目の播種により苗が育ち昨日見たら開花している株が数本あった。下のDSCは8/5の物。現在は株間の空間が無くなる程度に葉が伸びている。
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2013年8月13日 (火)

読みかじりの記:中村邦夫 「幸之助神話を壊した男」 森 一夫 著 (2005年 日本経済新聞社)

2013年8月13日(火)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 37.4 15:26。ざっそう句:俺の墓 考えまいと 墓掃除。同じく墓掃除に来た人とあいさつや雑談。ラジオで高校野球の中継聞き流し。途中から同調が飛んで音がしなくなる。大木の緑陰になっているので余り暑くならないのが有り難い。午後は宅内閑居。地域の歴史誌を拾い読み。つい数時間ウトウト。昨日のGoogleDoodleはこれ:Googledoodle130812erwin_schrdinge_3 シュレディンガーの猫を描いている。生誕126年。英語版でも表示されたので多くの人が見ている可能性がある。 これをクリックするとGoogleによる「Erwin Schrödinger」の検索になる。そのトップがこの記事: (コピペで記事の最末尾に挿入?) 

2013年8月12日の天気(AMEDAS)

TAVE= 30.4 NO DATA
TMAX= 36.9 最高気温(℃) 37.4 15:26
TMIN= 26.1 最低気温(℃) 25.9 23:50
DIFF= 10.8  
WMAX= 4.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.7(東北東) 19:24
SUNS= 8.7 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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読みかじりの記:中村邦夫 「幸之助神話を壊した男」 森 一夫 著 (2005年 日本経済新聞社)

最初に人名の標記の悩ましさについて:本書では「中村邦夫」の{邦}は偏の横三本棒を斜め線が突き抜けていない異字体を採用している。しかし、その体が漢字フォントに無いようでパナソニック株式会社のホームページでも便宜的に「邦」を採用して、正式漢字名を注記で示している。

本書の腰巻きのキャッチコピーが懐かしい。曰く、:
『「松下電器」から「Panasonic」へ   松下電器のV字回復を成し遂げた中村邦夫は、松下の何を変え、どこへ導こうとしているのか?』

実は、本書は読みたくて読んだ部類の本ではない。現在のパナソニックの哀れな状態を自分に納得させるために嫌々ながら読んだ本と言えばそう言えるかも知れない。

現役時代、営業部門に駐在して、松下グループの技術部門を営業担当と回ったことがある。1997~1998年頃で、パナソニック(株)ホームページの社史によると、
1997年(平成9年) 社内分社制を導入
1998年(平成10年) 創業80周年を迎える
1998年(平成10年) デジタルテレビを米国で発売
の頃である。各事業部門が○○社と呼ばれていたように記憶している。

営業担当は、自分の担当部門に半導体を売り込むのに色々な手を使った。そのために、技術相談で出張して欲しいとお呼びがかかった。訪問したのが、電気アイロン等を製造している部門。電熱応用分野では半導体の使用も微々たる物だろうと思っていたが、松下電器のそういう部門を訪問する機会も無かろうと承諾した。技術者と話をしていると、社内製品購入運動というような事もあるらしかった。そこで自分の部門で製造している物を何か買ってもらえないかという話になった。そんな事があって、数回訪問したと思う。結局、ズボンプレッサーを買うはめになった。

単身赴任で、ズボンプレッサーを使えば、ズボンのアイロンかけよりより楽だろうと思ったが、結局数回使っただけでほぼ新品状態でお蔵入りした。電気アイロンは現在でも商品があり家電のロングセラーだろう。同社ホームページでズボンプレッサーを検索したが情報は無かった。完全に過去の製品になったのだろう。ともかく、そのような伝統のある部門で黙々と働く技術者がいて、そういう技術者と会えたのは駐在の収穫だったと思う。

本書を読みかじって、経営トップの人名をタイトルに取り込んだ点は何となく違和感を感じた。確かに、本書出版時点では、パナソニック(株)の社長は注目の的だったかも知れないが。本書は、パナソニック(株)の人事や組織を中心に書かれているが、言葉に酔っているようにも感じた。これは、事後読という読み方で、同社の業績が落ち込んでいる時に、物事を批判的に読んでしまうためかも知れないが。どうも、ヨイショが過ぎるようだ。反対に、会社の末端で働いている技術者や従業員の意識にどこまで切り込んでいるのか。やはり、上から目線の本で終わっているのか。門外漢としては何とも判断できないが。だが、パナソニック(株)にも地上の星が輝いていたのではないか。自分が開発したホールICでは、先行していた松下製品を参考にさせてもらった。当時、国内でホールICを生産できる会社は少なかったと思う。

ここで、パナソニック(株)のホームページに掲載された経営データをグラフにしてみた。同社社史によれば、「2000年(平成12年) 中村邦夫※社長就任 」である。経営データは2003年からあり、確かに売上高は、その年から急上昇している。本書はその急上昇の中間時点で書かれている。そうして、2009年に急降下する。
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http://www.nikkeibook.com/writer/1818/によれば、著者の作品として以下が掲載されていた。
出版年次別に並べると:
日本の経営 ―会社と人間のあるべき関係―(2004年3月発売:日経文庫)
中村●夫「幸之助神話」を壊した男(2005年4月発売)
中村邦夫「幸之助神話」を壊した男(2006年10月発売:日経ビジネス人文庫)
経営にカリスマはいらない(2008年12月発売)

本書後の、著者の作品「経営にカリスマはいらない(2008年12月発売)」は何か興味をそそるが、著者の世界観の転換なのか。

「読みかじりの記:シャープの謎 勝ち続ける日本力! 長田貴仁 著 (2004年 株式会社 プレジデント社)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/09/2004-3754.html)。(2011/9/27)」この記事も、シャープの凋落を気にしつつ読んだ。

WIKIPEDIA「中村邦夫。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E9%82%A6%E5%A4%AB)」

WIKIPEDIA「大坪文雄。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9D%AA%E6%96%87%E9%9B%84)」

WIKIPEDIA「津賀一宏。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E8%B3%80%E4%B8%80%E5%AE%8F)」

WIKIPEDIA「プラズマディスプレイ。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4)」

松下電器産業株式会社及び東レ株式会社は、「世界最大 10面取りで月産100万台  PDP国内第5工場を兵庫県尼崎市に建設  2009年5月稼動開始予定。http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070110-4/jn070110-4.html。(2007年1月10日))」というタイトルで、「松下電器産業株式会社(社長:大坪文雄)と東レ株式会社 (社長:榊原定征)は、プラズマディスプレイパネル(以下、PDP)の新たな生産拠点として、両社の合弁会社である松下プラズマディスプレイ株式会社(以下、MPDP社)の第5工場を、兵庫県尼崎市(現工場隣接地)に建設し、世界最大の量産体制を更に拡大します。 新工場は、2007年11月に着工し、2009年5月に第一期の稼動を開始する予定です。投資額、約2,800億円で月産100万台(42型換算)を生産する世界最大のPDPの量産工場となり、投資生産性についても第1工場比で5倍以上と世界最高の投資効率となります。圧倒的な生産規模とコスト力で、世界における薄型大画面市場をリードします。」と報じた。

前の経営データグラフと2007年に出されたこのプレスリリースを重ねて見ると、2007年から2009年の間に、激変があった事が窺える。設備投資は2009年をピークに減少している。著者は2005年に本書を出版したが、その数年先の激変を予測できたのだろうか。

松下電器産業株式会社は、「個人投資家様向け会社説明会。http://panasonic.co.jp/ir/reference/stock/stockholder_note.pdf。(2007年9月21日))」というタイトルで、「○“大画面はプラズマ”という当社戦略を、今後も力強く推し進めてまいります。」と報じた。この時点では、プラズマディスプレイ重視の戦略は既定路線の上を突っ走っていたのだろう。

以下は特許電子図書館の登録商標検索データ
松下電器産業株式会社の登録商標:
PanaSonic:【登録番号】 第483598号  【登録日】 昭和31年(1956)6月29日 

PANASONIC:【登録番号】 第619509号  【登録日】 昭和38年(1963)6月28日 

Panasonic:【登録番号】 第1081800号  【登録日】 昭和49年(1974)8月12日 

ソニー株式会社の登録商標:
Sony\ソニ :【登録番号】 第491710号  【登録日】 昭和31年(1956)11月20日 

本書の背景には創業家と経営陣という問題意識がありそうで、「幸之助神話」があたかも現実のような印象を受けたが、どうしても従業員という切り口が見えなかった。そういう点で、「幸之助神話」にマインドコントロールされたのは経営陣の方に見えてしまう。一般の従業員は、いくら頑張っても経営陣に食い込めるのは極少数で、もっと現実的・白けた見方が支配していたのではないか。これは、日本の擬制家族制度的な社会風土の欠点で、会社凋落の傾向もシステムの中に内蔵されたいたかのように思えてしまうのだ。切り込んで貰いたいのこの部分である。

「幸之助神話」を壊したというキャッチコピーにどれほどの真実があったのか。「幸之助神話」が生まれ、育ったのもそれなりの背景がある。たしかに、そこには労使という近代的関係は希薄化していたかもしれない。しかし、労使という緊張関係がシステムのチェックアンドバランスとして役立つ面もあるのではないか。

「パナソニックのTVが3億台達成(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/10/tv-848d.html)。(2008/10/11)」この記事では、TVが元気な内にTVの次の有望商品を育てる必要性があると述べた。現代では、一般のテレビは日用品になってしまった。さらにTV放送のコンテンツもその水準は低下傾向だ。やはり、馬鹿でかく、見た目が綺麗だけの商品の評価は厳しくなるのだろう。それより、スマホの方が総合的に利用価値が高いという事で、TVも曲がり角に来ているのかもしれない。

日本では、口八丁、手八丁のサラリーマンが経営者まで上り詰めるというパターンが多いが、そういう小手先の感覚だけで、激動する技術の動向を読み、巨大な組織を動かし、巨大な市場を支配するには過重な段階に来ているのではないか。更に、多数の役員が小田原評定をしているようだと外国の経営陣に太刀打ちできなのではないか。

最近多くの企業に見える傾向だが、組織いじりをして、組織名を縦から横文字に変えて、それで一仕事したような組織改革は、経営力衰退の兆候のように見えてしまう。要するに組織変更は、一時しのぎの隠れ蓑のようになっている場合が多いのではないか。

創業者が創業したという点だけは、いかなる後継者も乗り越える事ができない。そういう点で創業者は神と言えるのかも知れない。その創業が偉大なほどその神の性格も強くなる。後継者が、その時の最高位に着いた時、創業を超えようとする誘惑にとらわれる事は多分あるのではないか。まさに、それが最高のチャレンジなのかもしれない。最も危険なチャレンジのようにも見えるが、割り切って考えるとそれも当たり前かも知れない。競技の世界では自分より前を走っている者はすべて対抗者だ。個人競技のチャレンジは多いに結構だが、膨大な人数が関係する事業を個人競技感覚で運営される末端の人間はどんな悲哀を味わうのか。

Googleによる「パナソニック リストラ(http://www.google.com/?hl=ja#bav=on.2,or.&fp=425aa99e5d9d67c7&hl=ja&q=%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%80%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9)」の検索。

リストラも一度始めて、うまく行くとそのその魔力の虜にされてしまうようだ。これも負のスパイラルだ。本書は猛暑の中で読んだが、中身は完全に蒸発してしまったようだ。自分が現役中に会った松下マンもすでに退職したり、退職時期を迎えたりしている頃だと思う。多分、惚れて入社した人が多いだろう。松下マンが会社を離れてどのような会社の思い出を残せたのか知りたいところだ。

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Google Doodle Celebrates Physicist Erwin Schrödinger … and Cats!

2013年8月12日 (月)

読みかじりの記:草原の記 司馬遼太郎 著 (1992年 株式会社 新潮社)

2013年8月12日(月)
昨日は晴れ夕方一時雷雨。最高気温(℃) 38.7 13:58。ざっそう句:出番来て 雷雨で帰る 屋台かな。昼前田圃の畦のチガヤを刈り取る。気になる積乱雲が出ていた。祭り2日目で一昨日と同じ猛暑日だが、雷雨を気にしつつ会場に直行。屋台の出番になると、風が吹き出し、雷鳴・雷光があり、雷雨となった。しばらく様子を窺っていたが、会場のアナウンスが屋台の巡行中止を放送。無念の退散。 降雨は短時間で止んだだけあって残念。安全第一。瞬く間にお祭りの賑わいが失せて、出店の人にも同情が集まった。

2013年8月11日の天気(AMEDAS)

TAVE= 31.4 NO DATA
TMAX= 38.2 最高気温(℃) 38.7 13:58
TMIN= 26.5 最低気温(℃) 26.0 19:29
DIFF= 11.7  
WMAX= 3.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.8(東南東) 18:06
SUNS= 10.4 NO DATA
RAIN= 2.5 NO DATA

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読みかじりの記:草原の記 司馬遼太郎 著 (1992年 株式会社 新潮社)

小説というものは余り読んでいない。司馬遼太郎と言えば、著名な小説家だがその小説を読んだ記憶もほとんどない。本書は小説でもなさそうだと思い手にした。

WIKIPEDIA「司馬遼太郎。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B8%E9%A6%AC%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E)」によれば、「司馬 {遼}太郎(しば りょうたろう、1923年(大正12年)8月7日 - 1996年(平成8年)2月12日)は、日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家。本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。 産経新聞社記者として在職中に、『梟の城』で直木賞を受賞。歴史小説に新風を送る。代表作に『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』など多くがあり、戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。『街道をゆく』をはじめとする多数のエッセイなどでも活発な文明批評を行った。」とある。

WIKIPEDIA「司馬遷。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B8%E9%A6%AC%E9%81%B7)」

WIKIPEDIA「史記。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B2%E8%A8%98)」

本書の腰巻きに、「草原の王は言った。──人間はよく生き、よく死なねばならぬ。」と書かれている。アレ、コピペされた名前が「司馬 ?太郎」になっているのに気付いた。WORDではコピペされた。WZでは扱えないようだ。?を{遼}としておく。偏の点が二つが正しいようだ。「遼」の異字体を意識的に筆名にしているのか。腰巻きで表紙の印刷タイトルが見えなくなるので、腰巻きで見えなくなる部分を印刷してある。心憎い配慮。

ともかく、司馬遷をイメージして自分の筆名を名乗ったのだから、やはり小説家というより歴史家として読んでもよかろうと思った。

「読みかじりの記:(歌集)ホロンバイルの青   高橋素子著 (2008年 角川書店)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/06/post-ef33.html)。(2011/6/9)」

著者は、父より少し若いが父と同じ世代の人間だ。ひょっとしたら、ハイラルやホロンバイルの事も書かれているかも知れないと期待した。前半は、モンゴルの歴史、地名や語源が語られている。更に、農耕と遊牧という文化・文明が対比して描かれている。日本は農耕民族だと半ば盲目的に信じているが、生まれてくる時、蒙古斑が現れるという特長を持つこと、日本語が言語の構造がウラルアルタイ語族に属すること等から、モンゴルや草原への憧憬もうち消しがたいものがある。

WIKIPEDIA「ウラル・アルタイ語族。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E8%AA%9E%E6%97%8F)」

WIKIPEDIA「日本語。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E)」

長い人類の歴史から見ると、西洋からも東洋からも辺境にあったモンゴル地方・中央アジアではあるが、モンゴルがあってこそ西洋と東洋の交流もあり得たのだ。しかし、文明の持つ価値観という点で大きな相違があった。

「読みかじりの記:ノモンハン戦争 田中克彦 著 (岩波新書 2009年)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/05/post-97be.html)。(2011/5/27)」

本書中程から、話は近代から現代に及んでくる。そうして、モンゴル旅行で出合ったツェベクマさんという女性を中心に話が展開する。ようやく、ホロンバイルの話が出てきた。「ホロンバイルは草原の名であり、盟の名でもある。」との事だ。「盟」とはモンゴルの行政単位。

上記、「ノモンハン戦争」を読むと、満州、モンゴル地域も世界史の大きな流れの中にあったと知る。本書のツェベクマさんという女性もまさに、20世紀の大きな歴史の流れに翻弄されつつ生き抜いてきた。本書の後半は、ツェベクマさんとその夫の数奇な運命を記すものだ。更に、ツェベクマさんを教えた「高塚シゲ子先生」や関係者も詳細に調査して記している。そのような日本人がいたのかという感動を与える部分だ。

本書の後半で、広大な草原文明を支える馬にも話が及ぶ。最終章「帰ってくる話」である。著者は「モンゴル人は山羊、羊、牛を殺して食べるが、馬についてはどんなことがあっても殺さない。弱い馬がいても、自然死にまかせ、死ねば友をうしなったように嘆く。」と書いている。馬もモンゴルの象徴になっている。馬が、遠方から帰ってきたという話から、長期間消息不明であったツェベクマさんの夫が帰ってくる話に繋がる。最後の部分を読んでついほろりとした。本書の別のテーマはモンゴルを象徴する「虚空」のようだが、それは、境界のないモンゴルの空のように感じた。決して、空疎な虚空ではないのだ。あらゆるしがらみから解放されるモンゴルの雰囲気そのもののようだ。

「草原の王は言った。──人間はよく生き、よく死なねばならぬ。」本書を読み終わってようやくその意味が分かった。司馬遷は貴賤・貧富にかかわらず、人間として記録に値する人物を史記に記したとの事だ。本書は現代の史記と言えるのかもしれない。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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